許されざる者たち。
2022年9月15日 14時31分こんにちは、村瀬です。
まだまだしっかり暑さが続いています。
こんな日には水遊びでもしたいものですね。
と、思っていたら、
実際に行っていたクラスがありました。
6年生です。
1学期も行っていましたが、
よほど楽しい時間だったのでしょう、
今日も大歓声が上がっていました。
盛り上がっている光景をよく見ると、
集中砲火を浴びている者が一人おりました。
むむ!
あれは、
校長!
1学期も同じように、
びしょびしょにされていました。
なんてやつらだ! 許せない!
と、忠義心の厚い村瀬は戦場へと駆け付けます。
「校長、大丈夫ですか?
しかしもうご安心くだされ。
この武勇で天下に名を轟(とどろ)かせている村瀬が来たからには…」
と、しゃべっている途中で、
6年生のターゲットは村瀬に切り替わった模様です。
口上(こうじょう)を言い終わる前に、
すっかりずぶ濡れです。
「やーめーてーよー!」
と、泣いても、
「ママに言ってやる!」
と、おどしても、
一向にやむ気配がありません。
校長と村瀬の危機に、
今度は教務主任Y先生が駆け付けます。
「きみたち、やめたまえ」
と、止めるどころか、
すぐにたらいを手にもち、
嬉々として戦い始めました。
なんなら村瀬や校長にかけろと指示するありさまです。
少しすると、今度は教頭までやってきました。
「水、かけてもいいですよ。
遠慮なく、かけていいですよ」
と、微笑(ほほえ)みを浮かべながら、子どもたちに近寄ります。
子どもたちはその不気味(ぶきみ)さにたじろぎましたが、
それはほんの一瞬のこと。
すぐさま、大量の水をかけられるはめとなったのでした。
バケツで、たらいで、水鉄砲で、ホースで、
次々に水をぶちまけてきます。
とんでもない連中です。
挙句には、
担任のS先生まで、
バケツで子どもにかけるフリをして、
校長に対して勢いよく水をぶつけるという問題行動を起こしました。
きっと来年度は、
S先生が相野山小にいることはないかと思います。
子どもたちも、
ここまでの乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)ぶりを働いたのですから、
許されるはずがありません。
いえ、許してなるものですか!
とりあえず、
修学旅行の目的地を校区内にしてもらうことと、
卒業を延期させることを強く訴(うった)えていきたいと思います。
それでも、まあ、
とても楽しい時間となりました。
たまたま来校された保護者の方に、
びしょびしょの四人は遭遇し、
「素敵ですね」
とのお言葉までいただきました。
今日も平和な相野山小学校なのでした。
それでは、また。