こんにちは、村瀬です。
めっきり冬らしくなってきましたね。
先週までTシャツ1枚で過ごしていたのが噓のように、
重ね着で着膨(ぶく)れしている今週の村瀬です。
来週には、もう1枚重ねようかと思っています。
運動会が終わり、今週は通常モードの営業となるはずでしたが、
予期せぬハプニングが起きる波乱の幕開けとなりました。
保護者のみなさんには大変ご迷惑をお掛けしましたが、
電話がつながらない、というとんでもない状況が発生したのでした。
その日の朝の話です。
教頭「あれー、電話かからないなあ」
教頭先生が電話を手につぶやいています。
校長「ボタン押し間違えてるんじゃないの?」
教頭「あれ? あ、そうかもしれませんね」
村瀬「はっはっは。あわてん坊でございますなあ」
教頭「あはははは」
村瀬「教頭先生、今日はもう帰った方がよいのではありやせんか?」
校長「そうよ。働き過ぎよ」
教頭「ほんとだね。あはは~」
そこで事務職員のTさんが告げます。
T「電話がつながらないって、T先生が朝から携帯で電話してましたよ」
あらぬ疑いをかけられた、教頭先生。
村瀬と校長先生は、平謝りしたのでした。
というわけで、すぐに市役所の学習政策課に(携帯で)連絡をいれました。
結局翌日の昼過ぎまで復旧できませんでしたが、
その間、学習政策課のOさんが東奔西走(とうほんせいそう)しながら、
サポートしてくださいました。
Oさん、ありがとうございました。
復旧後、固定電話で電話をする度に、「わー、つながるー」と、
普段なら当たり前に感じていた便利さに、感嘆(かんたん)の声が上がっていた職員室です。
時には不便を感じるのも、いいかもしれませんね。
ところで、月、火曜日と電話がつながりにくい状況でしたが、
実は昨日(15日)も、
学校に電話がつながりにくいどころか、
つながらない状況になっていたことを、告白させていただきます。
昨日17:00~18:00頃(それ以降は留守電につながります)が、
その時間帯となります。
そこにはちゃんと、事情があるのですが、
事前にアナウンスしていなかったことを、職員一同反省しております。
お電話をいただいた保護者のみなさん、誠に申し訳ありませんでした。
さてその事情についてぶつぶつします。
「愛知県県下一斉ノー残業デー」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?
これは、「愛知労働局」(厚生労働省)が掲げた取組です。
書いて字のごとく、
「残業をせずに帰りましょうよ」
という呼び掛けです。
「ワーク・ライフ・バランス」について考えるきっかけとなるよう、
行われたことだと認識しております。(詳細は検索してみましょう)。
それが、昨日だったのです。
ひょっとすると、
保護者のみなさんの職場でもそのような取組が行われていたかもしれません。
東小学校もその取組に参加していたわけです。
数日前から、
「15日は、みんな定時に帰りましょうね」
と、教頭先生が度々訴えておられました。
誰よりも多忙であろう、教頭先生の言葉だから重いものがあります。
当日は教頭先生が所用により早めに学校を後にしておりました。
散々教頭先生を傷つけている村瀬です。
少しでもその信頼を回復させようと、
勝手にその思いをに受けて、退勤時間がせまった頃、
勝手に張り切り始めます。
村瀬「先生方、間もなく、予定の時間です。さ、さ、帰宅の準備を!」
先1「あのね、私たちは、村瀬ほど暇じゃないの」
先2「やること山ほどあるの」
村瀬「お言葉ですが、やることは山ほどあるのはワタクシもです。
ただ、やっていないだけです!
御覧なさい! あの山のように積まれた書類たちを!」
先2「・・・」
村瀬「さあ、たまにはワタクシを見習って、帰りましょうぞ!」
先1「きっと教室に隠れている先生もいるわよ」
村瀬「むむ、なんですと!」
こうなったら、校舎中を走り回って声を掛けるか。
いや、それでは、定時退校に間に合わぬ。
かくなる上は、帰りたくなる心理にさせるしかない!
帰りたい気分にさせるには・・・。
はっ! これだ!
閃(ひらめ)いた村瀬は、携帯を取り出します。
そして、「別れのワルツ(蛍の光)」の曲をかけ、
校内放送用マイクで音をひろい、流しました。
同時に、涙ながらに訴えます。
「教職員の皆様方、
本日は、ノー残業デーとなっております。
本校も間もなく、閉店の時間となります。
教頭先生が悲しみます。
教頭先生が泣いてしまいます。
教頭先生が嗚咽(おえつ)してしまいます。
教室で働いている方も、速やかに帰宅の準備をしましょう」
ウグイス嬢を意識した美声で呼び掛けていると、
1年生のK先生が「なんかパチンコ屋さんの閉店みたい」と、
失笑しながら帰っていきましたが、
作戦は功を奏しました。
教室から先生方が続々と戻り、
全教職員が、17:00には職場を後にしたのでした。
帰り道、大変美しい夕焼けが広がっていました。
とても細い月も空を飾り、とても美しい風景を見ることができました。
友達と会ったり、行きたかった店に足を運んだりと、
いつもより長い夜を楽しんだ先生方もいたようです。
このちょっとしたリフレッシュは、
きっと子どもたちにも還元されることでしょう。
保護者のみなさんも、
時にはどうにか(無理矢理にでも)ブレーキをかけて、
ご家族やご自身の時間を設け、リフレッシュできたらと、願っています。
まあ、早く帰ってきた父親に対して、
「なんで早く帰ってきたんだよ」感が漂っていた我が家でしたがね・・・。
それでは、また。