東の方でぶつぶつぶつ・・・

豪雨との戦い。

2023年6月5日 18時24分

こんにちは、村瀬です。

今日は気持ちよく空が晴れ渡っておりました。

先週末とは、打って変わっての空模様でした。

 

さて、今回は、

まずもってお礼を申し上げたいと思います。

すでにB先生が「今日のオレンジキッズ」に書いてくれましたが、

先週末の下校への、保護者のみなさんの対応についてです。

急な日課変更にもかかわらず、

ご理解をいただいたこと。

また、降りしきる雨の中、

子どもたちの安全のため、多くの保護者のみなさんに、

登下校を見守っていただいたこと。

心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

三本木・南山エピック方面だと思いますが、

学校からは遠方に住んでいらっしゃるであろう保護者の方が、

学校のそばまで歩いて迎えに来ておられました。

そして、一緒に付き添って帰路につかれましたが、

その子どもの安心した嬉しそうな顔ったら。

ずぶ濡れの村瀬は、寒さに震えておりましたが、

その光景で心をあたためることができました。

そして、

素晴らしい学区で働けていることを、

改めて実感したのでした。

 

下校時間は少し遅くなってしまいましたが、

おかげ様で、

全家庭無事にたどり着くことができたようです。

(衣服や持ち物は無事ではなかったかもしれませんが…)

大変心苦しいことですが、

悪天候や災害などから子どもたちの安全を守ることは、

私たち教職員だけでは困難な場合が多いように思います。

これからもぜひ、

子どもたちの安全を確保できるよう、

学校とご家庭の双方から協力し合えたらと考えております。

よろしくお願いします。

 

さて、ここからは、どうでもいい話です。

豪雨VS村瀬の戦いの記録です。

引き返すなら、今のうちです。

警告しましたよ。

 

村瀬の当日のミッションは、

「三ヶ峯」分団をバス停まで無事に送り届けることです。

 

設定した下校時間ではバスの出発時間に間に合いませんので、

他の子どもたちより早く下校開始となります。

給食後、雨脚が強まってきました。

出発を見合わせることも検討しますが、

雨雲レーダーを見ても、長い時間同じ状況が続きそうです。

ということで、予定時間通り、出発することとなりました。

「皆の者、安心せよ!

この村瀬がいる限り、

そなたたちはバス停へと安全に辿り着けること必定である。

大船に乗ったつもりで歩みを進めるがよい。

さあ、高らかに声を上げ、気合いを入れてから出発じゃ。

えい、えい、おー!」

と、口上(こうじょう)を述べる準備をしている間に、

分団長さんがテキパキと班を並べて、

低学年の子どもたちにも指示を与え、

出発することとなりました。

(あれ、村瀬の引率、いらないんじゃ…)

と、思えるほど、立派な分団長さんです。

でもまあ、万が一、ということもあるので、

村瀬もついて行くことにしました。

 

道中は案の定、万が一、があり得る状況でした。

校門を出てすぐの坂道は、

側溝(そっこう)からあふれ出た濁流(だくりゅう)が勢いよく下っています。

さながら、ウォータースライダーのようです。

足下をすくわれたら、

一気に坂の下の田んぼへと流されてしまいそうです。

スニーカーの村瀬は、

あっという間に靴の中が水浸しです。

スニーカー仲間の少年が、

「わー、くつの中がプールみたいだよ」

と、メルヘンなことをつぶやいていました。

素敵なこと言うわあ、と感心していたら、

今度は風がにわかに強さをまして、

違う少年の傘を裏返してしまいました。

「あははははー、

ひっくりかえっちゃったー」

と、楽しそうに笑う傘少年と仲間たち。

なるほど、

危機的な状況であっても、

余裕をもって行動することが肝要であるのだな、

と、学ばせていただきました。

雨は弱まるどころか、さらに強くなり、

まさに暴風雨が三ヶ峯分団に襲いかかります。

村瀬も少年達を見習い、

「あははははー」

と、笑い声を上げたところ、

「先生、危ないよ。

ちゃんと歩いて」

と、低学年の少女からご指導を受けました。

 

どうにかこうにか、バス停に着きますが、

予定時間を過ぎてもバスが来ません。

まさか、運休?

慌てて携帯で「くるりんバス」の運行状況を確認します。

そんな中、

「先生、雨男なんだって?」

と、耳元で言葉がささやかれました。

顔を上げると、少年がにやにやしています。

この顔、どこか見覚えがある…。

は!

この子は、びっぐぼすジュニア!(PTA会長の息子)

とんでもないことを吹き込まれているではないですか!

「何を言っておるのだ、そなたは!

それはとんでもない誤解であるぞ!

村瀬は雨男ではない!

なんなら、「太陽の子」とも噂されておるほどじゃ!

ちなみに東小の雨男は、F先生かT先生じゃ!」

バスが来ないことよりも慌てる村瀬を見て、

びっぐぼすジュニアのにやにやは止まりません。

「そなた、信じておらぬな!

誤解じゃ、それは誤解なのじゃ!」」

と、さらにあたふたしているうちに、

くるりんバスがやってきました。

そして、ジュニアたちはにやにやしたまま去って行ったのでした。

無念。

 

とにもかくにも、どうにか無事に出発しました。

と、同時に、他の子どもたちの下校時間が始まりそうです。

ということで、次は危険箇所の見回りです。

三本木・南山エピック方面の下校路を歩きます。

 

高速道路の高架下に着いたとき、驚きました。

「アンダーパス」とはいかないまでも、

かなりの水が溜まっており、さらには強い流れが確認できます。

歩道部分は特に顕著です。

こ、これは、通すには危険かもしれぬ。

迂回路を検討した方が良いかもしれぬ。

車道を歩かせれば多少は安全を確保できるか。

うーん、悩ましい。

くるぶし上まで水に浸(つ)かりながら思案していたところ、

右側からトラックがぶうぉーんと通り過ぎました。

そして、

タイヤが水溜まりを踏み、

アニメのような水しぶきが村瀬にざばーん。

泥水が、全身を見事に包みました。

頭から、つま先まで、なんなら、おパンツまで、

びしょびしょです。

そう言えば、この後、出張だ。

替えのおパンツなんて、もってないや。

とめどなくあふれる涙を豪雨でごまかしながら、

「傘ひっくり返り少年」を思い出し、

「あははははー」

と、無理矢理声を上げて笑っていました。

通りがかる運転手さんたちからは、

村瀬はどんな生物に見えていたことでしょう。

 

とにもかくにも、

保護者のみなさんや引率した先生方の協力のおかげで、

子どもたちはどうにか無事にたどりついたのでした。

村瀬はそれを見届けて、

びちょびちょおパンツにスーツをまとい、

出張先へと向かったのでした。

 

それで終わらないのが村瀬です。

目的地に到着して間もなく、

「今後の悪天候が心配されるため、

会場が閉鎖となるそうです。

よって、会を中止いたします」

と、アナウンスが入ります。

「はは、はは、はははははー」

しめったズボンをなでながら、

無理矢理笑っていた村瀬なのでした。

 

以上、豪雨と村瀬の戦いの記録でした。

過去最長ぶつぶつを最後までご覧いただいた方、

お疲れ様でした。

事前に警告しましたので、

「時間泥棒」なんて、文句を言わないように願います。

 

それでは、また。

子どもの名前。

2023年6月2日 12時03分

こんにちは、村瀬です。

予報通り、強い雨粒が地面を打ち付けております。

昨日は急な日課変更により、

各家庭、バタバタさせてしまったことと思います。

大変心苦しかったところですが、

児童の安全を第一に考えての判断です。

ご理解いただいたようで、誠にありがとうございます。

 

時期にふさわしい気候といえば気候ですが、

6月がしれっとスタートしておりました。

村瀬が赴任してから、およそ2ヶ月が経過しましたが、

かたつむりと同じペースで学校に慣れてきております。

村瀬には、

星の数ほど苦手なことがありますが、

その内の一つに、

「人の名前を覚えること」

という、教員にとって致命傷になりかねないものがあります。

 

特に、担任をさせてもらえなくなった(愚痴)近頃は、

その傾向が顕著になり、

ますます子どもたちの名前が頭に入らなくなりました。

マスク着用がスタンダードになったことも、大きな要因でしょう。

現在自信をもって名前を呼べるのは、

どうでしょう、15人前後…。

40分の1ほど…。

このペースだと、全員の名前を覚えるには、

80ヶ月、6年以上かかる計算です。

校長先生や教頭先生、B先生は、

村瀬と同じように担任ではない立場にもかかわらず、

子どもの名前が出ると、

「ああ、あの子ねえ」

と、すぐに思い浮かべることができます。

もちろん、村瀬より長く東小に居るとはいえ、

覚えている数は、ハンパありません。

すげー、すげーと尊敬と憧れを覚えつつ、

これは、まずい、と震えています。

ということで、とりあえず、

理科を受け持っている6年生と、

あすなろさん、どんぐりさんの名前くらいは、

早く全員覚えるぞ、と意気込みながら、

学級写真が挟んでいるアルバムをしょっちゅう開くこの頃です。

 

しかし、名前を覚える一番の近道は、

子どもたちと関わることだと確信しております。

担任をもたせてもらえなくなった(愚痴)近頃は、

担任の先生方が出張などで抜けられるときに、

ピンチヒッターとして教室に参上する機会が増えました。

昨日は、2年生の給食にお邪魔させていただきましたが、

普段6年生に相手をしてもらっている分、

小さくてかわいらしいなあと、感じました。

いや、6年生もかわいらしいですけどね。

 

給食の配膳方法など、

クラスによって多少違いがありますので、

村「先生分かんないから、みんな助けてちょ!」

と、お願いしたところ、

子「先生のくせに分かんないの?」

という声が飛びました。

きびしいですね。

また、

子「あんた、だれよ?」

という声も届きました。

さみしいですね。

村「私、村瀬と申します。以後、お見知りおきを」

と、ご挨拶させていただいたところ、

子「村瀬、そこじゃま。

 当番が迷惑してるからどいて」

と、ごもっともな指導をいただきました。

世知辛いですね。

 

しかしまあ、なんだかんだ言って、

みんな、助けてくれました。

子「先生の分、用意したよ」

子「先生、おかわりはこうやってするんだよ」

子「先生はたくさん食べなきゃだめだよ」

と、多くの子どもたちが、声を掛けてくれました。

やさしいですね。

食後もたくさんの子が村瀬を囲んでくれて、

自分で描いた絵を見せてくれたり、

お気に入りの絵本を見せてくれたり、

村瀬が描いた絵を酷評してくれたり、

最近気にしているお腹の膨らみをつついてくれたり、

恨みでもあるのかというくらい強く肩を叩いてくれたり、

構ってくれたのでした。

かわいらしいですね。

 

そんな関わりの中で、

なんと2人の名前を覚えることができました。

これで、17人!

というわけで、

いろいろなところに顔を出して、

「子どもの名前を覚える。30人は」

ということを、村瀬の今月の目標にしたいと思います。

 

さて、下校時間がせまってきました。

少しは弱まった状態の中、

安全に、無事に全員が帰宅できるよう願いつつ、

ぶつぶつを閉じたいと思います。

 

それでは、また。

親父の背中。

2023年5月29日 12時06分

こんにちは、村瀬です。

今週は雨天のスタートです。

先週発生した台風が、

ゆっくりと近づいてきております。

それも、いや~なコースで。

どこの地域も被害が少なくて済むよう、

願ってやみません。

 

さて、昨日の日曜日、

東小学校では、

英雄たちが躍動しておりました。

B先生ぶろぐ「今日のオレンジキッズ」

を、ぜひご覧いただきたく思いますが、

「学校清掃ボランティア」の皆さんが、

半日もの時間をかけて清掃作業に勤(いそ)しんでくださったのです。

 

今回、きれいにしていただいたのは、側溝(そっこう・みぞ)です。

運動場や器具庫回り、緑の森の側溝には、

泥や落ち葉が詰まりに詰まっておりました。

それはさながら、

村瀬の血管内部のコレステロールのようです。

これを放っておくと、

雨の度に運動場や通路、器具庫など水が溢れかえり、

子どもたちの学校生活に支障をきたすこと間違いなしです。

あまりの惨状に、学校側から、

「助けて~、助けて~!」

と、救援要請を出したところ、

保護者や地域のお父様方が喜んで引き受けてくださった次第です。

その参加者は20名を超えておりました。

せっかくの休日に、これほど多くの方が、

学校のために、子どもたちのために立ち上がってくださるとは、

東小はとても恵まれた学校だなと、

感涙しておりました。

 

スコップやバールを肩に担(かつ)ぎ、

現場に向かう姿は、

まるでかの国のヒーロー、

「あべんじゃーず」

を彷彿(ほうふつ)とさせ、シビれました。

リーダーの元PTA会長Kさんは、

「東小あべんじゃーず」を、

「40歳」を基準に2チームに分けようと試みます。

しかし、40歳以下は、3人のみ。

その年齢構成に、シビれました。

仕方なく、30代っぽい方々を組み込み、

どうにか体裁(ていさい)を整えます。

村瀬も、しれっと、40歳以下の顔をして、

「チーム若手」に参加しました。

 

「チーム若手」には、

中学生もいました。

途中から、高校生2人も参戦しました。

みんな東小の卒業生で、

母校のために力を貸してくれました。

父親に連れられて、ということでしたが、 

自分のためではなく、

困っている人や地域のために力を尽くす。

そんな父親の姿を目にすることは、

何よりの、「教育」になるんだろうなと感じます。

「人のことを思いやることは素晴らしいことです」

「誰かのために働くことは尊いことです」

と、言葉を伝え、

「知識」や「情報」として頭や心に刻むことは、

とても大切なことだと考え、

私たち教員は日々子どもたちに声をかけています。

しかし、それよりも、

行動で示してみせる。

その重みや意義は、

言葉をはるかに凌(しの)ぐものだと思います。

『千の言葉より一の行動』

村瀬がかつて東小学校で担任をしていたとき、

その言葉を教室に掲示していたことを思い出します。

一所懸命に側溝から泥や落ち葉を取り除いている、

「親父の背中」たちは、

まさにそれを体現していました。

 

東小学校に(戻って)来て、

人のためにがんばろうとする子どもが多いことに、

驚くと同時に、嬉しく思っていました。

きっとその裏側には、

各家庭や地域で、

思いやりがあふれる行動を目にする機会が多いから、

と、感じています。

そしてそれは、とても幸せなことなのだろうと確信しています。

 

「東小あべんじゃーず」は、

重労働に耐え続け、ミッションを完遂(かんすい)したようです。

「ようです」という表記しかできないのは、

村瀬は娘まーがれっと(通称)との約束を果たすため、

途中離脱してしまったからです。

父村瀬とまーがれっとの間にも、

東小の側溝レベルの堆積物が詰まっており、

うまく意思の疎通がとれておりません。

今回集まってくださった、

人としてかっこいい「親父」たちのように、

村瀬もたまには、まーがれっとにちゃんとした「背中」を見せようと、

やむなく脱退したのでした。

去り際、

「今日の様子を、村瀬はどうぶつぶつしてくださるんですかねえ」

と、不敵な笑みを浮かべて見送ってくださった、

Tびっぐぼす(PTA会長)。

こんな形になりましたが、いかがでしょうか?

 

ちなみに、帰宅後の父村瀬の様子です。

父「まーがれっとよ、喜べ、父が帰ったぞ!」

ま「…」

父「なんじゃ、その態度は。嬉しすぎて言葉もないのか?」

ま「父上、時計をご覧くだされ」

父「おお、予定帰宅時間より早い時を示しておるのう」

ま「予定より遅うございまする!」

父「何を言うておる。

10時に出発の予定であろう。

 まだ、なんと、10分も早い。

 父はいつも言うておるであろう、

 いつでも余裕をもって行動せよ、と。

『いつもニコニコ5分前集合』と。

それよりもさらに5分も早いのじゃぞ。

いやあ、しっかりと行動で示すとは、

我ながらあっぱれであるなあ」

ま「10時に到着でございまする」

父「へ?」

ま「昨晩、○○に10時到着とお伝え申しました」

父「へ?

い、いや、そんなことはあるまい…。

 のお、相方よ?」

(ため息をつきながら、首を横に振る相方)

父「お、そうか、そうであったか。

 あ、いや、こりゃすまなんだのう。

 これを、『弘法も筆の誤り』というんじゃのう。

 かっかっかっ」

ま「もう父上とは口も聞きとうございませぬ!」

こうして「村瀬の背中」は余計に小さくなり、

父とマーガレットの間には、

さらなる堆積物が重なったのでした。

 

それでは、また。

ジブリへGO!②

2023年5月26日 15時00分

こんにちは、村瀬です。

本日は、1・3・5年生が、

ジブリの世界に浸(つか)っております。

今日も、曇天(どんてん)模様です。

昨日は昼食のときに降ってしまうというハプニング。

村瀬がいなくても雨が降った。

ということは、村瀬は「雨男」ではありません。(前回ぶつぶつ参照)

調査の結果、

どうやら4年のF先生か、6年のT先生が、

「雨男」らしい、ということが分かりました。

めでたし、めでたし。

 

ところで、今回の遠足は、遠足らしく、

「おやつ」の持参が認められています。

金額は330円以内です。

何人もの子どもが、嬉しそうに報告してくれました。

子1「おれ、330円ぴったりだったよ」

村瀬「おー、それはおめでとうございます!」

子2「え? 300円じゃなかったの?」

村瀬「消費税分を許す、先生たちの優しさに気づかぬとは!」

子3「私、お菓子あんまり食べないから、130円しか買ってない」

村瀬「大人かよ!」

 

教室では、

「おやつに入るんですか問題」が発生していたようです。

昭和の定番といえば、

「『バナナ』はおやつに入るんですか?」

だと記憶されていることと思いますが、

令和では、

「『さけるチーズ』はおやつに入るんですか?」

が、トレンド入りしそうです。

 

村瀬自身のちびっ子時代を振り返ると、

決められた予算内(200円がほとんどだったかと)で、

どれだけ素敵な品々を揃えるか、

ということに命を懸けていた気がします。

200円を握りしめ、

近所の駄菓子屋さんに行き、

長い時間かけて吟味し、ラインナップを決めていました。

そして当日、

友人たちと見せ合い、

それぞれの個性を感じて楽しんでいたことを覚えています。

村瀬は基本、

甘い物から塩辛い物まで、

5円から50円(昔は5円で買えたチョコ、ありましたよね?)の品々から選ぶ、

というバランスのとれた采配をふるっていました。

友人の中には、

うまそうな棒状のお菓子を20本買ってきていた者がいました。

リュックがほとんど埋め尽くされていました。

全てチョコレートをチョイスし、

気温により、全て溶かしていた者もいました。

泣いていました。

明らかに200円を超えている商品を持ってきて、

何者かによってしっかりと先生に密告され、

「違うんです。ワゴンセールで50円だったんです」

という必死のいい訳も虚(むな)しく、

没収されていた者もいました。

泣いていました。

 

どこに行って何を見たかなど、ほとんど覚えていませんが、

おやつに関する些細(ささい)な記憶は、

どういうわけだか色濃く残っており、ほっこりとした気分になるのです。

 

子どもたちにとって、

昨日、今日と足を運んだジブリパークで友達と過ごした時間が、

いつの日かふふっと笑えるような思い出となっていることを、

そっと願っている、お留守番中の村瀬なのでした。

 

それでは、また。

ジブリへGO!①

2023年5月25日 10時49分

こんにちは、村瀬です。

今朝は登校時、校庭に音楽が鳴り響いていました。

6年生が教室から運動場に向かい、

「さんぽ」の鼻歌を奏(かな)でていたのです。

今日と明日は、

待ちに待った「ジブリパーク」への遠足です。

本日は2・4・6年生が、

素敵な笑顔を残してバスに乗っていきました。

 

村瀬は、お留守番です。

今日も明日も、お留守番です。

本当は、行きたかったけど、お留守番です。

村瀬「あの、ぼく、行ってもいいですか?」

校長「だめ」

村瀬「あの、ぼく、ジブリ大好きなんです。

   DVDもたくさん持ってますよ。

   好きなシーンは、

   『あの子を解き放て! あの子は人間だぞ!』

   『黙れ小僧!』

   のところです。

   だから、行かせてください!」

校長「だめ」

という流れで、決まりました。

悔しくて仕方がなかったので、

予定を書き込む職員室前面のホワイトボードに、

ジブリのキャラクターをたくさん落書きしてやりました。

 

しかし、なぜ連れて行ってもらえないのだろうか。

冷静に分析したところ、

どうやら、前任校からの風評被害が影響している、

という結論に達しました。

前にいたA小学校では、

担当していた避難訓練の際に、たまたま、何度も雨が降ったり、

「よし、草刈るぞ!」と気合いを入れた日に、たまたま、何度も雨が降ったり、

村瀬が引率した校外学習などで、たまたま、何度も雨が降ったりしました。

たまたま、そうなっただけなのに、

A小学校の先生たちは村瀬のことを、

「雨男」だと騒ぎ立て、

後ろ指をさしていたのです。

まったく、心外です。

確かに、東小学校に来てからも、

司会を務めた入学式や、

司会を務めた始業式の日は、

雨天に、なんなら、豪雨になっておりましたが、

あくまで、たまたまなのです。

風評被害とは恐ろしいものですね。

皆さんも、噂話には、気を付けましょう。

 

ちょうど今頃、子どもたちは、

「ジブリの大倉庫」を見学している頃です。

いいなあ、うらやましいなあと指をくわえつつ、

自分で描いた「ネコバス」や「まっくろくろすけ」たちを見つめながら、

少し厚くて暗い雲から雨粒がこぼれぬよう、

祈りを捧げている、村瀬なのでした。

 

それでは、また。

もちはもち屋。

2023年5月23日 16時00分

こんにちは、村瀬です。

昨晩から今朝にかけて、

なかなかの激しい雨が降りましたね。

不安定な気候に、

梅雨の気配をぷんぷん感じます。

とりあえず、

ジブリパークへ向かう、

今週の木曜・金曜は我慢してもらって、

その後に梅雨入りをしてもらいたいと、

てるてる坊主を机に忍(しの)ばせている村瀬です。

 

さて、先週末ぶつぶつで、

水泳指導について話題に触れました。

Oスポーツクラブにお世話になっている話をしましたが、

昨日、村瀬も初めて、

4年生に紛(まぎ)れてバスに乗り、

現地に潜入することに成功しました。

 

子どもたちが水泳指導を受ける場面に立ち会って、

村瀬は感じました。

こいつは、素晴らしい、と。

室内で温水できれいなプール、という環境面はもちろんのこと、

プロのインストラクターのみなさんによる、

子どもたちへの指導方法も目を見張るものがありました。

クラスを二つに分け、それぞれの実力にあった指導を、

見事な流れで次々に行っていきます。

 

外部で行う水泳指導の最大のデメリットは、

「移動時間」がかかってしまうということでしょう。

学校のプールで行った場合に比べて、

入水時間はやはり少なくなってしまいます。

しかし、それをカバーするかのように、

実に無駄なく、効率的に、

子どもたちが身につけるべき技術を教授していきます。

4年生の子どもたちも、

当然苦手な子もいるのでしょうが、

インストラクターの教え方の巧(たく)みさにのせられて、

誰もが時間いっぱい、集中して活動していました。

 

先生方は、

時に子どもたちと一緒に入水し、

指導を手伝うこともあるようですが、

基本的には、プールサイドから子どもたちの活動をチェックしつつ、

安全を見守っています。

さらに、指導方法を学ぶ機会までいただいています。

我々教員にとっても、大変ありがたいシステムです。

 

しかしながら、一点、

見学をしていて疑問に思ったことがあります。

それは、4年担任のF先生とおぼしき方が、

プールに入るわけでもなく、

海パン一丁で、プールサイドをうろついていたことです。

子どもたちに、

「あの人はなぜあんな格好をしているのだ?」

と、問い合わせたところ、

「あの人は知り合いではありません」

という的確な返答がありました。

 

それはともかく、

子どもたちの生き生きとした姿を見ていると、

『もちはもち屋』ということわざの通り、

『水泳指導はプロインストラクター』だなあとしみじみ思いました。

こんな貴重な時間をいただき、

教職員一同感謝、感謝です。

ありがとう、Oスポーツクラブのみなさん!

ありがとう、外部委託を許容してくれた日進市!

 

それでは、また。

健診シーズン。

2023年5月19日 15時25分

こんにちは、村瀬です。

昨日までの真夏ともいえる日差しはどこへやら。

今日は朝からよく降りますね。

こんな日があっても、いいでしょう。

 

ジタバタジタバタしていたら、

すでに週末になっておりました。

「週一度は更新」という「ぶつぶつ目標」を、

危うくあっさりと終了にしてしまうところでした。

というわけで、ぶつぶつします。

 

東小学校では、

今週より水泳指導が始まりました。

今年度も、「Oスポーツクラブ」にお世話になっています。

かつて学校のプールを使っていた頃なら、

今日のような気候なら間違いなく中止だったでしょう。

そもそも、こんな時期にはまだ始まっていませんでした。

大体、6月初旬に開始となり、

大体、初めの頃は水温が低すぎて入れず、

大体、6月の中旬あたりからどうにか入り、

大体、最初のうちは紫くちびる少年少女が多発する、

という流れが恒例でした。

Oスポーツ様のおかげで、

どんな気候でも水泳指導が可能です。

しかもプロによる指導。

しかも温水。

よく冷えた消毒槽(そう)に浸(つ)かって数をカウントさせられ、

キンキンに冷えたシャワー(通称「地獄のシャワー」)を浴びさせられていた、

村瀬世代以前の人間たちがその光景を見たら、

暴動を起こすかもしれません。

うらやましそうにしている村瀬を通り過ぎ、

今日も5年生が嬉しそうにバスに乗ってプールに向かったのでした。

 

ところで現在、

どこの学校も「検査・健診」シーズンとなっております。

今日は1年生が聴力検査を受けていました。

まだ入学して2ヶ月も経っていないのに、

廊下で静かに待っている1年生があまりに多くて、

おったまげました。

 

さて、本日、村瀬自身も健康診断を受けてきました。

私たち教職員も、

年に一度は検査してもらうことになっています。

健康を維持していく上で、とても大切な時間ですが、

村瀬は苦手です。

特に、「胃」の検査が大の苦手です。

バリウムと発泡剤を飲む、あの検査です。

大人の方なら、きっと理解してもらえますよね。

病院に向かわず、喫茶店でも行こうかと迷いましたが、

1年生の立派な姿を思い出し、

勇気を振り絞って会場に向かったのでした。

 

いろんな検査をするのですが、

一発目がまさかの「胃」の検査。

うなだれながら検査の部屋に向かいます。

粛々(しゅくしゅく)と発泡剤を飲み、

バリウムを流し込みます。

ここから担当の先生の指示に従い、

身体を動かしまくるのです。

検査中は「げっぷ」が厳禁です。

身体を動かせば動かすほど、

こみ上げてくるものがあります。

それをどうにか必死に飲み込み、

右へ左へ身体を回転させます。

今回の検査が今までと違ったのは、

担当の先生が「のせ上手」だった、

ということです。

指示に対して的確に従うと、

「いいですね。いい回り方です!」

「もう少しだけ、左を向きましょうか。

 そうです! そこです! 絶妙です!」

「右側も同じ角度でいけますか?

 いけるじゃないですか! 素晴らしい!」

など、次々に褒めちぎってくださいました。

村瀬は、

「そ、そうかい?

 ぼく、できるやつなのかい?」

と、まんざらでもない気分になり、

気がつけば、検査が終わっていました。

プロフェッショナルとは、まさにこのことだ。

これは、学校でも生かせるじゃないか、と、

勉強させてもらった上に、気持ちよく検査を終えられたのでした。

(胃は気持ち悪いけど。)

 

それにしても、今回の検査では、素敵な出来事に多々出会えました。

身長を測(はか)ったら、伸びていました。

実はまだ、成長期かもしれません。

視力測定では、(カンが)さえまくり、

裸眼(らがん)で驚異の数値をたたき出し、

看護師さんの度肝を抜きました。

血を抜かれる場面では、

「すごく刺(さ)しやすい血管!」

と看護師さんに褒められました。

 

こんな健診も珍しいことです。

これで健康が証明された、と思いたいところですが、

そんなに甘くないのが村瀬の歩む道です。

かつて一度だけ、同じように絶好調のときがありましたが、

後日送られてきた結果は、目を覆いたくなるものでした。

さて今回は、どうなることでしょう。

 

それにしても気候の変動が激しいこの頃です。

体調を維持するのも一苦労ですが、

子どもたちも保護者のみなさんも、

休めるときにはしっかり休んで、

健康に日々を過ごしてほしいなと願っています。

 

それでは、また。

出張の谷間。

2023年5月11日 19時48分

こんにちは、村瀬です。

連休明けの一週間の終わりが、

ようやく見えてきました。

連休が終わったことに対して、

がっかりしている様子の子どもは、

思ったよりも少ない感じがしています。

職員室の中には、

絶望感を感じている者が少なからず確認できました。

当然ですが、村瀬もその一人です。

 

個人的は、

今週はいつも以上にバタバタしております。

火曜・水曜と立て続けに出張がありました。

火曜なんかは、午前・午後のダブルヘッダーでした。

金曜日にも出張が控えております。

連休を終えたばかりの身には、酷なスケジュールです。

出張先に向かう途中、

会場と違う方向へハンドルを切りそうになりましたが、

子どもたちも体力テストで奮闘していたり、

午後の授業を眠らずに踏ん張っていたりする様子を思い出し、

どうにか思いとどまって参加しました。

ある会では、I教育長のお話を聞く機会がありました。

その際に、

「どこかの学校では、

相変わらずホームページに、

ぶつぶつしている輩(やから)もおりますが・・・」

と、言葉を漏(も)らされました。

村瀬の20倍は忙しい身でありながら、

こんなどうでもいいページまで覗(のぞ)いているなんて、

恐るべし、教育長!

と、会議中、震えが止まりませんでした。

しかしこの言葉は、

「学校は内にこもるのではなく、

保護者や地域にどんどん門戸(もんこ)を開いていこう、

情報を発信していこう」

といった文脈の中で口にされたので、

「しょーもないことを書くんでない」

という批判ではなく、

「しょーもないことでもどんどん発信しろ」

というエールと、都合よく解釈することにしました。

そんなわけで、

「週一回は更新」

という、誰が望んでいるわけでもない目標を達成するために、

出張と山積みになった仕事の谷間にぶつぶつしている次第です。

 

さて、みなさんのゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか。

一つでも素敵な思い出は紡(つむ)がれましたでしょうか。

そうであったなら、何よりです。

そうでなかったのなら、村瀬の仲間です。

 

この連休中、

これまでの無理がたたったのか、

身体が言うことを聞かず、

なかなか外へ向かおうとしません。

連休の後半、目を覚ました村瀬は不意に思いました。

「そういえば、家族と共に何もしていない。

ただでさえ父の居場所など風前の灯火(ともしび)なのに、

これでは完全に消えてしまう。

これは、実にまずいぞ!」

ということで、慌てて家族のもとに駆けつけます。

 

父「皆の者、喜ぶがいい。

  父は体調を回復させたぞ。

  その上、父のスケジュールは本日がら空きである。

  そなたたちの希望を聞いて、

  共に出掛けてしんぜようではないか。

  さて、まいける(息子の通称)よ。

  そなたはどこへ向かいたい」

息子「父上、

拙者(せっしゃ)は連休明け、

中学で初の試験が控えているでござる。

父上に構っている暇はありませぬ」

父「ほ、ほう。

  殊勝(しゅしょう)な心がけじゃな。

  そなたは、勉学に励むが良い。

  して、まーがれっと(娘の通称)よ。

  そなたはどこに行きたい?

  遠慮なく申してみよ」

娘「父上、

  わたくしは、

  『いたりあ系あめりか人の配管工』

が活躍する映画に向かいますわ」

父「なんと、

すでにそのようなないすな予定を考えておったのか。

それで、いつ出発すればよいのだ?」

娘「母上と二人で行きますわよ。

  二席しか予約しておりませぬ」

父「お、おう、そうか・・・。

  それでは、楽しんで参られよ。

  そうだ、父も用事があったことを思い出した。

  それでは、さらばしゃ」

こうして、父は、再びふとんにもぐり、

涙をぽつぽつこぼしたのでした。

 

結局、村瀬が、まともに出掛けた場所は、

床屋さん。

それと、学校・・・。

まあ、

連休がさみしかった分、

にぎやかな東小の子どもたちに再開できたときの喜びが、

とても大きくなったな。

そう前向きにとらえることにする、村瀬なのでした。

 

それでは、また。

谷間の日。

2023年5月2日 16時21分

こんにちは、村瀬です。

今日は運動場から、

「9秒2」「10秒3」「8秒6」

といった、時を告げる叫び声がよく聞こえてきました。

運動をするにはちょうどよい気候でしたね。

 

1年生はアサガオの種を植えていました。

その姿を見ていて、

先日畑にホウセンカの種を植えたことを思い出し、

あわてて水をあげていた村瀬です。

 

さて世間では、

「ゴールデンウィーク」まっただ中なのでしょうか。

それとも学校と同じように、

カレンダー通りのスケジュールで動いている方が多いのでしょうか。

きっと連休の谷間ということからでしょう、

どことなくそわそわしていたり、

ぽけーっとしていたりする子が多かったように見えました。

いえ、子どもだけではありません。

先生たちの中にも、

魂(たましい)が抜けていそうな方が見受けられました。

その筆頭は、村瀬だったでしょう。

気を抜くと、口が開き、白目をむいておりました。

授業はどうにか気合いでやり抜いたのですが、

事務仕事はすっかり滞ってしまい、

こうしてぶつぶつに逃げている次第です。

 

昨日、今日の2日間、

授業後は家庭・地区確認へと担任の先生方が向かっております。

一昔前までは「家庭訪問」ということで、

各家庭にお邪魔して保護者の方とお話をしていたものでした。

かつて本校で担任をしていたとき、

「40人学級」を受け持ったことがありました。

4日間で40人ということで、

少しの遅れも許されず、

休むことなくひたすら家から家へと駆け抜け、

しゃべり続けたことを懐かしく思います。

 

翌年、

へとへとになった経験をクラスの子どもたちに話し、

そのついでにこんな提案をしてみました。

「いいかね、きみたち。

 何人も続けて話すとなると、

 のどがカラカラになるのは分かるだろう?

 そうなってくると、

きみたちのことを褒(ほ)め称(たた)えたくても、

うまくいかないものだ。

そうだねえ、3軒目くらいでのどが潤(うるお)えば、

 調子よく訪問を続けられるにちがいない。

 今日の3軒目は、Aくんの家だね。

 そこで、よく冷えた物が出てくるといいのだがね。

 できたら、色が黒くてシュワシュワしている飲み物があれば、

 3倍は褒められるだろうね。

 ところで6軒目あたりになると、

 こんどは小腹が空いてくだろう。

そこで、何かが体内に入ると、

もうひと頑張り、と思えるにちがいない。

今日の6軒目は、Kくんの家だね。

そこで、糖分がとれたら、

6倍は良いことが言えるだろうね。

 どれどれ、今日は11軒か。

最後の方には、お腹がぺこぺこになるだろう。

9軒目のHさんの家あたりで、

 チュルチュルと吸い込める物が出てくると素敵だね。

楽しみにしているよ。はっはっは」

 

そりゃ、もちろん、本気なわけないですよ。

子「村瀬、めちゃくちゃなこと言ってやがらあ」

村「冗談、冗談。てへへへ」 

なんて感じで、みんなで大笑いして、授業を終えましたよ。

 

しかし、その後、驚愕(きょうがく)の家庭訪問が幕を開けたのです。

3軒目で、黒くてシュワシュワした飲み物が提供されました。

というより、1軒目から黒くてシュワシュワした飲み物が出てきました。

それどころか、何軒ものご家庭に用意されていました。

「ごめんなさい、村瀬。

 うちには黒くてシュワシュワする物はないから、

 代わりにこちらを飲んでください」

と、グレープ色のシュワシュワした飲み物を注いでくれた家もありました。

潤されるどころか、

数件でお腹はたぷたぷです。

6軒目で、季節にちなんで柏(かしわ)もちが3つ提供されました。

「村瀬、遠慮しないで。

 残さないで。

全部食べてって」

と、ぐいぐい推(お)されたので、ぐいぐい口につめ込みました。

それだけでお腹はぽんぽんです。

この流れ、ひょっとすると、ひょっとするぞ・・・。

戦々恐々としながら9軒目を訪れると、

「○子がどうしても作れって言ったから作ったけど、

 村瀬、ほんとにそんなこと言ったの?」

と、訝(いぶか)しげにお母様がどんぶりを運んできました。

そこにはポニョ(ジブリ作品より)が好きそうな、

ハム入りの塩ラーメンが湯気を立てていたのでした。

「ええ、まあ、一応・・・」

そう言って、次の家庭に遅れないよう慌てて麺(めん)をすすりながら、

「いやあ、ズルズルズル、

○子さん、スルズルズル、

がんばってますよお、ズルズルズルズルズル」

と、失礼極まりない訪問と成り果てたのでした。

 

そんな無礼者でも許してくれた、

懐の深い東小の保護者のみなさんの笑顔を思い出している、

連休の谷間の村瀬です。

明日から長い休みが始まります。

1年生をはじめ、

新しい環境の中で精一杯毎日を過ごし、

疲れがたまっている子どもも多いかと思います。

ここまで歩んできた子どもたちは、

どの子もみんな、本当に立派に感じます。

子どもたちだけでなく、きっと保護者のみなさんの中にも、

新年度を全力で駆け抜けた人も多くいることでしょう。

この連休が、

子どもたち、保護者のみなさんにとって、

少しでも心安まる日々となるよう、願っています。

 

それでは、また。

はや、1ヶ月。

2023年4月28日 16時49分

こんにちは、村瀬です。

昨日、今日と快晴で、汗ばむ程の陽気です。

先程、理科の実験でも使う「ホウセンカ」の種を、

畑にまいてきました。

ちゃんと育つと嬉しいですが。

 

さて今日をもって、

4月の登校日が終わりました。

とりあえずジタバタジタバタしていただけで、

気がつけば時間だけ過ぎていった感があります。

ジタバタしていただけならいいですが、

巻き込まれて被害を受ける人々が多数。

「すみません」「ごめんなさい」

「失礼致しました」「誠に申し訳ございません」

「弁解の余地もごさいません」

などなど、

この一ヶ月でどれほど謝罪の言葉を並べたことでしょう。

おそらく、万単位になるのではないかと思います。

しかしこんな村瀬であっても、

東小学校の教職員や保護者のみなさんは、

苦笑いを浮かべながらも(表面上は)許してくださり、

どうにか職員室の東の方にある席を失わず、

今日もこうしてぶつぶつできている次第です。

かつての携帯電話のように、

体を二つに折り畳んで感謝申し上げます。

いつもありがとうございます。

 

さて、

およそ8年ぶりに東小で過ごしてみて、

いろいろと感じることがありました。

今日はそのことについて、ぶつぶつしたいと思います。

 

まず、子どもたちの「人懐(なつ)っこさ」です。

最初こそ、

にやにやへらへら漂っている村瀬に警戒していたようですが、

少しずつ距離を縮めて話してくれる子どもが増えていきました。

今では進んであいさつをしてくれたり、

ハイタッチしてくれたり、

アイドルの「推(お)し」について熱く語ってくれたり、

つつかれたり、

通せんぼされたり、

パーカーのフードに物を入れられたりするほどになりました。

後半部分を書いていて、

「あれ、これは、いやがらせかも」

と、一瞬手が止まりましたが、

構ってもらえてると前向きに受け止めたいと思います。

 

次は「あいさつ」です。

朝、職員室の前で子どもたちを極力出迎えるようにしていますが、

さわやかなあいさつをしてくれる子どもが多くいます。

本日の朝会で、

校長先生もおっしゃられていましたが、

元気なあいさつをしてもらえると、

へとへとに疲れた身体に、

エネルギーが充電される気持ちになれます。

そのおかげで、村瀬はどうにか今日も立っていられるのだと思います。

朝や帰りのあいさつもいいのですが、

村瀬が何より感心したのは、

校舎内ですれ違ったときにも、あいさつをしてくれる子が多いことです。

中学校では当たり前のようですが、

小学校ではなかなか広がっていかない習慣です。

ですので、すげえなあ、えらいなあ、と日々感じておりました。

またそこでもエネルギーチャージです。

ありがたや、ありがたや。

 

子どもたちの活動にも驚かされました。

中でも、「児童会」と「交通少年団」の活躍には、

おったまげました。

全校集会の企画・運営はもちろん、

上手に仕切る様子は大人顔負けです。

朝会でも司会を行ってくれます。

きっと村瀬が任されるんだろうなあ。

カミカミで失笑買うこと間違いなしだなあ。

と、怯(おび)えていたのですが、

児童会の子どもたちがハキハキと見事に務めてくれました。

「交通少年団」のリーダーたちは、

一斉下校の折、

最後に一言全体に伝えてまとめてくれます。

それも、素晴らしいことったら。

よくもまあ、

堂々と全校の前に立ってスラスラと話せるものです。

村瀬が小学生の頃なんぞ、

全校どころか学級であっても、みんなの前に立つときは、

全身ガクガクブルブル震えていたというのに。

今でもあまり変わらないというのに。

だからこそ、余計に感心させられてしまうのでした。

 

子どもたち以外にもあります。

北館に行くだけで結構な運動になること。

うさぎの「むぎちゃん」がかわいいこと。

カラスノエンドウがやたらとはえていること。

校庭のプラタナスの木がきれいな背の順で並んでいること。

そして何より、

トイレがきれいなこと(本館限定)。

他にも数々ありますが、

これからのぶつぶつにとっておきたいと思います。

 

とにもかくにも、

くたくたのへなへなですが、

一ヶ月無事に過ごせてよかったと、ほっとしています。

子どもたち、保護者のみなさん、先生方の、

あたたかな支えがあったからこそです。

ありがとうございました。

5月もどうぞ、その調子で助けてくださーい。

 

それでは、また。

にぎやかな学校。

2023年4月24日 17時30分

こんにちは、村瀬です。

今日は久しぶりに肌寒さを感じる朝でした。

5年生のT先生が職員室で、

カイロを貼ろうか迷っておられました。

きっと冬には、

全身カイロで覆い隠すことになるほど寒がりの方なんだろうなあ、

と、眺めておりました。

 

さて、本校では本日、

「授業公開&PTA総会&学級懇談会」

が開催されました。

詳細はB先生の「本日のオレンジキッズ」をご覧いただければと思います。

 

朝、村瀬は駐車場係に任命され、

自動車でお越しになった保護者のみなさんを出迎えておられました。

もしも、事前に示した約束を守らない人がいたら、

車の前に立ちはだかり、

「ここは教育機関です。

 子どもたちに範(はん)を示す場でもありますので、

 ルールに則(のっと)り、どうぞお引き取りを願います」

と、毅然(きぜん)とした態度で告げる練習を昨晩繰り返していたのですが、

どなたもきちんと約束を守ってくださり、

全く意味のない時間となったのでした。

 

一方で、

徒歩や自転車でお越しいただいたみなさんが次々と正門へと向かわれます。

自転車で来校したお父様が、

「あーしんどー!」と絶叫しておられました。

ついつい「朝からお疲れ様でーす!」と、笑ってしまいましたが、

きっと、「駐車許可証」が発行されないぎりぎりの地域にお住まいなのだろうなあ、

と、申し訳なく思いました。

本当は自動車でお越しいただける地域を増やしたい。

しかし、駐車スペースを考えると、

これ以上範囲を広げることが叶わないのが現実です。

きっとそれをご理解していただいているのでしょう。

村瀬に対して何一つ文句も言わず、

逆に笑顔であいさつしながら粛々(しゅくしゅく)と正門へ向かう、

保護者のみなさんには感謝しかありません。

いつもご協力ありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

さて、世の中が混乱する前(4年程前)に近い形で、

今回は開催することができました。

昨年度の様子は分かりませんが、

そのときよりもずっと賑(にぎ)やかな感じだったに違いありません。

子どもたちもどこか嬉しそうに、

授業に臨んでいたような気がします。

 

村瀬の前任校は、この学校の半分以下の規模でしたので、

廊下にあふれているその人の多さに余計驚かされました。

ただ、人数の割にどの場所も静かな雰囲気でしたので、

保護者のみなさんのマナーの良さにも驚かされました。

 

PTA総会も久しぶりの対面での開催となりました。

村瀬も参加させていただきましたが、

参加者の多さに、

また、PTA活動の充実ぶりに、ここでも驚かされました。

 

その後の学級懇談会も盛況の様子でした。

全クラスを見て回りましたが、

総じてフレッシュな先生方の顔に、

緊張感が強くあったように思います。

 

PTA総会の折にも触れましたが、

村瀬は8年ほど前、

東小学校に籍を置いておりました。

その頃は担任として、

学級懇談会を行っていたのですが、

振り返ると無茶苦茶な会に仕上がってしまったことに、

今更ながら冷や汗が流れます。

あるときの会では、

我が子「まいける」(通称)が生まれて間もない頃で、

「相方をイライラさせない方法」

について母親の先輩たちにご教授いただく時間となりました。

「夜泣きで奥さんが起きたら、村瀬も一緒に起きること」

「たまには村瀬が一人で子の世話をして、奥さんに自由時間を与えること」

「気を利かせて家事を手伝った場合であっても、

どうせ村瀬は、いつもやってもらってることなのだから、

ドヤ顔しないこと」

など、生きたアドバイスを次々いただきました。

結局、ことごとく助言の逆をいく行動をとってしまった村瀬は、

現在でもネチネチ言われておりますが。

 

そんな愚かな村瀬であっても、

「仕方ねえやつだなあ」

と、苦笑いしながら許してくれる雰囲気が、

東小学校にありました。

そして、それとよく似た感覚を、

現在の東小学校からも、なんとなく感じています。

柔らかくあたたかい雰囲気を大切にして、

子どもたちのため、

ご家庭と学校が手を取り合えたらいいな。

そんなことを考えながら、

廊下にあふれる保護者のみなさんの間を、

すり抜けていた村瀬なのでした。

 

それでは、また。

見つかっちゃった。

2023年4月20日 17時41分

こんにちは、村瀬です。

初めが肝心、ということで、

積もりに積もった仕事を顧(かえり)みず、

ぶつぶつして次第(しだい)です。

 

今朝、職員室前であいさつをしていると、

6年生の子どもが2人近づいてきました。

子1「あのさ、昨日ホームページ見たんだけどさ」

子2「『東の方でぶつぶつぶつ・・・』とかいう変なページ見つけたんだけどさ」

子1「その中に『村瀬』って書いてあったんだけどさ」

子2「あの『村瀬』って、この村瀬?」

村瀬「ええ、お恥ずかしながら、そうですが・・・」

子1「ふ~ん」

村瀬「何か、お気に障(さわ)りましたでしょうか?」

こ2「べつに~」

というやりとりが繰り広げられました。

 

人知れず、しれっと、こっそり始めてみたので、

一年間で10人くらいが気付けばいいやと期待していたところ、

初日ですでに2人に発見されるという驚くべき事態が発生したのでした。

校長先生の情報収集能力(前回ぶつぶつ参照)が、

全校に伝播(でんぱ)しているのでしょうか。

ちなみに、職員にもほとんど伝えておらず、

現状では、校長先生、教頭先生、B先生にしか存在を知られておりません。

おそるべし、オレンジキッズ!

 

そんな6年生に、

今年度、村瀬は授業に入らせてもらうことになりました。

教科は、理科、です。

村瀬の専門は、社会、です。

なぜ理科か。

それは、村瀬にも分かりません。

しかし、そんなこと関係なく、

こどもたちと一緒に楽しめたらいいなと思っています。

とりあえず今週は、

「子どもたちの笑顔を見る」

というミッションを自分に課し、授業に臨みました。

村瀬の家族の話や過去のしょーもない思い出など、

理科とは全く関係ない話をしまくり、

どうにかクリアできたかと思います。

まあ、仕事と同様、

授業も全然進みませんでしたが。

 

それにしても、

子どもたちの笑顔は何よりの栄養になるなあと、

6年生の教室でしみじみと思っていた、

村瀬なのでした。

 

それでは、また。

しれっと、はじめます。

2023年4月18日 17時04分

はじめまして、村瀬です。

今年度より、東小学校の一員に加えていただきました。

以後、お見知りおきいただきますと、幸いでございます。

 

さて、突然、しれっと、東小学校ホームページに、

新たなコーナーとして誕生した、

この、「東の方でぶつぶつぶつ・・・」

について、少々ご説明を申し上げます。

 

村瀬は昨年度まで、

お隣のA小学校に赴任しており、

そちらのホームページにて、

「先生たちがぶつぶつぶつ・・・」

というコーナーを立ち上げ、更新していました。

そのコーナーを開設したのは、

例のういるすが世間を大いに騒がせ、

「緊急事態宣言」が発令されたことにより、

学校が休校となってしまったことがきっかけでした。

それぞれの心に不安が渦巻いていた中で、

子どもたちや保護者のみなさんにとって、

わずかであってもほっこりとできる時間になれば。

そんな思いで始めたコーナーなのでした。

休校中は、タイトルの通り、

多くの先生方が日替わりでぶつぶつしてくださっていましたが、

学校が再開され、担任の先生方が慌ただしくなった後は、

暇な村瀬だけがつぶやき続け、

いつの間にか、「村瀬だけがぶつぶつぶつ・・・」という、

ただの独り言のページと化してしまったのでした。

 

が、それでも(ごく)一部の子どもたちや保護者の方が見続けてくれ、

少しでも更新が滞(とどこお)ると、

「村瀬、暇なんだから、ぶつぶつくらいちゃんとしろよな」

と、叱咤激励(しったげきれい)を受けたり、

前任校の校長先生からも、

You、続けちゃいなよ」

と、背中を押されたりして、

結局、A小学校から追い出されるまで、

3年に渡りぶつぶつし続けさせてもらったのでした。

 

やれやれ、これで一区切り。

と思って東小学校にやってきたわけですが、

ぶつぶつの存在を知っていた本校の校長先生から、

You、ここでもぶつぶつしちゃいなよ」

という言葉を投げかけられました。

他校のどうでもいいコーナーの存在まで把握している、

校長先生の情報網の広さに驚愕(きょうがく)です。

そのすごさに畏敬の念を抱いたことと、

着任して早々の極度の緊張感から、

ひょっとして、ここで断ったら、

東小学校からも追い出されるかもしれない!

という妄想(もうそう)に取り憑(つ)かれてしまい、

自分が抱えることになるであろう仕事の量も顧(かえり)みず、

「へい、喜んで!」

と返答し、こうして開設した次第でございます。

 

ところで、

ここまで読んでいただいた方は恐らく気づかれたと思いますが、

このコーナー、

基本的に意味のないことがつぶやかれています。

毒にも薬にもならない話。

それをモットーにぶつぶつしております。

ですので、こちらを覗(のぞ)く際は、

余程お暇なときか、何も考えたくないときなど、

お忙しい日常にぽっと空いた隙間時間のみ、

ご覧いただければ十分でございます。

尚、学校での子どもたちの様子に関しては、トップページにて、

校務主任のB先生が日夜せっせと更新しております。

写真付きで大変分かりやすく紹介されておりますので、

そちらについてはぜひ、欠かさずご覧いただきたく願います。

 

ということで、今後、1週間に一度以上の更新を目標に、

ぶつぶつさせていただきます。

(遅々として進まぬ村瀬の仕事っぷりでは、

かなり無理のある目標設定ですが・・・)

どのタイミングで(強制)終了となるか分かりませんが、

その日まで、苦笑いと共に、

温かく見守っていただきとうございます。

これからどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

それでは、また。