先生たちがブツブツブツ…(令和4年度)

最近の若い者。

2022年10月7日 10時34分

こんにちは、村瀬です。

昨日から急激に気温が下がり、

その変化と、

ここのところ続く肉体労働で、

身体がいうことをききません。

「老化」の二文字が頭をよぎります。

 

さて、

本日は「就学時検診」が行われます。

来年度の1年生の顔が見られる幸せな時間です。

村瀬もくたびれたジャージと顔を、ひと時更衣室に置き、

ちゃんとした服装と笑顔で迎えたいと思います。

 

もう一つ、

本日は、「教育実習」の最終日です。

ぶつぶつしたつもりでいたのですが、

振り返ると全くの勘違いでした。

「老化」の二文字が頭をよぎります。

 

現在、実習生のO先生は、

配属された5年1組でパーティーをしているようです。

担任のY先生と子どもたちが、

こっそりと、せっせせっせと準備しておりました。

幸せな時間ですね。

 

O先生は4週間過ごしていましたが、

すでに本校の教員であるかのように、

様々な場面で活躍しておりました。

何より子どもたちと積極的に関わろうとする姿勢が素晴らしく、

放課はいつも引っ張りだこで、男女問わず大人気でした。

子どもたちが帰ると教材研究に励み、

少しでも実のある授業をしてあげようと遅くまで頑張っていました。

授業ごとに、担任のY先生だけでなく、

様々な先生に指導を仰ぎ、

次の授業ではよりよくなっている、

という、右肩上がりの成長曲線を描いたのでした。

 

こんな村瀬にも度々アドバイスを求めてくれました。

村瀬も先生らしく、

「あの発問だが、あれは〇〇だったよね。

だから、〇〇と指示するべきだったのではないかね?

それと授業の流れだがね、

これこれ、こうしたほうが良いのではないかね?」

なんて言葉を残してあげたかったのですが、

「あの~、ほれ、あれだよ、あれ。

ほら、あのときさ、なんて言ったっけ?

ほらほら、あの場面だよ~」

と、直前に見ていた授業内容すらあやふやになり、

ろくなアドバイスができない日々でした。

村瀬に関しては、

見事な右肩下がりの「老化曲線」を描いているようです。

 

老化が進んだ証拠の一つとして、

「最近の若い者は…」

という言葉が使われるようになるそうです。

なんでも「ソクラテス」が生きている時代からの、

世界共通の現象だそうで、

この言葉の裏には、

「理解できない」「これで大丈夫なのか」

なんて嘆きや不満が潜んでいる場合が多い気がします。

 

でも、O先生を見ていて、こう感じます。

「最近の若い者は、なんて立派なんだろう」

 

本校は教育実習生だけではなく、

「学生サポーター」や「学校体験活動生」として、

4人の大学生が来てくれています。

その4人を見ていても、

「最近の若い者は、なんて立派なんだろう」

と、素直に感じます。

自分の時間を削って、

子どもたちのために時間を費やす「利他」の心に、

頭が下がりっぱなしです。

「我欲(がよく)」のみで動いていた、

過去の(いや、今も?)自分をぶってやりたくなります。

 

昨日の打合せの時間、

O先生は教職員に対して、

感謝の言葉をくださると同時に、

「必ず先生になる」

という決意表明をしてくれました。

ぜひこの地区で、

子どもたちのために力を尽くす日がくることを、

私たち相野山小学校の教職員一同は、願ってやみません。

 

村瀬も、

「最近の老いた者は…」

と陰口をたたかれぬように、

O先生や、

相野山小学校に来てくれる学生さんたちのように、

「利他」の心を少しは育もうと、

老体にむちを打つ所存でございます。

 

それでは、また。