東の方でぶつぶつぶつ・・・

裏・修学旅行放浪記②

2024年10月15日 10時03分

こんにちは、村瀬です。

先ほど、関ドライブインを出発しました。

オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」に記しましたが、

連休明けということもあってか、道路が混雑しております。

バスの運転手さんは、(もちろん交通規則を遵守した上で)巻き返しに尽力してくださっております。

しかしまあ、仕方がないところではありますね。

早速、主任のK先生は、添乗員さんと相談し、スケジュールを組み直しております。

村瀬はお気楽にぶつぶつしているわけですが、

担任の先生方は大変です。

この交通事情のように、当日になるまで分からないことばかりで、

スケジュール通りに動くことの方が稀(まれ)です。

それに合わせて、臨機応変に対応せざるを得ません。

旅のプロである添乗員さんにアドバイスを仰ぎ、

先生たち同士で連絡を取り合い、

子どもたちに伝達する。

その繰り返しです。

現在は、SNSを駆使して、一括で全引率者に連絡が届くようにしております。

村瀬が担任だった頃は、

電話にて連絡を取り合っています。

今はそんなことないかなと思いますが、

昔はトンネルや山間部に入ると、電波が悪くなり、通話が途切れる、

といったこともありました。

主任「村瀬、今20分押してるからさ、

   法隆寺で、先に・・・して・・、それで・・・・するから」

村瀬「法隆寺で、なんですって?」

主任「だから、先に・・・で、その後・・・・」

村瀬「主任、よく聞こえません」

主任「先・・・、後・・・分かった? よろしく!」

ツー、ツー、ツー・・・。

村瀬「しゅにーーーーーん!」

なんて、トラブルも起こったものです。

便利になったものだなあと、

先生たちの言葉が飛び交うSNSをのぞいている、

お気楽な村瀬です。

それでは、また。

裏・修学旅行放浪記①

2024年10月15日 08時25分

おはようございます、村瀬です。

今日から修学旅行。暑過ぎず、寒過ぎず、絶好の曇天(どんてん)でございます。

昨年度に引き続き、

修学旅行の引率を任されるという僥倖(ぎょうこう)を得ることができました。

6年担任陣はしかめっ面をしておりましたが、

見て見ぬふりをしておきます。

ちなみに村瀬、今年で6年連続でございます。ありがとうございます。

それを祝して、誰も望んでいないのに、昨年度同様、

オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」の中継と併せて、

旅行中に起きるどうでもいい出来事を、

こちらでぶつぶつしていきたいと意気込んでおります。

さて、今のところ、村瀬が家に上着を忘れたこと以外、

順調だと思います。

それでは、また。

言葉のボール。

2024年10月8日 15時45分

こんにちは、村瀬です。

最近、どういうわけだか、

東小学校ホームページのアクセス数が連日4桁を刻んでいます。

通常は100人強です。

先日の公開授業で行った、

「フードドライブ」の記事が新聞に掲載された影響でしょうか。

それとも、

10月3日付でおふぃしゃるブログ「本日のオレンジキッズ」にて紹介した、

「カブト・クワガタ幼虫頒布会」が、

昆虫愛好家のみなさんの支持を得たからでしょうか。

原因は特定できませんが、

なんだか嬉しい、という気持ちです。

が、それとともに、若干のコワサを感じております。

うかつなことを書けないなと思いながら、

うかつなことしかぶつぶつしないこのページを、

うかつにもこうして更新している村瀬です。

 

さて、本日は朝会が行われました。

詳細については、「本日のオレンジキッズ」に載せておりますので、

そちらをご覧いただければと思います。

例のういるすや暑さなどの影響で、

以前に比べて、全校の子どもたちが集まる機会は減りました。

同時に、集団となった際にどう過ごすべきなのか、

そういったことを学ぶ機会も減ったといえます。

それでも、東小の子どもたちは、

マナー良く式や会に参加することができる子どもが大勢います。

今日も大変立派な態度がどの学年でも見られました。

 

きっとその裏には、

ご家庭での話があったり、

担任からの指導があったりするのでしょう。

しかし、いくら思いを伝えたところで、

実際に行動に移すかどうかを決めるのは、

他でもない、子ども自身です。

 

「先生は、

みんなに思いを込めた、

言葉の『ボール』をたくさん投げる。

 それを受け取るのか、避(よ)けるのか。

 それは自分が決めないといけない。

 ボールを受け取ったとしたら、

 それを投げ返すのか、大事に飾るのか、

 それとも、違う誰かに投げるのか。

 それも自分で決めないといけない」

担任をしていた頃、

そんな話を子どもたちによくしました。

そして多くのボールを投げ続けました。

暴投(ぼうとう)が多いことでも有名でしたが。

「これってどうなのさ?」

と疑問を投げ掛け、

考えに考えさせた時間もたくさんありました。

 

どれだけ届くのか分かりませんが、

「思い」を伝え続けること。

これは、私たち教員の大切な役割と信じています。

時に「うっとーしー」と思われることもあるでしょう。

それでも大事だと思うことは、何度でも何度でも。

誰かには届いている。

そう信じて、きっと今日も先生たちは、

ボールを投げ続けていることと思います。

 

「廊下ですれ違ったとき、

 あいさつしてくれると嬉しいな。

 学校の中だけじゃなく、

 外でもあいさつしてほしいな。

そうすれば、

愛される東小でいられると思うな」

朝会の最後に、村瀬も子どもたちにボールを投げました。

その後、廊下を歩いていると、多くの子どもたちが、

「おはようございます」「こんにちは」

と、あいさつしてくれました。

素直な心をもつ子どもがとても多くいる、

東小学校なのです。

 

それでは、また。

祝。

2024年10月1日 17時44分

こんにちは、村瀬です。

今日から令和6年度、下半期がスタートです。

本日も快晴。

10月ですが、真夏日(30度以上)になる気配です。

 

昨日は授業公開が行われました。

オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」にも記しましたが、

ご多用の中多くの方にお越しいただき、感謝感謝です。

せっかくお越しいただくのですから、

少しでもきれいな環境にしてもてなしたい。

ごくまれに、真っ当な思いを抱く村瀬は先週、

「まさおくん」(草刈りましん)や「かりあげくん」(電動ばりかん)と共に、

もさもさ、いや、もじゃもじゃしていた草木たちと、

連日戯(たわむ)れておりました。

運動場と校舎の間の植え込みなどは一通りさっぱりさせたのですが、

それ以外は時間切れ。(体力切れでもありました。)

さらに、植え込みからツンツン飛び出ている草たちも、

刈り取ったはずが、ちゃっかり復活しておりました。

土日に降った雨とこの陽射しのおかげでしょう。

ええい、こうなったら、

東小を包む草木たちの生命力の強さを感じていただこうと開き直り、

当日は交通整理に励んでいた村瀬です。

 

さて、話は思いきり変わりますが、

今日は何の日かご存じでしょうか?

新聞にも載っていましたし、

日進市にお住まいの皆様には、

極めてイージーな問題かも知れません。

そうです、本日10月1日は、

「日進市市制30周年」の記念日でございます。

この度はおめでとうございます。

こんなめでたい日ですので、

きっと日進市内の各ご家庭では、

今日は豪華な夕食が並んでいることと思います。

学校でも何か祝わねばと、

職員室で「シャンパンファイト」をしましょうと提案しましたが、

校長先生に却下されました。

 

ところで、30年前、

「日進町」から「日進市」に変わった頃のことを、

ご記憶の方はいらっしゃいますでしょうか。

驚かれると思いますが、

村瀬は、少し覚えています。

別に村瀬、日進市民だったわけでありません。

生まれてこの方、

日進市のとなり街から転出したことがない、

生粋(きっすい)のN市民です。

 

30年前、村瀬が中学生だった頃の話です。

ある日、

「日進町が日進市になる」

という情報が飛び込んできました。

村瀬とその仲間たちは、大騒ぎです。

「なんだと! なぜ日進が?!」

「裏切りおったな! 日進め!」

「今後、日進は『市民』で我々は『町民』・・・。

 この響きの差はあまりにもでかいぞ!」

「到底納得いかぬ! 我が町も市にすべきじゃ!」

などと、口々に不満をもらしていました。

さらには、後日、

「日進市になる日は、日進市の学校が休みになる」

との噂が耳に入ってきたのです。

「そんなばかげた話があるか!」

「『市民』がそんなに偉いのか!」

「これは抗議じゃ! 断固(だんこ)抗議じゃ!」

憤慨(ふんがい)した村瀬と2名の仲間は、

「日進は市より町が似合う!」

「日進より我がN町を市に!」

「となりの町の学校も休みに!」

と、画用紙に書き、

職員室の前に向かいました。

騒いだら叱られるので、無言で座り込みです。

職員室を出入りする先生たちは、

村瀬たちをちらりと見て、

苦笑いを浮かべるだけで、誰も構ってくれません。

しばらくすると、当時の学年主任だったN先生が来て、

「ご苦労様」

と、笑顔で声をかけてきました。

そして、

「そこはちょっとじゃまだから、こっちにこい」

と、3人を廊下の端(はし)まで連れていき、

「こっち向いて座った方が効果的だぞ。

 それに、正座した方がいいな」

と、壁に画用紙を向け、正座させられたのでした。

(平成初期のお話です。)

こうして、

村瀬たちのストライキは失敗に終わり、

貴重な休み時間がなくなったのでした。

 

ところで、

「日進市になる日は、日進市の学校が休みになる」

という話は本当だったのでしょうか?

猛烈に気になってきたので、

先程、教頭先生と一緒に調べて見ました。

東小学校の「沿革史」(年度毎の学校行事が記載されています)を紐(ひも)解き、

調査してみました。

平成6年度、10月1日の項目には、

『市制施行』

とのみ、記されていました。

どうやら、噂はデマだったようです。

 

そんなどうでもいい思い出はさておき、

この先、40周年、50周年と、

日進市がますます発展し、

子どもたちの笑顔があふれる街が続いていくことを願う、

心は日進市民の村瀬なのです。

 

それでは、また。

天敵。

2024年9月25日 17時32分

こんにちは、村瀬です。

秋分の日を過ぎて、さすがに秋っぽさを増してきましたね。

エアコンや扇風機を使ったり、

窓を全開にしたりしてどうにか眠っていた村瀬ですが、

その必要がなくなってきたようです。

昨晩は誤って窓を全開にして眠りについてしまいました。

きっと夢の中の村瀬も寒かったのでしょう。

相方から与えられたペラペラのタオルケットをグルグル巻き付け、

ミイラのようにパッケージされた状態で起床したのでした。

 

暑さが一段落(とはいうもののまだ30度を超していますが)して、

「ぐったりモード」に入っていた子どもたちが、

少しずつ回復してきている様子です。

朝、職員室前であいさつをしておりますが、

今週は先週よりも元気に返してくれる子どもが、

おもしろいくらい増えていることからそう感じます。

「暑さ」と「あいさつの元気度」は反比例する、

という関係性を見出すことができました。

おそらく、

「寒さ」と「あいさつの元気度」も反比例する、

ことになると思います。

また結果を報告したいと思います。

 

外での活動時間も長くなってきました。

近頃は、「虫取り」ボーイズ&ガールズが増え、

休み時間に夢中で虫さんたちを追いかける姿をよく目にします。

オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」にも記しましたが、

熱中症指数が高い場合は、外での清掃も行えませんでしたので、

除草作業も滞っておりました。

8月の終わりから9月の頭にかけて、

業者様が超暑い中子どもたちのために大規模な除草を行ってくださいました。

が、現在は、ぼーぼーに戻ってしまいました。

その状況におそらく歓喜していたのは、虫さんたちです。

食物も豊富、隠れる場所もたくさん、

そして何より、天敵の「子どもたち」の姿がないのです。

きっと快適な虫ライフを送っていたことでしょう。

 

彼らには残念なことに、

いよいよ天敵の動きが活発になってしまいました。

子どもたちの立場に立つと、

虫さんたちが豊富にいる状況ですので、

「やっほほーい!」な気分でしょう。

立場が完全に逆転してしまいました。

 

そんな虫たちと子どもたち、

両者に共通する天敵がいます。

それが、村瀬&Y先生です。

前にもぶつぶつしましたが、

草木をあまりにもほかっておくと、

危険生物が繁殖してしまう可能性があります。

そこで村瀬やY先生は、

「たみおくん」(草刈りましーん)や

「かりあげくん」(電動バリカン)たちとともに、

除草作業に励(はげ)むのです。

 

1学期の話ですが、

村瀬が校庭の除草作業をした結果、

虫さんたちがどこかへ引っ越してしまいました。

採集ができなくなった3年生の虫取りボーイズ&ガールズは、

「村瀬が我々の楽しみを奪った!」

「村瀬が虫たちを絶滅させた!」

と、暴動が起きかけていたと担任のI先生にうかがいました。

 

現在は3年生だけではありません。

1年生も2年生も楽しんでおります。

命がけの除草作業となりそうですが、

そろそろ本腰を入れて活動せねばと思っております。

 

その動きを察知したのでしょうか、

昨日、虫さんたちが先制攻撃を仕掛けてきました。

教頭先生が、

ハチに刺(さ)されてしまったのです。

「あのね、

腕にとまったから、

 そっとはらったら、

 チクッとしたんだ。

 刺されたんだね。

 ははははは」

と、ハチに対しても温厚な教頭先生です。

幸い、アシナガバチでしたので、

不幸中の幸いでしたが、

オオスズメバチの目撃情報も入りました。

 

ちょっと、いえ、かなりビビってますが、

子どもたちの安全のために、環境整備は欠かせません。

また、環境の乱れは心の乱れにもつながります。

Y先生、「まさおくん」、「かりあげくん」とともに、

踏ん張って整えようと決意している村瀬です。

 

とりあえず、

ハチが頻繁に目撃されているあの場所は、

Y先生を派遣しよう!

 

それでは、また。

猫の手。

2024年9月18日 16時30分

こんにちは、村瀬です。

少し暑めではありますが、

今日は絶好の野外活動日和(びより)となりました。

朝、元気よく出発していった5年生の姿を、

誘導棒片手に見送っていた村瀬です。

 

オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」には、

野外活動の様子が校務主任のY先生により、アップされるはずです。

というわけで、

村瀬は本日、ぶつぶつに専念している次第(しだい)です。

とはいうものの、

子どもたちが学校にいる間は、

ぶつぶつしている余裕はまるでありませんでした。

校長先生やY先生、養護教諭のN先生など、

5年生の担任以外にも野外活動に参加しております。

また、出張や体調不良等の教員も重なり、

本日は人手不足の東小学校でした。

 

いえ、本日だけではなく、

2学期に入って、連日その流れは続いております。

まさに「猫の手も借(か)りたい」状況になっております。

残念ながら猫はおりませんので、

「村瀬の手だけれども、貸してください」と、

仕方なさそうにお願いされるこの頃です。

 

先週なんて、

5クラスの担任が不在、という状況も巻き起こりました。

村瀬が「補欠を組む」(誰がどのクラスに入るのか考えること。過去ぶつぶつ参照)

担当なのですが、

「1時間目はW先生にこのクラス入ってもらって、

 あ、だめだ、W先生、こっちのクラス行くのか。

 じゃあ、M先生。

 え、M先生はあっちのクラスか。

 ええい、教頭先生でどうだ。

 うわ、もうそっちのクラスに入ることにしたんだった。

 わー、もう誰もいないじゃん!」

なんて、朝からお祭り騒ぎです。

ええい、こうなったらと、

「Tさん、授業してみますか?」

と、事務職員の方に声を掛けたり、

「Nさん、物の売買について講演してみますか?」

と、学校に教材を届けてくれる業者さんにも打診してみたり、

なりふり構わぬ戦略で穴を埋めようとします。

が、ちゃんと断られ、うまくいきません。

 

こりゃ、お手上げだ-い!

と、白目を向いて両手を上げていたところ、

「村瀬、私その時間空いてるから入りますよ」

なんて、4年のM先生やY先生、

3年のS先生が声を掛けてくださいました。

そんな優しさに加えて、

各学年のフォローや担任外の先生方の奮闘により、

どうにかその日をくぐり抜けたのでした。

 

担任が不在の時、

頼りになるのはそういった先生方だけではありません。

クラスの子どもたちの優しさが、

補欠に入る身としては大きな支えになるものです。

急な授業変更があっても文句を言わず、

集中して課題に取り組んでくれる子。

クラスのルールを教えてくれる子。

先生の代わりに指示してくれる子。

村瀬が右往左往(うおうさおう)していても、

どうにかしてくれる素敵な子どもたちばかりです。

 

担任の先生は、自分が不在のとき、

クラスがどうしているのかずっと考えてしまうものです。

体調不良であってもです。

そんなとき、一番の薬になるのは、

「クラスの子たち、頑張ってましたよ」

といった、子どもたちの優しさが伝わる言葉です。

ここのところ、そんな言葉を伝えられる機会が多く、

慌(あわ)てふためく日々の中であっても、

喜びを感じています。

 

先生方や子どもたちの優しさのおかげで、

本日もどうにか一日を終えることができました。

今日は、市内を巡回して各校をサポートしてくれている、

養護教諭のS先生が来てくださり、

猛烈(もうれつ)に助かりました。

明日は、そのヘルプがありません・・・。

村瀬と教頭先生は震えております。

なぜなら、けがの治療等は、

「ツバつけときゃ治る」

と教えられて育った二人が担当となるからです。

保護者のみなさん、

どうか明日は、平和に過ごしなさいと、

お子様に声掛けをお願いします。

 

明日に限らず、人手不足はこの先も続く気配です。

戦々恐々(せんせんきょうきょう)としながら、

手を借してくれそうな「猫」を日々さがしている、

近頃の村瀬なのです。

あ、そういえば、

学校のそばに、ヒマそうなヤギさんがいたな・・・。

 

それでは、また。

お薬飲んだ?

2024年9月10日 17時24分

こんにちは、村瀬です。

ここのところの、職員室でよく見られるやりとりです。

 

村「そういえば、教頭先生、お薬、飲みました?」

教「あ、忘れてた! ありがとう」

 

その翌日。

教「そうだ! 村瀬、薬、飲んだ?」

村「はっ! 忘れてました! ありがとうございます」

 

そのまた翌日。

村「ところで、教頭先生、今日は、飲みました?」

教「今日は、薬自体、忘れたよ。ははははは・・・」

村「ははははは・・・」

 

現在、村瀬も教頭先生も、

服薬(ふくやく)を欠かせない身体に仕上がっております。

給食時に飲む薬をお互い忘れないようにと、

いつの間にか習慣化されています。

しかし、大体このやり取りは、

16過ぎに行われることが多くなっています。

おかげで二人とも、

ますます薬への依存が長期化しているのであります。

 

そんな教頭先生とのやり取りを通して、

気付いたことがあります。

声を掛け合うって、いいな。

感謝し合うって、いいな。

という、

ごくごく当たり前のことですが。

 

日々の学校生活の中で、

子どもたち同士でも、

よく声を掛け合い、感謝し合う姿を目にします。

「大放課、選挙管理委員会の集まりだよ」

「あっぶね、遊びに行くところだった!

 ありがとう!」

という掛け合いを、今日も耳にしました。

 

こういった何気ないやりとりが、

人と人との関係を良好なものにしたり、

深めたりするのでしょう。

それに加えて、

お互いの失敗を減らす、

とても有効な手段ともいえるのではないでしょうか。

 

さて、つい先ほどの話。

「あ、そういえば村瀬、今日は飲んだ?」

「はっ! またしても忘れておりました!

 ありがとうございます!

 そういう教頭先生は?」

「飲んでないよ。てへっ」

村瀬と教頭先生のやりとりは、

関係を良くしてはいますが、

失敗を減らすのには、全く効果がないようです・・・。

 

それでは、また。

頑張らない。

2024年9月9日 17時50分

こんにちは、村瀬です。

新しい週が始まりましたが、陽射しの強さは先週のままです。

7月の頃と同様、

WBGT(熱中症指数)が「31」を超え、

外での活動を中止せざるをえない場面が増えてしまっています。

秋風が待ち遠しいこの頃です。

 

さて、2学期が始まり1週間が経過しました。

始まってばかり、

さらにはこんな気候の中にもかかわらず、

子どもたちは様々な活動に頑張(がんば)る姿が見られました。

長い休み明け、

学校に足を運ぶだけで大変なはずなのに、

学習にも行事ごとにも頑張る子どもたちに、

大変感心しておりました。

さらには、欠席者もとても少なく、

驚いてもおりました。

が、一方で、少し心配もしておりました。

ちと、頑張りすぎてないかなあ、と。

 

案の定、とっていいのかどうか分かりませんが、

本日、欠席者がぐっと増えてしまいました。

きっと、一週間頑張った疲労も影響しているのだと考えます。

朝、あいさつをしていても、

先週より元気にあいさつを返してくれる子どもが減った感じもします。

でも、仕方ないよなあ、というのが正直な感想です。

「よく来たねえ。来ただけですごい」

と言いながら子どもたちを迎えていた今日の村瀬です。

 

もちろん、私たち教員としては、

子どもたちと会うことができることは、何よりの喜びです。

何かに向けて頑張っている姿を見ることができるのは、なおのことです。

しかし、その姿は、どうか「元気」であってほしい。

そのためには、「頑張らない」時間も、

きっと大切なんだろうなと思います。

時には、非生産的で意味のないことをして過ごしたり、

何もせず、ただぼーっと過ごしたり。

きっとそういう時間が、

身体だけでなく、

心にとっても、大きな意味をもつのではないでしょうか。

 

しばらくの間、厳しい気候が続く様子で、

引き続き、熱中症が心配されます。

例の感染症も未だ治(収・おさ)まりきらず、

不安も重なるこの頃です。

どうか無理せず、あわてず、

心身ともに健康を第一に考え、

時にブレーキをかけてあげてほしいと願います。

もちろん、ご家族の皆様も、同様にお過ごしください。

 

ところで、「頑張らない」って、

意外と難しく感じる方もいるのではないかと思います。

その点、この村瀬、

頑張ることは苦手ですが、

頑張らない(無意味に過ごす)ことはお手のものです。

例えば昨日、

村瀬は家族の誰からも相手にしてもらえなかったので、

「網戸(あみど)の網の目を数える」

という行動をとってみました。

どうです、意味ないでしょ。

(500を超えたあたりで悲しくなってやめましたが)

でも、目がチカチカしながらも数え続けるって、

ひょっとして、頑張ってしまっていたのかな・・・。

うーん、頑張らないって、難しい。

 

それでは、また。

大和魂(やまとだましい)イングリッシュ。

2024年9月4日 17時06分

こんにちは、村瀬です。

本日は快晴。

すっかり暑さが戻ってしまいました。

先程、交通誘導をしておりましたが、

すっかり汗だくです。

トンボが多く飛び交いはじめましたので、

秋の入口に立っているつもりでしたが、

まだまだ先のようです。

 

さて、2学期が始まって3日が経過しました。

今週は助走期間かと思いますが、

じょじょに各クラス、通常営業に近づいている様子です。

そして、村瀬の授業も今日から開始です。

 

ご存じでしょうか、村瀬が担当する授業を。

それは、

「外国語」

です。

ザワザワしますよね。

村瀬自身も、今でもザワザワしながら、

教室へ向かっています。

 

何も得意というわけではありません。

村瀬のくせに生意気にも海外へ足を運んだことはありますが、

ほとんど「イエス」「ノー」「ア~ハ~」という言葉と、

あやしげな微笑(ほほえ)みだけで切り抜けた人間です。

それでも様々な学校事情で、

村瀬が担当する運びとなったのです。

決まったからには、踏ん張るしかありません。

 

幸い、3年生の外国語ということで、

こんな村瀬でもどうにか理解できるレベルの文法や単語が並んでいます。

また、5年生の外国語専科のS先生や、

ALTのT先生の優しく手厚いサポートのおかげで、

どうにかこうにか授業を組み立てることができています。

 

しかし何より、

3年生の優しさが、

村瀬の授業をものすごくカバーしてくれています。

かつて流行したタレントさんのように、

「トゥゲザーしようぜ!」

というような、大和魂(やまとだましい)あふれる、

あやしげな英語が飛び交う授業を、です。

感謝、感謝です。

 

3年生の外国語の学習の目標は何より、

外国語に楽しく親しむことだ、と、考えております。

3年生のみなさんおおかげで、

村瀬は楽しく授業をやらせていただいています。

彼らは、苦笑いかもしれませんが。

 

というわけで、

2学期も、子どもたちと一緒に盛り上がれたらと思います。

3年生のみなさん、よろしくね。

 

それでは、また。

2学期、すたーとでーす。

2024年9月2日 17時32分

こんにちは、村瀬です。

子どもたちと村瀬のどんよりとした顔とは対照的に、

保護者の皆さんは晴れ晴れとした顔を浮かべていることでしょう。

 

昨夜の村瀬家です。

息子まいけると娘まーがれっと(通称)が、

絵に描いたようなどんよりとした顔で学校の準備をしています。

父「まいける、まーがれっとよ。

 くれぐれも忘れ物をするでないぞ」

父はそれ以上のどんよりした顔で指示します。

息「父上、分かっておりまする。

  どうか拙者(せっしゃ)に構わず、

二十四時間走り続けている女性でも応援していてくだされ」

娘「そうでございますわ。

  父上も今から明け方まで走りにいってはいかがですか?」

父「むむむ・・・」

父が歯ぎしりをしていると、

まいけるが持ち物の紙を見ながら突然叫びました。

息「はっ!!

なんと、この外来語の書物もやっておけだと!

  なんたる不覚・・・。無念でござる・・・」

そう言うと、あわてて課題を始めました。

その様子を見て、まーがれっとも叫びます。

娘「そうでしたわ!

  わたくしも外来語の書物に、

  友達の似顔絵を描いておかねばならぬのでした・・・」

そう言うと、あわてて課題を始めました。

父「ほれ見たことか!

  父上の優しさを無下(むげ)にしたバチが当たったのじゃ!

  はっはっは、思い知ったか。

  以後、父上をもっと大切にせよ。

  まあ、気付いてよかったのお。

  これで、すっきり、始業式を迎えられるのお。

  ん? 始業式?

  はっ!」

息「父上、どうなされました?」

父「始業式の準備をし忘れておった・・・」

娘「なんたる愚か者なのですか!」

こうして、まいけるとまーがれっとは遅寝(おそね)のため寝不足に、

父は早朝出勤のため寝不足になり、

三人そろってますますどんよりとした顔をして、

始業式を迎えたのでした。

 

さて、そんなことはさておき、

2学期が始まりました。

各学年、行事が盛りだくさんです。

楽しいことばかりではないでしょう。

苦しいこと時間も、きっとあることでしょう。

でも、その苦労が、成長を後押しすることになるのだと信じます。

子どもたち、保護者の皆さん、我々教員が手を取り合って、

みんなで前に進んでいけたらと願います。

2学期も、どうぞよろしくお願いします。

 

それでは、また。

夏休みの思ひ(い)出。

2024年8月21日 15時26分

こんにちは、村瀬です。

大変ご無沙汰しておりました。

みなさん、充実した夏休みをお過ごしでしょうか。

今日は久しぶりにオレンジキッズに会えました。

「プールに行ったよ」

「ねずみの国に行ったよ」

「飛行機に乗ったよ」

「カヌーに乗ったよ」

「おばあちゃんにお盆(ぼん)玉もらったよ」

なんて、まぶしい笑顔で思い出を伝えてくれた子どもたちがいました。

村瀬はただただ、

「いいなあ。

ぼくもねずみさんやアヒルさんに会いたいなあ。

お盆玉ほしいなあ」

と、指をくわえているだけでした。

 

文字通りの「猛暑」が続いております。

お盆の期間、あまりにも暑いし、

風前の灯火(ともしび)である父権(ふけん)を取り戻そうと、

父村瀬は我が子に提案しました。

父「皆の者、喜べ。

 父はお盆期間、全ての予定を空けておる。

 この暑さでお主たちも溶けそうであろう。

 そこでじゃ、水に浸(つ)かれる場所に連れていってやろう」

 まいける(息子の通称)、まーがれっとよ、準備せよ」

ま「父上、拙者(せっしゃ)はただいまより、

 籠球(ろうきゅう・ばすけっとぼーる)を仲間として参りまする。

 父上に構っておる暇はございませぬ。

 それでは、ごめん!」

父「むむむ、仕方あるまい・・・。

 ではまーがれっと、参るとするか」

娘「母上が出掛けているということは、

まさか、父上と二人で、でございますか?

もってのほかでございます。

それならば、読書をして感想を文にしたためたほうが、

まだ、ましでございます」

父「む、むむ・・・」

そんなわけで、仕方なく、父村瀬は、

お風呂にぬるま湯をため、

ひとりで潜(もぐ)って遊んでいたのでした。

 

想像してみて下さい。

初老を迎えた男が、

ひとりお風呂で潜っているんですよ?

何秒潜れるか、ひとりで競っているんですよ?

涙が出そうでしょ。

お仕事などで忙(いそが)しくて、

外出が難しかったご家庭もきっとあることでしょう。

だけど子どもたちよ、

落ち込む必要はありません。

村瀬よりましだな、と思えばいいのです。

 

そんな誰からも相手にされない父村瀬が、

夏休み中はまっていたのが、

「スポーツ観戦」です。

特に「オリンピック」と「高校野球」に、

ドはまりしていたのでした。

 

オリンピックは時差が大きかったため、

連日寝不足の日が続いてしまいました。

夜中は当然誰も付き合ってくれませんので、

ひとりで、声をあげず、大騒ぎです。

(大きな声を出すと、叱られます。)

悲喜交々(ひきこもごも)、様々なドラマが生まれましたが、

その都度(つど)胸を打たれた村瀬なのでした。

 

甲子園を舞台にした高校野球も同様です。

この炎天下で、一球一球に全力を傾ける球児に、

こみ上げてくるものがありました。

昔、村瀬の祖母が、

高校野球を見ていると、

毎試合のように涙をこぼしていました。

縁(えん)もゆかりもない高校生たちに対して、

よくもまあそんなに泣けますなあ、

と、笑っていた孫村瀬ですが、

今ではその気持ちが、痛いほど分かってしまいます。

やはり、初老だからなのでしょうか。

 

きっとこの夏、活躍する選手たちの姿を見て、

スポーツに励んだ子どもたちも、

多くいたのではないかと思います。

いつか、東小の卒業生が、

世界を舞台に、または、甲子園の場で、

汗を流す姿を目にできたらすごいことですね。

 

子どもたちにはまだ十分すぎるほどのチャンスがあります。

初老にだって、きっと・・・。

馬、乗ってみようかな。

そんなことを考えながら、

残りわずかとなった夏休みを過ごしている、村瀬です。

 

さて、久しぶりにもかかわらず、

相変わらずどうでもいいことをぶつぶつしましたが、

9月2日、今日のように、

たくさんの笑顔に会えることを楽しみにしています。

健康や安全には十分気を付けてくださいね。

 

それでは、また。

1学期しゅーりょー。 

2024年7月19日 13時57分

こんにちは、村瀬です。

とうとう、1学期が終了を迎えました。

「おはようございまーす!」

と、いつもより数倍大きな声であいさつしたり、

「なっつやっすみっ! なっつやっすみっ!」

と、リズミカルな歌を唄いながら通り過ぎていく子どもたち。

夏休みが子どもたちに与える力はいつだって巨大であります。

一方で顔を曇らせる保護者のみなさんの顔が浮かびます。

安心してください。村瀬もその一人ですので。

まあ、私たちもかつて、

夢のような時間を過ごしたことを思い出し、

どうにか乗り越えようではありませんか!

 

さて、オフィシャルページにも記しましたが、

ここでも重ねて御礼申し上げます。

いろんなことはありましたが、

とにもかくにも、

全員が1学期を終えることができたことは、

私たち教員の何よりの喜びです。

その裏に、

保護者のみなさんの強力なサポートがあったことは、

疑いようのない事実です。

本当にありがとうございました。

 

保護者のみなさんだけでなく、

地域のみなさん、

市役所のみなさん、

業者のみなさんなど、

多くの支援があったおかげで、

学校運営がどうにかこうにか成り立ったということもまた、

紛れもない事実です。

併せて感謝申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

明日から夏休みです。

非常に厳しい気候が待ち受けていると予想されています。

子どもたちだけでなく、ご家族のみなさんも、

健康には十分留意してお過ごし下さい。

 

ちなみに村瀬家は、

つい先日より娘まーがれっと(通称)が体調を崩しており、

父村瀬も看病に当たっております(嫌がられながら)。

ちなみに父村瀬も、

つい先日より口内環境に不具合を抱え、歯科に通っております。

この前は、

歯と歯茎(はぐき)の間の歯垢(しこう)を除去する、

という体験をさせていただきました。

4回に分けて行うというので、

(へいへい、1回で全部やってくれよー)

と、心で呟(つぶや)いていました。

が、回数を分ける意味が分かりました。

痛いのなんのって。

「痛かったら教えてくださいね」

と、言われたのですが、

そこは意地を張り、拳(こぶし)を握りしめて耐え抜きました。

まあ、背中が汗でびっしょびしょになり、大きなシミができておりましたが。

4分の1の作業で燃え尽き、灰になっていた村瀬です。

 

村瀬家のようにならぬよう、健康第一でお過ごし下さいね。

 

なんて最後までどうでもいいことをぶつぶつして、

1学期を終えたいと思います。

稀少なぶつぶつ読者のみなさん。

時折かすかに聞こえてくる励ましの声のおかげで、

今学期もどうにかノルマを達成することができました。

ありがとうございました。

 

みなさん、どうぞ素敵な時間をお過ごしくださいませ。

 

それでは、また。

バタバタの中身。

2024年7月11日 16時39分

こんにちは、村瀬です。

本日も梅雨空がひろがっております。

いつ雨が振ってもおかしくない空模様です。

 

そんな中、今日も保護者会です。

蒸し暑さ&天候不良でご不便をお掛けしております。

 

「やい村瀬、いつぶつぶつするんだよ」

と、希少(きしょう)なぶつぶつ愛読者の少年に、

今朝、声を掛けられました。

「あ、いや、少し、たてこんでおりまして・・・。

 週に一度の更新まで少々余裕がありますので、

 もう少しお待ちいただけますか・・・」

と、言葉をにごすと、

「担任の先生たちよりひまなんでしょ?」

という実に鋭(するど)い指摘(してき)を受けました。

 

確かに保護者会期間中の村瀬は、

担任の先生方に比べれば、

比較的ゆとりがあるはずです。

が、なんだかバタバタしているのが実情です。

何をバタバタしていたのだろうと、

振り返ってみます。

 

今日は先程まで、

「レレレのおじさん」

になっていました。

現在運動場が駐車場となっております。

そうすると、

運動場の砂が巻き上げられたりタイヤにくっついたりして、

どうしても校外に砂が流出してしまうのです。

すると、学校周りの道路が汚れてしまいます。

近隣にお住まいの皆様、いつもすみません。

というわけで、校長先生、教頭先生、校務主任のY先生とともに、

お掃除していたわけでございます。

ところで、

「レレレのおじさん」

って、伝わるのでしょうか?

 

昨日は、ハチさんが校舎内に忍び込んでいたので、

虫取りアミを持って走り回っておりました。

「おじさんが少年のようにはしゃいでる」

という目で保護者の方が遠目に見ておりました。

 

一昨日(おとつい・おととい)は、

学童の指導員さんから、

「ハチの巣がプールのそばの木にあります」

との報告を受けました。

毎朝子どもたちが登下校に使う通路のすぐ脇に、

なかなか立派なサイズでそれはありました。

いつ子どもたちが攻撃されてもおかしくありません。

村瀬とY先生、教頭先生のおじさん三人組の出動です。

濃い色の半袖シャツにぺらぺらジャージという、

いつでも刺(さ)して下さい、

という軽装(けいそう)。

その上、業者さんの対応により、Y先生の脱退も重なり、

かなりドキドキの戦闘となりましたが、

どうにか無傷で勝利を収めることができました。

 

あれ、こうやって書くと、

あまり、いそがしくない感じですね・・・。

いや、でも、他にもいろいろあったんです。

〆切間近の書類の作成とか、

〆切間近の書類の提出とか、

〆切間近の書類の捜索(そうさく)とか・・・。

 

もう少し計画的に生きたいと思う、村瀬なのでした。

少年、ちゃんとぶつぶつしたよ!

 

それでは、また。

じゅー。

2024年7月5日 14時20分

こんにちは、村瀬です。

「暑さ指数」が日に日に上昇しております。

今日は昼頃、今年度最高の「32.5」を記録していました。

朝も、ぐったりしながらたどり着く子も少なくありません。

三本木方面のガールズチームが、

「村瀬、スクールバスを実現させなさいよ」

と、毎朝のように訴えてきます。

「村瀬にそんな力があるように見えるのかい?」

と返すと、鼻で笑われました。

 

そんな中、あれは4年生の少年たちだったでしょうか、

「じゅー、じゅー、じゅー、じゅー・・・」

と、同じ言葉を繰り返しながら通りがかりました。

「きみたち、遠方から大変だったね。

 じゅーじゅーじゅーじゅー焦(こ)げてしまいそうなんだね。

 しかしだね、そんな効果音を立てていると、

 よけいに暑さが増しそうだから、

 もっと涼(すず)しい音を奏(かな)でたまえ」

村瀬が声を掛けると、少年たちは、

やれやれ、という顔をしてこう返してきました。

「村瀬、ちがうよ。

 夏休みまで、あと「じゅー」なんだよ」

一瞬「?」が浮かびましたが、

「じゅー」=「10」と分かり、納得しました。

 

今日を含め、学校登校日は、

夏休みまで残り10日となっておりました。

一日一日は濃密で、長く感じる日も多々あったでしょうが、

気がつけば、

子どもたちにとって夢のような時間が、

(大人たちにとって悪夢のような時間?)

すぐそこまでせまっております。

その喜びは、どうやら暑さに(余裕で)勝(まさ)るようです。

夏休みを気持ちよく迎えられるように、

各学年、まとめの時期に入っている様子です。

また、健康を崩してしまっては、

せっかくのお休みが台無しになりかねませんので、

子どもたちの体調も注意深く観察しています。

ご家庭でも健康には十分留意していただきたく思います。

 

さて、「10」に関することで、

もう一つ頭に浮かんだことがあったので、

村瀬は得意げに子どもたちに話しかけます。

「『10』といえばだね、きみたち、

東小のホームページのことを知っているかね?

なんとこの度、

ホームページの閲覧(えつらん)数が、

『10万人』を突破したんだぜ。

どう思う、きみたち。

とんでもない数だろう?

日進市の人口(4月1日現在:93,881人)を、

超えちゃっているんだぜ。

一体何年かかってたどり着いたか分からんがね。

はっはっはっ」

気がつけば子どもたちはいなくなっていましたが、

上記のことは事実です。

「オレンジキッズカウンター」

をご覧いただければ分かります。

 

この数が多いから収入を得ることができる、

なんてことはまるでないので、

どうでもいいといえばいいことです。

しかし、

わずかでもホームページに携(たずさ)わる身としては、

誰かが見てくれている、

という事実は大きな励(はげ)みになります。

そんなわけで、

いつもご覧いただいているあなた、

本当にありがとうございます。

 

今後も、

オフィシャルページ「本日のオレンジキッズ」はできる限り毎日、

非オフィシャルページ「ぶつぶつ」は隙(すき)をついて週に一度は、

更新を重ねていく所存でございます。

今後とも、どうぞご贔屓(ひいき)に。

 

それでは、また。

アサガオ問答。

2024年7月2日 17時00分

こんにちは、村瀬です。

7月に入りましたね。

今日も梅雨らしい空が広がっていますが、

1年生が育てているアサガオが次々顔を開き、

職員室前の通路が大変華やかになっております。

 

今朝の話です。

同じ分団なのでしょうか、

6年生と1年生の少年ペアがアサガオの前で立ち止まりました。

1年「お水あげなきゃ」

6年「今日はあげなくていいよ」

1年「なんで?」

6年「お昼から雨が降るからさ」

1年「でもあげないと、お花咲かないよ」

1年ボーイは「雨が降ること」と「水やりをすること」が、

アサガオにはとって同義だということは、まだつかんでいない様子です。

どんなときでも自分が水をあげないとアサガオが困ってしまう、

という優しい気持ちと責任感から、

そのように発言したのでしょう。

6年生は苦笑いを浮かべます。

さあ、どうする6年ボーイ?

このままでは、アサガオ、水浸しだぞ。

がんばれ、6年ボーイ!

村瀬はエールを送りながら見守ります。

6年「人間だってさ、1日くらいお水飲まなくても、

  生きていけるでしょ?

  アサガオだって大丈夫だよ。

  それにね、お水をあげすぎると、

  お腹いっぱいになりすぎて、かれちゃうんだって」

ほぉーーー。

村瀬はその説明に唸(うな)りました。

こうして1年ボーイは水やりをあきらめ、

6年ボーイと共に昇降口へ向かったのでした。

 

村瀬も考えました。

雨降りの日でも水をあげようとする子どもに対して、

どのような言葉で説得するだろう、と。

「ならぬことは、ならぬものです」(あかんものは、あかん)

(会津藩(あいずはん)『什の掟』(じゅうのおきて)参照)

と、びしっと告げるか。

はたまた、

「過剰な水分供給は、土壌が長期間浸潤な状態にしてしまい、

 そうすると土壌中の酸素濃度が低下し、根が酸欠状態になり、

 根腐れを原因となりうる。

 そのため、雨天が予想される中では、

 水やりは控えたほうがよろしいぞ」

と、知的に伝えてみるか。

いやいや、相手、1年生だし。

なんて、自問自答をしばらく繰り返していました。

 

ところで、この自問自答こそ、私たち教員が日々行う、

「教材研究」のベースとなるものに他なりません。

この内容を子どもたちが理解しやすくするためには、

どういう言葉で伝えよう?

あの子だったら、どういう反応を示すだろう?

この子はきっと、こういう質問をしてくるだろうから、

そのときは、どう返すといいだろう?

 

もちろん、うまくいくときばかりではありません。

むしろ、村瀬のように、

うまくいかず、反省することの方が多いかもしれません。

しかし、その反省をそのままにせず、

また次の授業に生かしていく。

そうして私たちは、

授業力(指導力)を高めていくのだと思います。

そう考えると、「教わる」側だけでなく、

「教える」側も一緒に学びを深めていくことができるのです。

 

教員って、

成長し続けるチャンスを無数に手にできる、素敵な職業なのですね。

なんてことを宣伝して、

教員志望者を増やそうと企(たくら)む、村瀬です。

そして、今朝1年ボーイと一緒に学びを深めた6年ボーイにも、

「一緒に学校で働かないか?」

とスカウトしようかとも考えている村瀬なのです。

 

それでは、また。