バスに揺られて。
2024年6月11日 15時52分こんにちは、村瀬です。
今日は30℃を超える「真夏日」となる予報となっております。
水分補給が大切です。
のどが渇く前に補給しようと子どもたちに呼び掛けております。
ということで、村瀬も朝からお茶をごくごく飲みまくっております。
おかげでお腹がいっぱいです。
さて、本日は、5年生の水泳指導の最終日でした。
ご承知の通り、「Oスポーツクラブ」にお世話になっており、
学校からバスで向かいます。
安全上、バスには必ず教員が添乗することになっておりまして、
本日村瀬は、添乗員としての役目を仰(おお)せつかりました。
学校とプールの道のりを3往復するという任務です。
最初に乗車したバスには、
ぶつぶつの愛読者という実に珍しい少年がそばの席に座っていました。
「村瀬、今週のぶつぶつのネタは見つかったの?」
と、問われましたが、
「いや、まるで、ないです」
と、返答するしかなく、少年に悲しそうな表情をさせてしまいました。
そうだ、バスに揺られている間に、考えよう。
そう思い立ち、腕を組み、思案を始めます。
最初に頭に浮かんだのは、
教頭先生のことです。
先日送った「ラーケーションカード」に関するお知らせを、
コドモンで各家庭に送付したとき、
タイトル名に、
「令和6年」
ではなく、
「平成6年」
と記しておられました。
平成6年。それは今から、30年前。
リレハンメルオリンピックが開催されたり、
関西空港が開港したり、
プロ野球の青いチームと黒いチームが「10.8」に優勝決定戦をしたりした年です。
また、ドラマのセリフであった、
「同情するなら金をくれ」というインパクトのある言葉が流行しました。
当時中学生だった少年村瀬は、
夏休み、とある事情で夏休みに学校に来て欲しいと担任に頼まれた際、
この言葉をアレンジして、
「登校するから金をくれ」
と、言い放ったところ、
これでもかというほど激しく叱られたのでした。
いやいや、そんなミスを、大々的に公表したらまずいだろ。
そう頭を振り、思案し直します。
すると、再び教頭先生が浮かんできました。
教頭先生はよく、
デスクチェアの背もたれに思い切りもたれかかり、
背中を伸ばしておられます。
ほぼ180°のラインまで背中を反(そ)ります。
椅子の背もたれも、まさかそこまで反られるとは思っておらず、
間違いなく悲鳴(ひめい)をあげています。
あと何回したら、あの背もたれがバキッといき、
職員室で、ひっくり返るだろう。
そうわくわく、いや、心配しながら多くの職員が見守っています。
いやいや、これはまったく、中身のない話だ。
というわけで、また、思案。
どういうわけだか、三度(みたび)、教頭先生です。
教頭先生、実は先週、
「還暦」を迎えられました。
その日は、
「親父たちのボランティアデー」だったのでした。
(オフィシャルページ「本日のオレンジキッズ」参照)
きっと、控えめな教頭先生ですから、
村瀬のように「さあ、みんな、祝え」なんてことは言わず、
誰にも伝えることなく、
親父たちと黙々と汗をかき、作業に没頭していたに違いありません。
ですので、みなさん、いつか教頭先生に出会ったときには、
祝福の言葉を伝えていただければと願います。
教頭先生は、35年以上教職の道を歩まれてきたそうです。
その道中には様々なドラマがあり、
苦労もたくさんされてきたことでしょう。
それを超えて、今日に到るまで、子どもたちの前に立っておられます。
何かを続ける、何かをやり通すということは、
実に尊いことなのだと感じます。
親父たちのボランティアの中にも、
お子様はすでに東小を卒業しているにもかかわらず、
毎年力を貸してくださる方々がいます。
村瀬は心から尊敬している次第(しだい)です。
ちなみに村瀬の娘まーがれっと(通称)も、
奇遇(きぐう)なことに教頭先生と同じ誕生日です。
当日、
「喜べ、まーがれっとよ。
そなたの誕生日は、
あの天下の副将軍と同じであるぞ。
そなたも副将軍と同じように、
器の大きな人間になるのであるぞ」
と、まーがれっとに伝えたところ、
「まず、副将軍を存じ上げませぬ。
それに、父上こそ、
器を大きくする努力をすべきでございます」
と、返されたのでした。
以上が、3往復中に思い浮かんだことなのでした。
それでは、また。