先生たちがブツブツブツ…(令和3年度)

たった一言。

2021年12月8日 11時44分

こんにちは、村瀬です。

昨日とは打って変わっての晴天です。

陽射しのありがたさに思わず手を合わせております。

 

さて、昨日の早朝の話です。

ちょっとした作業をしておりましたら、

学校のご近所の方から、

「ご苦労様」

と、声を掛けられました。

その後、しばらく言葉を交わしていたのですが、

その中で、

「先生、朝からよく○○してるでしょ。がんばってるわね」

と、言葉をいただきました。

指摘していただいたことは、ほんの些細な行動なのですが、

それに気付かれていたことに驚きました。

こりゃ、駐車場で鼻なんてほじっていられないな、

と、気が引き締まる思いを抱くのと同時に、

なんだかとても、温かい気持ちになりました。

ここのところ、自分の力量のなさに打ちひしがれる日々を送っていましたが、

昨日はその一言で、前向きに過ごすことができました。

 

たった一言で、

目の前の景色が変わったり、進もうとする道が変わったり。

きっと誰もが経験することなのではないでしょうか。

村瀬自身を振り返っても、道しるべとなった一言が数々あります。

考えて見れば、

こうして学校で働く道を選んだのも、

中学3年の担任O先生の、

「お前、先生向いてるんじゃない?」

という一言がきっかけでした。

O先生はきっと、何の気なしに言ったのでしょうし、

覚えてもいらっしゃらないと思います。

 

村瀬には他にも大きな目標があるのですが、

こちらは6年生の担任T先生(現南小校長)が、

提出した宿題に朱書きしてくれた一言がきっかけでした。

 

あんぽんたんな村瀬は、

数限りない叱責(しっせき)を受けてもきましたが、

それらの言葉の多くが、歩む道を軌道修正させ、

今の場所に連れてきてくれました。

 

目に見えなくとも、言葉の力の凄(すご)みを改めて痛感します。

それは、良くも悪くも、です。

昨日ご近所様から村瀬がもらったような、

人を癒やし、勇気づける言葉もあれば、

人を叩きのめし、苦しませる言葉もあります。

 

人と関わる、

特に、心に余白が多い子どもたちと関わる私たち教員は、

その言葉の力をよく考えて、使わなければならないと強く感じます。

と、頭で分かってはいても、なかなか難しいのですが…。

 

先週末の話です。

我が息子まいけるがとあるテレビドラマを見ながら問いかけてきました。

ま「父上、ちとお尋(たず)ねしたいことが」

父「どうした。何でも申してみよ」

ま「日本は、沈没してしまうのでありましょうか?」

父「うむ。よき質問じゃ。答えは、大いにありうる!」

ま「ま、ま、誠(まこと)でございますか?!」

父「誠じゃ。明日にでも起こるかもしれぬぞ、はっはっは!」

 

翌日、まいけるが寝不足になってしまったことを、相方から知らされました。

何の気なしに適当に答えた父の言葉を真に受け、

「そうなったらどうしよう」と恐れおののき、眠れなくなったとのことでした。

もちろん、父は相方からこっぴどく叱られました。

一言の重みを、そんな場所でも思い知らされております。

 

そんなことはさておき、

本日から個人懇談会です。

担任からどんな言葉を受けるのか、戦々恐々とされているかもしれません。

しかし、懇談後、どのような心境でありましても、

ご帰宅されましたら、

子どもの心にあたたかな灯がともるような一言を、

プレゼントしていただければ幸いです。

もうすぐ、クリスマスでもありますからね…。

 

長くなりました。

それでは、また。