先生たちがブツブツブツ…(令和4年度)

それでは、また。

2023年3月31日 15時56分

こんにちは、村瀬です。

桜、満開でございます。

ウグイス、上手に鳴いております。

たけのこ、顔を出そうか迷っております。

すっかり、春ですね。

 

今日は令和4年度の最終日です。

明日からはまた新しい年度が幕を開けます。

私たち教職員にとってだけではないと思いますが、

4月1日は大きな節目となります。

 

すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、

明日より、

相野山小学校には、

不肖村瀬の籍がございません。

とうとう追い出されたか、との声が鳴り響いてやみません。

数々の不祥事を巻き起こした手前、

違います、と言い切れないのが無念ですが、

いなくなる事実に変わりはありません。

「いーやーだ、いーやーだ!

 こーこーにーいーたーいーのー!」

と、教頭先生(異動します)と共に、

校長室で泣きながら床でジタバタしましたが、

「いそがしいから、出てって」

と、二人とも首根っこをつかまれ、追い出されました。

菩薩との呼び声高い校長先生にそうされたら、

もう受け入れる他ありません。

二人で覚悟を決めて、旅立つ準備に入ったのでした。

 

異動が決まってから今日に至るまで、

あまりにも涙をこぼしたために、

肌の水分量が著しく低下し、

しわやしみが目立つようになりました。

また、後任の方が困らぬようにと、

珍しく働き続けたせいで、

目はショボショボ、

肩はガチガチ、

腰はボロボロ、

頭はスカスカになってしまいました。

世間ではこの現象を「老化」と呼ぶかもしれませんが、

本人は異動のせいだと断固言い張っています。

 

結局、

引き継ぐには不十分な状態で最終日を迎えてしまいました。

そして、

「まあ、次くる人は、

しっかりした人だし、

スポーツマンだし、

理数系だし、

動画編集できるくらいICTに長けてるし、

最近大流行のバスケット漫画に出てくる、

メガネをかけたKくんによく似てるし、

ん?

あれ、よく考えたら、村瀬の真逆じゃん!

じゃあ、大丈夫だ!」

と、開き直り、現在ぶつぶつしている次第です。

 

というわけで、

数人の方にご好評いただいたこの、

「先生たちがブツブツブツ…」

の更新も、本日が最後でございます。

年度が替わり、しばらくしたら、

しれっとこのページは姿を消すことでしょう。

だからと言って、誰が困るわけでもないのが、

このページの唯一の良さです。

 

三日坊主の呼び声高い村瀬が、

この3年間、長期休業中を除き、

内容はさておき、

週に一度はぶつぶつしてきたことに、

誰より自分自身が驚いております。

一体何度ぶつぶつしたのかな、

と、数えようとしましたが、途中でやめました。

ただ、「わーど」を使用して書いているのですが、

その左下に、現在、

「600ページ」「280662単語(文字数)」と記されています。

すごくないですか?

ほめられて、よくないですか?

どうも賛同を得られそうにないので、

空虚な内容のみで、ここまでぶつぶつしてきたことに、

自分自身で頭をなでなでしておこうと思います。

 

思えばこのぶつぶつがスタートした頃、

小学校に子どもたちの姿はありませんでした。

例のういるすが世の中を席巻し、

休校となった期間のことでした。

友達に会えない。

この先どうなるか分からない。

それぞれの心に不安が渦巻くその中で、

わずかであってもほっこりとできる時間になれば。

そんな考えのもと、

ぶつぶつのページを開設することにしたのでした。

 

今ではもう目にすることができないのが残念ですが、

当初はタイトルの通り、

村瀬だけでなく、

他の先生方も呟いてくれていたのですよ。

しかし、学校が再開され、

どの先生も忙しくなるに従い、

いつの間にか現在のように、

「先生たちがブツブツブツ…」

から、

「先生たちをブツブツブツ…」

または、

「村瀬だけがブツブツブツ…」

のページへと変化してしまったのでした。

 

学校が再開した頃に、

ページを閉じるという選択もできましたが、

誰かのささやかな憩(いこ)いとなっていたらいいと思い、

今日までぶつぶつし続けてきました。

「村瀬がまたしょーもないこと言ってらあ」

なんて、

誰かの心や口元を緩(ゆる)めることができたのであれば、

幸甚(こうじん)の極みでございます。

ちなみに「幸甚の極み」とは、

「これ以上にないほど幸せ」の意でございます。

使ってみたかったので、ここで使ってみました。

そんなことを許してもらえる(誰の許可もありませんが)のが、

このページの良さでした。

 

村瀬は7年間、

相野山小学校に在籍させていただきました。

春のようなあたたかい雰囲気が、

いつだって相野山学区にはありました。

あたたかい子どもたち、あたたかい保護者。

あたたかいPTA、あたたかい家推。

そのあたたかさに甘えて夢見心地の日々を送り、

気が付けば7年も経っておりました。

受けた恩は数知れず、

返せた恩は片手の指で足りるほど。

そんな無礼者も許してくれる雰囲気が、

いつだって相野山学区にはありました。

 

村瀬が明日より過ごす場所を、

この雰囲気に、少しでも近づける。

それが、

いただいた恩に報いるための、

一つの手立てかと考えています。

がんばるぞ、おー。

 

長くなりました。

とにもかくにも、

このしょーもないぶつぶつをご愛読いただいた、

稀有(けう)なみなさん。

あなたの声がなければ、

続けられなかったに違いありません。

頭をアルゼンチン(地球の裏側)まで突き破り、

感謝申し上げます。

今まで本当にありがとうございました。

そして、

大好きな相野山小学校に関わる全てのみなさんが、

この先の道中で一つでも多く、

咲き誇る桜のような笑顔になる出来事に出会えることを心より願い、

口を閉じたいと思います。

 

しかし、また少ししたら、我慢できず、

ぶつぶつしている村瀬がいるような気もしますが…。

ここより3kmほど、東の場所で…。

 

それでは、また。