先生たちがブツブツブツ…(令和3年度)

黙々(もくもく)と。

2022年2月9日 14時24分

こんにちは、村瀬です。

小春日和の一日ですね。

外にいるとさわやかな気持ちになれます。

しかし、明日から再び寒気に包まれるようです。

まったく、せわしない気候です。

 

相野山小学校も、相変わらず、

村瀬の手ですら借りたいようなせわしなさです。

そのバタバタ感を、逆に楽しみながら日々を過ごしているこの頃です。

 

世の中を覆(おお)っている霧(きり)もますます濃く立ち込めており、

不安やストレスも膨らんでいる感があります。

ご承知の通り、学校現場にも大きな影響があり、

今日は本校で臨時校長会が開催されております。

重い雰囲気を少しでも打破しようと、

来校された先生方を、

子どもたちが元気な声であいさつをして出迎えておりました。

 

この霧が発生してから、もう2年が経過しようとしています。

多くのことができなくなったり、形を変えたりしています。

学校も同様に、行事ができなかったり、以前とは違った形で運営したりと、

度々頭を悩ます状況です。

 

ここのところ、学級に入り、給食を食べることが多いのですが、

この時間も大きく姿を変えています。

メディアで頻繁に紹介されておりますので、多くの方がご存じかと思いますが、

現在は、『黙食』(もくしょく)という形で給食をいただくことになっております。

書いて字のごとく、「黙って、食べる」ことです。

書いて字のごとく、みんな「黙々(もくもく)」と食べています。

 

「いただきます」をした後、教室には放送委員会が流した音楽が響くだけで、

子どもたちの私語は一切聞こえません。

席も全員が一方を向いて食べる形になっております。

おかわりも自由に行うことができません。

村瀬は未だに慣れず、

教室で給食をいただく度に、驚きと戸惑いを感じています。

ついつい、しゃべりかけたくなるのですが、

ぐっと我慢の毎日です。

 

ほとんどの方は、

グループをつくり、みんなで向かい合いながら、

わいわいがやがやと食べた経験をおもちなのだと思います。

食事中にもかかわらず、

スピーカーから流れる歌の合唱がはじまること、ありましたよね。

余ったごはんを、

みんなでわいわいがやがやおにぎりにして食べたこと、ありましたよね。

しゃべることに夢中になりすぎて、

終了時間に間に合わず、叱られていた子ども、いましたよね。

鼻から牛乳、出していた子ども、いましたよね。

 

今では一切、見ることのできない光景です。

食事に集中して食べられる、しっかりと味わえるなど、

「黙食」にも良さはあるのですが、

給食を楽しく食べる文化に育った身としては、

やはりどこか、さみしさを感じてしまいます。

 

食事が危険な状況を招くと思われる現状では、

仕方ないのないことだと誰もが重々承知しておりますので、

どの学級もしっかりと黙食を維持している様子です。

そんな静かな給食の時間に、

かつてのにぎやかな子どもたちの残像を見ながら、

一日でも早く、笑い声が響き、

「おかわりジャンケン」で盛り上がる日々が戻ることを願っている、

村瀬なのでした。

 

それでは、また。