先生たちがブツブツブツ…(令和4年度)

それでは、また。

2023年3月31日 15時56分

こんにちは、村瀬です。

桜、満開でございます。

ウグイス、上手に鳴いております。

たけのこ、顔を出そうか迷っております。

すっかり、春ですね。

 

今日は令和4年度の最終日です。

明日からはまた新しい年度が幕を開けます。

私たち教職員にとってだけではないと思いますが、

4月1日は大きな節目となります。

 

すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、

明日より、

相野山小学校には、

不肖村瀬の籍がございません。

とうとう追い出されたか、との声が鳴り響いてやみません。

数々の不祥事を巻き起こした手前、

違います、と言い切れないのが無念ですが、

いなくなる事実に変わりはありません。

「いーやーだ、いーやーだ!

 こーこーにーいーたーいーのー!」

と、教頭先生(異動します)と共に、

校長室で泣きながら床でジタバタしましたが、

「いそがしいから、出てって」

と、二人とも首根っこをつかまれ、追い出されました。

菩薩との呼び声高い校長先生にそうされたら、

もう受け入れる他ありません。

二人で覚悟を決めて、旅立つ準備に入ったのでした。

 

異動が決まってから今日に至るまで、

あまりにも涙をこぼしたために、

肌の水分量が著しく低下し、

しわやしみが目立つようになりました。

また、後任の方が困らぬようにと、

珍しく働き続けたせいで、

目はショボショボ、

肩はガチガチ、

腰はボロボロ、

頭はスカスカになってしまいました。

世間ではこの現象を「老化」と呼ぶかもしれませんが、

本人は異動のせいだと断固言い張っています。

 

結局、

引き継ぐには不十分な状態で最終日を迎えてしまいました。

そして、

「まあ、次くる人は、

しっかりした人だし、

スポーツマンだし、

理数系だし、

動画編集できるくらいICTに長けてるし、

最近大流行のバスケット漫画に出てくる、

メガネをかけたKくんによく似てるし、

ん?

あれ、よく考えたら、村瀬の真逆じゃん!

じゃあ、大丈夫だ!」

と、開き直り、現在ぶつぶつしている次第です。

 

というわけで、

数人の方にご好評いただいたこの、

「先生たちがブツブツブツ…」

の更新も、本日が最後でございます。

年度が替わり、しばらくしたら、

しれっとこのページは姿を消すことでしょう。

だからと言って、誰が困るわけでもないのが、

このページの唯一の良さです。

 

三日坊主の呼び声高い村瀬が、

この3年間、長期休業中を除き、

内容はさておき、

週に一度はぶつぶつしてきたことに、

誰より自分自身が驚いております。

一体何度ぶつぶつしたのかな、

と、数えようとしましたが、途中でやめました。

ただ、「わーど」を使用して書いているのですが、

その左下に、現在、

「600ページ」「280662単語(文字数)」と記されています。

すごくないですか?

ほめられて、よくないですか?

どうも賛同を得られそうにないので、

空虚な内容のみで、ここまでぶつぶつしてきたことに、

自分自身で頭をなでなでしておこうと思います。

 

思えばこのぶつぶつがスタートした頃、

小学校に子どもたちの姿はありませんでした。

例のういるすが世の中を席巻し、

休校となった期間のことでした。

友達に会えない。

この先どうなるか分からない。

それぞれの心に不安が渦巻くその中で、

わずかであってもほっこりとできる時間になれば。

そんな考えのもと、

ぶつぶつのページを開設することにしたのでした。

 

今ではもう目にすることができないのが残念ですが、

当初はタイトルの通り、

村瀬だけでなく、

他の先生方も呟いてくれていたのですよ。

しかし、学校が再開され、

どの先生も忙しくなるに従い、

いつの間にか現在のように、

「先生たちがブツブツブツ…」

から、

「先生たちをブツブツブツ…」

または、

「村瀬だけがブツブツブツ…」

のページへと変化してしまったのでした。

 

学校が再開した頃に、

ページを閉じるという選択もできましたが、

誰かのささやかな憩(いこ)いとなっていたらいいと思い、

今日までぶつぶつし続けてきました。

「村瀬がまたしょーもないこと言ってらあ」

なんて、

誰かの心や口元を緩(ゆる)めることができたのであれば、

幸甚(こうじん)の極みでございます。

ちなみに「幸甚の極み」とは、

「これ以上にないほど幸せ」の意でございます。

使ってみたかったので、ここで使ってみました。

そんなことを許してもらえる(誰の許可もありませんが)のが、

このページの良さでした。

 

村瀬は7年間、

相野山小学校に在籍させていただきました。

春のようなあたたかい雰囲気が、

いつだって相野山学区にはありました。

あたたかい子どもたち、あたたかい保護者。

あたたかいPTA、あたたかい家推。

そのあたたかさに甘えて夢見心地の日々を送り、

気が付けば7年も経っておりました。

受けた恩は数知れず、

返せた恩は片手の指で足りるほど。

そんな無礼者も許してくれる雰囲気が、

いつだって相野山学区にはありました。

 

村瀬が明日より過ごす場所を、

この雰囲気に、少しでも近づける。

それが、

いただいた恩に報いるための、

一つの手立てかと考えています。

がんばるぞ、おー。

 

長くなりました。

とにもかくにも、

このしょーもないぶつぶつをご愛読いただいた、

稀有(けう)なみなさん。

あなたの声がなければ、

続けられなかったに違いありません。

頭をアルゼンチン(地球の裏側)まで突き破り、

感謝申し上げます。

今まで本当にありがとうございました。

そして、

大好きな相野山小学校に関わる全てのみなさんが、

この先の道中で一つでも多く、

咲き誇る桜のような笑顔になる出来事に出会えることを心より願い、

口を閉じたいと思います。

 

しかし、また少ししたら、我慢できず、

ぶつぶつしている村瀬がいるような気もしますが…。

ここより3kmほど、東の場所で…。

 

それでは、また。

今年度も、無事に!

2023年3月24日 09時55分

こんにちは、村瀬です。

涙、涙の「別れの言葉」をぶつぶつして以来、

ずいぶんと時間が流れてしまいました。

あたりはすっかり春らしくなり、

桜も次々笑顔になっております。

花壇ではチューリップやパンジー、

ビオラやノースポールなどの花々たちが、

まさに満開の時を迎えております。

入学式を迎える頃には、一体何が残っているんだろうと、

少し心配しておりますが、

とてもきれいな現在の相野山小学校です。

 

珍しくぶつぶつする暇さえなく、

村瀬がバタバタジタバタドタバタしている間に、

学校も世間も大きな出来事がありました。

学校では、卒業式、

世間では、WBCが一番の話題と言えるのではないでしょうか。

 

WBCを話題にすると、

ぶつぶつが止まらなくなりそうなので、控えておきます。

卒業式は、

卒業生らしく、大変立派な姿で巣立ったようです。

「ようです」という伝聞(でんぶん)の形でぶつぶつするのは、

今年度は村瀬自身が保護者として、

我が子まいける(通称)の式に参加させていただいたからです。

相野山小学校のそれにもあったかと思いますが、

別れの言葉の中で、

12年間見守ってくれたことへの感謝の気持ちを送ってくれました。

その言葉を聞いて、

生まれたときのこと、幼かったときのことなど、

いろいろな情景が頭に浮かび、

大変感慨深い時間となりました。

卒業生の保護者のみなさんもきっと同じ気持ちになったことでしょう。

 

大変遅くなってしまいましたが、

卒業生のみなさん、おめでとうございます。

今しか、あなたにしか見られない景色を見ながら、

心をたくさん動かして、

どうかあわてずに、大人になってくださいね。

村瀬も陰ながら応援し続けております。

 

さて、在校生も、

本日無事に全員が修了証(通知表の裏表紙にあります)を受け取り、

進級することができました。

こちらも、おめでとうございます。

4月からまた、新しい環境での生活が始まります。

短い時間ですが、

春休みに少しでもリフレッシュして、

新しいクラス、

新しい友達(一部変わらない)、

新しい担任(変わらないかも)と一緒に、

再び一歩一歩進んでほしいなと願います。

 

ここから4月までに、

その新しい環境を整えねばなりません。

つまりこの時期は、

村瀬が一番ちゃんと働く時期とも言えます。

今日も朝から机をたくさん運び、

「へるにあ国王」(過去ぶつぶつ参照)

にとってはきつい状況ではありますが、

この一年がんばり続けた相野山っ子たちのために、

粉骨砕身(ふんこつさいしん)、

踏ん張りたいと思います。

えい、えい、おー。

 

最後になりましたが、

保護者のみなさん、

今年度も相野山小学校の教育活動に対する、

深い理解と力強いご支援をいただき、

深く深く深く、感謝申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

それでは、また。

さぷらいずの言葉。

2023年3月17日 12時36分

こんにちは、村瀬です。

現在、業者の方が、樹木をきれいに整えてくれています。

そして、午後から、

5年生のみなさんが汗水流してくれます。

全ては月曜日の「卒業式」のためです。

 

6年生は式を除き、

本日が最後の登校日となりました。

授業時間は窓を拭いたり、教材の整理整頓を手伝ったり、

1年生と楽しく遊んだりと、

今日も6年生らしく、

学校のために活躍してくれました。

休み時間は、「卒業アルバム」を手に、

多くの先生方のもとをたずね、

寄せ書きをしてもらっていました。

こんな村瀬にも大勢来てくれました。

全てのアルバムに、

全米で大人気だと言い張っている、

「ムラセーマン」

というキャラクターを描いてあげました。

全員、苦笑いです。

 

さて、3時間目の話です。

6年生は最後の卒業式練習を行いました。

が、これは、担任が仕組んだニセの練習でした。

6年生の保護者のみなさんには、

どうぞご期待ください、と言い切れるほど、

子どもたちの動きは昨日までに仕上がっていました。

ですが、難癖をつけて、もう一度練習をさせたのです。

これにはもちろん、理由があります。

 

2日前のことです。

担任のS先生が校長、教頭、Y先生、村瀬のもとにやってきて、

「みなさん、暇ですよね。

最後に6年生を喜ばせるために、

サプライズを用意してくれませんか?」

と、要求してきたのです。

特技にまみれているし、(過去ぶつぶつ参照)

水遊びと称して我々をずぶ濡れにしたし、(過去ぶつぶつ参照)

S先生との間には未だ確執が残っています。

しかし、「6年生を喜ばせるために」、と言われてしまったら、

まして、「最後に」、と言われてしまったら、

断る理由はありません。

二つ返事で引き受けた4人です。

 

初め、S先生は、

人生の終盤戦に差し掛かろうとしている4人に対して、

流行歌を唄わせようとしたり、

流行(はや)りのダンスを踊らせようとしたりと、

子どもたちの嘲笑(ちょうしょう)の的にしてやろうと、

ニヤニヤしながら提案してきました。

それについては、満場一致で廃案に持ち込みました。

代わりに、

「別れの言葉」と、

4人でも唄える「歌」を替え歌にしてプレゼントする運びとなりました。

 

内容が決まったはいいものの、

言葉や替え歌は誰が考えるのか、

という問題が生じます。

S先生はしれっといなくなり、

残された4人で話し合い、

という流れにならず、

「一番暇な村瀬がやるに決まっている」

という流れと必然的になった次第です。

 

期限は2日しかありませんでしたが、

他でもなく、1年生から関わりのあった6年生のためです。

寝食を忘れ、徹夜に徹夜を重ねて、

完成させました。

 

そして今日、3時間目、

子どもたちが「別れの言葉」の練習が終わった直後に、

「別れの言葉返し」を無事に行うことができました。

相野山小学校で過ごした思い出として、

誰かの中にカケラとしてでも残ってくれると嬉しい、

4人組なのです。

 

せっかくなので、付録(ふろく)として、

私たちが6年生に送った、

「別れの言葉」と「中学生になったら」を載(の)せておきます。

「別れの言葉」は、(  )の部分をご家族で割り振り叫びながら、

(一部名前が残っていますが)

「中学生になったら」は「1年生になったら」の曲にのせて歌いながら、

ヒマでヒマで仕方ないときに、

ご家庭でどうぞお楽しみください。

あ、あまり表現や内容については深く考えず、

失笑する程度でお許しいただけましたら、幸(さいわ)いです。

 

それでは、また。

さぷらいずの言葉。~ふろく「ヒマな4人の別れの言葉」~

2023年3月17日 12時28分

(   )6年生の みなさん

(   )ご卒業

(全員)おめでとーございます

(   )こんなにも りっぱになったすがたに

(全員)なみだが とまりません

(   )ふりかえれば いろいろな思い出が 頭をよぎります

(全員)1年生から4年生

(教頭)ぼくと

( Y )私は

(2人)いなかったから 分かりません

(村瀬)ぼくは いたけど 

(全員)記憶に ございません

 

(   )5年生

       )親よりも 鬼よりも こわかった

(全員)M先生

(   )だけど おかげで みなさんは

(   )タケノコのように すくすくと

(   )まっすぐに 成長できたことを

(全員)忘れないでください

(   )6年生

(   )突然やってきた オシャレイケメン

(   ) S先生

(   )絵も上手 字も上手

(   )スポーツもできて ギターも弾ける

(   )特技にまみれた 担任を 私たちは

(全員)許しません

(   )夏の 暑いころ

(   )水を掛け合っていた あの日

(   )ぼくたちを えんりょなく

(   )ずぶぬれにしてくれたことを 今でも

(全員)うらんでいます

(   )卒業させるのを やめようか 今でも

(全員)迷っています

(   )そんな6年生ですが

(   )本当は やさしくて たよりがいのある

(   )すてきな人たちばかりだと

(   )私たちは

(全員)知っています

(   )ぼくたちを きずつけた以上に

(   )わたしたちの 心を いやしてくれました

(   )そんなみなさんが いなくなってしまうのは

(   )本当に さみしいけれど

(   )笑顔で 送り出したいと思います

(   )ここで 歌をプレゼントします

(   )聞いてください

(全員)「中学生になったら」

 

【中学生になったら】~「1年生になったら」のリズムに乗せて~

 

1 中学生になったら 中学生になったら

  こんなことに 気を付けて

  先輩たちと 先生に   

  敬語を使って 話しましょ  

  提出期限は 守りましょ 

 

2 中学生になったら 中学生になったら

  こんなことにも 気を付けて

  くつのかかとを ふまないで

  くつをそろえて くつばこへ

  トイレに行ったら 手を洗え

 

3 自転車通学 気を付けて

  雨の日は 特に 気を付けて 

 ヘルメットかぶるの 忘れずに

 ろうかで会ったら ごあいさつ 

 だれかを見つけて ごあいさつ

  とにかく 元気に ごあいさつ

 

4 中学校は 楽しいよ

  相野山くらい 楽しいよ

  心配しないで どんと行け

  体育祭に 文化祭

  みなさんらしく にぎやかに

 たくさん学校 盛り上げて                     

 

 心のやさしさ 忘れずに

 みんなの笑顔は 宝物

  今まで ほんとにありがとう

 

 

(           )6年生のみなさん

  (   )中学校にいっても みなさんらしく のびのびと

(全員)がんばってください

(   )相野山小学校 全員で 応援しています

(   )6年間 相野山小学校を支えてくれて

(全員)ありがとうございました

(   )それでは みなさん

(全員)いってらっしゃ~い

誰かのために。

2023年3月14日 17時24分

こんにちは、村瀬です。

朗(ほが)らかな日差しの中、

ただ今「お花部」(ボランティア)のみなさんが、

花壇の手入れをしてくださっています。

ありがたい限りです。

 

先週の土曜日には、

PTA「親父の会」&「北新グリーンクラブ」のみなさんが、

校庭南側斜面の「土留め」(どどめ)を完成させてくださいました。

(教頭ぶろぐ「PTA・地域の活動」をご覧ください。)

今年度の最後のPTA行事ということで、

気合を入れて参加し、少しでも力になろうと思っていたのですが、

気合を入れすぎたのか、前日の夜に発熱。

気合を入れて解熱(げねつ)に励んだのですが、

気合を入れすぎたのか、体温が余計に上昇。

PTA行事ではなく、病院に足を運ぶ結果となってしまいました。

PTAのみなさん、そして、「北新グリーンクラブ」のみなさん。

今年度も本当にお世話になりました。

おかげ様で、素敵な環境が維持できました。

心より感謝を申し上げます。

加えて、

今年度、あまり力になれなかったことを、

頭を地面に埋めながら、お詫び申し上げます。

 

ところで、本日は、

「6年生を送る会」が開催されました。

詳しくは校長ぶろぐ「児童の活動」に譲りますが、

心温まる、素敵な会でした。

3年ぶりに全校が集って開催できたことが、

何よりの贈り物になったような気がきます。

清掃の時間にも、

各グループで6年生とレクを楽しみ、

最後に手紙をプレゼントしていました。

 

学校のために惜しみなく汗を流せた6年生です。

そのことを全校みんながよく理解しています。

だからこそ、どちらの会も、

想いがこもった素晴らしい時間になったのだと確信します。

 

そんな6年生に習うかのように、

5年生全員で、送る会を創り上げてくれました。

5年生の頑張りなくして、

この素敵な会は完成しなかったでしょう。

さらに今日の午後、

4年生が学校のためにバリバリ働いてくれました。

体育館に眠っていた段ボールを、

資源回収置き場へと次々に運び出し、

すっかり片付けてくれたのでした。

村瀬がやるべき仕事を、

喜んで引き受けてくれたのでした。

4・5年生のみなさん、どうもありがとう。

 

6年生が蒔(ま)いてくれた、

「誰かのために動く」という種は、

こうしてしっかりと芽を出しているのです。

伝統というのは、こうしてつながれていくのですね。

 

それでは、また。

予行。

2023年3月10日 07時48分

おはようございます、村瀬です。

ここのところ、暖かい、

というか、

暑いくらいの日中の気候でしたね。

今朝は地面が湿っていました。

夜中に雨が降ったようです。

この気候に水分が加われば、

花々が一斉に咲き誇りそうな気配です。

 

そんな気温の変化からも感じますが、

着実に時間が過ぎていきます。

6年生が登校する日も、

今日を合わせれば残り7日になってしまいました。

そんな中、昨日、

卒業式の予行練習が行われました。

初めの練習の頃よりも、

それぞれが「思い」を込めて参加していることがよく伝わってきました。

なんだかすでに、胸が熱くなってしましました。

なにせ、入学したときから関わってきた子どもたちです。

さらには、村瀬が卒業させた子どもたちの弟妹が多い学年でもあります。

お姉ちゃんの影に隠れて恥ずかしそうにしていたKちゃんや、

お兄ちゃんと同じように初めからお調子者だったKくんを見ていると、

当時の様子が頭に浮かび、

その成長にまた、こみ上げてくるものがあります。

 

村瀬は昨日「来賓」役という大役を仰せつかりました。

入場時、来賓席に座る村瀬を見て、

Yくんが今にも吹き出しそうな顔で通り過ぎたのは、

気のせいでしょうか?

それはともかく、

練習であっても大変厳(おごそ)かな雰囲気が体育館を包んでいました。

6年生の態度はもちろんですが、

在校生代表として、その様子を感じるために、

保護者席に座っていた5年生の姿勢も、

その雰囲気を創る要素だったと断言できます。

本来なら式当日も、5年生には参加してもらいたいところですが、

今年度も叶いませんでした。

しかし、予行練習であっても、

式に臨む姿勢を6年生から十分感じとれたのではないかと思います。

 

式中、

村瀬は教育委員会や市長の代理として、

いくつか言葉を贈らせていただきました。

真っすぐにこちらを見る視線からも成長を感じました。

ただ、

「村瀬が市長だって?

市政が崩壊するぜ」

という顔でYくんがこちらを見ていたのは、

気のせいでしょうか?

それはともかく、

6年生のみなさん、

残りわずかの相小っ子としての生活を、

どうか笑顔で過ごしてくださいね。

 

それでは、また。

3年前の卒業生。

2023年3月1日 16時33分

こんにちは、村瀬です。

本日は暖かい陽射しが差し込んでおります。

そんな中、

今日から体育委員会が企画した、

「逃走中」

が運動場で開催されております。

あの人気番組をパクっ、いや、オマージュしたイベントです。

村瀬も「ハンター」役として参戦させていただきました。

ちゃんと「サングラス」を装着するという熱の入れようです。

しかし、子どもたちを追いかけ始め、すぐに気付きました。

自分の「老い」に。

20m走っては息切れ。

しばらく休んで、

再び走っては、10mで息切れ。

結局、誰も捕まえられず、終了となりました。

あまりの惨状に、涙がこぼれていたのですが、

サングラスをかけていたので、子どもたちにバレずに済みました。

 

そんなことはさておき、

3月が始まりました。

「卒業式まで○日カレンダー」は「13」を示しています。

そして今週から、「卒業式練習」がスタートしました。

これがはじまると、「いよいよ」という思いが強まります。

昨日、今日と練習に参加させてもらいましたが、

前向きに臨む子どもたちの姿勢がとても気持ちよく感じます。

6年前の入学式のとき、

足をぶらぶらさせていたあの子が、

天井の照明を指差していたあの子が、

後ろを向いて友達にしゃべりかけていたあの子が、

H校長の話をまるで聞いていなかったであろうあの子たちが、

きれいに礼を揃えている。

微動だにせず座っている。

演台に立つ人の目をしっかりと見て話を聞いている。

その成長に、胸が熱くなる思いでした。

練習は始まったばかりですが、

きっとますます、立派な姿に変わっていくことでしょう。

 

ところで昨日は、

放課後、大勢のお客様がやってきました。

その数、30人越えです。

こちらも間もなく「卒業」をすることとなる、

中学3年生の面々でした。

3年前、M先生と村瀬が担任をしていた学年です。

 

今年度から、高校受験のスケジュールが変わり、

あとは結果を待つだけの子がほとんどのようです。

例年ですと、卒業式後に受験を控え、

緊張感の漂う時期ですが、

どの子もやるだけのことはやったか、

すでに次のステージが決まっている子ばかりで、

開放感に包まれているのがよく分かります。

 

身長が伸びた子、

顔つきが大人っぽくなった子、

声変わりした子、

どことなくおしとやかになった子、

様々な顔ぶれがずらりと並びましたが、

少し経てば、本質は何も変わってないなと感じました。

しょーもない話で爆笑し、

意味もなく踊りまくり、

どういうわけだか鼻血を放出する。

最終的には、

クラス対抗ドッジボール大会が開催され、

ボールと共に笑い声が飛び交いました。

あの頃と何一つ変わらない光景が目の前に広がり、

なんだかにやにやしてしまいました。

 

3年前の今頃、

「緊急事態宣言」が発出され、

突然の休校が決まりました。

一日一日の経過にさみしさを覚えることさえ許されない、

彼らは「不遇」の卒業生たちとなってしまいました。

卒業式を除き、最後の登校となった一日。

その一日だけで、卒業式の練習を行いました。

猛烈な勢いで流れを、言葉を、歌を覚え、練習しました。

最後に運動場で、

「別れの言葉」や「合唱」を披露したことをよく覚えています。

ホームページに流れを載せ、

休校期間中に覚えることを宿題にして、

当日を迎えました。

彼らはしっかりとその務めを果たし、

本当に立派な素晴らしい姿を見せてくれました。

不遇さを嘆くだけではなく、

こんなときだからこそできることをしたい。

村瀬とM先生の強い訴えを当時のH校長は受け入れてくれ、

卒業式後には、「第二部」と称し、

「6年生を送る会」で披露する予定だった、

「書道パフォーマンス」を行ったのでした。

素敵なお召し物を汚すわけにはいきませんので、

保護者の方には着替えを用意していただきました。

おかげで、

いつも以上に心に残る卒業式になったように感じます。

 

体育館で騒ぐ卒業生たちを見ながら、

そのときのことを思い出し、胸を熱くしておりました。

きっとM先生も同じ思いだったことでしょう。

しかし、落涙(らくるい)するわけにはいきません。

もしもそんな姿を見つければ、

「おい、村瀬が泣いてるぞ」

「ほんとだ。おもろー」

M先生も泣いてるぞ」

「これがほんとの、『鬼の目にも涙』だなー」

と大騒ぎしながら、

ボールをぶつけたり、

写真やら動画やら遠慮なく撮影されたりする恐れありです。

幸いマスクがありますので、

涙は耐えて鼻水だけ流すことにしました。

 

解散の時間となり、最後に記念撮影をした後、

卒業生たちはM先生と村瀬にサプライズを仕掛けてきました。

それぞれが「ガーベラ」の花をくれたのです。

全て手渡されたとき、

両手では抱えきれぬほどの色とりどりの花束になったのでした。

3年前の卒業式の日にもいただきました。

が、今回はなぜでしょう。

考えに考えたあげく、一つの答えが導きだされました。

 

「おいおい、諸君、まさかこれは、

退職しろ、という勧告ではないのか?

いいか、少し落ち着いて考えたまえ。

確かにM先生は年を重ねすぎており、

足元も手元もおぼつかなくなっているから、

その気持ちはよく分かる。

(ここで村瀬はM先生にぶたれます。)

痛い!

しかし、この村瀬に至っては、

多少記憶力が衰え、多少体力が衰え、

多少白髪が増え、多少シミが増えたに過ぎない。

まだまだ教壇に立つことは十分可能だ。

ん? なんだ、まさか、ひょっとして、

過去のことをほじくりかえそうというのか?

ああ、確かにしょうもない話を繰り返して、

きみたちの学力を低下させたさ。

ああ、確かに残菜を減らすため、

無理矢理おかずを盛ったこともあるさ。

ああ、確かにきみには、

ひどいニックネームをつけたことはあるさ。

ああ、確かにきみには、

トランクスとランニングシャツという衣装で舞台に立たせたさ。

ああ、確かにきみには、

厳しい雷を落としたね。

でもあれは、村瀬ではなく、M先生だよ。

しかしね、諸君、過去にとらわれてどうするのだ。

M先生はともかく、

村瀬はアップデートしているのだよ。

(ここで村瀬はM先生に再びぶたれました。)

痛い!

今の村瀬は、至ってジェントルマンなのだよ。

なんなら眼鏡をかけようかとさえ迷っているよ。

授業中に脱線なんてもってのほかさ。

諸君、いつまで過去に囚(とら)われているのだ。

さあ、みんな、飛び立とうじゃないか!

明日という未来へ!」

 

と、いう村瀬の推測は全く間違いでした。

「中学を卒業すると、

みんなで相野山小学校に足を運ぶことはなくなる。

だから最後にお礼を兼ねて花を贈ることにした」

というような理由でした。

それを聞いて、再び胸が激しく熱くなり、

涙が吹き出そうになりました。

M先生も、涙腺(るいせん)も弱くなっているので、

目から滝のように涙が落ちる寸前でした。

 

あんぽんたんなことをして、

よく暴風雨が吹き荒れた学年です。

でも芯の部分はとても優しくて、

人のために心や身体を動かせる学年でもありました。

その部分も欠けることなく、

むしろ輝きを増していることが分かり、

心底嬉しく思いました。

 

間もなく卒業を迎える、

かつての卒業生のみなさん。

そして、少し早いですが、卒業おめでとう。

どうかその優しさを忘れずに、

新しい場所でものんびり過ごしてくださいね。

どこにいてもみなさんのしあわせを、

M先生と共に心から願っていますよ。

 

それでは、また。

いつも本当に。

2023年2月24日 16時53分

こんにちは、村瀬です。

鼻、詰まっています。

鼻、もいでしまいたいです。

いつも以上にへんてこりんな声ですが、

どうにかこうにか、一日乗り切りました。

 

そんなことより本日は、

「感謝の会」

が開催されました。

昨年度もぶつぶつしたと思いますが、

数ある学校行事の中で、

最(もっと)も、と言っていいほど、大切な行事だと、

個人的には思っています。

 

今年度は、

交通指導員さん、

見守りボランティアのみなさん、

五色園見守り隊のみなさん、

お花ボランティアのみなさん、

図書ボランティアのみなさん、

に対して、手紙と花束で感謝の気持ちを表しました。

(校長ぶろぐ「児童の活動」をぜひご覧ください。)

 

子どもたちのため、

上に記したみなさんには、

今年度も(お花ボランティアは今年からです)ご尽力いただきました。

誰一人欠けることなく、

今日までおだやかに学校生活を過ごすことができたのは、

まさに、みなさんの支えの「おかげ様」だと確信しています。

しかし、

昨年度もぶつぶつしたと思いますが、

感謝すべき相手は、

これだけに止(とど)まるはずがありません。

数多くの「おかげ様」で、

子どもたちの健やかな成長も、

学校の運営も成り立っています。

村瀬に至っては、

感謝すべき相手は、星の数ほどおります。

一人一人の手を握り、目を見つめ、

「ほんと、いつも、ありがとうございます!」

と、感謝を伝えるのが本意ではありますが、

ご時世がご時世ですし、

鼻が詰まってうまく言葉にできませんので、

失礼ながらこの場を借りて感謝申し上げます。

 

相野山小学校を支えてくださっている全ての方々、

いつも本当にありがとうございます。

これからも村瀬を、

あ、ちがうちがう、

これからも相野山小学校を、

どうぞよろしくお願い致します。

 

それでは、また。

プロ。

2023年2月21日 16時06分

こんにちは、村瀬です。

気が付けば、2月も下旬に突入です。

6年生の教室に掲げられた

「卒業まで○日カレンダー」も、

「18」となっておりました。

さみしさが募(つの)りますね。

 

さて本日、相野山小では、

2つの出前授業が開催されました。

4年生の「しぼり教室」と、

6年生の「租税教室」です。

詳細は校長ぶろぐ「児童の活動」をご覧いただきたく思いますが、

やはりその道のプロに教えてもらうというのは、

実に意義深い時間になるのだと感じます。

村瀬は授業のため、

どちらにも顔を出すことはかないませんでしたが、

子どもたちは楽しみながら学びを深められたようで、何よりでした。

 

その道のプロと言えば、

今日はピアノの調律師さんも来てくれて、

年に1度の調整を行ってくださいました。

ピアノ調律の仕事を、以前拝見させていただいたことがあります。

ハンマーや音叉(おんさ・U字型のやつ)を使って、

一弦(げん)一弦音を調べ、張り具合を調整しておりました。

「すげー、すげー」と連呼したところ、

「静かにしてください」と静かに叱られた思い出がありますが、

とにかくすごい仕事です。

 

昨日、今日と、修繕のプロのMさんも来てくれました。

村瀬にはお手上げの、数々の問題箇所(かしょ)を見て回りました。

村「これ、いけますか?」

M「大丈夫です」

村「こっちは?」

M「もちろん、いけます」

村「これはさすがに…」

M「余裕です」

なんと心強い返答なのでしょう。

あとは、

村瀬の巧(たく)みな交渉で、

予算内で修繕をしていただくだけです。

村「ではそれらを、500円くらいでやっていただけます?」

M「無理です」

あえなく、敗北です。

ともあれ、幾つかの場所を、

早急に対応していただけることになりそうです。

感謝、感謝です。

 

そんなこんなで、

今日も様々なプロに支えられ、

おだやかで有意義な時間が流れていた、

相野山小学校なのでした。

 

それでは、また。

茶色くて甘いもの。

2023年2月14日 16時41分

こんにちは、村瀬です。

今日は冷たい風がぴゅーぴゅー吹き荒れております。

再び寒気が暴れているようです。

身を縮めてどうにかやり過ごそうとしている村瀬です。

 

さて、先週末の話です。

生徒指導担当のS先生が、

教員間のオンライン連絡掲示板に、

次のような連絡を載せておられました。

 

『【来週の火曜日は何の日?】            

学校に不要なものは必要ありません。

先生たちも、みんなの思いが詰まったものを取り上げるなんてことしたくありません。

みたいなを話を少しでもしていただけると嬉しいです。』

 

これを見たとき、

村瀬の頭には「?」が浮かびました。

しばらく文字とにらめっこした後、

カレンダーに目をやります。

来週の火曜日とは、『14日』。

そこには、

『非常防災設備点検』というメモしか残されておりません。

結局分からないので、

隣の席のY先生に尋ねます。

Y先生、

この連絡は、一体どうゆうことでしょう?」

「どれどれ、

ん? 来週の火曜日?

14日か。なんかあったっけ?

思いの詰まったものを取り上げる?

一体なんのことだ?」

余計に多くの「?」が二人の間に浮かびます。

どうやら、尋(たず)ねる人を間違えたな、

と、ため息をついた村瀬ですが、

ずいぶん時間が経った後、Y先生が叫びました。

「そうだ! バレンタインデーだ!」

そんな日本中がトキメク日を忘れるなんて、

すっかり心が枯れてしまった気分になった村瀬(とY先生)でした。

 

思い返せば、少年村瀬は、

毎年2月14日、

毎年何のあてもないのに、

毎年ソワソワしていたような気がします。

毎年ばれないように机の中を手で執拗(しつよう)に探(さぐ)ったり、

毎年ばれないように靴箱やロッカーを隅々までチェックしたりしていました。

当然のことながら、

どこにも茶色くて甘いものは見当たりません。

ゲットした友人に対しては、

「オレ、甘いもの嫌いだし。乾き物の方が好きだし」

なんて強がりの言葉をぶつけていました。

最後の希望は家のポストです。

が、そこには夕刊が挟まっているだけ。

冷たい風がぴゅーぴゅー心を通り抜け、

深いため息をついて家に帰り、

母親から

お菓子会社Fの「ピーナッツ入りハート形チョコ」

をもらい、

涙と共にバリボリ噛みしめる、

というのが少年村瀬のバレンタインデーなのでした。

 

そんなわけで、

今日は6年生で授業がありましたので、

男子諸君に尋(たず)ねました。

「今日ドキドキしてるひとー?」

誰も手を挙げません。

全く、素直じゃない連中です。

そんな6年生ですが、

今日は奉仕作業の一環で、

特別教室のワックスがけをしてくれました。

なんだかいつもより、

男子の動きがよかったと思うのは気のせいでしょうか。

それでも女子に手際のよさで負けている、

というのがかわいらしいところです。

 

6年生のみなさん。ありがとう。

男子諸君。

今日だけがんばったって、女子の心は動かないんだぜ。

日々の小さなやさしさが、チョコレートを引き寄せるんだぜ。

でもまあ、今日はよくがんばってくれたから、

先生がプレゼントをあげよう。

金曜日の朝、社会のテストをしてあげよう。

 

それでは、また。

ピカピカ。

2023年2月10日 16時32分

こんにちは、村瀬です。

久しぶりの雨です。

今日は我が息子まいける(通称)が、

「ジブリパーク」へと校外学習に行っております。

血は争えませんね。

「カエルの子はカエル」

「雨男の子は雨男」

です。

いやいやいやいや、

村瀬雨男じゃないし。

 

そんなことはさておき、

本校は来週、

「ワックスがけ週間」となっており、

教室や廊下にワックスをかけ、ピカピカにする予定です。

それに先立って、本日の午後、

村瀬の眠気覚ましのために、

校長室のワックスがけを行うことにしました。

 

ワックスはモップを使って、

一人でかけることが可能です。

しかしその前に、

部屋の中を一度空っぽにしなければなりません。

会議机やイス、応接ソファーやテレビなど、

けっこうな量の品々を撤去する必要があります。

 

撤去は清掃の時間に行ったので、

職員室周りの掃除の担当であった、

3年生と5年生の子どもたちがやってきて、

喜んで運び出してくれました。

あまりの働きぶりを見た校長先生が、

餌付(えづ)けをするかのように、

「ご褒美シール」をプレゼントしていらっしゃいました。

 

子どもたちのおかげで、

ワックスがけを速やかに開始することができました。

ご存じのように、裕福ではない相野山小学校です。

「ムック」(赤い彼)のようなもじゃもじゃでぼろぼろのモップを使い、

いかにケチって(少ない量で)、いかにきれいに仕上げるかが、

腕の見せ所です。

厚くぬりすぎないように、かつ、ぬり残しの場所がないように、

せっせせっせとワックスを広げていきます。

村瀬はワックスのにおいが意外と好きです。

床がピカピカになり、眠気も覚め、においも嗅(か)げて、

一石三鳥の時間になりました。

 

作業が無事終わり、乾(かわ)かした後、

原状復帰をせねばなりません。

まずは小さな物をコツコツと運びます。

クリアです。

次に少し大きめの物を運びます。

どうにかクリアです。

さらに巨大家具を試しに運ぼうとします。

腰に違和感を感じます。

これは、アウトです。

 

授業時間中なので、

職員室はガラガラです。

かろうじて、

ALTのS先生と、農作業のお師匠E先生がいらっしゃいました。

お二方とも、黙々と集中して作業をしています。

作業を邪魔しては悪い。

でも、独りではどうすることもできない。

遠方からヘルプの熱い視線を送りますが、

全く届きません。

仕方なく、モジモジ、モジモジと近づき、

「あんのぉ、

おら独りじゃ無理だで、手伝ってけれ」

と、お願いしたところ、

お二方とも、二つ返事で引き受けてくれました。

さらには、運び入れている姿を見て、

用務員のTさんや校務補助員のSさん、

校長先生に教頭先生も助けにきてくれました。

 

相変わらず、フットワークの軽い、相野山教職員陣です。

教職員だけではありません。

むしろそれ以上に、

保護者や地域のみなさんも、

学校からのヘルプをキャッチすると、

すぐに反応し、協力をしてくれます。

今日の清掃の時間の3・5年生のように、

相野山小学校の子どもたちが、

誰かのために進んで動けるのは、

周りの大人たちがそうであるからに違いないと確信しています。

 

雨は冷たい。気温は低い。

だけどあたたかい気持ちで週末を迎えられる、

村瀬なのでした。

 

それでは、また。

感謝、感謝。②

2023年2月8日 17時28分

こんにちは、村瀬です。

今日もおだやかな気候で、

青い空が気持ちよく広がっております。

教室の窓からだと、

余計にきれいに見えます。

 

と、いいますのも、

本日、業者さんによって、

窓ガラスを清掃していただいたのでございます。

おかげさまでピカピカです。

やっぱりプロは、素晴らしいですね。

感謝、感謝です。

 

環境というものは、

人の行動に影響を与えるものだと感じます。

乱れた環境は、粗暴な行動を起こしやすいといいます。

心がザワザワするときは、

片付けして環境を整えるといいとも聞いたことがあります。

 

ここ何年か、

学校の環境を整えようと、

村瀬なりに努力しているつもりですが、

技量不足かやる気のなさか、

まだまだ片付けるべき場所あるのが現状です。

 

最近一番気になっていたのは、

体育館の2階にある小部屋です。

ここは、万が一体育館が避難所になった際に使用する、

段ボールが置かれている場所です。

その段ボールたちが乱雑に置かれており、

それに加えて、

かつて使用されていた立て看板があったり、

行事で使われた道具の残骸(ざんがい)があったりと、

かなり、いや、ひどく、いや、むちゃくちゃ乱れた状態でした。

 

そんなわけで、

今年に入ってようやく整理に取り掛かったのです。

えげつない量の段ボール。

えげつない量の廃棄物。

えげつない量の塵(ちり)や埃(ほこり)。

えげつない量の干(ひ)からびた虫たち。

今年の目標でこの部屋を片付けると掲(かか)げていた村瀬は、

珍しくひるまず、立ち向かいます。

しかし、その場所で作業をする度に、

なぜだかすぐ呼び出しが掛かり、

遅々として進まず、

むしろ、

余計に散らかした状態になってその日が終わる、

ということが重なってしまいました。

 

昨日の話です。

久しぶりに時間が空いたので、

段ボールたちと格闘を再開しました。

その途中、

PTAのTさんがやってきました。

なんと、

お手伝いに来てくれたのです。

 

聞くところによると、

他校の保護者から眉(まゆ)をひそめ、陰口を言われたとのこと。

この小部屋は、

体育館の2階ギャラリーに向かう際に通る部屋なので、

バスケットボール部の練習試合の際、

何人もの方に惨状を見られたようです。

 

最近行われた練習試合の前と言えば、

村瀬が散らかしっぱなしにして、逃走したあたりではないですか!

ただでさえ酷(ひど)い状態を、

8割増しにしてぐっちゃぐちゃにしたころではないですか!

村瀬のせいで、Tさんをはじめ、

バスケットボール部の保護者のみなさんに、

恥をかかせ、肩身の狭いを思いをさせてしまいました。

今ここで、懺悔(ざんげ)致します。

誠に、ごめんね。

 

そんなわけで、

Tさんはボランティアで片付けに参上してくれたのです。

その働きっぷりといったら、

村瀬50人分にも匹敵するものでした。

次々に段ボールを束ねて、整頓していきます。

村瀬が一人でやっていたら、

おそらく夏ごろになるだろうと思っていたところ、

なんと、昨日で終了したのでした。

 

これで、いつ練習試合があっても、

恥ずかしくありません。

きれいとは言えませんが、

片付けられていることはよく分かります。

Tさんのおかげ以外の何ものでもありません。

 

普段は子どもたちが目にする機会のない部屋です。

しかし、そんな場所であっても、

相野山小学校の環境をよくしようと、

努力してくれている人がいる。

子どもたちにはそのことを忘れてほしくないなと思います。

併せて、感謝の気持ちも大切にしてほしいと願います。

 

Tさん、ありがとうございました。

感謝の気持ちを込めて、

あの部屋を「Tの部屋」と呼ぼうと考えておりますので。

 

それでは、また。

感謝、感謝。

2023年2月7日 14時30分

こんにちは、村瀬です。

今週に入って冷え込みが多少緩みましたね。

節分を過ぎ、春に近づいたのかもしれません。

丸まり、首が縮まっていた村瀬の姿勢も、

すこしだけシャンとしている気がします。

 

午前中、5・6年生が「タグラグビー」を運動場で行い、

楽しそうな歓声が響いていました。

長年お世話になっているAさんと大学生のみなさんを講師招き、

4~6年生を対象に出前授業として毎年のように行っております。

教え方がとても楽しく分かりやすいので、

子どもたちにも私たち教員にも大人気の時間となっています。

Aさんや大学生には感謝、感謝です。

 

感謝、感謝といえば、

日進市役所教育総務課のみなさんに対しても、

深くお礼を申し上げなければなりません。

先日、「遊具」の入替工事を行っていただいたのです。

点検で×をもらってしまい、

4年間使用を停止していた「すべり台」を、

新しくしていただきました。

登る場所一つ、すべる場所一つの、

「ザ・すべり台」とも呼べる平凡なものです。

令和を生きる子どもたちには物足りず、新しくなったはいいものの、

誰も使用せず、仕方なく、村瀬が独りすべり続ける、

なんてことが起きてしまうのではないか、

と、人知れず危惧しておりました。

が、いざ、放課が始まると、

昇降口から一目散にすべり台へ向かうご一行が。

そして、何度も何度も繰り返しすべりまくる子どもたちの姿。

 

考えてみれば、

2年前、「うんてい」を設置していただいたときも同じでした。(過去ぶつぶつ参照)

どちらかというと不人気な遊具だと思われた「うんてい」さえ、

長蛇の列ができあがっていた相野山小学校です。

遊具界のスターとも言えるすべり台が見向きもされない、

なんてことが起こるはずもありません。

 

杞憂(きゆう)に終わりよかったと、

喜び勇(いさ)んで村瀬もすべり台に駆けつけ、

「ぼくもすべらせておくれよ」

と、子どもたちの列に加わりましたが、

「村瀬はだめ!」

と、追い出されました。

「やめてよ! いじわるしないでよ!」

と、泣きながら訴えましたが、受け入れてもらえません。

「村瀬が総務課さんに頼んだから、

すべり台が新しくなったんだぞ!」

と、嘘までついてみたのですが、

頑(かたく)なに拒否されます。

「いーやーだ、いーやーだ!

ぼくもすーべーりーたーい!」

と、おもちゃコーナーのちびっ子のように、

地面でばたばた暴れていたところ、

「村瀬、これ、見なよ」

と、ある子どもがうんざりしながらすべり台の支柱を指差しました。

そこには、「6~12歳まで」と書かれた使用制限シールが。

この流れも、「うんてい」を設置していただいたときと同じでした(過去ぶつぶつ参照)。

 

とにもかくにも、子どもたちは大喜びです。

設置にご尽力いただいた教育総務課のみなさん、

誠にありがとうございました。

子どもたちの嬉しそうな顔を、

ぜひ、校長ぶろぐ「児童の活動」でご確認ください。

(タグラグビーの記事もありますので、こちらも併せてどうぞ。)

 

それと、今になって気づきました。

「すべり台」について取り上げ、

「すべる」だの「すべり続ける」だの「すべりまくる」だのぶつぶつしてしまい、

時節柄不適切な内容だったかもしれない、と。

まあ、

このページを愛読してくれているという、

稀有(けう)な受験生のみなさんやそのご家族は、

今はこんな場所を覗(のぞ)いている暇はないのでしょうが。

もしも不愉快な気持ちになった方がおられましたら、

心より謝罪申し訳あげます。

ごめんね~。

 

それでは、また。

ぼくの紙芝居、知りませんか?

2023年2月1日 16時26分

こんにちは、村瀬です。

今日の昼中は、久しぶりに暖かさを感じました。

少しだけ、村瀬の背中も真っすぐになった気がします。

ただ、朝晩は相変わらずの冷え込みです。

この寒暖差で、体調を崩してしまいがちですので、

どうぞみなさん、ご自愛くださいね。

 

さて本日は、

学期に一度行われる、

「わくわく読み聞かせ会」が開催されました。

教員だけではなく、

スクールサポートスタッフのSさんや用務員のTさん、

給食補助員のKさんや事務のRさんなど、

念に1度はどこかの教室で読み聞かせを行うという、

相野山の伝統行事ともいえる会です。

 

読み聞かせる本は、担当がそれぞれ準備します。

図書室司書のUさんがセレクトしてくださった本が人気ですが、

なかにはご自身で用意される方もいます。

本のジャンルは問われません。

多くは絵本ですが、

中にはホラー小説を読み聞かせていらっしゃる強者(つわもの)もおりました。

 

村瀬はよく、紙芝居を披露しておりました。

それも、なんと、自作のものです。

黒の水性ペン1本で、

15分で仕上げた大作です。

タイトルは、

「それいけ、ムラセーマン」

内容は、

食品を顔にしてウイルスと戦うあのスーパーヒーローをパクった、

いえ、オマージュした傑作です。

あまりのしょうもなさ、

いえ、めくるめくストーリー展開に、

なかなかの好評を得ていたのでした(希望的観測)。

 

ところが、

世界に一点しかないその稀有な作品が、

姿を消してしまいました。

ファンの誰かが持って行ったか、

テキトーな紙にテキトーな絵が描かれていると思った誰かが、

誤(あやま)って雑紙としてポイしたのかは分かりませんが、

どこにも見当たらなくなってしまいました。

 

そんなわけで、

村瀬もここのところはプロが描いた絵本で読み聞かせしております。

今回は1年生が相手でした。

せっかくだからと、

地元の図書館に赴(おもむ)いて、選(よ)りすぐりの2冊を準備しました。

そして、登場人物に合わせた何色もの声を創り上げ、

声が枯れるまで何度も練習し、

準備万端でこの日を迎えました。

 

が、

直前で急用ができてしまい、

本日村瀬は、読み聞かせを行うことができず、

4年生担任のD先生に2冊を託したのでした。

1年生もきっと、

壮年よりも青年に読んでもらえて、嬉しかったことでしょう。

めでたし、めでたし。

 

それでは、また。

ぽーにょぽにょぽにょ。(表)

2023年1月26日 18時40分

こんにちは、村瀬です。

言葉通りの「最強寒波」でしたね。

峠を越えたようですが、この二日間の朝の冷え込みは、

とんでもねえものでしたね。

自動車の温度計は-4℃を示しておりました。

外にある手洗い場が凍結しないように、

前日水をちょろちょろ出していたのですが、

朝、そのちょろちょろが、氷柱(つらら)になっておりました。

それでもこの地域の被害はたいしたことがないものでしたので、

ほっとしながら手をハエのようにこすって暖(だん)をとっている、

村瀬です。

 

ところで、今日の給食の時間、

本校のテレビではあるCMが流れました。

製作者は「あいあい学級」です。

本日から日進市民会館にて開催されている、

「日進市伸びゆく子教育作品展」

の宣伝のためです。

あいあい学級の子どもたちはみんなで協力し合い、

作品展のために長い時間に渡り努力し続けてきました。

テーマは、

「あいのやまのポニョ」

です。

図工の時間に製作した、「海の生き物」の作品の出来栄えが、

どの子も素晴らしかったこと。

また、ジブリパークが間もなく開園すること。

この二つの事柄を、

担任のM先生とA先生が強引に組み合わせ、

「ジブリで海といえば、ポニョっしょ!」

というノリで決まったらしいです。

子どもたちもノリノリで製作を進め、

ポニョの世界観を創り上げていったのでした。

 

その完成具合たるや、

本家「崖の上のポニョ」に引けをとらぬほど、

素晴らしいものでした。

「ほら吹き村瀬がまた騒いでやがる」

と、ほとんどの読者が舌打ちをしている気がしますが、

これは、珍しく、事実なのです。

嘘だと思うなら、校長ぶろぐ「児童の活動」をご覧なさいよ!

写真でも、素晴らしさが伝わるでしょう。

 

しかし、実物に勝(まさ)るものはありません。

ぜひぜひ、直接その目で見ていただきたく思います。

本日(1/26)から2/2(木)まで、

日進市民会館「ライトコート」(玄関入ってすぐ正面)で絶賛開催中です。

(※月曜休館 9:00~17:00 2/2(木)だけ14:00までです。)

ジブリパークは入場制限がありますが、

こちらはいつでも何人でも入場できます。

おまけに、無料です。

さらには、市内全校の展示物が見られます。

そのうえ、無料です。

こつこつこつこつ、どの子も努力してきたんだろうな、

と、胸を打たれ、元気をもらえる作品ばかりです。

それなのに、無料です。

ぜひぜひぜひぜひ、足を運んでいただきたいと願います。

そして、できましたら、

あいあいの子どもたちに向けて、

感想の手紙を届けていただければ幸いです。

(会場に準備されております。)

 

ちなみに、相野山小学校の展示物は、

毎年大反響を受けております。

今年も、必定です。

子どもたちはもちろんですが、

製作を支援し続けた、

M先生、A先生、H先生、K先生にも、

身内ながら敬意を表したいと思います。

みんな、すごい! 素晴らし過ぎる!

 

それでは、また。