東の方でぶつぶつぶつ・・・

健診シーズン。

2023年5月19日 15時25分

こんにちは、村瀬です。

昨日までの真夏ともいえる日差しはどこへやら。

今日は朝からよく降りますね。

こんな日があっても、いいでしょう。

 

ジタバタジタバタしていたら、

すでに週末になっておりました。

「週一度は更新」という「ぶつぶつ目標」を、

危うくあっさりと終了にしてしまうところでした。

というわけで、ぶつぶつします。

 

東小学校では、

今週より水泳指導が始まりました。

今年度も、「Oスポーツクラブ」にお世話になっています。

かつて学校のプールを使っていた頃なら、

今日のような気候なら間違いなく中止だったでしょう。

そもそも、こんな時期にはまだ始まっていませんでした。

大体、6月初旬に開始となり、

大体、初めの頃は水温が低すぎて入れず、

大体、6月の中旬あたりからどうにか入り、

大体、最初のうちは紫くちびる少年少女が多発する、

という流れが恒例でした。

Oスポーツ様のおかげで、

どんな気候でも水泳指導が可能です。

しかもプロによる指導。

しかも温水。

よく冷えた消毒槽(そう)に浸(つ)かって数をカウントさせられ、

キンキンに冷えたシャワー(通称「地獄のシャワー」)を浴びさせられていた、

村瀬世代以前の人間たちがその光景を見たら、

暴動を起こすかもしれません。

うらやましそうにしている村瀬を通り過ぎ、

今日も5年生が嬉しそうにバスに乗ってプールに向かったのでした。

 

ところで現在、

どこの学校も「検査・健診」シーズンとなっております。

今日は1年生が聴力検査を受けていました。

まだ入学して2ヶ月も経っていないのに、

廊下で静かに待っている1年生があまりに多くて、

おったまげました。

 

さて、本日、村瀬自身も健康診断を受けてきました。

私たち教職員も、

年に一度は検査してもらうことになっています。

健康を維持していく上で、とても大切な時間ですが、

村瀬は苦手です。

特に、「胃」の検査が大の苦手です。

バリウムと発泡剤を飲む、あの検査です。

大人の方なら、きっと理解してもらえますよね。

病院に向かわず、喫茶店でも行こうかと迷いましたが、

1年生の立派な姿を思い出し、

勇気を振り絞って会場に向かったのでした。

 

いろんな検査をするのですが、

一発目がまさかの「胃」の検査。

うなだれながら検査の部屋に向かいます。

粛々(しゅくしゅく)と発泡剤を飲み、

バリウムを流し込みます。

ここから担当の先生の指示に従い、

身体を動かしまくるのです。

検査中は「げっぷ」が厳禁です。

身体を動かせば動かすほど、

こみ上げてくるものがあります。

それをどうにか必死に飲み込み、

右へ左へ身体を回転させます。

今回の検査が今までと違ったのは、

担当の先生が「のせ上手」だった、

ということです。

指示に対して的確に従うと、

「いいですね。いい回り方です!」

「もう少しだけ、左を向きましょうか。

 そうです! そこです! 絶妙です!」

「右側も同じ角度でいけますか?

 いけるじゃないですか! 素晴らしい!」

など、次々に褒めちぎってくださいました。

村瀬は、

「そ、そうかい?

 ぼく、できるやつなのかい?」

と、まんざらでもない気分になり、

気がつけば、検査が終わっていました。

プロフェッショナルとは、まさにこのことだ。

これは、学校でも生かせるじゃないか、と、

勉強させてもらった上に、気持ちよく検査を終えられたのでした。

(胃は気持ち悪いけど。)

 

それにしても、今回の検査では、素敵な出来事に多々出会えました。

身長を測(はか)ったら、伸びていました。

実はまだ、成長期かもしれません。

視力測定では、(カンが)さえまくり、

裸眼(らがん)で驚異の数値をたたき出し、

看護師さんの度肝を抜きました。

血を抜かれる場面では、

「すごく刺(さ)しやすい血管!」

と看護師さんに褒められました。

 

こんな健診も珍しいことです。

これで健康が証明された、と思いたいところですが、

そんなに甘くないのが村瀬の歩む道です。

かつて一度だけ、同じように絶好調のときがありましたが、

後日送られてきた結果は、目を覆いたくなるものでした。

さて今回は、どうなることでしょう。

 

それにしても気候の変動が激しいこの頃です。

体調を維持するのも一苦労ですが、

子どもたちも保護者のみなさんも、

休めるときにはしっかり休んで、

健康に日々を過ごしてほしいなと願っています。

 

それでは、また。

出張の谷間。

2023年5月11日 19時48分

こんにちは、村瀬です。

連休明けの一週間の終わりが、

ようやく見えてきました。

連休が終わったことに対して、

がっかりしている様子の子どもは、

思ったよりも少ない感じがしています。

職員室の中には、

絶望感を感じている者が少なからず確認できました。

当然ですが、村瀬もその一人です。

 

個人的は、

今週はいつも以上にバタバタしております。

火曜・水曜と立て続けに出張がありました。

火曜なんかは、午前・午後のダブルヘッダーでした。

金曜日にも出張が控えております。

連休を終えたばかりの身には、酷なスケジュールです。

出張先に向かう途中、

会場と違う方向へハンドルを切りそうになりましたが、

子どもたちも体力テストで奮闘していたり、

午後の授業を眠らずに踏ん張っていたりする様子を思い出し、

どうにか思いとどまって参加しました。

ある会では、I教育長のお話を聞く機会がありました。

その際に、

「どこかの学校では、

相変わらずホームページに、

ぶつぶつしている輩(やから)もおりますが・・・」

と、言葉を漏(も)らされました。

村瀬の20倍は忙しい身でありながら、

こんなどうでもいいページまで覗(のぞ)いているなんて、

恐るべし、教育長!

と、会議中、震えが止まりませんでした。

しかしこの言葉は、

「学校は内にこもるのではなく、

保護者や地域にどんどん門戸(もんこ)を開いていこう、

情報を発信していこう」

といった文脈の中で口にされたので、

「しょーもないことを書くんでない」

という批判ではなく、

「しょーもないことでもどんどん発信しろ」

というエールと、都合よく解釈することにしました。

そんなわけで、

「週一回は更新」

という、誰が望んでいるわけでもない目標を達成するために、

出張と山積みになった仕事の谷間にぶつぶつしている次第です。

 

さて、みなさんのゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか。

一つでも素敵な思い出は紡(つむ)がれましたでしょうか。

そうであったなら、何よりです。

そうでなかったのなら、村瀬の仲間です。

 

この連休中、

これまでの無理がたたったのか、

身体が言うことを聞かず、

なかなか外へ向かおうとしません。

連休の後半、目を覚ました村瀬は不意に思いました。

「そういえば、家族と共に何もしていない。

ただでさえ父の居場所など風前の灯火(ともしび)なのに、

これでは完全に消えてしまう。

これは、実にまずいぞ!」

ということで、慌てて家族のもとに駆けつけます。

 

父「皆の者、喜ぶがいい。

  父は体調を回復させたぞ。

  その上、父のスケジュールは本日がら空きである。

  そなたたちの希望を聞いて、

  共に出掛けてしんぜようではないか。

  さて、まいける(息子の通称)よ。

  そなたはどこへ向かいたい」

息子「父上、

拙者(せっしゃ)は連休明け、

中学で初の試験が控えているでござる。

父上に構っている暇はありませぬ」

父「ほ、ほう。

  殊勝(しゅしょう)な心がけじゃな。

  そなたは、勉学に励むが良い。

  して、まーがれっと(娘の通称)よ。

  そなたはどこに行きたい?

  遠慮なく申してみよ」

娘「父上、

  わたくしは、

  『いたりあ系あめりか人の配管工』

が活躍する映画に向かいますわ」

父「なんと、

すでにそのようなないすな予定を考えておったのか。

それで、いつ出発すればよいのだ?」

娘「母上と二人で行きますわよ。

  二席しか予約しておりませぬ」

父「お、おう、そうか・・・。

  それでは、楽しんで参られよ。

  そうだ、父も用事があったことを思い出した。

  それでは、さらばしゃ」

こうして、父は、再びふとんにもぐり、

涙をぽつぽつこぼしたのでした。

 

結局、村瀬が、まともに出掛けた場所は、

床屋さん。

それと、学校・・・。

まあ、

連休がさみしかった分、

にぎやかな東小の子どもたちに再開できたときの喜びが、

とても大きくなったな。

そう前向きにとらえることにする、村瀬なのでした。

 

それでは、また。

谷間の日。

2023年5月2日 16時21分

こんにちは、村瀬です。

今日は運動場から、

「9秒2」「10秒3」「8秒6」

といった、時を告げる叫び声がよく聞こえてきました。

運動をするにはちょうどよい気候でしたね。

 

1年生はアサガオの種を植えていました。

その姿を見ていて、

先日畑にホウセンカの種を植えたことを思い出し、

あわてて水をあげていた村瀬です。

 

さて世間では、

「ゴールデンウィーク」まっただ中なのでしょうか。

それとも学校と同じように、

カレンダー通りのスケジュールで動いている方が多いのでしょうか。

きっと連休の谷間ということからでしょう、

どことなくそわそわしていたり、

ぽけーっとしていたりする子が多かったように見えました。

いえ、子どもだけではありません。

先生たちの中にも、

魂(たましい)が抜けていそうな方が見受けられました。

その筆頭は、村瀬だったでしょう。

気を抜くと、口が開き、白目をむいておりました。

授業はどうにか気合いでやり抜いたのですが、

事務仕事はすっかり滞ってしまい、

こうしてぶつぶつに逃げている次第です。

 

昨日、今日の2日間、

授業後は家庭・地区確認へと担任の先生方が向かっております。

一昔前までは「家庭訪問」ということで、

各家庭にお邪魔して保護者の方とお話をしていたものでした。

かつて本校で担任をしていたとき、

「40人学級」を受け持ったことがありました。

4日間で40人ということで、

少しの遅れも許されず、

休むことなくひたすら家から家へと駆け抜け、

しゃべり続けたことを懐かしく思います。

 

翌年、

へとへとになった経験をクラスの子どもたちに話し、

そのついでにこんな提案をしてみました。

「いいかね、きみたち。

 何人も続けて話すとなると、

 のどがカラカラになるのは分かるだろう?

 そうなってくると、

きみたちのことを褒(ほ)め称(たた)えたくても、

うまくいかないものだ。

そうだねえ、3軒目くらいでのどが潤(うるお)えば、

 調子よく訪問を続けられるにちがいない。

 今日の3軒目は、Aくんの家だね。

 そこで、よく冷えた物が出てくるといいのだがね。

 できたら、色が黒くてシュワシュワしている飲み物があれば、

 3倍は褒められるだろうね。

 ところで6軒目あたりになると、

 こんどは小腹が空いてくだろう。

そこで、何かが体内に入ると、

もうひと頑張り、と思えるにちがいない。

今日の6軒目は、Kくんの家だね。

そこで、糖分がとれたら、

6倍は良いことが言えるだろうね。

 どれどれ、今日は11軒か。

最後の方には、お腹がぺこぺこになるだろう。

9軒目のHさんの家あたりで、

 チュルチュルと吸い込める物が出てくると素敵だね。

楽しみにしているよ。はっはっは」

 

そりゃ、もちろん、本気なわけないですよ。

子「村瀬、めちゃくちゃなこと言ってやがらあ」

村「冗談、冗談。てへへへ」 

なんて感じで、みんなで大笑いして、授業を終えましたよ。

 

しかし、その後、驚愕(きょうがく)の家庭訪問が幕を開けたのです。

3軒目で、黒くてシュワシュワした飲み物が提供されました。

というより、1軒目から黒くてシュワシュワした飲み物が出てきました。

それどころか、何軒ものご家庭に用意されていました。

「ごめんなさい、村瀬。

 うちには黒くてシュワシュワする物はないから、

 代わりにこちらを飲んでください」

と、グレープ色のシュワシュワした飲み物を注いでくれた家もありました。

潤されるどころか、

数件でお腹はたぷたぷです。

6軒目で、季節にちなんで柏(かしわ)もちが3つ提供されました。

「村瀬、遠慮しないで。

 残さないで。

全部食べてって」

と、ぐいぐい推(お)されたので、ぐいぐい口につめ込みました。

それだけでお腹はぽんぽんです。

この流れ、ひょっとすると、ひょっとするぞ・・・。

戦々恐々としながら9軒目を訪れると、

「○子がどうしても作れって言ったから作ったけど、

 村瀬、ほんとにそんなこと言ったの?」

と、訝(いぶか)しげにお母様がどんぶりを運んできました。

そこにはポニョ(ジブリ作品より)が好きそうな、

ハム入りの塩ラーメンが湯気を立てていたのでした。

「ええ、まあ、一応・・・」

そう言って、次の家庭に遅れないよう慌てて麺(めん)をすすりながら、

「いやあ、ズルズルズル、

○子さん、スルズルズル、

がんばってますよお、ズルズルズルズルズル」

と、失礼極まりない訪問と成り果てたのでした。

 

そんな無礼者でも許してくれた、

懐の深い東小の保護者のみなさんの笑顔を思い出している、

連休の谷間の村瀬です。

明日から長い休みが始まります。

1年生をはじめ、

新しい環境の中で精一杯毎日を過ごし、

疲れがたまっている子どもも多いかと思います。

ここまで歩んできた子どもたちは、

どの子もみんな、本当に立派に感じます。

子どもたちだけでなく、きっと保護者のみなさんの中にも、

新年度を全力で駆け抜けた人も多くいることでしょう。

この連休が、

子どもたち、保護者のみなさんにとって、

少しでも心安まる日々となるよう、願っています。

 

それでは、また。

はや、1ヶ月。

2023年4月28日 16時49分

こんにちは、村瀬です。

昨日、今日と快晴で、汗ばむ程の陽気です。

先程、理科の実験でも使う「ホウセンカ」の種を、

畑にまいてきました。

ちゃんと育つと嬉しいですが。

 

さて今日をもって、

4月の登校日が終わりました。

とりあえずジタバタジタバタしていただけで、

気がつけば時間だけ過ぎていった感があります。

ジタバタしていただけならいいですが、

巻き込まれて被害を受ける人々が多数。

「すみません」「ごめんなさい」

「失礼致しました」「誠に申し訳ございません」

「弁解の余地もごさいません」

などなど、

この一ヶ月でどれほど謝罪の言葉を並べたことでしょう。

おそらく、万単位になるのではないかと思います。

しかしこんな村瀬であっても、

東小学校の教職員や保護者のみなさんは、

苦笑いを浮かべながらも(表面上は)許してくださり、

どうにか職員室の東の方にある席を失わず、

今日もこうしてぶつぶつできている次第です。

かつての携帯電話のように、

体を二つに折り畳んで感謝申し上げます。

いつもありがとうございます。

 

さて、

およそ8年ぶりに東小で過ごしてみて、

いろいろと感じることがありました。

今日はそのことについて、ぶつぶつしたいと思います。

 

まず、子どもたちの「人懐(なつ)っこさ」です。

最初こそ、

にやにやへらへら漂っている村瀬に警戒していたようですが、

少しずつ距離を縮めて話してくれる子どもが増えていきました。

今では進んであいさつをしてくれたり、

ハイタッチしてくれたり、

アイドルの「推(お)し」について熱く語ってくれたり、

つつかれたり、

通せんぼされたり、

パーカーのフードに物を入れられたりするほどになりました。

後半部分を書いていて、

「あれ、これは、いやがらせかも」

と、一瞬手が止まりましたが、

構ってもらえてると前向きに受け止めたいと思います。

 

次は「あいさつ」です。

朝、職員室の前で子どもたちを極力出迎えるようにしていますが、

さわやかなあいさつをしてくれる子どもが多くいます。

本日の朝会で、

校長先生もおっしゃられていましたが、

元気なあいさつをしてもらえると、

へとへとに疲れた身体に、

エネルギーが充電される気持ちになれます。

そのおかげで、村瀬はどうにか今日も立っていられるのだと思います。

朝や帰りのあいさつもいいのですが、

村瀬が何より感心したのは、

校舎内ですれ違ったときにも、あいさつをしてくれる子が多いことです。

中学校では当たり前のようですが、

小学校ではなかなか広がっていかない習慣です。

ですので、すげえなあ、えらいなあ、と日々感じておりました。

またそこでもエネルギーチャージです。

ありがたや、ありがたや。

 

子どもたちの活動にも驚かされました。

中でも、「児童会」と「交通少年団」の活躍には、

おったまげました。

全校集会の企画・運営はもちろん、

上手に仕切る様子は大人顔負けです。

朝会でも司会を行ってくれます。

きっと村瀬が任されるんだろうなあ。

カミカミで失笑買うこと間違いなしだなあ。

と、怯(おび)えていたのですが、

児童会の子どもたちがハキハキと見事に務めてくれました。

「交通少年団」のリーダーたちは、

一斉下校の折、

最後に一言全体に伝えてまとめてくれます。

それも、素晴らしいことったら。

よくもまあ、

堂々と全校の前に立ってスラスラと話せるものです。

村瀬が小学生の頃なんぞ、

全校どころか学級であっても、みんなの前に立つときは、

全身ガクガクブルブル震えていたというのに。

今でもあまり変わらないというのに。

だからこそ、余計に感心させられてしまうのでした。

 

子どもたち以外にもあります。

北館に行くだけで結構な運動になること。

うさぎの「むぎちゃん」がかわいいこと。

カラスノエンドウがやたらとはえていること。

校庭のプラタナスの木がきれいな背の順で並んでいること。

そして何より、

トイレがきれいなこと(本館限定)。

他にも数々ありますが、

これからのぶつぶつにとっておきたいと思います。

 

とにもかくにも、

くたくたのへなへなですが、

一ヶ月無事に過ごせてよかったと、ほっとしています。

子どもたち、保護者のみなさん、先生方の、

あたたかな支えがあったからこそです。

ありがとうございました。

5月もどうぞ、その調子で助けてくださーい。

 

それでは、また。

にぎやかな学校。

2023年4月24日 17時30分

こんにちは、村瀬です。

今日は久しぶりに肌寒さを感じる朝でした。

5年生のT先生が職員室で、

カイロを貼ろうか迷っておられました。

きっと冬には、

全身カイロで覆い隠すことになるほど寒がりの方なんだろうなあ、

と、眺めておりました。

 

さて、本校では本日、

「授業公開&PTA総会&学級懇談会」

が開催されました。

詳細はB先生の「本日のオレンジキッズ」をご覧いただければと思います。

 

朝、村瀬は駐車場係に任命され、

自動車でお越しになった保護者のみなさんを出迎えておられました。

もしも、事前に示した約束を守らない人がいたら、

車の前に立ちはだかり、

「ここは教育機関です。

 子どもたちに範(はん)を示す場でもありますので、

 ルールに則(のっと)り、どうぞお引き取りを願います」

と、毅然(きぜん)とした態度で告げる練習を昨晩繰り返していたのですが、

どなたもきちんと約束を守ってくださり、

全く意味のない時間となったのでした。

 

一方で、

徒歩や自転車でお越しいただいたみなさんが次々と正門へと向かわれます。

自転車で来校したお父様が、

「あーしんどー!」と絶叫しておられました。

ついつい「朝からお疲れ様でーす!」と、笑ってしまいましたが、

きっと、「駐車許可証」が発行されないぎりぎりの地域にお住まいなのだろうなあ、

と、申し訳なく思いました。

本当は自動車でお越しいただける地域を増やしたい。

しかし、駐車スペースを考えると、

これ以上範囲を広げることが叶わないのが現実です。

きっとそれをご理解していただいているのでしょう。

村瀬に対して何一つ文句も言わず、

逆に笑顔であいさつしながら粛々(しゅくしゅく)と正門へ向かう、

保護者のみなさんには感謝しかありません。

いつもご協力ありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

さて、世の中が混乱する前(4年程前)に近い形で、

今回は開催することができました。

昨年度の様子は分かりませんが、

そのときよりもずっと賑(にぎ)やかな感じだったに違いありません。

子どもたちもどこか嬉しそうに、

授業に臨んでいたような気がします。

 

村瀬の前任校は、この学校の半分以下の規模でしたので、

廊下にあふれているその人の多さに余計驚かされました。

ただ、人数の割にどの場所も静かな雰囲気でしたので、

保護者のみなさんのマナーの良さにも驚かされました。

 

PTA総会も久しぶりの対面での開催となりました。

村瀬も参加させていただきましたが、

参加者の多さに、

また、PTA活動の充実ぶりに、ここでも驚かされました。

 

その後の学級懇談会も盛況の様子でした。

全クラスを見て回りましたが、

総じてフレッシュな先生方の顔に、

緊張感が強くあったように思います。

 

PTA総会の折にも触れましたが、

村瀬は8年ほど前、

東小学校に籍を置いておりました。

その頃は担任として、

学級懇談会を行っていたのですが、

振り返ると無茶苦茶な会に仕上がってしまったことに、

今更ながら冷や汗が流れます。

あるときの会では、

我が子「まいける」(通称)が生まれて間もない頃で、

「相方をイライラさせない方法」

について母親の先輩たちにご教授いただく時間となりました。

「夜泣きで奥さんが起きたら、村瀬も一緒に起きること」

「たまには村瀬が一人で子の世話をして、奥さんに自由時間を与えること」

「気を利かせて家事を手伝った場合であっても、

どうせ村瀬は、いつもやってもらってることなのだから、

ドヤ顔しないこと」

など、生きたアドバイスを次々いただきました。

結局、ことごとく助言の逆をいく行動をとってしまった村瀬は、

現在でもネチネチ言われておりますが。

 

そんな愚かな村瀬であっても、

「仕方ねえやつだなあ」

と、苦笑いしながら許してくれる雰囲気が、

東小学校にありました。

そして、それとよく似た感覚を、

現在の東小学校からも、なんとなく感じています。

柔らかくあたたかい雰囲気を大切にして、

子どもたちのため、

ご家庭と学校が手を取り合えたらいいな。

そんなことを考えながら、

廊下にあふれる保護者のみなさんの間を、

すり抜けていた村瀬なのでした。

 

それでは、また。

見つかっちゃった。

2023年4月20日 17時41分

こんにちは、村瀬です。

初めが肝心、ということで、

積もりに積もった仕事を顧(かえり)みず、

ぶつぶつして次第(しだい)です。

 

今朝、職員室前であいさつをしていると、

6年生の子どもが2人近づいてきました。

子1「あのさ、昨日ホームページ見たんだけどさ」

子2「『東の方でぶつぶつぶつ・・・』とかいう変なページ見つけたんだけどさ」

子1「その中に『村瀬』って書いてあったんだけどさ」

子2「あの『村瀬』って、この村瀬?」

村瀬「ええ、お恥ずかしながら、そうですが・・・」

子1「ふ~ん」

村瀬「何か、お気に障(さわ)りましたでしょうか?」

こ2「べつに~」

というやりとりが繰り広げられました。

 

人知れず、しれっと、こっそり始めてみたので、

一年間で10人くらいが気付けばいいやと期待していたところ、

初日ですでに2人に発見されるという驚くべき事態が発生したのでした。

校長先生の情報収集能力(前回ぶつぶつ参照)が、

全校に伝播(でんぱ)しているのでしょうか。

ちなみに、職員にもほとんど伝えておらず、

現状では、校長先生、教頭先生、B先生にしか存在を知られておりません。

おそるべし、オレンジキッズ!

 

そんな6年生に、

今年度、村瀬は授業に入らせてもらうことになりました。

教科は、理科、です。

村瀬の専門は、社会、です。

なぜ理科か。

それは、村瀬にも分かりません。

しかし、そんなこと関係なく、

こどもたちと一緒に楽しめたらいいなと思っています。

とりあえず今週は、

「子どもたちの笑顔を見る」

というミッションを自分に課し、授業に臨みました。

村瀬の家族の話や過去のしょーもない思い出など、

理科とは全く関係ない話をしまくり、

どうにかクリアできたかと思います。

まあ、仕事と同様、

授業も全然進みませんでしたが。

 

それにしても、

子どもたちの笑顔は何よりの栄養になるなあと、

6年生の教室でしみじみと思っていた、

村瀬なのでした。

 

それでは、また。

しれっと、はじめます。

2023年4月18日 17時04分

はじめまして、村瀬です。

今年度より、東小学校の一員に加えていただきました。

以後、お見知りおきいただきますと、幸いでございます。

 

さて、突然、しれっと、東小学校ホームページに、

新たなコーナーとして誕生した、

この、「東の方でぶつぶつぶつ・・・」

について、少々ご説明を申し上げます。

 

村瀬は昨年度まで、

お隣のA小学校に赴任しており、

そちらのホームページにて、

「先生たちがぶつぶつぶつ・・・」

というコーナーを立ち上げ、更新していました。

そのコーナーを開設したのは、

例のういるすが世間を大いに騒がせ、

「緊急事態宣言」が発令されたことにより、

学校が休校となってしまったことがきっかけでした。

それぞれの心に不安が渦巻いていた中で、

子どもたちや保護者のみなさんにとって、

わずかであってもほっこりとできる時間になれば。

そんな思いで始めたコーナーなのでした。

休校中は、タイトルの通り、

多くの先生方が日替わりでぶつぶつしてくださっていましたが、

学校が再開され、担任の先生方が慌ただしくなった後は、

暇な村瀬だけがつぶやき続け、

いつの間にか、「村瀬だけがぶつぶつぶつ・・・」という、

ただの独り言のページと化してしまったのでした。

 

が、それでも(ごく)一部の子どもたちや保護者の方が見続けてくれ、

少しでも更新が滞(とどこお)ると、

「村瀬、暇なんだから、ぶつぶつくらいちゃんとしろよな」

と、叱咤激励(しったげきれい)を受けたり、

前任校の校長先生からも、

You、続けちゃいなよ」

と、背中を押されたりして、

結局、A小学校から追い出されるまで、

3年に渡りぶつぶつし続けさせてもらったのでした。

 

やれやれ、これで一区切り。

と思って東小学校にやってきたわけですが、

ぶつぶつの存在を知っていた本校の校長先生から、

You、ここでもぶつぶつしちゃいなよ」

という言葉を投げかけられました。

他校のどうでもいいコーナーの存在まで把握している、

校長先生の情報網の広さに驚愕(きょうがく)です。

そのすごさに畏敬の念を抱いたことと、

着任して早々の極度の緊張感から、

ひょっとして、ここで断ったら、

東小学校からも追い出されるかもしれない!

という妄想(もうそう)に取り憑(つ)かれてしまい、

自分が抱えることになるであろう仕事の量も顧(かえり)みず、

「へい、喜んで!」

と返答し、こうして開設した次第でございます。

 

ところで、

ここまで読んでいただいた方は恐らく気づかれたと思いますが、

このコーナー、

基本的に意味のないことがつぶやかれています。

毒にも薬にもならない話。

それをモットーにぶつぶつしております。

ですので、こちらを覗(のぞ)く際は、

余程お暇なときか、何も考えたくないときなど、

お忙しい日常にぽっと空いた隙間時間のみ、

ご覧いただければ十分でございます。

尚、学校での子どもたちの様子に関しては、トップページにて、

校務主任のB先生が日夜せっせと更新しております。

写真付きで大変分かりやすく紹介されておりますので、

そちらについてはぜひ、欠かさずご覧いただきたく願います。

 

ということで、今後、1週間に一度以上の更新を目標に、

ぶつぶつさせていただきます。

(遅々として進まぬ村瀬の仕事っぷりでは、

かなり無理のある目標設定ですが・・・)

どのタイミングで(強制)終了となるか分かりませんが、

その日まで、苦笑いと共に、

温かく見守っていただきとうございます。

これからどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

それでは、また。