先生たちがブツブツブツ…(令和4年度)

運動会と薬指。

2022年6月7日 16時51分

こんにちは、村瀬です。

昨日までの暴風雨のおかげで、

どうやら空気が澄んだようです。

透き通るような青空が広がっています。

強めの風が吹いていますが、

気持ちのいい気候です。

 

土曜日に開催された運動会も、

好天に恵まれました。

好天すぎて、

4年担任のD先生や教育実習生さんは、

火傷(やけど)レベルの日焼けをしてらっしゃいました。

 

子どもたちはテントの下での観戦でしたが、

保護者のみなさんには、

常時、陽にさらしてしまう形での観戦になってしまい、

心苦しく思いました。

村瀬も、ほぼほぼ同じようにお天道(てんとう)様の下で過ごしておりましたので、

それに免じて許していただけましたら、さいわいです。

 

さて、

運動会、

いかがでしたでしょうか?

短い練習期間の中でしたが、どの学年も、

精一杯の力を発揮してくれたのではないか、と感じています。

それぞれの詳細については、

保護者のみなさんそれぞれの中に残っているでしょうし、

校長ぶろぐ「児童の活動」にも写真付きで紹介されておりますので、

割愛させていただくこととします。

 

それにしても、

何より嬉しかったのは、

249名全員が参加できたということです。

こんなこと、今まであったかしら、

というくらい、珍しいことだと思います。

 

最初の種目であった、中学年の徒競走が始まったとき、

おなじみの競争曲にまざって、

待機している子どもたちや、

テントの下の子どもたちから大きな歓声が響きました。

ああ、これだよなあ、

これが運動会だよなあ、

と、懐(なつ)かしさと嬉しさで、

しばし悦(えつ)に入っておりました。

 

ここ数年、例の仕業で、

観戦時間が制限されたり、

応援方法が手拍子に限られたりと、

開催できるだけありがたかったとはいえ、

どこか寂しい感じを受ける状況が続いておりました。

今年度も、元通りになったわけではありませんが、

かつての運動会に、少しは近い形になりました。

 

声援の力とはすごいもので、

どの競走も競技も、

白熱した戦いになっていた気がします。

足の速さも、1.3倍ほど早くなっていたのではないでしょうか。

 

そんな競技や表現運動を、

村瀬はカメラに収めようと必死で駆けずり回っておりました。

毎年の役割で、

村瀬にとっては大変難しい作業なのですが、

今年はより困難を極めることとなりました。

なぜなら、

シャッターを切るために使う右手人差し指が、

機能不全の状況だったからです。

また、

その代替となるべき中指も、

同じく可動できないという最悪のコンディションでした。

やむを得ず、

薬指でシャッターを押すという、

斬新なスタイルでカメラを操作することになりました。

写真屋さんKから派遣されていた、

プロカメラマンのGさんは、

「村瀬、新しい撮り方だね。

ぼくならやらないな」

と、実に真っ当な意見を伝えてくれました。

 

しかし、いかなる状況であろうとも、

しっかりと記録に残すのが、

村瀬に与えられた使命です。

本番に至るまで、

どれだけ迷惑をかけたか考えると、

やるしかありません。

 

慣れないうちは、

うまく力が伝わらず、

シャッターを切るのが遅れたり、

ぶれぶれになってしまったりしました。

やべーやべーと焦りながら、

子どもたちを追いかけていたのですが、

途中から開き直り、

「下手な鉄砲も数うちゃ当たる大作戦」

を敢行(かんこうすることにしました。

結果、

トータルで500枚近い数の撮影を行っておりました。

作戦は功を奏し、

校長ぶろぐの写真や、学年の掲示物にも、

「薬指写真」をいくつも使っていただけました。

(村瀬を心配して、

3階からE先生も、

運動場では、養護教諭のK先生も、

撮影を行ってくださいました。)

きっと、学年通信にも何枚かは採用されることでしょう。

えっへん。

 

それにしても、間違いなく、

村瀬史上最も、

単独で右手薬指を動かす一日となったでしょう。

翌日、ピクピク謎の痙攣(けいれん)が起こったのは、

シャッターを切りまくったからに違いありません。

よくやったと、

日曜日は一日中、

薬指をなでなでしていた村瀬です。

 

さて、最後になりましたが、

保護者のみなさん、

様々な制約がある中、

しっかりと学校側からのお願いやマナーを守り、

多くの方にご観覧いただき、

心から感謝しております。

ありがとうございました。

特に、準備、運営、片付けにもご協力いただいた、

PTAの方々やボランティアのみなさんには、

言葉に尽くせぬほど、感謝しております。

その助けなくして、

運動会の成功はなかったと言い切れます。

本当にありがとうございました。

 

それでは、また。