先生たちがブツブツブツ…(令和4年度)

初めての研究授業。

2023年1月18日 17時38分

こんにちは、村瀬です。

本日はお日様が一日中活躍してくれたおかげで、

比較的過ごしやすい気候でした。

このまま春に向かえばいいのに、と幻想を抱いておりましたが、

来週の天気予報を見ておったまげました。

最高気温が-1℃の日があれば、

最低気温が-4℃の日もあります。

雪だるまマークもちらほら見られ、

すでに戦々恐々としております。

いやだなあ。

 

そんなことよりも、今日は、

「研究授業」が行われました。

これは、教員の授業力向上を目指した活動で、

自身で作った「指導案」を基に授業を行い、

他のクラスの先生方がその様子を観察し、

後に「研究協議会」を行い、

その内容についてああでもないこうでもないと議論する、

といったものです。

本校では「一人一授業」ということで、

年間に最低一度は取り組むことになっております。

 

今回の授業者は、4年生のD先生でした。

D先生は今年度から教壇に立ったので、

教員人生初の研究授業です。

そのせいか、

昨日あたりから挙動不審な行動が目立ち、

村瀬が依頼した、〆切が昨日までの案件も見事に忘れておりました。

朝、震えながら謝罪にきたので、許してあげることにしましたが、

その後も動きがぎこちなく、

人が緊張するとこうなるのか、という姿をさらけだしていました。

給食も喉(のど)を通らなかったそうで、

更衣室で一回り小さくなったD先生を見て、

吹き出してしまった村瀬です。

 

そんな心無い行動をとってしまった村瀬自身も、

振り返れば、初任者の頃、

ガチガチになって研究授業に取り組んでいた記憶が色濃くあります。

特段覚えているのは、

日進市内の初任者代表にどういうわけだか選ばれ、

50人以上の先生方が見学する中、

授業をやらされた、いえ、

ありがたくさせていただいた研究授業です。

ただでさえヤバい字が、5割増しで汚くなり、

ただでさえ下手な説明が、異国の言語で話しているかのようにより酷(ひど)くなり、

もう、散々だった記憶があります。

その後も、

何度も何度も研究授業をやらされて、いえ、

ありがたくさせていただいてきたわけですが、

やればやるほど、自分の力量の無さに、

呆れかえり、卒倒するということを繰り返してきました。

そして、

研究協議会で、ぼこぼこになり、傷だらけになり、気を失いました。

 

しかし、その一方で、

その傷から学ぶことが確かに多くありました。

特に、柔軟性が今よりはあったはずの若い頃にいただいた数々のご指導は、

現在も授業をする上で要(かなめ)となっているものばかりです。

今となれば、感謝しかありません。

 

D先生も、4年生の子どもたちも、

緊張を漂わせながらも、集中して授業に取り組んでいました。

うまくいったこと、いかなかったこと、色々あったでしょうが、

精一杯準備してきたことが、ちゃんと子どもたちにも伝わっていて、

D先生のために頑張ろうという姿勢が見られたことが何よりでした。

 

D先生、お疲れさまでした。

協議会でもらった言葉を宝物にして、

今後も子どもたちのために努力を続けられたら素敵ですね。

 

それでは、また。