先生たちがブツブツブツ…(令和3年度)

旅の思ひ出②

2021年10月20日 16時39分

こんにちは、村瀬です。

今日は風が強いですね。

日差しがあっても今日は寒く感じます。

そういえば、

朝方には、大きな虹がかかっていたそうです。

村瀬はしっかり見逃しましたが。

 

さて、『就学旅行記』の続きを。

初日の見学を無事に済ませ、

宿に着くと、早速入浴タイムです。

このご時世ですので、

「黙浴(もくよく)」するよう声掛けせざるをえません。

入浴前に、

「マスクを外したらしゃべるでないぞ」

と、指示します。

しかし、とあるグループの順番のとき、

浴室から粋のいい男の子の声が響きました。

村瀬はしぶしぶ浴室をのぞいて声を掛けます。

「おたんちーん! しゃべるでない!」

その声に、シャワーを手にした該当男子が振り向きます。

その顔には、マスク。

シャワーに、マスク。

あまりの斬新なスタイルに、村瀬はそっと扉を閉めたのでした。

そんなことや、

おパンツを2枚も置き去りにした男子グループが呼び出されることもありましたが、

平和に、手際よく全員入浴を完了しました。

 

次は夕食です。

メニューはお子様が好きそうな物のオンパレード。

炊いていただいたお米も新米で、

とても甘くておいしく、

5杯以上食べている子どもたちがおりました。

食後、妊婦さんのようにお腹をパンパンにしている子どもを見て、

担任のY先生もH先生も驚愕(きょうがく)しておられました。

 

初日の最後は、『絵付け体験』です。

素焼きされた清水焼の湯飲みに、自由に絵や字を描いていく楽しい体験です。

旅行の風景を描く子が一番多かったのですが、

なぜか富士山を描いている子、

なぜか漢字を間違えている子、

なぜか「弱肉強食」と書いている子など、

子どもたちの作品は、まさに「自由」でした。

どんな仕上がりなったにせよ、世界に一つだけの湯飲みです。

とてもいいお土産になるのだと思います。

(完成品は11月に手元に届く予定です。)

 

二日目。

金閣寺からスタートです。

開門と同時に入場しました。

天気も良く、池にも見事に金閣が映し出されていました。

カメラマンさんのナイスセンスで、

他の学校とは違う角度で、

金閣をバックに班別の写真を撮影することができました。

 

次は二条城。

入場したタイミングが抜群で、

またしても空いた状態の中、しっかりと見学することができました。

タイミングは抜群だったのですが、

入場時に担任のH先生と養護教諭のM先生が締め出される、

というハプニングがありました。

引率者は入場券の代わりに「しおり」を見せるというルールがあり、

お二方はバスに置いていたので、入れてもらえませんでした。

ダッシュで取りに戻り、H先生は入場できたのですが、

M先生は持ってきたバッグに入れておらず、再びバスに走り、

3度目の正直でようやく許可されておりました。

その慌てぶりを、写真に撮っておけばよかったと思う村瀬です。

 

二条城の見学がスムーズに終わったおかげで、

最終目的地の清水寺も、混雑を避けることができました。

「清水の舞台」もガラガラ、

「音羽の滝」も相野山の貸し切り状態でした。

そんな状態だったので、村瀬もちゃっかり滝の水を飲みました。

ご存じのように、3つに分かれた水を飲むことで、それぞれ、

「学問上達」「恋愛成就」「延命長寿」のご利益(りやく)を授かると言われております。

子どもたちに、

「先生、恋愛飲んで」

と、はやし立てられましたが、

迷うことなく「延命長寿」にしました。

子どもたちに、

「先生、学問のやつ飲めば、ちゃんと授業できるようになるんじゃない?」

とも、ヤジを飛ばされました。

少し迷って「延命長寿」にしました。

これで、もう少しは、相野山小で過ごせそうです。

 

全ての見学があまりにも順調に終えたおかげで、

最後のお土産タイムを20分も延長することができました。

帰りの高速道路までがらがらで、

到着さえ、予定より30分ほど早くなりました。

大勢の保護者のみなさんや先生方に迎えられ、

とてもしあわせそうな子どもたちでした。

 

ということで、ざーーっと思い出を書き連ねてみましたが、

とても素敵な時間になったのではないかと思います。

旅行中、浮かれすぎてしまい、

カミナリが落ちる場面もありましたが、

その失敗を取り戻そうとする姿が見られ、

行動面でも学びを深めることができたように感じます。

 

保護者の皆さま、

旅行会社の方、カメラマンさん、バスの運転手さん、バスガイドさん、

旅館の皆さま、食堂や寺社仏閣の皆さま、

この旅行を支えてくださった全ての方に、

心より感謝を申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

それでは、また。