東の方でぶつぶつぶつ・・・

お宝探し。〜前編〜

2023年10月13日 12時38分

こんにちは、村瀬です。

本日は2年生が名古屋港水族館にお出かけです。

絶好の校外学習日和で何よりです。

普段なかなか外に出させてもらえない、

教頭先生が引率者に加わっておりました。

多忙極まりない教頭先生には、

子どもたちと一緒に、

シャチやイルカに癒(いや)されてきてほしいと願っております。

さて、昨日の話です。

修学旅行明け、授業がなく、

ぽけーっと外を見ながらあくびばかりしていた村瀬に、

特別なミッションが与えられました。

それは、

「運動場に埋まる不要で危険な金属物を探し出し、

 それを撤去することで子どもたちの安全を守る」

というものです。

ご存じの方も多いでしょうが、

地中から出ていた金属片により怪我をしてしまう、

という事故が相次ぎました。

そこで、子どもたちが運動場で安全に活動できるよう、

日進市では各学校で同じようなミッションが行われることとなりました。

土中に埋まる金属たちを見つけるのは、

眺めるだけでは不可能です。

そこで、秘密兵器「金属探知機」の登場です。

日進市からレンタルしたそれを活用し、

運動場の隅々まで探索(たんさく)します。

しかし、一人ではさみしいので、

職員室にたまたまいた、K先生を道連れにすることにしました。

二人で探知機を手に運動場の隅に立ち、いよいよスタートです。

左右に探知機をふりふりして、ゆっくり歩み始めます。

二人の息が合わないと、探知機同士が反応し合い、

「ピーピー」鳴ってしまいます。

歩幅、振り幅、左右のリズム、次第にシンクロし始めます。

ゆっくりと探知機で探索するその姿はまるで、

「PKO(国連平和維持活動)」で見られるそれです。

もちろん、事の重大さは比べるまでもありませんが、

子どもたちの安全で平和な暮らしを守るため、

という意味合いでは、同列の作業と言えるのかもしれません。

勝手にK先生を隊長に祭り上げ、任務を進めます。

村「隊長、なかなか鳴りませんね。

 ひょっとすると、夏休みの炎天下で、

 先生たちが頑張って抜いてたから、

 もうないんじゃないですかね?」

K「ないならないでいいではないか!

 しかし、万が一ということもある。

 子どもたちの安全を守るためだ!

 1秒たりとも気を抜くんじゃない!」

村「はっ! 大変失礼致しました!」

なんて会話をしている矢先、

K隊長の探知機から「ピッピーピッピー」と音が響きます!

村「隊長! これは、まさか・・・」

K「とうとう、この時がきたか!

 村瀬、掘るぞ!」

村「はっ!」

大の大人二人が頭を寄せ合い、

小さなスコップでホリホリしている姿は、

滑稽(こっけい)に見えたかもしれません。

が、二人は真剣です。

しばらく掘ると、しっかりと金属片が現れたではありませんか!

村「隊長、やりました!」

K「うむ。これで危険が一つ去った。

 我々の努力で、子どもたちの安全が少しずつ高まっていくのだ。

 村瀬、分かったか!」

村「はっ! 村瀬、隊長にどこまでもついて行きます!」

その後、何度もK隊長の探知機が音を鳴らし、

その都度、ホリホリしていきます。

時折、誤報もありましたが、

土が流れ、表出したら間違いなく危険な金属片がいくつもありました。

しかし、どういうわけか、

発見するのは、K隊長ばかりで、村瀬の探知機は、一向に音を鳴らしません。

村「隊長!

 私の探知機が反応しないのはなぜでありますか?

 私も、発見してみたいのであります!」

K「バカもん!

 どちらが発見したかは問題ではない!

 撤去することが我々の任務なのだ!

 そういう雑念が探知機を狂わせておるのだ!」

村「はっ! すみませんでした!

 これより村瀬、修学旅行の座禅体験で学んだ、

 『無』の精神で励みます!」

少しして判明したのですが、

村瀬の探知機が反応しなかったのは、

精神の問題ではなく、機械上のトラブルだったのでした。

途中から、一台を交代しながら探索活動を続けました。

清掃の時間や放課の時間も行っていましたので、

不思議な光景を目にして、子どもたちがやってきます。

そして、K隊長に質問しました。

子「先生たち、何してるの?」

K隊長はこう答えます。

K「土の中に危険な物がないか調べているんだよ。

 君たちが怪我をしないようにね」

子「ふーん、ありがとー」

村瀬にも子どもが質問します。

子「村瀬、何やってるの?」

村瀬はこう答えます。

村「お宝探しさ。

 大判小判が、ザックザクさ」

子「うそつけ」

K隊長の誠実な答えからか、村瀬の夢のある答えからか、

低学年の男の子が、

「ぼく、誕生日プレゼントにそれ買ってもらお」

と、言っていました。

もしもご家庭で金属探知機をおねだりされたのなら、

そういう理由でございます。

なんだかんだと、2時間以上の時間を費やした後、

運動場の3分の2の探索が終了しました。

残すは、バスケットコート及び「あしがら山」周辺ですが、

忙しいK隊長はここまでです。

村「K隊長! ここまでありがとうございました!

 隊長から学んだことは、一生忘れません!」

K「うむ、よくやったぞ、村瀬よ。

 もうお前は一人前の隊員だ。

 ここからは、お前に任せたぞ!」

村「隊長〜!」

K隊長との涙涙の別れをした後、

村瀬は一人、残された運動場と向き合うのでした。

ということで、続きは「後編」で。

それでは、また。

修学旅行裏日記⑤(最終回)〜父の帰還〜

2023年10月12日 19時22分

こんばんは、村瀬です。

本日は2時間目の終わりあたりから、

6年生が登校しました。

思っていたよりも元気そうな顔が多く、

旅行が充実したものになったのかなと感じました。

一方の村瀬は、

何もしていないくせに身体が鉛(なまり)のように重く、

30秒に一度のペースであくびをする始末。

困ったものです。

ところで昨晩は、

子どもたちから旅行の思い出を訊(き)くことができたでしょうか?

それとも疲れて、さっさと眠りについてしまったでしょうか?

オフィシャルページはちゃんと昨日締(し)めくくることができましたが、

こちらのしょーもない旅行記を締め忘れておりましたので、

最後に我が家の昨晩の風景をお伝えして、完結させたいと思います。

父「皆のもの、喜べ!父が無事帰還したぞ!」

娘「おかえりなさいませ、父上」

父「うむ、心配をかけたのお。

 しかし、まーがれっと(通称)よ、安心せよ。

 父は見ての通り、元気じゃ」

娘「そんなことはどーでもよろしゅうございます。

 して、父上、約束の物は?」

父「はっはっは。そなたはせっかちじゃのう。

 父が約束を忘れるわけあるまい。

 米国の「落花生(らっかせい)」という名の漫画に出てくる、

 耳の黒い犬の鍵飾りであったな」

娘「左様(さよう)でございまする。

 さっさとお出しくださいませ」

父「父はこれを買うために、奈良の地に集まっていた、

 見知らぬ小学生たちが密集している土産物屋に入り、

 この可愛らしい鍵飾り一つだけを持ち、

 彼らと共に静々(しずしず)とレジまで並んだのじゃ。

 ジロジロ見られて顔が赤くなりつつ、

 店員殿に聞かれてもいないのに、

 『これはお土産です』となぞの言い訳をしつつ、

 手に入れた貴重な物なのじゃぞ」

娘「父上、前置きはどーでもいいのです。

 早うくだされ」

父「仕方ないやつじゃ。ほれ」

娘「・・・」

父「どうした、そんなに鍵飾りを見つめて。

 ほほう、感動のあまり、言葉がつまったのじゃな。

 けっこうけっこう」

娘「いえ、父上。

 これは、実にダサい。ダサすぎでございまする」

父「な、何を申す!

 そなたの好きな犬と、

 さらに好きな黄色い小鳥まで描かれているではないか!」

娘「他にはなかったのでございますか?」

父「う〜ん。

 その者達の他に、何やら気弱そうな男の子やら、

 布切れを持った男の子やら、

 髪を二つに束ねた女の子やら、

 たくさん集合していたものもあったが・・・」

娘「なぜそちらにしなかったのですか!

 父の美的感覚の乏(とぼ)しさには、

 ほとほと愛想(あいそ)がつきまする」

父「・・・」

まーがれっとはため息と共に去っていき、

入れ替わりで息子まいける(通称)がやってきました。

父「おお、まいけるよ、よいところにきた!

 そなたには、洋菓子(ようがし)を買(こ)うてきたぞ」

息子「左様でございますか」

父「ほら、これじゃ。

 京の都で大流行(はや)りの、

 木の年輪(ねんりん)をかたどった菓子じゃぞ」

息子「・・・」

父「どうした、そんなに菓子を見つめて。

 ほほう、感動のあまり、言葉がつまったのじゃな。

 けっこうけっこう」

息子「いえ、父上。

  拙者(せっしゃ)抹茶(まっちゃ)味が苦手でござる。

  ですので、遠慮申し上げる! これにて、ごめん」

父「・・・」

まいけるは呆(あき)れながら去っていき、

入れ替わりで相方がやってきて、無言で手を出してきました。

父親はそこでハッとします。

相方のお土産を忘れていたのです。

父「あ、そうじゃった、そうじゃった。

 この洋菓子はそなたに渡そうと思っていたのじゃ・・・」

相「・・・」

相方は無言で目を鋭(するど)くします。

父「じょ、冗談(じょうだん)、冗談じゃよ・・・。

 どれ、このかばんの中に・・・」

お土産などもうないかばんに手を入れる父親。

すると、1枚の紙が手に触れました。

それは、昨晩、座禅体験で配られた説明書でした。

父親はそれを取り出し、相方に告げます。

父「これじゃ、これじゃ。

 これはかの名刹(めいさつ)妙心寺の住職にいただいた、

 由緒(ゆいしょ)正しき紙であるぞ。

 ほれ、これを見れば、座禅の仕方が一目瞭然(りょうぜん)じゃ。

 座禅は、怒りを鎮(しず)めるともいう。

 そなたにぴったりじゃろう! はっはっはっ」

相方は一段と目を険(けわ)しくして、去っていきました。

そして父親は、いつも通り独りぼっちになり、

涙を流しながら、夜遅くまで座禅を組んでいましたとさ。

ということで、これにて修学旅行裏日記、

終幕でございまする。

それでは、また。

修学旅行裏日記④〜新記録〜

2023年10月11日 16時17分

こんにちは、村瀬です。

先ほど、疲労回復のために坐禅を試みる、とぶつぶつしましたが、

あえなく失敗に終わりました。

上映中の丸くて青い機械猫の映画が感動の嵐で、

集中できないためです。

眼鏡の少年と風呂好きの優しい少女と機械猫のやりとりを、

ハンカチを手に握りしめながら見ている村瀬です。

ところで、ついさっき、

とんでもない記録が誕生しました。

東小のホームページへのアクセス数が、

「700」を超えていたのです。

この数は、ここ数年で最も多い数です。(村瀬調べ)

今こうしてご覧いただいているあなたも、カウントされております。

ご来場誠にありがとうございます。

ここまで数が増えたのは、

きっと6年生の保護者のみなさんが、

子どもたちの様子を気にかけているからなのでしょう。

それは、愛情の表れともいえます。

子どもたちは、とても幸せですね。

これほどたくさんの方にご覧いただいた今、

村瀬はこう思っています。

もっと、ちゃんと考えて書けばよかった! と。

でもまあ、いくら頭を捻(ひね)ったところで、

大して代わり映えのない文章が並んでいたことでしょうが。

ということで、

旅の詳細は、帰宅した子どもたちに直接尋ねてくだされば、と思います。

さあ、いよいよバスは愛知県に入りました。

機械猫の物語も、いよいよ終盤に差し掛かっております。

学校に到着するまでに涙をしっかり拭いて、

最後は笑顔で旅行を終えたいと思います。

それでは、また。

修学旅行裏日記③〜疲労〜

2023年10月11日 15時04分

こんにちは、村瀬です。

間もなく高速道路に乗り、日進へと戻るバスの中より、ぶつぶつしております。

現在、2号車では、丸くて青い機械猫の映画が上映されています。

通常、修学旅行の帰りのバスは、

八割方の乗員が爆睡して帰路につくわけですが、

流れる映画が名作過ぎて、

ほとんどの子どもが起きているという謎の現象が起きています。

でも、まあ、寝不足であったり、思いがけず暑かった天候もあったりで、

疲労していることに間違いはないでしょう。

それでも、始まりから終わりまで、全員揃って活動できたことが、

何より嬉しく思います。

誰よりも働かず、ただニヤニヤしていた村瀬でさえ、

一丁前に疲労を感じております。

清水寺にて、

「お、何か買ったの?」

と、子どもたちに満面の笑みで喋りかけました。

子どもたちは怪訝(けげん)な顔をして、

「ええ、まあ」と鈍い反応を示しました。

なんだよなんだよ、照れるんじゃないよ、と思ったのですが、

目に入った黄色の帽子の「校章」で気づきました。

よその学校の子どもたちだと。

これも、疲労のせいでしょうか。

そういえば、

花園会館ではこんなこともありました。

各部屋カードキーで管理されていたのですが、

子どもたちに、

「部屋の中にカードを入れたままドアを閉めると、

 『インロック』って言ってな、

 二度とドアが開かなくるんだぞ。

 くれぐれも、外に出るときはカードを持っていくのだぞ」

と、ビビらせました。

そして、真っ先にインロックをしたのは、

他でもない、村瀬でした。

マスターキーをT先生に借りていくと、

とてつもない白い目で見られました。

あれもきっと、疲労のせいでしょう。

疲労が蓄積すると、ろくなことはありません。

その回復に効果的なのが、「坐禅」であると昨晩学びました。

では早速、今からやってみたいと思います。

それでは、また。

修学旅行裏日記②〜3階って〜

2023年10月10日 23時30分

お晩です、村瀬です。

オフィシャルページに記したように、

無事に一日目が終了しました。

宿に着いてからも、大きなハプニングもなく、

時間が過ぎて行きました。

ハプニングはなかったのですが、

日程を確認中、一つ疑問が浮かんだことがあります。

我々引率者のしおりに挟まれた日程表には、

子どもたちよりも詳しく予定が記されています。

この時間、○○先生は○階フロアの見回り、

〇〇先生はフロントに〇〇を届けにいく、など、

いつ、どんなことをやるのか、

先生別に結構細かく記されているのです。(学校によりますが。)

村瀬は村瀬の項目に書かれた内容に従って動くわけです。

さて、部屋長会の時間のことです。

いつも通り村瀬はしおりを見て確認します。

ふむふむ、この時間は、見回りなのだな、3階の。

ん?

3階?

男子フロアは6階だぞ。ほお、ここはT先生が見回るのか。

女子フロアは5階。ここは当然、女性のO先生だよな。

添乗員さんやカメラマンさんたちの部屋があるのは、4階。

そして3階は、

一般のお客様の部屋。

それを、見回るのか・・・。難儀な仕事だな・・・。

U先生、いくら村瀬が役に立たないからって、そりゃないぜ・・・。

結局村瀬は、3階に行く勇気が出ず、

しれっと部屋長会に参加していたのだとさ。

めでたし、めでたし。

それでは、また。

修学旅行裏日記①〜アズマ小学校〜

2023年10月10日 17時00分

こんにちは、村瀬です。

ただいま、宿に向かうバスの中です。

子どもたちはぽっぷなミュージックを聴きながら、ただいま休憩中です。

村瀬は座席に備え付けられたトレイにタブレットを広げ、

さながら敏腕ビジネスマンの如(ごと)く、

ぶつぶつしております。

お気づきの方もおられるかもしれませんが、

今回はオフィシャルページ「本日のオレンジキッズ」

も、村瀬ができる限りリアルタイムで更新しております。

二刀流でございます。

お暇な方はどうぞそちらもご覧くださいませ。

さて、ここまでみんな元気で平和な旅行となっております。

工事渋滞に巻き込まれ、30分ほど時間が押しておりますが、

こればっかりは仕方ありませんね。

これまでのところ、

奇跡的に村瀬も大きなやらかしを行なっておりません。

荷物にタオルを入れ忘れ、宿になかったら風呂上がりどうしよう、

と、少しだけ怯(おび)えている程度です。

こちらのぶつぶつでは、道中で起きたハプニングを記録してやろうと、

キョロキョロ旅を見守っているいやらしい男、村瀬です。

東大寺での話です。

とある子が、トイレにしおりを置き忘れてしまったようです。

村瀬はそれを知らずに、班別行動の時間、

一通り見回った後に、トイレ付近のベンチに座り、

ホームページを更新しておりました。

すると、そばで集合していた他の小学校の子たちがざわざわし始めました。

しばらくして、その学校に付き添うガイドさんとおぼしき方が、

「どなたか、アズマ小学校の方はいらっしゃいませんか?

 アズマ小学校のしおりがこちらにありますよ」

と、声高らかに尋ね始めました。

アズマ小学校? なかなかイカした名前の学校があるものだな。

どんな漢字だろう?

「吾妻」かな。かっこいいな。でも難しいな。

じゃあ、「東」か。

ん? 「東」? 「ひがし」? 「ひがし」!

うちの学校やん!

あわてて、

「はいはいはい!私の学校です!」

と、ガイドさんの下に向かい、無事引き取ることができました。

その直後、しおりを探してきた子に出会い、渡すことができたのでした。

めでたし、めでたし。

っといったハプニングがこれまで唯一といったところでしょうか。

あと、

Kくんが村瀬とシカさんを見間違えたのか、

鹿せんべいを1枚くれたことぐらい。

平和な修学旅行です。

ところで、

少し酔って参りました。

宿まで残り30分ほどでしょうか。

しばし、休息に努めたいと思います。

それでは、また。

てるてるぼうず。

2023年10月8日 09時02分

おはようございます、村瀬です。

連休はいかがお過ごしでしょうか。

冷え込みが強くなっております。

体調管理が難しい時期ですが、健康にはどうぞご留意を。

 

さて、いよいよ修学旅行がせまって参りました。

金曜日、6年生はわくわくしながら帰っていきました。

見学地の調べ学習などもしっかり行ったようで、

準備万端の様子です。

 

村瀬も連れて行ってもらえることになりました。

わーいわーい。

これで5年連続です。

見学地は毎年、ほぼほぼ変わりませんが、

寺社仏閣好きで社会科教員でもある村瀬は、

尻尾を振ってついていきます。

 

村瀬は喜んでいるのですが、

肝心の6年生や担任陣は、

どうも怪訝(けげん)な顔をしています。

出発が近づくにつれ、

たくさんの子どもたちに、

「村瀬、雨降らすんじゃないよ」

と、口うるさく言われております。

どうも、

「村瀬雨男説」

という前任校から伝わる誤った説が、

しっかりと伝承されているようです。

これぞまさに、風評被害です。

 

先週、立て続けに言われたものですから、

まったく、もう、とぷりぷりしながら、

念のために現地の週間天気予報を確認しました。

そこにあったのは、

傘マーク!

ははは、そんなはずはない。

この天気予報サイトは信用ならぬところだろう。

ということで、国の機関(気象庁)のページへ。

そこにあったのは、

傘マーク!

ははは、はは・・・。

 

村瀬は冷静を装(よそお)いつつ、

職員室のデスクの引き出しにそっと手を入れます。

そこには、

あまりにも雨に祟られている村瀬を心配した、

前任校の子どもが作製してプレゼントしてくれた、

「ムラセーマンてるてるぼうず」がしまってありました。

それを、しれっと表に出し、

こっそり窓辺に飾りました。

 

家では、

娘まーがれっと(通称)がコレクションしている、

てるてるぼうず型ご当地キーホルダーを全て無理矢理取り上げ、

大々的に窓辺に飾りました。

 

そして、神頼みです。

「神様。

これより、修学旅行まで、

ワタクシめは、

飲むとスカッとさわやかになったり、

元気ハツラツになったり、

130年以上の歴史があったりする、

大好物のしゅわしゅわする飲み物たちを断ちます。

ですのでどうか、当日は、

関西地方、とりわけ、奈良、京都あたりには、

雨雲を寄せ付けぬよう、お頼み申し上げます」

 

そんな涙ぐましい努力のかいもあり、

先程確認した天気予報では、

傘の姿がなくなっておりました!

はっはっはっ。

っていうか、

村瀬の責任ではまるでないんですがね。

とりあえず、感謝していただきたいです。

 

とにもかくにも、

今回の修学旅行が、

6年生のみなさんにとって、

素敵な時間となるように、

村瀬もサポートしていけたらと思います。

また、現地の様子は、

オフィシャルページ「本日のオレンジキッズ」にて、

できる限りリアルタイムでご報告できたらと、

考えております。

 

最後に、

6年生の子どもたちに、

素敵な情報を教えてあげましょう。

村瀬が引率した過去4年間の修学旅行では、

一度も雨、降ってないんだぜ! たぶん。

もし、

万が一、

降ったとしたならば、

それは、

T先生のせいだぜ!

 

それでは、また。

ろーど とぅー 学校訪問。

2023年10月6日 15時21分

こんにちは、村瀬です。

今日は風が強めに吹いております。

その中に少し冷たさが混じっているように感じます。

いよいよ、秋でしょうか。

 

本日は大変穏やかな時間が流れている感じの東小です。

昨日とは真逆です。

いや、学校自体は穏やかでしたが、

村瀬がとんでもなくドタバタしておりました。

 

昨日は「学校訪問」という一大イベントがありました。

その内容については、

「本日のオレンジキッズ」で軽く紹介しましたので、割愛(かつあい)します。

ここでは、学校訪問の舞台裏(主に村瀬のドタバタ劇)を、

ぶつぶつしたいと思います。

 

学校訪問における村瀬の役割は、

滞(とどこお)りなくお客様を迎え、案内し、説明し、見送る、

といった裏方全般でございました。

その役割を聞いたとき、卒倒(そっとう)しそうになりました。

「私、失敗しかしないので」

という、どこかの外科医の真逆を生きる村瀬です。

粗相(そそう)なく終わらせることなど、夢のまた夢です。

「いーやーだ、いーやーだ、やーりーたーくーなーいー」

と、泣き叫んだのですが、

「誰もが通る道なのよ。

もうあなた、いい歳なんでしょ!

ちゃんとやりなさい!」

と、校長先生に叱責されました。

 

どこから手をつけて分からない村瀬は、

過去の資料を探りましたが、

例のういるすの影響で今年度とはまるで違う形で実施されており、

どうにも役に立たない様子です。

そこで、すでに学校訪問を終えていたN小学校に、

「助けて~、助けて~」

と泣きべそをかきながら救援を求めたところ、

I教頭先生とY教務主任が快く応じてくださいました。

「村瀬、これがいるから作るんだよ」

「村瀬、こういう順番で書くんだよ」

と、資料まで貸して説明をいただきました。

「ほー、ほー、へい、へい」

と、威勢よく返事をしておきながら、

すぐに大事なことを忘れたり、理解しているふりをしたりする村瀬です。

必要な要項を作りながら、

すぐに手が止まり、疑問が次から次へと生じます。

ええい、こうなったら、ここに質問じゃい!

と、村瀬はあろうことか、来賓として招く、

日進市の教育委員会、K先生に電話をしたのでした。

それは、

「貴方(あなた)たちを歓迎したいんだけど、

貴方たちは何をしたら喜ぶ?」

と問うようなものです。

K先生は、おそらく呆(あき)れかえっていたことでしょう。

「自分で考えなさい」と返されて当然なのですが、

K先生はスーパーご多忙にもかかわらず、

いつも懇切丁寧にいろいろなことを教えてくださったのでした。

お三方の手厚すぎるサポートにより、

どうにかこうにか、必要な要項が完成したのでした。

感謝しかありません。

 

校外に限らず、校内にも村瀬を助けてくださった方々が大勢です。

いや、なんなら、全員です。

感謝、感謝です。

 

昨日お越しになられたみなさんも温かく、

子どもたちが安心して、また、学びを深めて学校生活を送れるよう、

適切なアドバイスをいくつもくださいました。

感謝×8(8人来られたので)です。

 

もう、みなさんに足を向けて眠れないので、

とりあえず、昨晩は立ったまま就寝した村瀬なのでした。

 

それでは、また。

新しい友達。

2023年10月3日 16時17分

こんにちは、村瀬です。

朝の気温が一気に下がってきましたね。

半そで、短パンの上、

ペラッペラのタオルケット1枚のみを支給されている村瀬は、

明け方寒さで起きてしまいました。

まあ、考えてみれば、もう10月ですもんね。

当たり前といえば、当たり前なのかもしれません。

 

4月からスタートをきる学校のスケジュールでは、

10月は折り返し地点に当たります。

昨日(2日)は朝会が行われ、

後期の児童会役員・委員長・学級委員が任命されました。

それと同時に、3年生に転入生が1人来てくれて、

しっかりと挨拶をしてくれました。

さらには、先生も1人仲間に加わってくれました。

前回ぶつぶつでお伝えした通り、

10月より、B先生が担任を受け持つことになりました。

そのフォローとして、

K先生が助けにきてくださったのです。

ありがたや、ありがたや。

 

実は村瀬、K先生と古くからの知り合いです。

知り合いというか、心の師としている方です。

出会ってからもう、15年以上が経過しております。

K先生は、元「プロライダー」という経歴の持ち主です。

現在でも、

道なき山道を自転車で100km以上突き進むというレースに、

喜び勇んで参加するような「超人」です。

「弱人」村瀬なら、

坂道だからペダルを漕げない、

もしくは、

開始10mで谷底に落ちていくことでしょう。

さらにK先生は、

自転車を中心とした、

「交通安全教育」の活動に長い間携(たずさ)わっていらっしゃいます。

外国語も堪能、農作業もお手のものなど、

様々な顔をもつ、フレンドリーな人柄のK先生が、

東小の子どもたちの心をつかむのは、

あっという間のことでしょう。

心強い仲間が加入してくれて、

東小教職員は大喜びをしているところです。

 

しかし、

これだけ強力なサポートがあったとしても、

人手不足の煽(あお)りが解消されたわけではありません。

人が足りなければ、

「チーム東小」として、「思いやり」でカバーし合う他ありません。

ということで、

たまにはお役に立たねば追放されると思い、

環境整備を担当しているB先生の代わりに、

村瀬も出陣したわけであります。

事務作業ばかりに嫌気がさして、

外に逃げたという噂が立っていましたが。

 

前任校のA小学校では、

校舎の中より外にいる時間の方が長かったのでは、

と思うほど、草木と戯(たわむ)れておりました。

村瀬には、草木と戯れるときに活躍する、

「まさおくん」と「たみよちゃん」(草刈ましーん)や、

「風太くん」(ぶろわー:風でぶうぉーっと葉を飛ばすやつ)など、

いつも一緒にいる友達がいました(A小過去ぶつぶつ参照)。

 

東小学校もA小と同じくらい緑が豊かです。

やはり、友達は欠かせません。

倉庫をのぞいて驚きました。

そこには、草刈りましーんが4台もいるじゃないですか。

これだけいると、

村瀬の語彙(ごい)力では、

全員におしゃれな名前を付けてあげることが不可能です。

ぶろわーもちゃんといます。

他の仲間もたくさんいます。

恐るべし、東小!

 

そんな中に、

「電動ばりかん」がちょこんと座っておられました。

思わず冷や汗が吹き出ました。

村瀬には、

電動ばりかんによって、

大けがを負った過去があるのです(A小過去ぶつぶつ参照)。

 

電動ばりかんは、とてもきれいな状態です。

「彼はなんであんなにピカピカなんだい?」

B先生に確認すると、

「村瀬のけがの話を聞いたせいで、

 恐ろしくてあんまり使えてないんだわ。

 村瀬のせいだわ」

とのことでした。

 

村瀬のせいで、活躍の場を失っているとは、

申し訳ないったらありゃしません。

村瀬は電動ばりかんに語り掛けます。

村「きみ、ごめんね、ぼくのせいで」

ば「ムラセトイウノハ、キミダッタンダネ」

村「そうだよ。ぼくのことさ」

ば「タシカニ、ヤラカシソウナカオヲシテイルネ」

村「それは、否定できないな」

ば「ボクノナカマデ、ケガヲスルナンテ、

アンビリーバブル(信じられない)ダヨ。

 フツウニツカエバ、マルデキケンハナイノニ」

村「うん。それも否定できないな」

ば「ボクモミンナミタイニ、カツヤクシタイナ・・・」

村「・・・」

村瀬はしばらく考え、決意します。

村「ぼく、きみとも遊ぶよ!」

ば「デモキミ、オクビョウモノダロ?

 ホントハ、コワインダロ?」

村「うん。でもぼく、もう、大人だし。

  不惑(ふわく)、こえてるし。

  こわくても、乗り越えなきゃ」

ば「アリガトウ!」

村「そうだ。きみにも、

名前を付けてあげなきゃ!」

バ「エ、イイノカイ?」

村「前の子には、名前を付け忘れたから、

 機嫌(きげん)を損(そこ)ねて、

 あばれたからけがをしたのかもしれないし」

バ「ソレハ、100%チガウヨ。

ムラセノオロカサノセイダヨ」

村「よし、今日から君の名は、

 『かりあげくん』だ!」

バ「ワー! ダサイ!」

 

というわけで、「かりあげくん」とさっそく、

職員室周りの植え込みに向かいます。

「かりあげくん」は次々に、草木を整えてくれます。

村瀬も楽しくなって、

観察池の周りや、運動場付近の斜面にも突撃します。

まさに、「カリアゲズ ハイ」状態です。

そんな様子を6年生の子どもたちが、

「村瀬、もうやめな」

「そうだよ、また腰、やるよ」

「また、指も、やるよ」

「そうだよ、もう、おじいちゃんなんだから」

などと、次々に声を掛けてくれました。

村瀬の腰のコンディション(過去ぶつぶつ参照)や、

過去の出来事を知っている子どもたちが、

心配の声を次々にかけてくれたのです。

まったく、優しいですね。

その優しさを支えに、長時間にわたり、

久しぶりに草木と「かりあげくん」と戯れたのでした。

おかげで、3日ほど、

両腕がハンパない筋肉痛になり、

プルプル震えることになりましたが。

 

ちなみに、これは先週のお話です。

一週間ほど経った現在、

きれいにしたはずの植え込みは、

ツンツンと伸びる葉っぱたちが元通り揺れています。

長々としたぶつぶつはここいらで終わり、

「かりあげくん」と外に飛び出そうか迷っている、村瀬です。

 

それでは、また。

チームのために。

2023年9月29日 20時37分

こんばんは、村瀬です。

本日は「中秋の名月」です。

運動場にて空を見上げると、満月が見えました。

これほどきれいに見えたのは、久しぶりなのではないでしょうか。

子どもたちは朝からそわそわしておりました。

そうです、

この地区の一大イベント、

「お月見どろぼう」

が、開催されるからです。

学校の近隣住民の方々も、

玄関先にお菓子を置いてくださっていました。

温かい光景ですね。

村瀬が住む地区にはそんな素敵な風習がありません。

父からそんな風習を聞かされた娘まーがれっと(通称)は、

「父上、日進に引っ越すべきです」

と、提案してきましたが、

お相撲さんが好んで食べるという、

クマの形をしたグミを渡して、黙らせたのでした。

 

さて本日は、

村瀬も朝から、いや、夜明け前からそわそわしていました。

ラグビーの日本代表戦があったからです。

ご覧になられた方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

村瀬はスポーツ観戦が大好きです。

競技を問わず、どんなスポーツでも盛り上がってしまいます。

特に日本代表の試合となると、より興奮してしまいます。

世間では村瀬のような人を、「にわか」と呼ぶのかもしれませんが、

大いに結構でございます。

にわかであろうが何であろうが、楽しものは楽しいんだもの。

 

今年は「日本代表」が活躍する場面を何度も目にしています。

3月頃はWBC。

前任校にて、前任のK教頭と、異動の準備を涙ながらにしながら、

職員室のテレビにて準決勝のサヨナラ劇を目にして、大騒ぎしました。

二人きりで。

つい先日は、バスケットボール男子日本代表が、

見事にオリンピックの出場権を獲得しましたね。

中学でバスケ部に入った思春期坊や息子まいける(通称)と、

珍しく心を通わせて盛り上がることができました。

現在は、アジア大会で各種目の選手が大いに奮闘していますし、

バレーボールのワールドカップでも、

素晴らしい活躍を見せてくれています。

 

そして、ラグビーです。

決して大柄ではない日本代表の選手のみなさんが、

世界の屈強(くっきょう)な大男たちに、

勇猛果敢(ゆうもうかかん)に体当たりしていく姿には、

見る度に驚嘆(きょうたん)させられます。

これほど世界と渡り合い、戦うことができるのは、

世界一過酷といわれる、日々のトレーニングの賜物(たまもの)なのでしょう。

村瀬が参加したら、開始2秒で、

昔の携帯電話のように、二つ折りにされてしまうこと必定(ひつじょう)です。

今朝も見事に勝利を収めました。

素晴らしい。

 

ラグビーをはじめ、団体競技では、

「For the Team【フォア・ザ・チーム】」

(チームのために)

という意志がとても大切なことと思います。

これはなにも、スポーツに限ったことではありません。

人が集う場所では、大事にすべきことなのだと考えます。

もちろん、学校という場所でも、です。

学級にも、学年にも、学校全体にも、当てはまるでしょう。

 

間もなく10月が始まります。

本校では、「本日のオレンジキッズ」執筆者であるB先生が、

担任を受け持つことになるなど、

大きな変化が待ち受けています。

(世間のご多聞(たぶん)にもれず、東小もちゃんと人手不足です…。)

B先生は、現在の業務をなくして担任へ、

というわけではありません。

学校全体に関わる、多大かつ重要な業務も抱えています。

B先生への負担を少しでも減らすため、

学校全体で分かち合おうと、現在、画策(かくさく)中であります。

東小というチームがうまく機能するよう、

重責を担ってくださるB先生。

その「フォア・ザ・チーム」精神を少しでも見習おうと、

先週、村瀬も動いてみました。

その話はまた、今後のぶつぶつで。

 

というわけで、

様々な困難が待ち受けているのかもしれませんが、

「チーム東小」として、

私たち教職員は、スクラムを組んで突き進んでいこうと考えております。

保護者のみなさんも、

そこに加わっていただけたのなら、

それほど力強いことはありません。

ぜひぜひ、ご参加を。

 

それでは、また。

おててつないで。

2023年9月26日 12時33分

こんにちは、村瀬です。

今日の最高気温は30度ということです。

10月手前にこの温度は、おそらくおかしなことなのでしょうが、

不思議なもので、

「ずいぶんと涼しくなったな」

と、感じてしまう村瀬です。

 

さて、本日は、

前期児童会役員のみなさんが、

最後の一大イベントとして、

「東小探偵団 真実はいつも一つ」

を、実施してくれました。

詳細はB先生ぶろぐ「本日のオレンジキッズ」に、

写真と共に紹介されておりますので、

ぜひぜひご覧いただければと思います。

児童会役員のみなさん、

素晴らしい企画をありがとう。 

B先生も書かれているように、

多くの子どもたちの笑顔が見られ、

大変ほっこりとした気分になることができました。

高学年の子どもたちが、

低学年の子と手をつないで声を掛けている姿を見ていると、

ほっこりどころか、胸を打たれ、

ウルウルしてしまいました。

どうかこの平和で幸せな時間が、

少しでも長く続きますように、と、

気が付けば、合掌(がっしょう)していました。 

ここのところ、

未来に対して明るい展望が見えない世界情勢です。

暗いニュースを目にする度に、

将来に対する不安が募っていきます。

その将来の中心に生きていく今の子どもたちが、

どうか、幸せを感じながら、未来で活躍してほしい。

そんなことを最近よく思うのです。

 

それは、もうなんだか、

孫を見守るおじいちゃんの気持ちと似ているのかもしれません。

ひょっとして、

涙腺(るいせん)が緩(ゆる)くなっていたり、

髪の毛の中に白く輝くものが目立ってきたり、

30度を涼しく感じてしまったりするのは、

村瀬は、しっかり、すっかり、

「老化」しているということではないか、

と、震えてしまいます。

この震えも、ひょっとして・・・。

 

ともあれ、

今日は優しく素敵な光景が、学校中に広がっていました。

世界でいがみ合っている人々も、

子どもたちと一緒にこのイベントに参加したら、

平和への歩みを進めることができるかもしれない。

そんな夢想をしながら、

未来に生きる子どもたちの幸せを願っていた、

祖父村瀬なのです。

それでは、また。

縁の下で。①

2023年9月22日 16時05分

こんにちは、村瀬です。

ここ数日、曇り空の時間が長く、

まだ暑いとはいえ、少し気温が下がったかのように思います。

このまま、秋の気配が濃くなればいいなと願っております。

 

そんな中、5年生が昨日まで野外活動に行っておりました。

引率したB先生が「本日のオレンジキッズ」にて、

活動をリアルタイムに更新してくださいました。

まだご覧でない方はぜひぜひ。

天候が崩れた場面もあったようですが、

予定していた内容を全て消化できたようです。何よりです。

帰ってきた子どもたちの様子も、

多少疲れはあるようでしたが、笑顔がたくさん見られ、

充実した時間になったようです。何よりです。

 

野外活動の様子をB先生がリアルタイムで報告したのと併せて、

学校の様子も村瀬がリアルタイムで報告してやろう、

という企画を人知れず予定していましたが、

見事に実現できませんでした。

ドッタドタのバッタバタで時間が過ぎていきました。

 

まず、5年生が出発する直前、

ガラスが割れる事故が発生。

幸い、けが人はいませんでしたが、

波乱の幕開けでした。

引率者多数のため、学校はいつにも増して人手不足です。

諸事情で担任の先生が不在のクラスがありましたので、

誰かが補欠(代わりにクラスに入ること)に入らねばなりません。

そんなとき、力強く助けてくれたのが、

学級担任ではない先生方でした。

「あのぉ、すみません、

 お忙しいのは重々承知しておりますが、

 2時間目、このクラスに入っていただけませんか?」

と、村瀬が身を縮めながらお願いすると、

いつでも気持ちよく引き受けてくださる方ばかりです。

 

5年生が野外活動に行った2日間は、

主に2・5年をサポートしているM先生、

主に3・4年をサポートしているW先生、

また、週に2日

3・5年生の、主に体育のサポートしているY先生が、

大活躍してくださいました。

M先生は、村瀬が職員室で立ったまま気絶しそうになっていると、

「村瀬、何か手伝いますよ。

 ○付けとかあれば、代わりにやりますよ」

なんて、声を掛けてくださいます。

担任だけでなく、子どもたちからも絶大な信頼を置かれているM先生です。

 

W先生は、人手不足だった本校に(今もで~す)、

7月から降臨(こうりん)してくださいました。

あっという間に子どもたちの心をつかみ、

3・4年生に限らず、どの学年でもすぐに人気者となっております。

大変気が利く方で、授業に限らず、

気付いたことをすぐにサポートしてくださいます。

 

Y先生は、大学院で研究をしながら、

東小の助っ人も担(にな)ってくれています。

体育の専門で、一度授業を参観させてもらいましたが、

さすが、という他ない、指導法でした。

子どもたちに自ら進んで関わってくださるので、

Y先生も間違いなく人望厚い先生です。

 

このお三方以外にも、

縁の下で東小学校を支えてくださっている方が、

たくさんいらっしゃいます。

どの方も子どもたちのために、学校のためにと、

力を尽くしてくださる方ばかりです。

「縁の下シリーズ」と題して、

今後また、どこかでご紹介したいと考えております。

 

村瀬はそんな素晴らしい方々の、

爪のアカを煎(せん)じて飲むべきなのでしょうが、

「爪のアカをください」

とお願いしたら、

ますますヤバイ人と認識され、

ますます立場がなくなるので、控えます。

その代わりに、

一緒に動きながら、少しでも学ばせていただきたいと思います。

 

それでは、また。

誤字脱字。

2023年9月18日 10時45分

こんにちは、村瀬です。

3連休はいかがお過ごしで(したで)しょうか。

ゆっくりできたのなら幸いです。

村瀬は先ほど軽く階段を踏み外し、腰にダメージを負いました。

 

前々から調子が良くないのですが、

夏にアスレチックでやらかして以来(過去ぶつぶつ参照)、

ますますひどい状況です。

運動して足腰を鍛えねば、と思うのですが、

頭の中で完結してしまい、なかなか動かない愚か者です。

 

教師という仕事は、

動きの多い仕事だと感じます。

立ち歩いている時間の方が多い先生がほとんどです。

村瀬も意味なくたくさん動き回るタイプでした。

が、担任を外れてから、着実にその時間が短くなってしまっております。

 

特に先週は顕著(けんちょ)でした。

見て見ぬふりをしてきた書類作成などの事務的仕事の数々が、

「〆切(しめきり)」という槍(やり)で一斉蜂起(ほうき)してきたのです。

「まあ、まあ、落ち着いて。

 何もやらないなんていってませんよ。

 でも、もう少し後でもいいんじゃないかなあ」

と、交渉したところで〆切が延びるわけでもなく、

ようやく重くて痛む腰を上げた次第です。

のほほんと、ぶつぶつしている状況ではとてもなく、

職員室東の隅っこのデスクで長時間パソコンとにらめっこしておりました。

「企業戦士かよ!」

と、自分で自分につっこんでしまうほど、デスクにへばりついておりました。

あまりの疲労困憊(ひろうこんぱい)ぶりを見かねてか、

2年生のM先生が栄養ドリンクをくれました。

姿勢悪く長時間坐っていたせいで、

腰には更なるダメージが加わったのでした。

 

さて、学校で作成された書類は、

外部に出したり、他の先生方に提示したりする前に、

何人かでチェックすることになっております。

主には、

事務職員のTさん、校務主任のB先生、教頭先生、

そして、校長先生です。

通常はここに、恐ろしいことですが、村瀬も加わってしまいます。

できるだけ誤りを減らし、

正しい情報を提供・共有するために、

おそらくどこの学校でも、どこの会社でも行われていることと思います。

 

当然ですが、作成段階で誤った情報を載せぬよう注意を払うのですが、

人間ですので間違うことはあるでしょう。

まして、村瀬なんて、言うまでもありません。

しかし、作成段階では間違えてやろうなんて気持ちはさらさらありません。

むしろ、

「間違えてたまるか」

という気概(きがい)をもって提出するのです。

やがて、誤りがモリモリと指摘された書類が戻ってくると、

「間違えたっていいじゃないか、人間だもの」

と、大詩人の言葉をなぞらえて自分を慰(なぐさ)める日々です。

以前、教育委員会のM様に誤った書類を送り謝罪したところ、

「完璧を目指してもいいけど、

時には間違いがある方が可愛げがある。

心に余裕をもって職務に専念してください」

という、甘酒のような温かく滋養となる言葉をいただきました。

この言葉も、村瀬の大きな慰めとなっております。

 

さて、今回の書類の話です。

チェックしていたB先生がにやにや村瀬のところへきました。

「村瀬、ちゃんと疲れてるねえ」

と言いながら書類を指さします。

そこには、

「水から考える」

と文字が並んでいます。

村瀬が本来書きたかったことは、

「自ら考える」

です。

どこかの飲料メーカーのキャッチコピーのような間違いです。

赤面を禁じえませんでした。

 

1ページ目で、いきなりの大きな誤り。

この調子では、おそらくズタボロに違いない。

と、慌てて見直します。

すると、出るわ出るわ。

おそらく、作成中意識がなかったのでしょう。

こんなミスする?

というレベルの誤字脱字のオンパレード。

極めつけは、

「東小学校長」

と記すところを、

「西小学校長」

と書く始末。

校長先生ご自身が、その誤りに気付いてくださいました。

左ストレートパンチ(校長先生は村瀬の右隣の席です)が飛んできてもおかしくないところ、

笑って許してくださいました。

 

そういえば、

かつて村瀬が大学生だった頃、

とある授業で、

歌人や俳人について作品と共に考察し、レポートをまとめる、

という課題が出されました。

その頃からまるで成長していない村瀬は、

〆切日を忘れており、前日の夜中に気付き、

作成に取りかかったことがありました。

その当時から興味があった、

「種田山頭火(たねださんとうか)」という俳人を題材に選び、

徹夜でどうにか完成させ、無事に提出しました。

ところが翌日、教授から呼び出しがかかりました。

研究室に出向くと、

教授は村瀬のレポートを手にしながら、こう言いました。

教「誰がこんな恐ろしい考察をしろと言いましたか?」

村「いやいや教授。

 種田山頭火ですよ。

 あの自由律俳句の代表者ですよ。

 まさか教授、山頭火を知らないのではありませんか?

 恐ろしいとは、私の見識の深さが、ということでしょうか。

 あいや、照れますなあ」

教「あんぽんたん!

 知っとるに決まっとる!

 これを見なさい! このタイトルを!」

教授が指さしたタイトルを見て、村瀬は驚愕(きょうがく)しました。

「種田山頭火に関する考察」

と書くべきところが、

「種田さん投下に関する考察」

となっているではないですか。

文芸批評が、もはや、事件です。

謝りに謝り倒し、

どうにか単位を取得できた大学生村瀬でした。

 

一体、長々と何の話をしているか。

それは、

焦(あせ)るとろくなことがないよ、

ということが伝えたかったのです。

それと、

村瀬同様、連休中のんびりしている方の、

ちょっとした暇つぶしになれば、ということで、

ロングぶつぶつした次第です。

どうぞ、お許しを。

 

ということで、

みなさん、今週も踏ん張りましょう。

心に余裕をもって、ですね。

 

それでは、また。

夏休みの忘れ物。

2023年9月12日 14時44分

こんにちは、村瀬です。

ぐずついた天候でスタートをきった今週です。

多少、気温が落ち着き、

また、作物にとっては恵みになったことはよかったかと感じます。

ただ、地域によっては、降りすぎているところもありますし、

雷鳴(らいめい)が響く時間が多く、恐怖も感じます。

何事もほどほどがよいですね。

 

さて、9月も半ばを迎えるところまできました。

夏休みでくずれていたリズムも、

しっかりと取り戻している子どもたちがほとんどだと思います。

そんな傍(かたわ)らで、村瀬は相変わらず、

1学期を取り戻していない様子です。

 

まず、覚えたはずの子どもたちの名前が、出てこない。

かつてぶつぶつしましたが、

村瀬は人の名前を覚えることが苦手です。

それでもどうにか、1学期末には、

授業に入っている6年生に関して、

半分以上は記憶したと自負しております。

(全員頭に入れとけよ、という真っ当な意見には耳をふさぎます。)

 

ところが、どっこいです。

授業中、挙手させ、指名しようとしたところ、

まあ、名前が出てこないことったら。

学級によっては、机に大きく名前の磁石プレートが貼ってありますので、

それをカンニングしながら名を呼べます。

しかし、そうでないクラスは、

「あの、後ろから2番目の、あなた。

そう、あなた」

「ええと、そこの、青いTシャツをあなた。

ちがうちがう、きみじゃない。あなたの横のあなた。

そう、あなた」

といった、失礼極まりない展開がよく起こります。

やさしい6年生は、苦笑いする程度で許してくれていますが、

村瀬本人は猛省している次第です。

 

そんな6年生ですが、さすが最高学年。

2学期早々に、リズムを取り戻し、

授業も集中して取り組んでいるように感じます。

廊下ですれ違うと、

一番元気にあいさつしてくれるのも6年生です。

分団長や委員長として、

努力を重ねている子もたくさんいます。

1年生をはじめ、下級生に優しく接している姿も、

相変わらずよく見かけます。

最高学年らしく、

しっかりと学校を支えてくくれているのです。

感謝、感謝です。

 

そんな立派な子どもたちの名前を、

卒業までには全員覚えるのだ!

そう決意して、

夏休みに忘れてきた子どもたちの名前を、一日でも早く取り戻し、

また、新規登録もできるように、

四月に撮影した学級写真に名前が示されているアルバムを、

今日もながめている村瀬なのです。

 

それでは、また。

授業公開デー。

2023年9月7日 13時04分

こんにちは、村瀬です。

汗だくでございます。

今日は、村瀬、

西へ東へ、北へ南へ走り回っておりました。

「村瀬、廊下走るな!」

と、正しいご指摘を子どもたちからもちょうだいいたしました。

反省しております。

 

本日は、2学期の授業公開デーでした。

お忙しい中にもかかわらず、子どもたちのために、

大勢の保護者のみなさんにお越しいただきました。

ありがとうございました。

B先生による「本日のオレンジキッズ」でも、

本日の様子が紹介されております。

ぜひご覧ください。) 

 

全員が空調の効いた部屋の中で参観いただければよいのですが、

スペース的にかなわず、

廊下からご覧いただいた方が多数おられました。

とても心苦しかったのですが、

文句も言わず、静かにご参観いただきました。

それ以前に、

このとんでもない気候の中を、

学校まで徒歩や自転車でお越しいただいた方が、

ものすごい数、いらっしゃいました。

胸が締め付けられる思いなのですが、

不満をこぼさず、整然とお越しいただきました。

その忍耐強さと優しさに、

尊敬と感謝を捧げます。

本当にありがとうございました。

 

その方々の汗に比べれば、

村瀬の汗など、大河の一滴(いってき)でございます。

授業をされた先生方の(冷や)汗に比べても、

村瀬の汗など、天白川の一滴でございます。

 

一応、本日の村瀬の活動についてご報告させていただきます。

朝、運動場に駐車用のラインを引きました。

しかし、その間隔が狭く、

その線に合わせて駐(と)めていたら、1列目以外出られない、

ということが、車が入り始めた後に判明しました。

誘導の際、少人数指導のH先生がそれに気付き、

巧(たく)みに誘導してくださったので、どうにかなりました。

もしもそのラインにそって駐めていたら、

2列目以降に駐めた保護者のみなさんが職員室に押しかけ、

保「あのラインを引いたやつは誰だ!」

職「たぶん、村瀬じゃないかと・・・」

保「やっぱり村瀬か! 村瀬はどこだ!」

職「村瀬はおそらく、

無意味にへらへら校舎内を徘徊(はいかい)しているかと・・・」

保「すぐに呼び出せ!」

なんて押し問答に展開し、

授業公開どころではなくなっていたでしょう。

H先生は命の恩人です。ありがとう。

 

さて、駐車誘導を途中で抜け、

今度は、アナウンス業です。

駅員さんのように素敵な声を響かせたかったのですが、

各方面から叱られること必定(ひつじょう)ですので、

普通(カミカミのつっかえつっかえ)に行いました。

まあ、生まれながらにして「鼻声」のような声なので、

駅員さんっぽかったかもしれません。

 

次は、修学旅行説明会に顔を出します。

本来体育館で行う予定でしたが、

暑さを鑑(かんが)みて、急遽(きゅうきょ)、

空調が効く部屋の中で一番広い、

第二音楽室が会場となりました。

100人近くの大人たちが集合しましたので、

すし詰め状態になっておりました。

窮屈な思いをさせてしまい、申し訳なかったです。

5年生、6年生の保護者の皆様、すみません。

 

会場に行くと、校長から指令がでます。

長「村瀬、一番暇なんだから、

 このプリントをコピーしてきなさい」

村「へい! 合点(がってん)、承知しやした!」

と、廊下を激走。

途中、音楽専科のS先生に出会います。

S「村瀬、遅いからアタシがやってくる」

村「へい! 合点、承知しやした!」

と、責任を放棄し、遠慮なくプリントを渡します。

無職になった村瀬は、へらへらと校舎を徘徊します。

途中、保護者の方から用事を頼まれ、職員室へ。

コピーを終えたS先生に出会います。

S「村瀬、暇なんだからこれ届けて」

村「へい! 合点、承知しやした!」

と、再び廊下を激走。

ちなみに、職員室から最も遠い部屋が、第二音楽室です。

運動不足の老体には身にこたえまくる距離です。

 

3時間目の5年生の場面でも同様の展開です。

長「ずーむがうまく5年生の教室につながってないみたい。

村瀬、暇なんだから見てきて」

村「はあ、はあ・・・。

 へい! 合点、承知でやんす!」

と、三度(みたび)激走。

それを見届けると、今度は5年生のT先生からの指令です。

T「Y先生の肘(ひじ)が画面に映っちゃってるんです。

 村瀬、暇でしょうから、よろしければ伝えてきてくれません?」

村「はあ、はあ、はあ・・・・

へい! 合点、承知でい!」

と、四度(よたび?そんな言葉ある?)激走。

おかげで、足が子鹿のように震えおります。

 

途中、大放課に体育館で発表された、

5年生のトーチトワリングのきれいさに心が癒(い)やされました。

短期間の猛特訓で、よくもあれほどきれいに仕上がったものです。

5年生トーチトワリング部隊のみなさん、

指導に尽力しているC先生、

ありがとうございました。

本番でも今日のように上手に披露できるよう、祈っています。

 

あ、それと、

村瀬がうろちょろしているときに、

とある保護者の方に、

「ぶつぶつ書いている村瀬ですか? 楽しみにしています」

という、天にも昇るやさしい言葉をいただきました。

その言葉の勢いで、早速ぶつぶつした次第です。

とある保護者の方、ありがとうございました。

こんな感じで本日はまとめましたが、いかがでしょうか?

今回も、しょーもないでしょ?

 

それでは、また。