こんにちは、村瀬です。
今日もしっかり暑いですが、
子どもたちはいつもより、明らかに、
元気な子が多かったです。
そりゃそうですよね。
明日からいよいよ夏休みです。
子どもたちの顔が快晴である一方、
保護者のみなさんの顔が曇(くも)っているであろうことは、
想像に難(かた)くありません。
ということで、
1学期終了です。
どんな時間になったでしょうか。
楽しかったでしょうか?
しんどかったでしょうか?
いっぱい笑えたでしょうか?
涙がこぼれたでしょうか?
きっと人それぞれだったと思います。
どんな時間を過ごしたとしても、
今日にたどり着くことができた。
という、事実は、手放しで喜ばしいことですし、
誇りに思うべきことだと思います。
それを祝して、
村瀬がみなさんに盛大な拍手を送ります。
ぱちぱちぱちぱちぱち。
さて、そんな村瀬の一学期は、
どんな時間となったのか。
振り返ると、
いろいろなことがありました。
とは思うものの、
具体的な出来事はなかなか思い出せません。
朧気(おぼろげ)な記憶を、
月別にどうにか辿(たど)ってみましょう。
4月。
久しぶりの東小学校。
ドキドキし続けた毎日。
もう、何が何だか分からないまま、
時間だけが通り過ぎていきました。
5月。
相変わらず、
ドキドキし続けた毎日。
相変わらず、
何が何だか分からないまま、
時間だけが通り過ぎていきました。
あ、そういえば、
ジブリパークに連れて行ってもらえませんでした。
6月、7月。
なんだかんだ言って、
ドキドキし続けた毎日。
結局、
何が何だか分からないまま、
時間だけが通り過ぎていきました。
そして、
やり残した仕事の数々が、
村瀬の未来を薄暗くしているのでした。
そんなわけで、
振り返っても意味がありませんでした。
ただ、はっきりと理解していることは、
東小学校でなければ、
村瀬はすでに、干からびていたであろう、
ということです。
子どもたちのやさしさ、
保護者のみなさんのやさしさ、
市役所のみなさんのやさしさ、
そしてまた、
手前みそながら、
本校教職員のやさしさのおかげで、
どうにかこうにか、
村瀬は今日も職員室の片隅に、
居座ることができています。
村瀬の半分以上は、
みなさんの「やさしさ」でできています。
某(ぼう)頭痛薬以上の割合です。
ありがとうございました。
また、
レアな読者のみなさんから、
ごく希(まれ)にいただいた声援を頼りに、
このようにぶつぶつし続けることもできました。
重ねて御礼申し上げます。
さあ、明日から夏休みです。
各ご家庭で、
一つでも素敵な思い出が創られますことを、
願ってやみません。
くれぐれも、
安全と健康にはご留意いただき、
再び元気な顔で全員集合できることを祈りつつ、
口を閉じたいと思います。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
溶けますね。
マイフレンド、ひつじの「さつき」さん(過去ぶつぶつ参照)も、
もふもふに包まれて、見るからにうなだれています。
「さつきさん、大丈夫ですか?」
「め~」
いつもより小さく短い返事に心配になります。
「よければ、もふもふ、ぼくが切りましょうか?」
「め~~~~~~~~」
大きな声を上げ、立ち上がりました。
寄ってくるかと思ったら、木の陰に隠れました。
これは、喜び、ではなく、拒絶。
どうも村瀬の不器用さは、
羊界にも知れ渡っているようです。
さて、いよいよ、
1学期も終わりを迎えます。
振り返ればいろいろあったのでしょうが、
頭が茹(ゆ)立っているようで、
ぼんやりとしか思い出せません。
いや、
ぼんやりとしているうちに、
終わってしまうというのが、
正しい表現なのかもしれません。
日々、あ、あれをぶつぶつしよう、
お、これをぶつぶつしよう、
と、思い立つのですが、
土砂崩れのように降りかかる仕事に埋もれ、
もごもごもがいているうちに、
大概(たいがい)は内容が消え去っている、
というのが定番です。
が、
そんな中で、
一つ思い出したことがあるので、
本日はそれをぶつぶつしようと思います。
東小学校は、
6月から国際色豊かな学校となっていたことを、
ご存じでしょうか?
8名の子どもたちが、
転入生、または、「体験入学」生として、
オレンジキッズの仲間となっていたのです。
以前東小にいた子もいたのですが、
ほとんどは、日本の小学校が初体験、ということでした。
人懐(なつ)っこいオレンジキッズたちは、
どの子に対しても興味津々で距離を詰めていきます。
気がつけば、一体誰が新入りなのか、
分からなくなるほどでした。
来てくれた子どもたちも、素直で素敵な子ばかりで、
村瀬のつたない英語に笑って(失笑して)くれたり、
村瀬の精一杯のイタリア語に笑って(失笑して)くれたりしました。
ちなみに村瀬が放ったイタリア語は、
「グラッツェ(ありがとう)」
「ボーノ(おいしい)」
「パスタ(ぱすた)」
です。
脈絡(みゃくらく)もなく唐突(とうとつ)に放ったので、
戸惑わせてしまったこと間違いなしです。
なぜ「チャオ(こんにちは)」が口から出てこなかったのか、
今更ながら反省しています。
それにしても、
異国の地で、学校に通ってみよう、
というその勇気に、
村瀬は敬意を表します。
もし同じ立場で、
「現地の学校に行ってみるかい?」
と、提案されたら、
元来(がんらい)人見知りの村瀬は、
1mmも迷わずに、
「No!」
と、叫ぶことでしょう。
「好きなおもちゃを3個買ってあげるからさ」
と、提案されたら、
1cmほど迷ってから、
「・・・No・・・.」
と、呟(つぶや)くことでしょう。
一方で、今回体験入学した子どもの中には、
「もっと東小学校にいたい!」
「給食食べたい!」
と、訴えている子もいると聞いています。
なんだかとても、嬉しいです。
しかし、残念なことに、8人の子どもたちは、
ホームグラウンドに戻るため、
1学期をもって、全員お別れの運びとなってしまいます。
寂しい気持ちが膨(ふく)らみますが、
今回の体験が、それぞれにとって、
少しでもあたたかい思い出になってくれていたら、
東小学校一同、幸せに思います。
そしてまた出会えることを、楽しみにしています。
その日まで、海の向こうでも輝け!
8人のオレンジキッズ!
それでは、また。
こんにちは、本日も、村瀬、アゲイン、です。
またしても、スコールのような雨。
もう、
ケッペンの気候区分で言えば、
亜熱帯や熱帯気候帯に属しているかのような、
気候ですね。
あ、すみません、
社会科の教員として、
思わず知識をひけらかしてしまいました。
そんなことはさておき、
雨が降り始めてすぐ、
校長先生が職員室に飛び込んできて、
「廊下! 窓!」
と、叫びました。
この雨脚で窓が開いていたら、
室内大惨事決定です。
校長先生の声を聞き、
教頭先生、B先生、音楽専科のS先生、
そして村瀬が職員室を飛び出します。
全員、老体にムチを打ち、
明日の筋肉痛を顧(かえり)みず、ダッシュです。
村瀬は北館に向かったのですが、
そこで素敵な光景を目にします。
3年生か4年生の保護者の方が、
窓を閉めてくださっていたのです。
お礼の言葉を伝える間もなく、
姿を消してしまいました。
突風により、
1年生のアサガオの鉢植えがいくつも倒されてしまいました。
雨が収まったら、直しにいこう、と考えていたのですが、
一つ一つ鉢を起こしながら帰って行く保護者の方々が、
職員室の窓越しに見られました。
こちらもお礼を言う間もなく、
通り過ぎていきました。
さりげない思いやりを目にして、
ほっこりとあたたかい気持ちになれました。
さりげなく人に優しくできる子が東小に多いのは、
きっと同じように、
さりげない思いやりをもった保護者の方が多いからだろうな、
と、強く感じました。
一方で、
どうでもいい知識をひけらかした自分を、
恥じ入るばかりです。
窓を閉めてくださったお母さん。
鉢を直してくれたお父さん、お母さん。
その行為に、心から敬意を表すると共に、深く感謝します。
本当にありがとうございました。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今日もちゃんと、暑いですね。
溶けそうになりながら、子どもたちは校外に流れていきました。
入れ替わりで保護者の自動車が運動場に。
保護者会3日目です。
ところで我が子、まいける&まーがれっと(通称)が通う学校でも、
先日保護者会が行われました。
保護者のみなさんを教室で迎えることは何度もありますが、
保護者として教室に向かったことは今まで一度もありません。
どんな気分なのだろうと、村瀬は興味津々(しんしん)です。
ということで、打診してみます。
父「まいけるよ、そちの保護者会、
父が足を運んでしんぜよう」
息子「父上、何を申しておられますか。
父上はご多忙の身。
拙者(せっしゃ)のような者のために、
父上の貴重な時間を使うなど、
もってのほかでございます。
どうぞ、来るな、
いや、お控(ひか)えいただきとうございまする。
それでも参るとのことであれば、
親子の縁を切らせていただく覚悟でござる」
父「え?
あ、いや、そこまで父のことを気遣うとは、
天晴(あっぱ)れである。
では、まーがれっとよ、
そちの保護者会に参ろうか」
娘「いやじゃ」
父「・・・」
というわけで、
父の夢はあっさりと砕(くだ)かれ、
村瀬家は今回も相方が、
それぞれの学校に向かったのでした。
仕方がないので、
村瀬は東小学校にて、
保護者のみなさんを温かく迎え入れたいと思います。
お気を付けて、いらっしゃいませ。
それでは、また。
こんにちは、村瀬、アゲイン、です。
先ほど子どもたちが帰っていきました。
各家庭に無事たどり着くのを祈るばかりです。
入れ替わりで、
保護者のみなさんがやってきています。
お忙しい中、ありがとうございます。
下校前、
村瀬は保護者用の駐車場の準備をしていました。
とはいっても、
運動場に直線を3本引くだけですが。
それだけでも、意識が遠のいていきました。
引き終わった線を振り返ると、
ことごとく、歪(ゆが)んでいます。
曲線、といっていいほど、歪んでいます。
昨日はB先生が引いてくれましたが、
見事な直線でした。
「心が歪んでいるからだろう」
と、B先生に指摘を受けました。
否定できない、村瀬です。
さて、本日は、
6年生の家庭科の授業に、
天使たちが舞い降りていました。
6月30日付けのB先生ぶろぐ「本日のオレンジキッズ」で、
すでに紹介されておりましたが、
PTAの児童活動支援委員会のみなさんが、
今日もボランティアで助けにきてくれていたのです。
6年生はミシンを使用してナップザックを作製しております。
各グループにそれぞれ天使がはり付き、
的確な支援をしてくれるようです。
なんたる手厚さ!
担任のU先生、O先生、T先生も大喜びです。
遙(はる)か昔、
6年生の担任をしていたときに、
村瀬も家庭科を教えていたことがあります。
村瀬を知っている方々なら、
「あの村瀬が家庭科を教えるだって?
子どもたちが哀(あわ)れではないか!」
と、一様に顔をしかめているに違いありません。
ええ、分かりますよ、その気持ち。
この村瀬が、調理実習。
この村瀬が、裁縫。
被害者の子どもたちの顔を思い浮かべると、
「すまなかった!」
と、叫んでしまいそうになります。
もちろん村瀬も、
先輩教師からレクチャーを受け、
それに基づいて授業を展開していました。
が、いかんせん、アドリブがききません。
少しでも予期せぬことが起こると、お手上げです。
最終的に「精神論」を説いて終わる、
というのがいつものことでした。
調理実習のときのこと。
子「村瀬、これくらい小さくなった野菜は、
どうやって切ればいいの?」
村「・・・。集中して、かな・・・」
子「聞くんじゃなかった!」
子「村瀬、なんか味が微妙なんだけど、
何が足りないのかな?」
村「・・・。愛情、かな・・・」
子「聞くんじゃなかった!」
裁縫の授業のときのこと。
子「村瀬、ミシンでまっすぐ縫えないよ」
村「はっはっはっ。
きみ、それはだね、
心が歪んでいるからさ」
子「なんだと!
じゃあ、村瀬、やってみせてよ」
村「さあ、見ていなさい」
(引かれた線からどんどん離れていく糸の列)
子「村瀬の心、とんでもなく歪んでるじゃないか!」
村「・・・。ヒテイデキナイ・・・」
他にも、ボビンから出た下糸が、同時多発的に絡まりまくり、
修理に追われすぎた結果、
しばらくの間「ボビン」という単語を聞くだけでめまいがする、
「ボビン恐怖症」を患(わずら)ったり、
北島三郎大先生の名曲「まつり」をCDでかけながら、
「まつり縫い」をさせて大騒ぎしていたところ、
学年主任に叱られたりと、
散々な授業を展開し続けたのでした。
もしもあの頃、
今日舞い降りたPTAの天使たちがそばにいてくれたら、
あの子たちの調理レベルも裁縫レベルも、
格段に上がっていたのかなあ。
B先生の言葉から、
そんなことを考えていた村瀬なのでした。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
本日も「熱中症指数」は、
遠慮なく、ぐんぐんと上昇しております。
気温に加えて、湿度も高いときております。
全く、困ったものでございます。
そんな中、
昨日から保護者会が絶賛開催中です。
それぞれの子どもたちについて、
保護者のみなさんと直接話し合える大変貴重な時間と、
私たちは捉えております。
お忙しい中お時間をいただき、ありがたい限りです。
しかしながら、
初日はなかなかのドタバタっぷりで、
保護者のみなさんをお迎えすることになってしまいました。
最大のハプニングは、
4年生のエアコンたちが、ストライキを起こし、
温風しか吐き出さなくなったことでしょう。
T先生、F先生、J先生は遊牧民の首長のように、
一族(子どもたち)を引き連れて、
空調が生きている部屋から部屋へ、
転々と移動しながら授業をされておりました。
給食も特別教室で、
保護者会も特別教室で、
気がつけば特別教室で、
という特別な一日になりました。
4年生の子どもたちと保護者のみなさんには、
大変ご迷惑をお掛けしました。
昨日午後、尋常じゃない暑さの中で、
ちゃんと冷風を出すよう、
業者様が必死に説得(修理)してくれたおかげで、
本日はストライキを解除し、ちゃんと働いてくれています。
めでたし、めでたしです。
16時頃には、
突然の嵐に見舞われました。
空の暗さ、風の冷たさから異常を感じました。
1年生のアサガオや2年生の野菜が植わった鉢植えたちも、
吹き飛ばされそうになっていました。
暴風雨の中、
先生たちで手分けして、一時的に鉢を倒しました。
アサガオたちは隣どおしで、
ツルを絡(から)ませ合っていました。
「きみたち、仲いいなあ。
素敵だなあ。
人間も、きみたちと同じように、
手を取り合って暮らしていきたいものだよなあ」
と、感心してアサガオを見つめていたら、
1年生のI先生に、
「村瀬、ぼーっとしてないで、
さっさと倒して!」
と、叱られました。
人間がアサガオのように暮らす日は、
はるか遠くだなあと感じながら、
ずぶ濡れになったのでした。
さて、今日は保護者会2日目です。
今のところ、全室、空調、効いてます。
外の気温とのギャップもお楽しみいただければ幸いです。
それでは、また。
こんばんは、村瀬です。
今日もちゃんと、暑かったですね。
朝、音楽専科のS先生に、
「村瀬、二重(ふたえ)になってるよ」
と、指摘されました。
村瀬は疲労がたまりまくると、
二重になるという謎の体質を抱えています。
この暑さと、
日々のドタバタのおかげで、
しっかり二重になっておりました。
なかなかレアな姿です。
そしてまた、
なかなか似合わないことでも、
名を馳(は)せております。
「かわいいでしょ?」
と、念のため問うたところ、
S先生は鼻で笑っておられました。
正しい反応かと思います。
さて、そんな中、
今日は大変喜ばしい出来事がありました。
東小学校に、
教員仲間が加わったのであります。
学習指導補助のW先生です。
この加入が、
どれほど本校にとって大きなことか。
学校が置かれている状況が、
ここのところよくニュースで扱われております。
その中で、
「教員の数が足りない!」
という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
本校も、しっかりその該当校だったのですよ。
はははは。
なんて、笑ってはいられない状況です。
本校に限らず、
同じ問題を抱えている学校は近隣(きんりん)にも多くあるのです。
一人足りなければ、
その分、みんなでカバーしなければなりません。
東小の先生方は大変協力的な方ばかりで、
この現状を「しゃーない」と受け止めて、
その負担を嫌な顔せずに引き受けてくれております。
本当にありがたい限りです。
そんな中での、W先生の登場は、
教職員一同、
諸手(もろて)を挙げて喜ぶ出来事なのです。
おそらく、W先生を、
最も頼りにしてしまうのは、
他でもない、村瀬なのでしょう。
初出勤して間もないW先生に、
村瀬は歩み寄り、こう告げたのです。
「初めまして、村瀬です。
今日は二重(ふたえ)ですが、
いつもは眠そうな一重(ひとえ)です。
さて、そんなことはさておき、
来て早々大変申し訳ございやせんが、
6時間目、5年生の教室に、
入ってはもらえませぬか?」
そばにいたS先生たちは、
「村瀬、鬼かよ!
二重の鬼かよ!」
という驚愕の視線を村瀬に送ります。
「だって、仕方ないだろ!
人が足りないんだもん!
ぼくだって、そんなお願いしたかないやい!」
と、泣き叫ぶ直前、
W先生は、
笑顔で引き受けてくださいました。
S先生たちは、
「W先生、天使かよ!
東小に舞い降りた天使かよ!」
という感嘆(かんたん)の眼差(まなざ)しを、
W先生に送っておられました。
少しだけ、
村瀬のぱっちり二重が緩(ゆる)み、
一重に近づいた気がしたのでした。
W先生、
東小の子どもたちのため、
これからどうぞどうぞ、よろしくお願い致します。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
いよいよ7月に入りました。
夏本番といわんばかりの暑さでした。
おかげで、外遊びが中止の事態に。
困ったものです。
かつては、
学校に冷房器具など皆無にふさわしかったのは、
多くの保護者のみなさんにご理解いただけると思います。
よくもまあ、
それで普通に(普通なふりをしながら)学校生活を送っていたものです。
いつだったか、はっきり覚えていませんが、
「扇風機」が設置される知らせを受けた日のこと。
村「喜べ、皆の者!
教室に扇風機がつくことになったぞ!」
子「うぉ~~~~~~!」
村「それも、
なんと、
4台もじゃ!」
子「うぉ~~~~~~~~~~~~!」
と、大盛り上がりした光景を記憶しています。
それが今では、
各教室エアコン完備。
特別教室もエアコン完備。
少年村瀬たちがこの光景を見たら、
「ふざけんなよ!」
と、叫んでいることでしょう。
「隔世(かくせい)の感」とは、
まさにこのことですね。
ただし、
ところ変われば、事情が変わります。
少し前、
それぞれ違う地区で働く先生方と、
4人で話をする機会がありました。
そんな中で、とある地区の先生が、
「体育館にもエアコンがついてますよ」
と、発言。
「ふざけんなよ!」
と、村瀬を含む3人の先生が、
危うく掴(つか)みかかるところでした。
しかし、まあ、
上を見たら、きりがありませんね。
今の環境がどれだけ恵まれていることか、
今一度、噛み締めよ、と、
汗だくだくの少年村瀬が、
頭の中で囁(ささや)いております。
子どもたちが暑さの中でも集中して学習に取り組めるよう、
エアコンを設置するために、
教育委員会のみなさんや、
学校教育に携わる部署のみなさんが、
市役所の中でどれほど頑張ってくださったことか。
その尽力の上に、
市民のみなさんの理解があり、
大切な税金を使って素敵な環境が整えられたことを、
忘れるでないぞ、と、
服べとべとの少年村瀬に、
頭の中で諭(さと)されております。
おっしゃる通りですね。
外で遊べなくても、
中で快適に過ごせる。
それだけでも、
ありがたいことです。
子どもたちよ、
感謝を忘れる出ないぞ、と、
中年村瀬も訴えたいと思います。
ありがとう、市役所のみなさん。
ありがとう、納税者のみなさん。
涼しい風を受けながら、
手を合わせていた村瀬なのでした。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
昨日は曇天模様(どんてんもよう)でしたが、
東小名物キノコバエに悩まされ(過去ぶつぶつ参照)、
今日はストレートな晴天で、
暑さに悩まされる朝となりました。
職員室前であいさつをしながら子どもたちを迎えているとき、
「あち~な~。
めちゃくちゃあち~な~。
たまんなくあち~な~」
と、愚痴(ぐち)をこぼしていたら、
「村瀬、暑い、暑いって言われたら、
余計暑くなるでしょ!」
と、通りがかった高学年の女の子に、
普通に叱られました。
もう、おっしゃる通りです。
反省して、
「さむい~。
ひどくさむい~。
こごえるようにさむい~」
と、方向転換したところ、
「村瀬、嘘はよくないでしょ!」
と、再び叱られました。
難しい年頃ですね。
そんなことはさておき、
今回は、
驚くべき出来事があったことをご報告させていただきます。
前回のぶつぶつで紹介した、
羊の「しょーん」を巡る物語です。
世の中には、
こんなしょーもないページを日々チェックしてくださる、
誠に希有(けう)な方々が存在しております。
当然村瀬は、恐縮しながら感謝、感謝と手を合わせています。
いつもありがとうごぜえます。
そんな中に、
村瀬の小学校の6年担任、T先生がおります。
卒業後もずっと気に掛けていただくという、
幸運に恵まれている村瀬です。
T先生は昨年度まで南小学校の校長を務められ、
現在は日進市の子どもたちのため、
日々市役所にて奔走されております。
ちなみに、
オペラで主演を務められるほどの美声と声量の持ち主で、
T先生が廊下の端でこそこそ話をしていたら、
逆サイドにいた人にまる聞こえだった、
というような逸話をもった方です。
きっと現在も市役所の本庁2階フロアに、
へたしたら本庁1階から5階まで、
美声を轟(とどろ)かせているに違いありません。
脱線しました。戻します。
「しょーん」についてぶつぶつして数日後、
T先生から久しぶりに連絡が入りました。
叱られるのか、とガクガク震えましたが、
他でもない、「しょーん」のことでした。
なんと「しょーん」の保護者(Kさん)が、
T先生の職場にいるというのです。
それもすぐ後ろに。
なんたる「ご縁」でしょう!
そして、
「しょーん」に関する、正しい情報もいただきました。
当たり前の話ですが、
村瀬が勝手に名付けた「しょーん」ではなく、
本名は「さつき」というそうです。
双子の姉妹で、
もう一頭の名は「メイ」(残念ながら、すでに旅立ったそうです。)
なんたる「ネーミングセンス」でしょう!
まるで10年前(「さつき」さんは10歳です)から、
「ジブリパーク」が招致されることを予見していたかのような!
片(かた)や、
「しょーん」って・・・。
「羊の」といえば、
誰もが最初に頭に浮かべるような、
ありきたりな名を付けてしまったことを、
ただただ、恥じ入るばかりです。
ウールのように優しいKさんは、
「しょーんと呼んでもよいよ」
と、言ってくれているようですが、
とんでもございません!
今日からしっかり、
「さつき」さんと呼ばせていただきます。
(人間でいうと50歳くらいだそうで、先輩です。)
ということで、
先ほど、早速あいさつにうかがいました。
今日は「さつき」さん、いらっしゃいました。
木の根元でくつろいでおられました。
村「あのー、さつきさん」
さ「め~~~~~~」
村「いつも青い車でこちらを通らせていただいている村・・・」
さ「め~~~~~~」
村「村瀬と申します。はじめ・・・」
さ「め~~~~~~」
村「はじまして。どう・・・」
さ「め~~~~~~」
村「どうぞよろ・・・」
さ「め~~~~~~」
村「よろし・・・」
さ「め~~~~~~」
村「ちょっと、ちゃんと聞いてよ!」
そんな感じで、
村瀬ごときには、
全く聞く耳をもってくれない「さつき」さん。
そうか、やはりお近付きになるには、
贈答品(ぞうとうひん)だ!
ということで、
足下の草をむしって、プレゼント。
すると、「さつき」さん、
むしゃむしゃ食べてくれました。
感激の極みです。
嬉しくてルンルンスキップをして帰校した村瀬です。
Kさん、誠にありがとうございます。
くたくたでへろへろでぼろぼろの村瀬に、
「さつき」さんから勝手に癒やしをいただいております。
いつか東小学校の中を、
「さつき」さんと散歩する日を夢に見ております。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
「やっと金曜日かあ」
と、朝3年生の子どもが、
大きく伸びをしながら叫んでおりました。
そのそばで深くうなずいていた村瀬です。
今週村瀬は、出張の豪華三本立てでした。
いつものよれよれジャージ姿よりも、
ちょっと上品な服を身にまとう時間の方が長かったです。
子どもたちも、もの珍しそうに近寄ってきます。
「村瀬、どうしたの? 面接?」
「村瀬、どうしたの? お見合い?」
など、問い合わせが殺到したのでした。
「これ、いつもより、かっこいいねえ」
と、ダンゴムシをニギニギしていた手で、
ベタベタ触ってくる少年もいました。
「お、おう。ありがとう」
と、どうにか笑顔で返した村瀬です。
ところで、
校門を出てすぐ右手の草むらに、
時折、お客さんが現れるのをご存じでしょうか。
白くふわふわしたものを身にまとい、
草をもしゃもしゃと食べ続けています。
そう、羊さんです。
初めて見たときは腰を抜かしそうになりましたが、
現在、勝手に、「しょーん」と名付け、
一方的に愛着をもっております。
先日のことです。
出張に向かう途中、
車を停車して窓を開けると、
「しょーん」はちゃんと、
「め~~~~~~」
と、声を掛けてくれたのです。
彼(彼女?)の言葉を日本語に訳すると、
「気を付けて行ってこいよ」なのか、
「サボらずちゃんと参加してこいよ」なのか、
「ここ、駐停車禁止だぞ」なのか分かりませんが、
なんだかとても嬉しい気分になります。
「くっちゃね、くっちゃね(食っちゃ寝)して、
しょーんは幸せだな」
と、声を掛けると、再び、
「め~~~~~~~」
この言葉は何となく分かりました。
「村瀬もそんなに変わらねえじゃないか!」
返す言葉もないので、
窓を閉めて出発しました。
この後、今週ラストの出張です。
すこぶる重い気分ですが、
たまには学校のため、日進のため(そういう内容です)、
働いてきたいと思います。
しょーん、いるといいなあ。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今日は涼しい気候ですね。
朝方強く振り付けていた雨も、
今はあがっており、過ごしやすくなっています。
6月も半ばを過ぎました。
子どもたちが待ちに待ちに待ちに待っている、
一方で、
保護者のみなさんの顔色が曇(くも)る、
夏休みまで一月を切っております。
ぼんやり見えてきた、というところでしょうか。
もう少しはっきりと見えてきたら、
子どもたちは元気を回復させるに違いありません。
「回復させる」と書いたのは、
現在、ちょっとお疲れ気味の子どもが多いかな、
と感じる、ということです。
まあ、そりゃあそうですよね。
大人だってへとへとになる時期です。
手を抜いていると噂されている、あの村瀬でさえ、
どうにか呼吸して過ごしている状態です。
見回せば、職員室には、
声がカスカスの先生、
腰を痛めている先生、
頭痛に苦しむ先生、
目がやられている先生などなど、
様々な症状を訴える方が多くおり、
ここは総合病院か、
というレベルの状況です。
村瀬とは違い、これらの先生は、
子どもたちのために、
日々奮闘している結果なのだと思います。
それでも歯を食いしばり、
子どもたちの前に立ち続ける姿に、
手前みそながら、拍手を送りたい気分です。
先生たちばかりではありません。
子どもたちだって同じです。
毎日、自分がやりたいことだけをやれる、
なんて場所ではありません。
自分の成長のために、
苦しいことも踏ん張らないといけない時間もあります。
身体だって大人より小さいのです。
そりゃあ、疲れますよね。
とぼとぼとぼとぼ歩く子どもに、
心ではエールを送っているのですが、
「へいへい、元気だせよ!」
とは、気軽に声を掛けられず、
「よく来たねえ」
と、労(ねぎら)いの言葉をかけているこの頃です。
そんな中、
素敵な光景も目に映ります。
5、6年生の子どもたちが、
下を向いている低学年の子どもたちに、優しく声を掛けながら、
教室に連れていってくれる姿をよく目にします。
兄様や姉様が弟や妹の手を引いて、
靴箱まで付き添(そ)う姿もよく見ます。
我が家の兄まいける(通称)と妹まーがれっと(通称)が、
手を引き合って登下校する、
なんて、夢のような光景でした(今年兄は中学に進学しました)。
兄「まーがれっとよ、
学校ではくれぐれも声をかけるでないでござるぞ」
妹「望むところですわ。
兄上も決してワタクシのそばに寄ることのないように。
ついでに父上も」
父「なんですと!」
というような会話をしている兄妹(と被害者)です。
だからこそ、でしょうか、
寄る年波のせい、でしょうか、
そんな姿を見ていると、
心がじーんとして、涙がこぼれ落ちそうになるのです。
疲れがたまってしまったら、
ゆっくり休んでいいのです。
大人も子どもも、
一息つく時間はとても大切です。
それに、
差し出されている優しさに、
頼ってしまえばいいとも思います。
東小学校には、
校内にも学区にも、
思いやりあふれる「手」が、
たくさん差し出されているように感じます。
元気がでないときは、
その手に支えてもらったり、
その手に引っ張ってもらったりしながら、
前に進めばいいのです。
いつか元気が回復したら、
今度は自分が「手」を差し出す。
そうできたら、素敵なことですね。
「心配しないで」
「大丈夫だよ」
「なんとかなるよ」
手をつなぎ、一年生を教室まで連れて行きながら、
声を掛けている高学年の子どもたち。
その優しい言葉を、
勝手に一緒に受け止めて、
元気を分けてもらっている、村瀬なのです。
それでは、また。
こんばんは、村瀬です。
本日は家庭でぶつぶつしています。
だからといって、
家庭のことをぶつぶつ愚痴(ぐち)るわけではありません。
そんなことしようものなら、ねえ・・・。
そんなことより、
先ほど、お風呂に入っているとき、
ぶつぶつすべきだったことを、
ぶつぶつしていなかったことに、
気付いたのです。
「キノコバエ」
の話を延々ぶつぶつしている場合ではありませんでした。
鉄は熱いうちに打った方がいいように、
村瀬も風呂上りで熱いうちにキーボードを打っている次第です。
昨日(金曜日)をもって、
教育実習が終了となりました。
3年生のH先生のもとで、M先生が、
5年生のK先生のもとで、(こっちも)M先生が、
3週間にわたり、奮闘しておられました。
初めこそ、カチコチに緊張している様子が見られましたが、
積極的に子どもたちと関わっていき、
次第に、柔らかな笑顔が浮かぶようになりました。
最終日、多くの子どもたちから、
行かないでと引き止められていたようで、
充実した実習になったことがうかがわれました。
3週間でここまでよく頑張れるものだと、
感心させられたことも度々でした。
研究授業(多くの先生が見にくる授業)で、
使用するプリントを職員室に忘れてきてしまい、
開始早々に、
「やべーー!」
と、絶叫しながら職員室に走った、村瀬。
道徳の授業で、
黒板にタイトルだけを記し、
それ以降、何も板書しなかった、村瀬。
実習帰りの夜中(昔は実習生も遅くまで学校にいた時代がありました)、
自転車で鼻歌を唄いながら疾走し、
途中、警察官からの職務質問にあった、村瀬。
そんな実習生村瀬と二人を比べると、
メジャーリーガーとリトルリーガーほどの差を感じます。
実習生にとって学校現場で過ごすことは大きな学びになることでしょう。
一方で、常々現場にいる私たち教員にとっても、
実習生から学ぶことがたくさんあります。
その学びの筆頭は、
「目の前の子どもたちとひたむきに向き合う姿勢」
なのではないか、と個人的に考えます。
経験を積めば、その分、
傾向と対策の「引き出し」を増やすことはできるでしょう。
しかし、それに頼りすぎると、
うまくいかなくなることもあります。
誰一人として、同じ子どもはいないからです。
目の前の子どもたちとは「一期一会(いちごいちえ)」の関係。
その子たちとひたむきに向き合うこと。
その姿勢は、私たち教員にとって、
「初心」ともいえるものではないかと思います。
「初心忘るべからず」(世阿弥(ぜあみ)『花鏡』より)
室町時代より長く語り継がれるこの言葉には、
その分重い意味があるのだと感じます。
ダブルM先生。
3週間お疲れさまでした。
H先生、K先生、そして何より、
子どもたちから学んだことを、
これからに生かしてくださいね。
私たちも先生方から学んだ「初心」を大切にして、
子どもたちの前に立っていきたいと思います。
再び仲間となって、
一緒に子どもたちの前に立つ日を、
東小教員一同願っておりますよ。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今日は朝からさわやかな青空が広がっていまいした。
少し暑さは感じましたが、
金曜日ということも手伝ってか、
元気にあいさつをしてくれる子どもが多く、
気持ちのいいスタートを切ることができました。
一方昨日は、朝からいらいらしておりました。
というのも、
招かれざる客が、
たえ間なく職員室の村瀬の席に訪れていたからです。
彼らは、
網戸の小さな隙間をくぐり抜け、
次々にやってきました。
目の前を横切るわ、
耳の中に入ろうとするわ、
もう、やりたい放題です。
思わず、
「ああ、もう!」
と、吠えてしまいます。
彼らの名前は、
「キノコバエ」
村瀬はよく知っています。
なぜなら、
前任校のA小学校でも、悩まされていたからです。
この名前も、
A小学校の元PTA会長に教わりました。
6月の雨上がり、
大量に発生して、
各教室に遠慮なく入り込み、
思い切り授業を妨げるという日が、
年に1、2日必ずあったものです。
どうも学区全体で発生するそうです。
そうか、A学区の名物なんだなあ、
だったらいっそのこと、
PTA通信のタイトルを、
「キノコバエ」
にしたらどうですか、と提案したところ、
却下されたことは、いい思い出です。
学校を異動し、
彼らとの縁が切れて喜んでいたのですが、
この様(ざま)です。
「なぜきみたちまでここにいるのだ?
教育委員会から辞令はでたのかい?
でてないだろ。
転出届を市役所に提出したかい?
してないだろ。
それならさっさとA小学校に戻りなさい。
私より面倒見のいい、
Y先生やI先生のもとに帰りなさい」
と、語りかけても無視しされ続け、
なんなら数を増していく始末。
「ああ、もう!
ひょっとして耳元でぷーんと音をならすのは、
愛をささやいている、ということなのかね。
しかし、申し訳ないがね、
私はきみたちから好かれても、
ちっとも嬉しくないのだよ。
私はね、人々から好かれたいのだよ。
まあ、肝心の人々は、
離れていく一方だがね!
ああ、もう!」
そうこうしていると、
村瀬と同じようにいらいらしながら、
職員室に戻ってきた先生がいました。
1年生担任のI先生です。
聞けば、教室にキノコバエたちが来襲しているとのこと。
頭から湯気が沸いています。
村瀬は同志を見つけた気分で、喜んでしまい、
キッと睨(にら)まれました。
「おい、きみたち。
I先生の形相(ぎょうそう)を見ただろ。
私でも命の危険を感じたぞ。
それに、ほら、手にスプレーを持って出て行った。
これは、きみたち、非常にまずい。
さあ、早く、A小学校に帰ったほうがいい」
その言葉が響いたのか、
I先生に恐れおののいたのか、定かではありませんが、
午後にはほとんど訪れなくなったのでした。
村瀬がキノコバエ一族を引き連れてきてしまったのかと、
少しだけ不安がよぎりましたが、
聞けば、東小学校でも恒例行事だとのこと。
考えてみれば、
A小学校と東小学校は、
共に緑豊かな環境です。
へびさんがにょろにょろしているところも、
はちさんがぶんぶん飛んでいるところも、
かなへびさんを捕まえまくる子どもたちがたくさんいるところも、
よく似ています。
これはもう、「姉妹(しまい)校」ですね。
創立年数から言えば、「母娘(ははこ)校」と言った方がいいですが、
言いづらいので、「姉妹校」にしておきましょう。
どちらの学校の子どもたちも、
緑の中で、のびのびと、大らかに育ってほしい。
キノコバエと戯(たわむ)れながら、
そんなことを考えていた村瀬なのでした。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今週も梅雨らしい気候が続いております。
ムシムシ、ジメジメとしていて、
あまり心地よい気分ではないのですが、
作物がよく育つためには必要な時間です。
そう思って、我慢したいと思います。
さて、学校では、
2年生の水泳指導が始まりました。
そして明日は、
1年生が初プール。
水と友達になれるといいですね。
少し時間が経ってしまいましたが、
先週は、
4年生が「東郷美化センター」、
3年生が「市役所・給食センター」へと校外学習に出掛けました。
B先生ぶろぐ「今日のオレンジキッズ」でも紹介されておりますので、
是非ご覧ください。
とても充実した時間になったらしく、
「すごく楽しかった」
「初めてみるものたくさんあった」
「教科書より分かりやすかった」
などなど、嬉しそうに感想を伝えてくれました。
とある3年生の少年は、
「これ、いいでしょ」
と、市役所で市長から直接もらったという名刺を見せつけてきました。
「わーいいなー。
村瀬にもおくれよー」
と、懇願したところ、
「村瀬はだめだよ。
日進市民じゃないだろ」
と、答えとして正しいのか間違いなのかよく分からない返答をくれました。
とにかく、充実した時間になったようでよかったです。
校内でも、
子どもたちは村瀬とは違い、
様々な学習に励んでいます。
村瀬が受け持つ6年生の理科でも、
目を覆いたくなるような指導をどうにかカバーしようと、
子どもたちがそれぞれ努力を重ねてくれています。
先週まで学習していた単元では、
子どもたちに、
個々でテーマをもって調べさせ、
グループで学び合わせ、
全体で共有する、
という形で学習を深めました。
グループでの学び合い(グループ授業と称しました)では、
それぞれ工夫しながら、
単元の内容を学んでいきました。
あるグループは、タブレットを中心に、
あるグループは、ホワイトボードを使って、
またあるグループは、実験を重ねながら、
理解を深める姿が見られました。
「村瀬、いらなくねえ?」
と、自問しながら子どもたちの活動(主に実験)を見守っておりました。
この単元(動物のからだのはたらき)で行う実験の中で、
「だ液」のはたらきを調べるものがあります。
この実験、毎度毎度、
きゃーきゃー大騒ぎになることが多い場面です。
「だ液」を試験管の中にストローで入れる、
という行為に、恥ずかしさを覚える子が多いからです。
案の定、多くの班がその場面に差し掛かると、
「あんたやりなさいよ」
「いやあんたがやりんさいよ」
という押しつけ合いが始まりました。
そして、その後、大体、
「村瀬、やってよ」
と、いう流れになります。
当然、「NO」と突き放し、
各班にゆだね、村瀬はにやにや見守ります。
最終的には誰かがシブシブ引き受けて実験開始、
と、なることが多かったのですが、
中には、
「おいどんに任せんしゃい!」
「アタイにお任せあれ!」
と、自ら名乗りをあげる子どももいました。
人が嫌がることを率先して引き受ける姿勢は、
年齢に関係なく素直に尊敬します。
嫌なことから逃げまくっている村瀬も見習わなきゃ、
と、反省させられる実験となったのでした。
実験後、
その善良な子どもたちに、
「いやあ、いいだ液だったね」
と、笑顔で声を掛けたところ、
嫌な顔をされました。
どうやら、褒める角度を間違えたようです。
とにもかくにも、
ムシムシ、ジメジメした、
梅雨にも負けず、
学習に運動に励んでいる、オレンジキッズなのです。
そして、
サウイフ(そういう)モノニ ワタシハナリタイ(宮沢賢治さんより)
と、願う、村瀬なのです。
それでは、また。