先生たちがブツブツブツ…(令和3年度)

奉仕の精神。

2021年11月30日 16時26分

こんにちは、村瀬です。

昨日は「初霜」が降りていました。

外も寒いですが、

校舎内は窓を開けているため、

廊下などは極寒(ごっかん)です。

来週は懇談会が予定されておりますが、

どうぞあたたかい服装でお越し下さいね。

 

さて、先週の土曜日の話です。

今年度2回目の「校内美化作業」が実施されました。

いつも通り、詳細は『PTA・地域の活動』に譲ります。

ぜひご覧下さい。

 

今回も70人を越える多くの方にご参加いただき、

感謝、感謝です。

竹林をさっぱり整備。

切り出した竹をやきいも大会ように加工。

余った竹を粉砕。

危険な樹木を伐採。

教室の机・いすを黙々とやすりがけ。

多岐にわたる活動を、予定された時間を越えてまで熱心に行っていただきました。

 

今回も高所作業車やユンボ、粉砕機等、

プロフェッショナルな機材もご用意いただきました。

業者に頼めば軽くウン十万はするだろう作業を、

ボランティアで次々と。

子どもたちも大勢参加しており、

奉仕の精神がこうして次の世代に引き継がれていくのだなあと、

毎度のことですが、感心しておりました。

 

感心しているだけではなんですので、

微力ながら村瀬も参加させてもらいました。

今回は、久しぶりにチェーンソーを使う作業にトライです。

久しぶりすぎて、エンジンのかけ方さえ忘れていました。

 

そこで、お子様が卒業してもなお、相野山小学校を支え続けてくださっている、

環境整備のプロであり、我が師匠であるEさんにレクチャーを受けます。

Eさん「ここを、こうするでしょ。そのあとこう。そしてこう。そうするとほら」

村瀬 「なるほど。ここをこうですな。承知つかまつりました」

教えてもらった通りに操作して、スターターを引きます。

が、うんともすんとも言いません。

ユンボを操作しながらEさんは怪訝(けげん)そうに村瀬を見ている様子です。

焦りを感じながら、何度も行いますが、チェーンソーは無言のままです。

数分して気付きました。

運転スイッチがばっちりOFFになっていることに!

 

気を取り直して、チェーンソーを構え、木材と対峙します。

Eさん「切るときは、こう。そうすると楽に切れるから」

村瀬 「なるほど。ここでこうですな。承知つかまつりました」

先程簡単に樹木を切断していたEさんと言葉を思い出し、

見様見真似(みようみまね)で切りかかります。

ところがどっこい、全然スムーズに切れません。

同じことをしているつもりなのですが、スピードが全く違います。

切断すべき木材は大量にあります。

このペースでは、日が暮れてしまいます。

それに、なかなかの重労働。

手も足も腰も、しんどさを覚え始めます。

意識を失いかけそうになった頃、

Eさんが助けに来てくださいました。

Eさん「先生、しんどいでしょ。これ、楽にやる方法あるよ」

村瀬 「全然しんどくないですが、その方法は教えていただいておきましょうかな」

 

秘技を教えていただこうとしたとき、

村瀬のチェーンソーが止まりました。

燃料が切れたのではないかということだったので、

慌てて農機具庫に向かいます。

燃料を入れようと思ったのですが、

投入口のキャップを開ける力さえ残っていません。

素手がだめならペンチを使おう。

ペンチ、ペンチ、ペンチはどこだ。どこにもないぞ。

再び慌てて職員室に向かい、ペンチを手にして戻ります。

どうにかこうにかキャップを開け、ようやく燃料を入れ、

現場に駆けつけると、驚くべき光景が。

Eさんがほとんどの木材を、切断してくださっていたのでした。

めでたし、めでたし。

 

ということで、相変わらず役立たずの村瀬なのでした。

美化作業に参加してくださったみなさん、心より感謝申しあげます。

ありがとうございました。

 

それでは、また。