先生たちがブツブツブツ…(令和3年度)

青春ドラマ。

2021年5月21日 11時33分

こんにちは、村瀬です。

今日はひどい天候ですね。

通勤中、

久しぶりに、ワイパーに本気を出させました。

それでも視界は乏しく、危険を感じました。

大きな被害が発生しないことを願うばかりです。

 

さて、

今週火曜日の給食後の話です。

とあるクラスが食器を運ぼうとしていたときに、

束になったスプーンが落下して、廊下に散乱しました。

それを目にした、給食委員の6年生が、

一目散に駆けつけて、片付けを手伝い始めました。

 

同日、清掃時間の話。

低学年の子がほうきでほこりを集めていました。

が、取り切れておらず、

あちらこちらにほこりが残っています。

それを見ていたのか、

5年生(たぶん)の子が、

何も言わずに残っていたそれを、

ほうきで回収していきました。

 

小さなことかもしれませんが、

なんだかとても素敵な光景でした。

誰かの失敗や足りない部分を、

そっとサポートしたり補完したり。

まさにそれは、

「思いやり」

というものなのでしょう。

相野山小では、

毎日のようにそんな姿が見られます。

見る度に、

こころがぽっと、

あたたかくなります。

 

ところで次は、

村瀬の話。

今週もいつも通り、やらかして、

派手にご迷惑をお掛けしました。

 

「どうしていつもきみは、こうなのかねえ。

ちゃんと確認しなきゃだめだろ」

と、自分を嘆きながら、

ひとりその処理にあたっておりました。

すると、背後から、声がかかりました。

「あなた、何ひとりでやってるのよ」

振り返って驚きます。

「こ、こ、校長先生!」

そこには、普段のきれいな格好とは違う、

ジャージ姿の校長先生が立っておりました。

校長「私も手伝うわ」

村瀬「そ、そんな、そんなことさせられ…」

と、話していると、またしても声が響きます。

「へいへい、ひとりで勝手にやってるんじゃねえよ!」

「きょ、きょ、教頭先生!」

いつも通りのポロシャツ姿で、

教頭先生がやってきました。

教頭「オレにもやらせな!」

村瀬「そ、そんな、そんなことさせ…」

と、話していると、またもや声が轟(とどろ)きます。

「どうして声をかけないのさ!」

「わ、わ、Y先生!」

いつも通りのジャージ姿で、

Y先生が駆けつけてきました。

Y  「あたいにも道具、よこしな!」

村瀬「そ、そんな、そんなこ…」

さらには、村瀬の後始末担当と化している、

用務員のKさんまでやってきました。

K  「はいはい、いつものことですね」

村瀬「そ、そんな…」

校長「みんなでやれば、早いでしょ!」

教頭「そうさ、お前の失敗は、オレの失敗だぜ!」

Y  「あたいたち、仲間じゃないのさ!」

K  「あなたの尻ぬぐい、慣れてますから!」

村瀬「み、み、みんなーーー!」

青春ドラマさながらの展開に号泣する村瀬の目には、

先輩方から後光が差しているように見えました。

2日間にも渡る4人の尽力により、

どうにか処理を終えることができました。

(作業の詳細は避けますが、

教頭先生が転倒して下半身がずぶ濡れになり、

貸してあげるとの村瀬のやさしい申し出を断って、

コンビニへ下着を買いに走ったことだけは、

ご報告させていただきます。)

 

このように、

子どもたちだけではなく、

相野山小の教職員の中にも、

お互いをカバーし合う「思いやり」が、

しっかりと存在しています。

手前みそになりますが、

とてもあたたかい雰囲気だと感じています。

子どもたちにも教職員にもある、

そのあたたかさが、

相野山小学校全体を包み続け、

伝統としてつながっていくといいなと、

切に願っています。

 

子どもたちや先輩方のように、

時には誰かをそっと助けられるようになりたいと考えている、

助けられてばかりの村瀬なのでした。

 

それでは、また。