先生たちがブツブツブツ…(令和4年度)

プールへGO。

2022年6月14日 13時56分

こんにちは、村瀬です。

いよいよ梅雨入りとなりそうですね。

じめじめとした日々が続くのは、

気持ちが萎(な)えてしまいがちですが、

田畑の作物や湿地の生き物、

それに、村瀬にとっては、

恵みとなる季節です。

「なんで雨降らすんだよ」

と、村瀬が無駄に責められたときに、

「梅雨だし。

ぼくのせいじゃないし」

と、堂々と返せるからです。

梅雨、最高ですね。

しかし、長雨が続くと、

災害に発展してしまう恐れがあります。

さすがにそれは避けたいところです。

ほどほどにお願いしますよ、

と、祈りを捧げてもいます。

 

そんな雨降りのなか、

本日は3つの学年のプール指導日となっております。

例年ですと、

今日のような天候では、

間違いなく中止となっていたところですが、

今年は躊躇(ちゅうちょ)なく実施の運びとなります。

ご存じのように、

水泳指導が学校ではなく、

外部の団体に助けていただく形となったからです。

先週の金曜日が初めての実施となったわけですが、

一番初めに行った1年生やあいあい学級の子どもたちからは、

大変好評の声が上がっておりました。

 

2台のバスに乗り、スイミングスクール「C」さんに向かいます。

それだけで、ちょっとした遠足気分になれます。

現地には、きれいな更衣室や見学場所が用意されております。

プールはなんと、屋内! さらには温水!

指導も、「C」さん専属のインストラクターの皆様が、

中心となり行ってくださいます。

プロの指導のおかげで、

子どもたちの技能は高まりやすく、

私たち教員も指導方法が学べる、

大変充実した時間となっているようです。

こんな素敵な環境で水泳の学習を行うことができるなんて、

相野山小の子どもたちは、

どれだけしあわせなことなのでしょう。

 

村瀬自身が子どもだった頃のことを思い返すと、

あまりの雲泥の差に、笑えてきます。

 

昭和世代のみなさん、

「消毒槽(しょうどくそう)」という場所、ありませんでしたか?

塩素入りの水が満ちた場所に、

おへその高さまで浸って、何十秒か数えさせられました。

その水の冷たいことったら!

それを抜けると、次は、

「地獄のシャワー」です。

現在はほとんどの学校が、

「温水シャワー」となっているようです。

当時のシャワーは「地獄」の名の通り、

その水の冷たいことったら!

頭をゴシゴシし、どうにかくぐり抜けたときには、

半数以上のくちびるが、紫色へと変色していました。

これでようやくプールに入れるのですが、

その水の冷たいことったら!

そして、汚いことったら!

(これは村瀬の通っていた小学校だけの話かもしれません。

周辺が樹木で囲まれており、

落ち葉などですぐ汚くなっていたのでございます。)

さらには、昭和式スパルタ指導がさく裂します。

「とりあえず、クロールで25m10本」

「先生、ぼく、全然泳げません!」

「泳いでるうちに泳げるようになる!」

村瀬の友人に言い放ったS先生の迷言と、

「はい!」

と、素直に従って、

プールに飛び込んでいった友人の姿が、

今でもくっきりと脳裏に焼き付いています。

(結局、泳げないままでしたが…)

 

とにもかくにも、

3年ぶりの水泳指導です。

それができるだけで喜ばしいことなのです。

何を隠そう、相野山小学校、

プールの側面やプールサイドにひびが入っていたり、

ろ過機が壊れていたり、給湯器も壊れていたりと、

下手したら今年度もできなかった状況でした。

3年間も水泳指導ができないことは、

子どもたちにとって、大きなマイナスになってしまう。

そこで、

「どーにかしてくだせー! おねげーしますだー!」

と、全教職員で懸命にお願いし続けたところ、

日進市様が聞き入れてくださり、

本来は何年か先に予定されていた外部委託を前倒しして、

今年度からの運営にしていただいたのでした。

感謝、感謝、感謝でございます。

 

回数としてはわずかかもしれませんが、

子どもたちには、その感謝も忘れずに、

大変恵まれた環境の中で、

少しでも水に慣れ、

少しでも技能を高め、

少しでも楽しい時間にしてほしいと思います。

そのために、私たち教員も、

「C」さんの力をお借りしながら、

しっかりと支援していきたいと考えております。

 

って、村瀬、

一度くらい、一緒に連れていってもらえるのかな。

 

それでは、また。