東の方でぶつぶつぶつ・・・

頑張らない。

2024年9月9日 17時50分

こんにちは、村瀬です。

新しい週が始まりましたが、陽射しの強さは先週のままです。

7月の頃と同様、

WBGT(熱中症指数)が「31」を超え、

外での活動を中止せざるをえない場面が増えてしまっています。

秋風が待ち遠しいこの頃です。

 

さて、2学期が始まり1週間が経過しました。

始まってばかり、

さらにはこんな気候の中にもかかわらず、

子どもたちは様々な活動に頑張(がんば)る姿が見られました。

長い休み明け、

学校に足を運ぶだけで大変なはずなのに、

学習にも行事ごとにも頑張る子どもたちに、

大変感心しておりました。

さらには、欠席者もとても少なく、

驚いてもおりました。

が、一方で、少し心配もしておりました。

ちと、頑張りすぎてないかなあ、と。

 

案の定、とっていいのかどうか分かりませんが、

本日、欠席者がぐっと増えてしまいました。

きっと、一週間頑張った疲労も影響しているのだと考えます。

朝、あいさつをしていても、

先週より元気にあいさつを返してくれる子どもが減った感じもします。

でも、仕方ないよなあ、というのが正直な感想です。

「よく来たねえ。来ただけですごい」

と言いながら子どもたちを迎えていた今日の村瀬です。

 

もちろん、私たち教員としては、

子どもたちと会うことができることは、何よりの喜びです。

何かに向けて頑張っている姿を見ることができるのは、なおのことです。

しかし、その姿は、どうか「元気」であってほしい。

そのためには、「頑張らない」時間も、

きっと大切なんだろうなと思います。

時には、非生産的で意味のないことをして過ごしたり、

何もせず、ただぼーっと過ごしたり。

きっとそういう時間が、

身体だけでなく、

心にとっても、大きな意味をもつのではないでしょうか。

 

しばらくの間、厳しい気候が続く様子で、

引き続き、熱中症が心配されます。

例の感染症も未だ治(収・おさ)まりきらず、

不安も重なるこの頃です。

どうか無理せず、あわてず、

心身ともに健康を第一に考え、

時にブレーキをかけてあげてほしいと願います。

もちろん、ご家族の皆様も、同様にお過ごしください。

 

ところで、「頑張らない」って、

意外と難しく感じる方もいるのではないかと思います。

その点、この村瀬、

頑張ることは苦手ですが、

頑張らない(無意味に過ごす)ことはお手のものです。

例えば昨日、

村瀬は家族の誰からも相手にしてもらえなかったので、

「網戸(あみど)の網の目を数える」

という行動をとってみました。

どうです、意味ないでしょ。

(500を超えたあたりで悲しくなってやめましたが)

でも、目がチカチカしながらも数え続けるって、

ひょっとして、頑張ってしまっていたのかな・・・。

うーん、頑張らないって、難しい。

 

それでは、また。

大和魂(やまとだましい)イングリッシュ。

2024年9月4日 17時06分

こんにちは、村瀬です。

本日は快晴。

すっかり暑さが戻ってしまいました。

先程、交通誘導をしておりましたが、

すっかり汗だくです。

トンボが多く飛び交いはじめましたので、

秋の入口に立っているつもりでしたが、

まだまだ先のようです。

 

さて、2学期が始まって3日が経過しました。

今週は助走期間かと思いますが、

じょじょに各クラス、通常営業に近づいている様子です。

そして、村瀬の授業も今日から開始です。

 

ご存じでしょうか、村瀬が担当する授業を。

それは、

「外国語」

です。

ザワザワしますよね。

村瀬自身も、今でもザワザワしながら、

教室へ向かっています。

 

何も得意というわけではありません。

村瀬のくせに生意気にも海外へ足を運んだことはありますが、

ほとんど「イエス」「ノー」「ア~ハ~」という言葉と、

あやしげな微笑(ほほえ)みだけで切り抜けた人間です。

それでも様々な学校事情で、

村瀬が担当する運びとなったのです。

決まったからには、踏ん張るしかありません。

 

幸い、3年生の外国語ということで、

こんな村瀬でもどうにか理解できるレベルの文法や単語が並んでいます。

また、5年生の外国語専科のS先生や、

ALTのT先生の優しく手厚いサポートのおかげで、

どうにかこうにか授業を組み立てることができています。

 

しかし何より、

3年生の優しさが、

村瀬の授業をものすごくカバーしてくれています。

かつて流行したタレントさんのように、

「トゥゲザーしようぜ!」

というような、大和魂(やまとだましい)あふれる、

あやしげな英語が飛び交う授業を、です。

感謝、感謝です。

 

3年生の外国語の学習の目標は何より、

外国語に楽しく親しむことだ、と、考えております。

3年生のみなさんのおかげで、

村瀬は楽しく授業をやらせていただいています。

彼らは、苦笑いかもしれませんが。

 

というわけで、

2学期も、子どもたちと一緒に盛り上がれたらと思います。

3年生のみなさん、よろしくね。

 

それでは、また。

2学期、すたーとでーす。

2024年9月2日 17時32分

こんにちは、村瀬です。

子どもたちと村瀬のどんよりとした顔とは対照的に、

保護者の皆さんは晴れ晴れとした顔を浮かべていることでしょう。

 

昨夜の村瀬家です。

息子まいけると娘まーがれっと(通称)が、

絵に描いたようなどんよりとした顔で学校の準備をしています。

父「まいける、まーがれっとよ。

 くれぐれも忘れ物をするでないぞ」

父はそれ以上のどんよりした顔で指示します。

息「父上、分かっておりまする。

  どうか拙者(せっしゃ)に構わず、

二十四時間走り続けている女性でも応援していてくだされ」

娘「そうでございますわ。

  父上も今から明け方まで走りにいってはいかがですか?」

父「むむむ・・・」

父が歯ぎしりをしていると、

まいけるが持ち物の紙を見ながら突然叫びました。

息「はっ!!

なんと、この外来語の書物もやっておけだと!

  なんたる不覚・・・。無念でござる・・・」

そう言うと、あわてて課題を始めました。

その様子を見て、まーがれっとも叫びます。

娘「そうでしたわ!

  わたくしも外来語の書物に、

  友達の似顔絵を描いておかねばならぬのでした・・・」

そう言うと、あわてて課題を始めました。

父「ほれ見たことか!

  父上の優しさを無下(むげ)にしたバチが当たったのじゃ!

  はっはっは、思い知ったか。

  以後、父上をもっと大切にせよ。

  まあ、気付いてよかったのお。

  これで、すっきり、始業式を迎えられるのお。

  ん? 始業式?

  はっ!」

息「父上、どうなされました?」

父「始業式の準備をし忘れておった・・・」

娘「なんたる愚か者なのですか!」

こうして、まいけるとまーがれっとは遅寝(おそね)のため寝不足に、

父は早朝出勤のため寝不足になり、

三人そろってますますどんよりとした顔をして、

始業式を迎えたのでした。

 

さて、そんなことはさておき、

2学期が始まりました。

各学年、行事が盛りだくさんです。

楽しいことばかりではないでしょう。

苦しいこと時間も、きっとあることでしょう。

でも、その苦労が、成長を後押しすることになるのだと信じます。

子どもたち、保護者の皆さん、我々教員が手を取り合って、

みんなで前に進んでいけたらと願います。

2学期も、どうぞよろしくお願いします。

 

それでは、また。

夏休みの思ひ(い)出。

2024年8月21日 15時26分

こんにちは、村瀬です。

大変ご無沙汰しておりました。

みなさん、充実した夏休みをお過ごしでしょうか。

今日は久しぶりにオレンジキッズに会えました。

「プールに行ったよ」

「ねずみの国に行ったよ」

「飛行機に乗ったよ」

「カヌーに乗ったよ」

「おばあちゃんにお盆(ぼん)玉もらったよ」

なんて、まぶしい笑顔で思い出を伝えてくれた子どもたちがいました。

村瀬はただただ、

「いいなあ。

ぼくもねずみさんやアヒルさんに会いたいなあ。

お盆玉ほしいなあ」

と、指をくわえているだけでした。

 

文字通りの「猛暑」が続いております。

お盆の期間、あまりにも暑いし、

風前の灯火(ともしび)である父権(ふけん)を取り戻そうと、

父村瀬は我が子に提案しました。

父「皆の者、喜べ。

 父はお盆期間、全ての予定を空けておる。

 この暑さでお主たちも溶けそうであろう。

 そこでじゃ、水に浸(つ)かれる場所に連れていってやろう」

 まいける(息子の通称)、まーがれっとよ、準備せよ」

ま「父上、拙者(せっしゃ)はただいまより、

 籠球(ろうきゅう・ばすけっとぼーる)を仲間として参りまする。

 父上に構っておる暇はございませぬ。

 それでは、ごめん!」

父「むむむ、仕方あるまい・・・。

 ではまーがれっと、参るとするか」

娘「母上が出掛けているということは、

まさか、父上と二人で、でございますか?

もってのほかでございます。

それならば、読書をして感想を文にしたためたほうが、

まだ、ましでございます」

父「む、むむ・・・」

そんなわけで、仕方なく、父村瀬は、

お風呂にぬるま湯をため、

ひとりで潜(もぐ)って遊んでいたのでした。

 

想像してみて下さい。

初老を迎えた男が、

ひとりお風呂で潜っているんですよ?

何秒潜れるか、ひとりで競っているんですよ?

涙が出そうでしょ。

お仕事などで忙(いそが)しくて、

外出が難しかったご家庭もきっとあることでしょう。

だけど子どもたちよ、

落ち込む必要はありません。

村瀬よりましだな、と思えばいいのです。

 

そんな誰からも相手にされない父村瀬が、

夏休み中はまっていたのが、

「スポーツ観戦」です。

特に「オリンピック」と「高校野球」に、

ドはまりしていたのでした。

 

オリンピックは時差が大きかったため、

連日寝不足の日が続いてしまいました。

夜中は当然誰も付き合ってくれませんので、

ひとりで、声をあげず、大騒ぎです。

(大きな声を出すと、叱られます。)

悲喜交々(ひきこもごも)、様々なドラマが生まれましたが、

その都度(つど)胸を打たれた村瀬なのでした。

 

甲子園を舞台にした高校野球も同様です。

この炎天下で、一球一球に全力を傾ける球児に、

こみ上げてくるものがありました。

昔、村瀬の祖母が、

高校野球を見ていると、

毎試合のように涙をこぼしていました。

縁(えん)もゆかりもない高校生たちに対して、

よくもまあそんなに泣けますなあ、

と、笑っていた孫村瀬ですが、

今ではその気持ちが、痛いほど分かってしまいます。

やはり、初老だからなのでしょうか。

 

きっとこの夏、活躍する選手たちの姿を見て、

スポーツに励んだ子どもたちも、

多くいたのではないかと思います。

いつか、東小の卒業生が、

世界を舞台に、または、甲子園の場で、

汗を流す姿を目にできたらすごいことですね。

 

子どもたちにはまだ十分すぎるほどのチャンスがあります。

初老にだって、きっと・・・。

馬、乗ってみようかな。

そんなことを考えながら、

残りわずかとなった夏休みを過ごしている、村瀬です。

 

さて、久しぶりにもかかわらず、

相変わらずどうでもいいことをぶつぶつしましたが、

9月2日、今日のように、

たくさんの笑顔に会えることを楽しみにしています。

健康や安全には十分気を付けてくださいね。

 

それでは、また。

1学期しゅーりょー。 

2024年7月19日 13時57分

こんにちは、村瀬です。

とうとう、1学期が終了を迎えました。

「おはようございまーす!」

と、いつもより数倍大きな声であいさつしたり、

「なっつやっすみっ! なっつやっすみっ!」

と、リズミカルな歌を唄いながら通り過ぎていく子どもたち。

夏休みが子どもたちに与える力はいつだって巨大であります。

一方で顔を曇らせる保護者のみなさんの顔が浮かびます。

安心してください。村瀬もその一人ですので。

まあ、私たちもかつて、

夢のような時間を過ごしたことを思い出し、

どうにか乗り越えようではありませんか!

 

さて、オフィシャルページにも記しましたが、

ここでも重ねて御礼申し上げます。

いろんなことはありましたが、

とにもかくにも、

全員が1学期を終えることができたことは、

私たち教員の何よりの喜びです。

その裏に、

保護者のみなさんの強力なサポートがあったことは、

疑いようのない事実です。

本当にありがとうございました。

 

保護者のみなさんだけでなく、

地域のみなさん、

市役所のみなさん、

業者のみなさんなど、

多くの支援があったおかげで、

学校運営がどうにかこうにか成り立ったということもまた、

紛れもない事実です。

併せて感謝申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

明日から夏休みです。

非常に厳しい気候が待ち受けていると予想されています。

子どもたちだけでなく、ご家族のみなさんも、

健康には十分留意してお過ごし下さい。

 

ちなみに村瀬家は、

つい先日より娘まーがれっと(通称)が体調を崩しており、

父村瀬も看病に当たっております(嫌がられながら)。

ちなみに父村瀬も、

つい先日より口内環境に不具合を抱え、歯科に通っております。

この前は、

歯と歯茎(はぐき)の間の歯垢(しこう)を除去する、

という体験をさせていただきました。

4回に分けて行うというので、

(へいへい、1回で全部やってくれよー)

と、心で呟(つぶや)いていました。

が、回数を分ける意味が分かりました。

痛いのなんのって。

「痛かったら教えてくださいね」

と、言われたのですが、

そこは意地を張り、拳(こぶし)を握りしめて耐え抜きました。

まあ、背中が汗でびっしょびしょになり、大きなシミができておりましたが。

4分の1の作業で燃え尽き、灰になっていた村瀬です。

 

村瀬家のようにならぬよう、健康第一でお過ごし下さいね。

 

なんて最後までどうでもいいことをぶつぶつして、

1学期を終えたいと思います。

稀少なぶつぶつ読者のみなさん。

時折かすかに聞こえてくる励ましの声のおかげで、

今学期もどうにかノルマを達成することができました。

ありがとうございました。

 

みなさん、どうぞ素敵な時間をお過ごしくださいませ。

 

それでは、また。

バタバタの中身。

2024年7月11日 16時39分

こんにちは、村瀬です。

本日も梅雨空がひろがっております。

いつ雨が振ってもおかしくない空模様です。

 

そんな中、今日も保護者会です。

蒸し暑さ&天候不良でご不便をお掛けしております。

 

「やい村瀬、いつぶつぶつするんだよ」

と、希少(きしょう)なぶつぶつ愛読者の少年に、

今朝、声を掛けられました。

「あ、いや、少し、たてこんでおりまして・・・。

 週に一度の更新まで少々余裕がありますので、

 もう少しお待ちいただけますか・・・」

と、言葉をにごすと、

「担任の先生たちよりひまなんでしょ?」

という実に鋭(するど)い指摘(してき)を受けました。

 

確かに保護者会期間中の村瀬は、

担任の先生方に比べれば、

比較的ゆとりがあるはずです。

が、なんだかバタバタしているのが実情です。

何をバタバタしていたのだろうと、

振り返ってみます。

 

今日は先程まで、

「レレレのおじさん」

になっていました。

現在運動場が駐車場となっております。

そうすると、

運動場の砂が巻き上げられたりタイヤにくっついたりして、

どうしても校外に砂が流出してしまうのです。

すると、学校周りの道路が汚れてしまいます。

近隣にお住まいの皆様、いつもすみません。

というわけで、校長先生、教頭先生、校務主任のY先生とともに、

お掃除していたわけでございます。

ところで、

「レレレのおじさん」

って、伝わるのでしょうか?

 

昨日は、ハチさんが校舎内に忍び込んでいたので、

虫取りアミを持って走り回っておりました。

「おじさんが少年のようにはしゃいでる」

という目で保護者の方が遠目に見ておりました。

 

一昨日(おとつい・おととい)は、

学童の指導員さんから、

「ハチの巣がプールのそばの木にあります」

との報告を受けました。

毎朝子どもたちが登下校に使う通路のすぐ脇に、

なかなか立派なサイズでそれはありました。

いつ子どもたちが攻撃されてもおかしくありません。

村瀬とY先生、教頭先生のおじさん三人組の出動です。

濃い色の半袖シャツにぺらぺらジャージという、

いつでも刺(さ)して下さい、

という軽装(けいそう)。

その上、業者さんの対応により、Y先生の脱退も重なり、

かなりドキドキの戦闘となりましたが、

どうにか無傷で勝利を収めることができました。

 

あれ、こうやって書くと、

あまり、いそがしくない感じですね・・・。

いや、でも、他にもいろいろあったんです。

〆切間近の書類の作成とか、

〆切間近の書類の提出とか、

〆切間近の書類の捜索(そうさく)とか・・・。

 

もう少し計画的に生きたいと思う、村瀬なのでした。

少年、ちゃんとぶつぶつしたよ!

 

それでは、また。

じゅー。

2024年7月5日 14時20分

こんにちは、村瀬です。

「暑さ指数」が日に日に上昇しております。

今日は昼頃、今年度最高の「32.5」を記録していました。

朝も、ぐったりしながらたどり着く子も少なくありません。

三本木方面のガールズチームが、

「村瀬、スクールバスを実現させなさいよ」

と、毎朝のように訴えてきます。

「村瀬にそんな力があるように見えるのかい?」

と返すと、鼻で笑われました。

 

そんな中、あれは4年生の少年たちだったでしょうか、

「じゅー、じゅー、じゅー、じゅー・・・」

と、同じ言葉を繰り返しながら通りがかりました。

「きみたち、遠方から大変だったね。

 じゅーじゅーじゅーじゅー焦(こ)げてしまいそうなんだね。

 しかしだね、そんな効果音を立てていると、

 よけいに暑さが増しそうだから、

 もっと涼(すず)しい音を奏(かな)でたまえ」

村瀬が声を掛けると、少年たちは、

やれやれ、という顔をしてこう返してきました。

「村瀬、ちがうよ。

 夏休みまで、あと「じゅー」なんだよ」

一瞬「?」が浮かびましたが、

「じゅー」=「10」と分かり、納得しました。

 

今日を含め、学校登校日は、

夏休みまで残り10日となっておりました。

一日一日は濃密で、長く感じる日も多々あったでしょうが、

気がつけば、

子どもたちにとって夢のような時間が、

(大人たちにとって悪夢のような時間?)

すぐそこまでせまっております。

その喜びは、どうやら暑さに(余裕で)勝(まさ)るようです。

夏休みを気持ちよく迎えられるように、

各学年、まとめの時期に入っている様子です。

また、健康を崩してしまっては、

せっかくのお休みが台無しになりかねませんので、

子どもたちの体調も注意深く観察しています。

ご家庭でも健康には十分留意していただきたく思います。

 

さて、「10」に関することで、

もう一つ頭に浮かんだことがあったので、

村瀬は得意げに子どもたちに話しかけます。

「『10』といえばだね、きみたち、

東小のホームページのことを知っているかね?

なんとこの度、

ホームページの閲覧(えつらん)数が、

『10万人』を突破したんだぜ。

どう思う、きみたち。

とんでもない数だろう?

日進市の人口(4月1日現在:93,881人)を、

超えちゃっているんだぜ。

一体何年かかってたどり着いたか分からんがね。

はっはっはっ」

気がつけば子どもたちはいなくなっていましたが、

上記のことは事実です。

「オレンジキッズカウンター」

をご覧いただければ分かります。

 

この数が多いから収入を得ることができる、

なんてことはまるでないので、

どうでもいいといえばいいことです。

しかし、

わずかでもホームページに携(たずさ)わる身としては、

誰かが見てくれている、

という事実は大きな励(はげ)みになります。

そんなわけで、

いつもご覧いただいているあなた、

本当にありがとうございます。

 

今後も、

オフィシャルページ「本日のオレンジキッズ」はできる限り毎日、

非オフィシャルページ「ぶつぶつ」は隙(すき)をついて週に一度は、

更新を重ねていく所存でございます。

今後とも、どうぞご贔屓(ひいき)に。

 

それでは、また。

アサガオ問答。

2024年7月2日 17時00分

こんにちは、村瀬です。

7月に入りましたね。

今日も梅雨らしい空が広がっていますが、

1年生が育てているアサガオが次々顔を開き、

職員室前の通路が大変華やかになっております。

 

今朝の話です。

同じ分団なのでしょうか、

6年生と1年生の少年ペアがアサガオの前で立ち止まりました。

1年「お水あげなきゃ」

6年「今日はあげなくていいよ」

1年「なんで?」

6年「お昼から雨が降るからさ」

1年「でもあげないと、お花咲かないよ」

1年ボーイは「雨が降ること」と「水やりをすること」が、

アサガオにはとって同義だということは、まだつかんでいない様子です。

どんなときでも自分が水をあげないとアサガオが困ってしまう、

という優しい気持ちと責任感から、

そのように発言したのでしょう。

6年生は苦笑いを浮かべます。

さあ、どうする6年ボーイ?

このままでは、アサガオ、水浸しだぞ。

がんばれ、6年ボーイ!

村瀬はエールを送りながら見守ります。

6年「人間だってさ、1日くらいお水飲まなくても、

  生きていけるでしょ?

  アサガオだって大丈夫だよ。

  それにね、お水をあげすぎると、

  お腹いっぱいになりすぎて、かれちゃうんだって」

ほぉーーー。

村瀬はその説明に唸(うな)りました。

こうして1年ボーイは水やりをあきらめ、

6年ボーイと共に昇降口へ向かったのでした。

 

村瀬も考えました。

雨降りの日でも水をあげようとする子どもに対して、

どのような言葉で説得するだろう、と。

「ならぬことは、ならぬものです」(あかんものは、あかん)

(会津藩(あいずはん)『什の掟』(じゅうのおきて)参照)

と、びしっと告げるか。

はたまた、

「過剰な水分供給は、土壌が長期間浸潤な状態にしてしまい、

 そうすると土壌中の酸素濃度が低下し、根が酸欠状態になり、

 根腐れを原因となりうる。

 そのため、雨天が予想される中では、

 水やりは控えたほうがよろしいぞ」

と、知的に伝えてみるか。

いやいや、相手、1年生だし。

なんて、自問自答をしばらく繰り返していました。

 

ところで、この自問自答こそ、私たち教員が日々行う、

「教材研究」のベースとなるものに他なりません。

この内容を子どもたちが理解しやすくするためには、

どういう言葉で伝えよう?

あの子だったら、どういう反応を示すだろう?

この子はきっと、こういう質問をしてくるだろうから、

そのときは、どう返すといいだろう?

 

もちろん、うまくいくときばかりではありません。

むしろ、村瀬のように、

うまくいかず、反省することの方が多いかもしれません。

しかし、その反省をそのままにせず、

また次の授業に生かしていく。

そうして私たちは、

授業力(指導力)を高めていくのだと思います。

そう考えると、「教わる」側だけでなく、

「教える」側も一緒に学びを深めていくことができるのです。

 

教員って、

成長し続けるチャンスを無数に手にできる、素敵な職業なのですね。

なんてことを宣伝して、

教員志望者を増やそうと企(たくら)む、村瀬です。

そして、今朝1年ボーイと一緒に学びを深めた6年ボーイにも、

「一緒に学校で働かないか?」

とスカウトしようかとも考えている村瀬なのです。

 

それでは、また。

困ったときは。

2024年6月26日 17時01分

こんにちは、村瀬です。

予想に反して、陽射しが差し込む時間が長くなっております。

本校では本日、市内の小中学校の先生方がお越しになる会議があり、

村瀬は来校された皆様の車の誘導を行っておりました。

念のためにと、事前に水分を多量に摂取(せっしゅ)したところ、

どうも水分過多(かた)になってしまったようで、

誘導開始3分で、猛烈にお手洗いへ向かいたくなりました。

暑さではなく、違う原因で汗をかきましたが、

どうにか間に合ってよかったです。

そういえば、暑さ以外の汗を、今日は違う場面でもかきました。

 

私たち教員は、

教員である前に、

一人の人間です。

また、一人の保護者である場合もあります。

ですので、時に体調を崩してしまうこともありますし、

保護者のみなさんと同じように、

学校行事や家庭の都合で学校に来られない場合もあります。

それに、出張等で教室を空けなければならないことも多々あります。

そんなときは、担任の代わりに、

誰か教員を配置しなければなりません。

ずいぶん前(昨年度)にぶつぶつしましたが、

そのことを「補欠を組む」といいます。

そんな役目を、村瀬はよく担(にな)います。

そんなとき、いつでも力を貸してくださるのが、

K先生、M先生、H先生、W先生、F先生といった、

普段補助的に各学年、学級を支えて下さっている先生方です。

補助の先生方がいらっしゃらなければ、

間違いなく学校は回っていきません。

「あのぉ、今日は〇〇先生がお見えにならなくてぇ、

 ○年○組で人手が必要なんですけれどもぉ、

 もしよろしければ、そちらに入ってもらえませんかぁ?」

と、村瀬がモジモジしながらお伝えすると、

みなさん、二つ返事で引き受けてくださいます。

村瀬は補助の先生方に足を向けて眠れないので、

立って寝ているほど感謝しています。

 

しかし時に、

補助の先生方の都合が付かず、

村瀬やY先生、教頭先生といった、

担任外の先生方も授業の関係で補欠に入れない、

という非常事態も発生することがあります。

今日もそんな状況でした。

そして、暑さではない、汗をかいていたのです。

 

どうしよう、どうしようと、

危(あや)うく気を失いかけたとき、

「私、3、4時間目、授業ないから入れますよ」

と、4年のY先生が声を掛けてくれました。

「ワタクシも3時間目なら」

と、3年のI先生も。

通級担当のO先生も、

「アタクシも入りますわよ」

と、言葉をくださいました。

 

授業がない時間を「空きの時間」と呼びますが、

何も休憩時間ではありません。

授業の研究や準備、

回収したプリントやテストの○付け、

その他事務的な仕事をこなすなど、

担任の先生方にとって、

「空きの時間」は実に貴重な時間です。

それにも関わらず、

困っているとそんな声を掛けてくださるのです。

 

今日の3名以外にも、

村瀬がパニックになり、ベソをかきそうになっていると、

同じように声を掛けてくださる先生方がたくさんいます。

K先生、S先生、T先生、M先生、U先生、J先生、F先生、I先生などなど、

ざっと振り返っただけで、多くの顔を浮かびあがります。

 

先日なんて、

村瀬が先生方のデスクに背を向け、

腕を組み、天を仰ぎ、口を開けていると、

「村瀬、私、5・6限なら入れますよ」

と、M先生が言葉をくださいました。

きっと村瀬が、頭の中で補欠を組み、

悩んでいるに違いないと思ったのでしょう。

しかしその時、村瀬は、

(あれ、歯医者さんの予約って、

 今日だったっけ? 明日だったっけ?

 あ、歯間ブラシもってくるの忘れたな)

と、どうでもいいことを考えていたのでした。

「先生、ありがとうございます!

お気持ちだけで十分です!」

なんて返しましたが、

M先生、あの時はごめんなさい。

(おまけに歯医者さんの予約は、前日でした。)

 

そんなことはさておき、

「手前みそ」の話になり恐縮ですが、

本校の職員は、

「困ったときはお互い様」という思いやりの精神を大切にして、

行動に移すことができる人々が大勢います。

これは、東小学区のみなさんと同じだなあ、と感じます。

担任が不在の際は、

いろいろとご迷惑やご不便をお掛けすることもあるかと思いますが、

持ち前のその思いやりを発揮していただき、

ご理解いただけますとありがたいです。

 

なんてことを考えて、

担任不在の学級に入り、

テスト監督をしながら、

ぶつぶつしている村瀬なのでした。

 

それでは、また。

見守るということ。

2024年6月24日 15時11分

こんにちは、村瀬です。

6月も最終週を迎えております。

今週の天気予報は雲と傘がずらりと並ぶ、

梅雨らしい天候が続くようです。

 

昨日もぐずついた天候でしたね。

村瀬は目覚めとき、

カーテンをオープンして外の様子を見るようにしています。

昨日もいつもと同じように外を見ると、

灰色の空が広がっておりました。

「おお、空よ、お前もか。

 わしもどんよりしておるのだよ。

 そんなときは、そう、休むにかぎる。

 よし、今日は布団から一歩たりとも出るものか」

と決意し、カーテンを閉じようとしました。

そのとき、視界を横切るものが現れました。

ツバメです。

それも、3羽続けて。

そのうち2羽は、最初に横切った個体より小さく見えました。

きっと、親子に違いありません。

ひょっとすると、

「巣立ち」のときだったのかもしれません。

 

もうご覧になられた方もいらっしゃるでしょうが、

オフィシャルページ「本日のオレンジキッズ」で記したように、

本校の某場所にも現在、ツバメが巣を作り、子育てに励んでいます。

気付いたのは、音楽専科のS先生です。

S先生は、親鳥が巣を作り始めた頃から今日に至るまで、

日夜見守り続けています。

もしもヒナが巣から落ちてしまったら、

という万が一の事態にそなえ、その対応を調べるなど、

本腰を入れてツバメ家族を見守ってくださっています。

先日、S先生に案内をしてもらったのですが、

「ツバメの巣はどこー?

 わー、ほんとだー。あんなところにあるー。

 ツバメは中にいるのー? あれーいないのかなー?」

などと、

S先生が物音を立てない努力をしている一方で、

村瀬一人で騒いでしまったものですから、

危険を感じたのでしょう、

巣から親鳥が飛び立ってしまいました。

呆れ果てたS先生なのでした。

 

もう何十年も前のことになりますが、

村瀬家の軒下(のきした)にも、

ツバメの巣ができたことがありました。

母村瀬は巣の下が汚れることにぶつぶつ言っておりましたが、

少年村瀬は大喜びです。

巣作りは順調に進行し、

やがて、チーチーチーとヒナたちがエサを求めるようになりました。

少年村瀬は興奮します。

何かの映像で見たように、親鳥がヒナにエサを与える瞬間が見たい。

そんな思いで巣のそばで待ち構えていましたが、

一度たりともやってくることはありませんでした。

ただ、そばの電線に停まって、

こちらの様子をうかがっていることはありました。

警戒してのことでしょう。

ヒナたちのチーチーチーは、

「トーチャンカーチャンオナカスイタヨー」

というよりも、

「ムラセジャマダヨドッカイケー」

だったのだろうと、今は思います。

 

餌付けをする瞬間は一度も見ることはできませんでしたが、

少年村瀬は幸運にも、巣立ちの瞬間を目にすることができました。

公園に遊びに行き、帰宅したときのことです。

巣のへりに3羽のツバメが足をかけていることに気づきました。

少年村瀬は少しだけ学習し、

これはそばに寄りすぎてはいけないだろうと、

「張り込み」をする刑事のように、

離れたところから、じっと見守っていました。

少しして、

見守っているのは、少年村瀬だけではないことが分かりました。

そばの電線に、親鳥が停まっていたのです。

幼いなりにも、その姿に感動を覚えました。

へりの上で、何度も羽をばたつかせるヒナたち。

かなりの時間、その様子が続きましたが、

ある瞬間に1羽が思い切って飛び立ち、

他の2羽がそれに続きました。

その後、親鳥とすぐに合流し、

4羽そろって飛び去っていったのでした。

 

その光景は、

少年から中年へと変貌(へんぼう)を遂(と)げてしまった今でも、

村瀬の宝物となって胸の内にあります。

ただ、かつてはヒナたちが飛び立つ姿が輝いていましたが、

現在は、電線に停まっていた親鳥の姿に眩(まぶ)しさを覚えます。

それはきっと、

学校という場所において、親代わりの立場にいるから、

そして、

村瀬自身も親になったからでしょう。

 

子どもが幼い頃は手取り足取り支える必要があります。

しかし、いつまでも、手をつないでいるわけにはいきません。

ツバメが自分の羽で空をかき、巣立ちのときを迎えるように、

子どももやがては「自立」をして、社会に巣立つ必要があるからです。

手を出さず、「見守る」ということが、

口で言うほど簡単なことではないことは、

子どもを支える立場の人なら、きっと誰でも理解できると思います。

失敗してほしくない、傷ついてほしくない。

そう願うのが親心なのでしょうが、

いつでも先回りして、安全な道を用意していては、

「自立」することが困難になってしまいます。

失敗することでしか、

傷を負うことでしか、

学べないこともたくさんあります。

 

いつまで、どこまで、

手を出すか、口を出すか、

教員としても、親としても迷い続けている村瀬です。

でもきっと、村瀬だけでなく、

多くの教員が、多くの保護者の方が、

同じように悩んでいるのだと感じます。

「親鳥」仲間として、

みんなでヒナたちのことを考え、見守っていけたらと願います。

 

すみません。

ツバメへの想い入れが強すぎて、

ついつい長々とぶつぶつしてしまいました。

最後に、

「ツバメが巣をかける家は縁起がよい」

と、昔から言い伝えがあります。

家ではないのですが、

きっと学校にとってもよいことがあるに違いありません。

 

それでは、また。

戦わない勇気。

2024年6月20日 17時02分

こんにちは、村瀬です。

天気予報に傘マークが並び始めました。

ようやく、梅雨入りでしょうか。

連日雨が続くと気分が晴れないかもしれません。

が、水不足や農作物の生育が心配な状況です。

農家のみなさんの悩みが解消されるくらいには、

雨が降ってほしいものです。

 

さて、気候がすっかり夏に変わり、

暑さに強い生き物たちが活発になってきました。

残念なことに、

人にとってキビしい相手となる者たちも、

いよいよ登場してしまう時期となってしまいました。

ハチさん、そして、ヘビさんたちです。

今週は、

マムシさんの目撃情報が相次いでしまいました。

 

「村瀬、遊歩園にマムシいたよ」

と、どんぐり学級の少年から報告を受けました。

「なぬ! そいつは危険だ!

 皆の者に離れるように伝えてくれ!」

と、返答した2分後、

「村瀬、プールのそばの植え込みにマムシがいたよ」

と、3年生の少年から報告を受けました。

「なぬ! そいつは危険だ!

 皆の者に離れるように伝えてくれ!」

と、リピートしたのでした。

すると少年は、

「村瀬、戦いなよ」

と、とんでもない提案をしてきたので、

「少年よ、戦わない勇気も、

 時には大切なのだよ」

と、なんだか深そうな言葉を返したところ、

全く納得していない顔で去っていきました。

「けっこう、いいこと言ったと思うんだけどなあ」

と、遠ざかる少年を見送ったのでした。

 

そんなわけで、

目撃情報が相次いだ遊歩園について、

当面の間「立入禁止」

という措置をとらざるを得なくなってしまいました。

この後おそらく、スズメバチさんたちも飛来するので、

かなり長い間、閉ざされてしまうでしょう。

とても残念なことですが、

子どもたちの安全にはかえられません。

 

オレンジキッズのみなさん。

しばらくの間、遊歩園は他の生き物たちに貸してあげましょう。

それと、違う場所でヘビさんたちを見かけたら、

そっと離れて、先生たちに教えてね。

決して、戦ったり、いじわるしたりしないように。

戦わない勇気を大切に。

 

それでは、また。

小さなこと。

2024年6月12日 17時27分

こんにちは、村瀬です。

今日も暑かったですね。

給食センター様が気を利(き)かせてか、

デザートに冷凍ミカンを用意してくださいました。

子どもたちは大喜びだったようですが、

村瀬は悶絶(もんぜつ)しかけながら、食しておりました。

なぜなら、「知覚過敏(ちかくかびん)」を抱えているからです。

果肉をかじる度、

眉間に深すぎるしわが寄せられ、

「うひゃっ!」と叫び声をあげそうになっていました。

(他の職員の目を気にして、どうにか声は飲み込みました。)

給食センター様、

次は、「常温よりは少し冷たいミカン」をご準備していただけますと、

ありがたい限りです。

 

さて、

昨日の話です。

午前中、バスに揺られ、思索(しさく)にふけていた村瀬ですが(昨日ぶつぶつ参照)、

午後は担任が不在となった6年生の教室にお邪魔しました。

さすが6年生です。

村瀬がいようがいよまいが、

自分たちで声を掛け合いながら過ごすことができます。

でもまあ、テストでしたので、

さすがにいないのはまずいという理由だけで、教室に座っておりました。

 

感心したのは、

テストを配付するとき、

渡された子どもの多くが「ありがとうございます」と、

お礼の言葉を口にしたことです。

また、提出するときには、

「お願いします」

の一言も。

テスト中、落ちた鉛筆を拾って渡すと、

「すみません、ありがとうございます」

なんて言葉まで。

 

テスト後、帰りの会まで見守っていましたが、

誰に何を言われたわけでもなく、

窓を閉める子、カーテンを束ねる子、

タブレット保管庫を整頓する子、

落ちているゴミを拾う子などなど、

自主的に動く子どもが大勢いました。

 

一つ一つは小さな言葉、

小さな行動なのかもしれません。

しかし、その小さなことが、

みんなが気持ちよく過ごしていくために、

実に大きな意味をもっているように思えてなりません。

 

村瀬はとても清々(すがすが)しい気持ちで、

一日を終えることができたのでした。

 

6年生のみなさん、

どうもありがとう。

ぜひその「小さなこと」を大切にして、

この先も過ごしてくださいね。

後輩オレンジキッズたちの、手本になってほしいなと願います。

そして、みなさんが、

そのまま大人になってくれたら、

さらに、みなさんのような気持ちの人が、

増えていってくれたのなら、

きっと今より、

やわらかい世の中になるのだと思います。

 

それでは、また。

バスに揺られて。

2024年6月11日 15時52分

こんにちは、村瀬です。

今日は30℃を超える「真夏日」となる予報となっております。

水分補給が大切です。

のどが渇く前に補給しようと子どもたちに呼び掛けております。

ということで、村瀬も朝からお茶をごくごく飲みまくっております。

おかげでお腹がいっぱいです。

 

さて、本日は、5年生の水泳指導の最終日でした。

ご承知の通り、「Oスポーツクラブ」にお世話になっており、

学校からバスで向かいます。

安全上、バスには必ず教員が添乗することになっておりまして、

本日村瀬は、添乗員としての役目を仰(おお)せつかりました。

学校とプールの道のりを3往復するという任務です。

 

最初に乗車したバスには、

ぶつぶつの愛読者という実に珍しい少年がそばの席に座っていました。

「村瀬、今週のぶつぶつのネタは見つかったの?」

と、問われましたが、

「いや、まるで、ないです」

と、返答するしかなく、少年に悲しそうな表情をさせてしまいました。

そうだ、バスに揺られている間に、考えよう。

そう思い立ち、腕を組み、思案を始めます。

 

最初に頭に浮かんだのは、

教頭先生のことです。

先日送った「ラーケーションカード」に関するお知らせを、

コドモンで各家庭に送付したとき、

タイトル名に、

「令和6年」

ではなく、

「平成6年」

と記しておられました。

 

平成6年。それは今から、30年前。

リレハンメルオリンピックが開催されたり、

関西空港が開港したり、

プロ野球の青いチームと黒いチームが「10.8」に優勝決定戦をしたりした年です。

また、ドラマのセリフであった、

「同情するなら金をくれ」というインパクトのある言葉が流行しました。

当時中学生だった少年村瀬は、

夏休み、とある事情で夏休みに学校に来て欲しいと担任に頼まれた際、

この言葉をアレンジして、

「登校するから金をくれ」

と、言い放ったところ、

これでもかというほど激しく叱られたのでした。

 

いやいや、そんなミスを、大々的に公表したらまずいだろ。

そう頭を振り、思案し直します。

 

すると、再び教頭先生が浮かんできました。

教頭先生はよく、

デスクチェアの背もたれに思い切りもたれかかり、

背中を伸ばしておられます。

ほぼ180°のラインまで背中を反(そ)ります。

椅子の背もたれも、まさかそこまで反られるとは思っておらず、

間違いなく悲鳴(ひめい)をあげています。

あと何回したら、あの背もたれがバキッといき、

職員室で、ひっくり返るだろう。

そうわくわく、いや、心配しながら多くの職員が見守っています。

 

いやいや、これはまったく、中身のない話だ。

というわけで、また、思案。

 

どういうわけだか、三度(みたび)、教頭先生です。

教頭先生、実は先週、

「還暦」を迎えられました。

その日は、

「親父たちのボランティアデー」だったのでした。

(オフィシャルページ「本日のオレンジキッズ」参照)

きっと、控えめな教頭先生ですから、

村瀬のように「さあ、みんな、祝え」なんてことは言わず、

誰にも伝えることなく、

親父たちと黙々と汗をかき、作業に没頭していたに違いありません。

ですので、みなさん、いつか教頭先生に出会ったときには、

祝福の言葉を伝えていただければと願います。

 

教頭先生は、35年以上教職の道を歩まれてきたそうです。

その道中には様々なドラマがあり、

苦労もたくさんされてきたことでしょう。

それを超えて、今日に到るまで、子どもたちの前に立っておられます。

 

何かを続ける、何かをやり通すということは、

実に尊いことなのだと感じます。

親父たちのボランティアの中にも、

お子様はすでに東小を卒業しているにもかかわらず、

毎年力を貸してくださる方々がいます。

村瀬は心から尊敬している次第(しだい)です。

 

ちなみに村瀬の娘まーがれっと(通称)も、

奇遇(きぐう)なことに教頭先生と同じ誕生日です。

当日、

「喜べ、まーがれっとよ。

そなたの誕生日は、

 あの天下の副将軍と同じであるぞ。

 そなたも副将軍と同じように、

 器の大きな人間になるのであるぞ」

と、まーがれっとに伝えたところ、

「まず、副将軍を存じ上げませぬ。

 それに、父上こそ、

 器を大きくする努力をすべきでございます」

と、返されたのでした。

 

以上が、3往復中に思い浮かんだことなのでした。

 

それでは、また。

市役所に行ったよ。

2024年6月6日 18時23分

こんにちは、村瀬です。

今日も暑くなりましたね。

1年生が植えたアサガオの鉢が職員室前にずらりと並んでいますが、

水をあげているものとそうでないものの葉の「イキイキさ」が、

全く違います。

1年生や植物を育てている学年のみなさん、水やりを忘れないようにね。

 

さて本日は、前回予告したとおり、

村瀬が連れて行ってもらえた、3年校外学習の話の続きをぶつぶつします。

 

給食センターの見学を終えた後、日進市役所へと向かいました。

市役所で応対していただいたのは、

学校教育課のOさんとFさんでした。

お二人とも、村瀬がいつもお世話になりっぱなし、謝罪しっぱなしの方です。

市内の学校を支えるために、日々力を奮(ふる)っていただいているのに、

まさかこんな役割まで担っているとは!

と、びっくらこいたところから見学がスタートしました。

 

まずは1階を横切り、市民のみなさんを驚かせ、2階への階段に向かいます。

そこで、思いがけない方に遭遇しました。

かつて村瀬が東小学校でお世話になった、

なんなら村瀬の姉も40年程前にお世話になった、

前日進中学校校長のS先生です。

現在は、市内の学校や地域のために市役所にて尽力していると、

話は聞いておりましたが、初めて出会うことができたのでした。

しかし、村瀬は引率者ですので、立ち話することもできず、

「ホームページがんばっとるねえ」

という言葉だけいただき、離れてしまったのでした。

 

さて、次は2階です。

2階には、学校教育課や学習政策課、学び支援課などの、

村瀬が、いえ、学校がお世話になりっぱなしの課がずらりと並んでいます。

その入口では、

村瀬の6年生の頃の担任であり、

過去ぶつぶつで度々登場している、

前南小学校校長のT先生が、

相変わらずの大きな声で出迎えてくださいました。

聞くところによると、3年生担任のT先生も、

かつて南小学校でお世話になっていたそうです。

思いがけぬ遭遇に、足が震えたと申しておりました。

 

その後は3階です。

そこでも、前任校のA小学校にて、

PTA活動を中心にお世話になった保護者の方に声を掛けていただきました。

また、同じフロアに、

これまた前任校にて、ICT関係のことや施設のことで度々力を借りたIさんが、

いらっしゃいました。

当時何度も何度も連絡させていただきましたので、

大変懐かしく思い、Iさんに対して、

「Iさん、久しぶり!

 村瀬だよ!

 あの頃は仲良くしてくれてありがとう!」

という想いを込めて、満面の笑みで会釈をしました。

Iさんは、

怪訝(けげん)そうな顔で軽く頭をさげてくれました。

あの顔は、すっかり村瀬のことを忘れていたに違いありません。

どうやら、想いは一方通行だったようです。

(それか、Iさんとは全く違う方だったかのどちらかです。

 その際は、怖がらせてしまい、ごめんなさい。)

 

そんな邂逅(かいこう)を何度も繰り返し、

最後に5階の「議場」に到着しました。

議場での子どもたちの様子は、

オフィシャルページ「本日のオレンジキッズ」をご覧ください。

ところで、そちらに記しましたが、

議場を見学中、思いがけないスペシャルゲストがやってきました。

本来公務のために来ることができないはずだった、

日進市長様が、

どうにか時間をつくって顔を出してくださったのです。

(3年3・4組のみなさん、ごめんなさいね。)

市長様は、

時間いっぱいまで子どもたちの質問に答え続けてくださいました。

市長様、

議会よりも激しく、また難解な質疑に対して、

とても丁寧にご回答いただき、誠にありがとうございました。

また、名刺のお土産までいただき、重ねて御礼申し上げます。

 

そんなこんなで、

子どもたちにとっても、村瀬にとっても、

大変実りの多い時間になりました。

なかには、

お父様やお母様が市役所で働いている子どももおり、

にわか「職場見学」にもなり、

余分に充実した時間となったようでよかったです。

 

市役所の皆様、

子どもたちのため、学校のため、市民のため、

日々力を尽くしていただき誠にありがとうございます。

そんな中、見学をさせていただき、感謝感謝感謝です。

このご恩に報いるために、

今回見学したことを、

3年生はしっかりとまとめ、学びを深めてくれるはずです。

そして、

「ぼくたちのためにこんなにがんばってくれてるんだ!」

「わたしたちのために素敵な街にしてくれてるんだ!」

と感じたはずですので、

良き日進市民ともなるはずです。

ちなみに、

村瀬の住民票は他地区にありますが、

心は、日進市民です。

 

2日間に渡り、ありがとうございました。

 

それでは、また。

給食センターに行ったよ。

2024年6月5日 18時08分

こんにちは、村瀬です。

6月に入りましたね。

本日は30度近くまで気温があがったようで、

いよいよ夏本番といったところでしょうか。

 

さて本日の東小学校は、

朝からバタバタしておりました。

村瀬もいつも通りバタバタしており、

補欠を組んだり、(「補欠」という言葉については過去ぶつぶつ参照)、

様々な先生にお願いしたり、

それ以上の先生に謝罪したり、

舌を噛んで出血したりしている内に、

2年3組で行われていた「PTA絵本読み聞かせ」が終わっており、

悔しい思いをしたのでした。

(ボランティアのみなさん、今日もありがとうございました!)

 

それでも、今日は珍しく、

村瀬は3年生の校外学習に連れて行ってもらえる喜びがあったので、

どうにか乗り越えることができました。

見学の詳細については、

すでにオフィシャルページ「本日のオレンジキッズ」に、

写真付きで紹介させていただきました。

ということでこちらには、

それ以外のことをぶつぶつします。

いつも通り中身がないので、

引き返す方はこちらで幕を下ろしてください。

 

本日の見学は、「給食センター」と「日進市役所」でした。

他の地域に放出することは危険だという判断からなのか、

村瀬は教員生活の全てを日進市で送っております。

とても幸運なことですが、

日進市に閉じ込められて、かれこれ20年近くになるにも関わらず、

村瀬は初めて給食センターに足を踏み入れたのでした。

映像で確認したことはあったものの、

実際にその目で見て、

調理施設の規模や調理器具の大きさにびっくらこきました。

幸運にも調理(下処理)をしているところも目にすることもできました。

7、8人の方々が役割を分担し、

メロンを次々に一人分の大きさにしていく姿や、

1m越えの大きなしゃもじを使い、具材を炒めている姿を見て、

再びびっくらこきました。

野菜の裁断等、マシンを導入しているところも当然あるのですが、

ここまで「人の手」が必要とされていることに、驚かされました。

この作業を毎日、毎日、毎日、毎日繰り返していると考えると、

自然に頭(こうべ)が垂(た)れ、

合掌(がっしょう)していた村瀬なのです。

 

「本日のオレンジキッズ」にも記しましたが、

給食センターの方の一番の喜びは、当然かもしれませんが、

「残菜がない」ことだそうです。

これだけ苦労をして作った物が、

残された状態で返ってこれば、

猛烈に悲しいに決まっています。

 

村瀬が担任だった頃、

少しでも残菜を減らすために、

「残菜0パーティー」なるものを開催していました。

これは、残菜がなかった日が一定数になると発動し、

学級活動等でレクリエーションができる、というものです。

もちろん、アレルギー等を抱える子どももいますので、

無理はさせられません。

残すことも減らすことも許されず、

掃除の時間まで、

へたしたら午後の授業まで、

給食を食べさせられた経験のある村瀬ですが、

そんな昭和的指導は当然ながらできません。

「いいかね、きみたち。

きみたちを支えるために、

どれだけの命が給食に並んでいるか、

考えたまえ。

きみたちが給食を食べるために、

どれだけの人が関わっているか、

考えたまえ。

それを残すということは、

どれだけの命を、どれだけの労力を、

無にする行為なのか、

考えたまえ」

などと、心に訴えるのみです。

素直な子どもたちは、そんな言葉だけでも、

大きく変わります。

一体何回パーティーをしたことでしょう。

学習が遅れるというデメリットもありましたが、

命を無駄にしないということは、

それ以上に大切なことだと、村瀬は認識しておりました(現在も)。

 

農家の方、漁師の方、食材を準備する方、

献立を考える方、調理する方、運搬する方、などなど、

本当に多くの方の努力があって、はじめて給食をいただける。

それを支える無数の命があって、はじめて私たちは生きていられる。

そのことを常に心に留(と)めておいてほしいと願います。

そして、いつの日か、できる限り早い内に、

残菜量市内ワーストワンという汚名を払拭してほしいと期待します。

 

最後になりましたが、

給食に携わる全ての方々と命に、心より感謝申し上げます。

 

長くなりましたので、今日は口を閉じます。

次回「市役所に行ったよ」編でお目にかかりましょう。

 

それでは、また。