先生たちがブツブツブツ…(令和3年度)

お祭り騒ぎ。

2021年11月5日 11時36分

こんにちは、村瀬です。

穏やかな気候が続いております。

日中は汗ばむ陽気です。

そんな中、先日、

パンジーとチューリップを植えました。

村瀬の農作業のお師匠、

S先生とE先生、用務員のKさんによって、

花壇にきれいに並べられました。

春が楽しみです。

そして今日は、

2年生が水族館へ校外学習です。

村瀬が引率していないので、雲一つない青空です。

 

さて、現在相野山小学校は、

来週にせまった学習発表会に向けて、

全校がお祭り騒ぎの状態です。

本校は、どちらかというと、

劇を主体とした、

「昔ながら」の発表会を感じさせる演目が多いと思います。

最近のトレンドとしては、

総合的な学習の時間や教科などで学んだ内容を、

用紙やタブレットにまとめてプレゼンテーションする、

という発表形式が多いようです。

さらには、学習発表会自体を行わない学校も増えています。

近年、学校に求められているカリキュラム(教育課程)を考えると、

その選択もやむを得ないと感じる面があります。

それに加えて、世界がこの状況下です。

取りやめる学校が増えるのも仕方ないのかもしれません。

 

本校も、今年度、学習発表会を行うべきか、

全職員で話し合いの機会が設けられました。

最初から取りやめるのか。

行うとなっても、発表会の状況が思わしくなかったら、延期するのか、

それとも、中止にするのか。

 

現在の状況を踏まえた上で、

子どもたちにとっての学習発表会の意義を考え、全員で導き出した答えが、

開催する、というものでした。

たとえ延期になり(3学期に移行する予定でした)、

その後のスケジュール(特に6年生)が厳しくなったとしても、

中止はしない、という結論でした。

しかも、満場一致の解答でした。

これには、驚きました。

 

発表会に向けての準備は、正直、大変です。

普段の学習も滞らせてもいけませんので、一層、大変です。

運動会もそうですが、学習発表会前の2、3週間は、

担任陣は(子どもたちもでしょうが)、いつも以上にあわただしく日々を過ごすことになります。

そんな茨(いばら)の道を歩む覚悟で、どの担任も開催を望みました。

それだけ、意義深い時間になるのだろうと思います。

個人的にもそう考えています。

 

30分にも満たない一回限りの発表であったとしても、

見に来てくださる保護者のみなさんのために、という思いで、

子どもたちは演技の練習や道具作りに励んでいます。

先生方も、夜遅くまで、背景の絵を描いたり、大道具を作ったり、

汗水垂らして奮闘しています。

みんなで一つのものを創り上げる。

これは、机上で学ぶことはできません。

成功しようが、失敗しようが、

得意だろうが、苦手だろうが、

貴重な体験であることに違いないのだと思います。

 

かつての教え子の中に、

現在俳優を目指して奮闘中の青年がいます。

きっかけは、

学習発表会で披露した演技がみんなに好評だったから、

という理由だと、本人から聞いたことがあります。

『夢』を創る場にもなり得る場ともいえるようです。

 

また、忘れられない思い出にもなるでしょう。

村瀬自身は小学校で3回舞台に立ちましたが、

(村瀬が通う学校では隔年で開催されていました)

自分の役を全て記憶しています。

1年生が『ピノキオ』で、「町の子ども」の役。

せりふは、「ねえ、遊ぼうよ」だけでした。

3年生が『お菓子の好きな海賊』で、「海賊」の役。

小道具でつくった「剣」が、だれよりもしょぼしょぼで恥ずかしかったです。

5年生は、『わがままな王様』で、「料理人」の役。

料理中、包丁で切ってしまい、指を包帯でグルグル巻きにして登場する、

という設定だったのですが、

どうせならということで、過剰にグルグル巻きにしたところ、

その演出がウケて、お客様たちに笑ってもらい、快感を覚えました。

 

どうやらその体験が、

同じ快感を子どもたちにも味わわせたいと考え、

学習発表会の台本を書くとなると、気がつけば笑いに走っている、

という村瀬の悪癖につなががっているようにも思います。

(変なことをさせられた卒業生のみなさん、ごめんね。)

 

とにもかくにも、2年ぶりの公演です。

制限のある中ではありますが、

保護者のみなさまにも楽しんでいただけたら幸いです。

さて、今から、4年生のリハーサルを見学してきます。

 

それでは、また。