東の方でぶつぶつぶつ・・・

来年度も、きっと。

2026年2月12日 17時05分

こんにちは、村瀬です。

先週に比べ、冷え込みが随分と緩み、陽射しの暖かさを強く感じました。

来週はまた寒さが戻る予報ですが、

いわゆる「三寒四温」を繰り返し、

春に近づいていくのだなと体感するこの頃です。

 

とはいうものの、

陽射しがない場所の冷気はちゃんと居残り、

校内の廊下や体育館はしっかり厳しい寒さです。

本校オフィシャルぶろぐ「今日のオレンジキッズ」にも記したように、

そんな体育館で本日は「入学説明会」が開催されました。

 

大変お忙しい中にもかかわらず、多くの保護者の方にご来校いただきました。

その恩に報いるために、

分かりやすく説明し、かつ、短時間に収めることにより、

一秒でも早く体育館から開放し、陽射しを浴び、

元気になってから職場に戻っていただこう、

そう決意して保護者の皆様の前に立ち、

マイクを持った村瀬です。

 

そして、見事に失敗しました。

さすが、村瀬です。

 

少しでも心配を取り除くための説明会で、

おいおい、こんな教員がいて大丈夫か、と、

かなりの心配をお土産に持たせてしまいました。

まさに、痛恨(つうこん)の極みです。

新1年生の保護者の皆様は、

誰もご覧になられていないと思いますので、

もしもお知り合いに該当者の方がいらっしゃいましたら、

村瀬の謝意を伝えてください。

昔の携帯電話くらい、

身体を折り畳んで謝罪しています、と。

 

ところで、

そんな村瀬の極めてたどたどしい説明であっても、

保護者の皆様は何も言わずに聴いてくださっていました。

厳しい視線やヤジが飛んできても、

筆記用具が飛んできても、

文句を言えないような状況でしたが、

静かに、おだやかな眼差(まなざ)しで、

最後まで辛抱強く耐えてくださいました。

それを目(ま)の当たりにして、村瀬は思ったのです。

東小学校の保護者のみなさんは、

来年度もきっとあたたかい、と。

 

さらには、会の中で、PTA会長のMさんから、

学校を支えるため、

他でもない子どもたちのために、

学校の活動をPTAも強く支援していく旨の話をしていただきました。

その言葉通り、

会終了後の「お迎え当番」を決めるにあたって、

PTA地区委員のみなさんが大勢駆け付けて、助けてくださいました。

それを目の当たりにして、村瀬は思ったのです。

東小学校のPTA活動は、

来年度もきっとあたたかい、と。

 

そんな感じで、

冷え切った体育館の中で、

春のようなあたたかさに触れ、

申し訳なさとともに、

喜びを強く感じていた村瀬なのです。

 

新1年生保護者のみなさん、PTA役員のみなさん、

来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 

それでは、また。

いないから。

2026年2月3日 17時20分

こんにちは、村瀬です。

今日は節分ですね。

給食で豆が出ました。

職員室で騒ぐわけにはいけませんので、

心にすくう鬼たちを退治しようと、

「鬼は外」と心で唱えながら、

豆を噛みしめていました。

「なまけの鬼」「あきらめの鬼」「甘えの鬼」

「よくばりの鬼」「てきとーの鬼」「口だけの鬼」

「言い訳の鬼」「不誠実の鬼」「「無責任の鬼」

「臆病の鬼」「運動不足の鬼」「睡眠不足の鬼」

「腰痛の鬼」「手首痛の鬼」「視覚不良の鬼」

「顎(がく)関節症疑いの鬼」「そのくせ病院嫌いの鬼」

という鬼たちを退治したところで、

豆が尽きてしまいました。

完全制圧するためには、

あと、10袋は必要な様子です。

スーパーで購入して帰宅したいと思います。

 

さて、2月に入りました。

いよいよ、新年度に向けての準備に、

本腰を入れる時期となっております。

中旬には「入学説明会」が予定されており、

「なまけの鬼」が暴れ回っていたせいで、

今更その準備にあわてて取り組んでいる村瀬です。

 

ところで、以前、

オフィシャルブログ「今日のオレンジキッズ」などで紹介したこともありますが、

日進市内の小中学校には、

「スクールサポートスタッフ」(通称SSS、かっこいい)

と呼ばれる方々が活躍してくれています。

本校では、二人いてくださり(二人ともOさん)、

私たち教職員の様々な仕事をサポートしてくれています。

 

強大な力をもった「甘えの鬼」の飼い主村瀬は、

お二方にいつもお世話になりっぱなしです。

「Oさん、これ、お願いできますか?」

と、依頼すると、どちらのOさんも、

「はい、もちろんです」

と、いつも笑顔で引き受けてくださいます。

「縁の下の力持ち」とは、

まさに、SSSさんたちのことでしょう。

(学校には他にもそんな存在がおられますので、

 いずれ、ぶつぶつさせていただきます。)

 

そんなダブルOさんが、諸事情により、

ここのところ不在の日が続きました。

この印刷と、この印刷と、この印刷と、

この印刷と、この印刷と、この印刷、

あと、この印刷物を「トリトリ」(重ねて冊子上にしていくこと)してもらって、

ホッチキスで閉じてもらって、

封筒入れてもらって、

やったぜ、完成だぜ!

なんて、

「甘えの鬼」をリーダーとした、

「無責任の鬼」「口だけの鬼」「不誠実の鬼」たちの連合軍に簡単に操られ、

入学説明会の資料作りの協力を依頼しようとした村瀬は、

不在であるということを知り、震えました。

ここで「あきらめの鬼」に負けるわけにはいかないことくらい、

さすがの村瀬も理解しています。

ということで、

昨日は印刷機と永遠に戦う運びとなったのでした。

 

ガコンガコン音を奏(かな)でて書類をはき出す印刷機を見ながら、

しみじみ感じました。

ダブルOさんたちの存在の大きさを。やさしさを。ありがたさを。

もちろん、日々、感謝はしているつもりなのですが、

こういう状況になると、より一層その想いを強くするものです。

村瀬以外にも、そう感じている教職員はものすごく多いはずです。

「ダブルOさん、いつも本当にありがとう」

印刷の音に紛(まぎ)らわせながらつぶやき、涙をこぼした村瀬なのでした。

 

さて、印刷が終わり、次は「トリトリ」です。

職員室のデスクで、

加齢により指先の油分が低下し、

紙をうまくめくれずに苦戦している村瀬をそばの机で見ていたのでしょう、

「みんな、村瀬が加齢により、

つらい思いをしながらトリトリしているぞ。

 助けてあげようぜ!」

と、F先生が職員室内にいる先生方に声を掛けてくれました。

「加齢なら仕方ない。手伝うよ!」

と、そこにいた間違いなく村瀬よりいそがしい全教員が、

自分の仕事を中断させ、手伝ってくれたのでした。

 

そこにいないからこそ深く感じる、やさしさ、ありがたさ。

そこにいないからこそ生まれる、やさしさ、ありがたさ。

 

きっと誰もが誰かに感じることを、

両方とも実感するという「福」を、

節分前日に手にすることができた村瀬なのでした。

 

それでは、また。

ポッ。

2026年1月27日 15時49分

こんにちは、村瀬です。

凍(こご)えるような寒さが続いております。

予報では、また強烈な寒波がせまっているとか。

今日の大放課、

「雪よ、ふれーーー!

 いっぱい積もれーーー!」

と、どんよりとした天に向かって、

祈(いの)りを叫ぶ低学年ぼーいを見かけました。

その気持ちは分かるのだけれども、

できたら休日にしてください、

そして月曜日にはすっかり溶けて、

交通事情に影響がでないようにしてください、

と、こっそり天に追加の祈りをつぶやた、

社会人代表の村瀬です。

 

さて、寒さにめっぽう弱い(暑さにもですが)村瀬です。

身体はガチガチで、いつも以上に各所が悲鳴をあげております。

もう、この冬を乗り切ることができないかもしれない、

そう悲観しているこの頃です。

 

しかし、先週の金曜日、

心あたたまる出来事に恵(めぐ)まれました。

かつての二人の教え子に、会うことができたのです。

先日、「二十歳の集い」についてぶつぶつしましたが、

その折にゆっくり話すことができなかった、

ということで、わざわざ訪ねてきてくれたのでした。

昔話に花が咲きましたが、

よくもまあそんなこと覚えていますなあ、

というエピソードばかり。

しかもそのエピソードたちは、

このぶつぶつのように、

極めてどーでもいいことばかり。

村瀬「きみたち、ほら、学習したこととか、

   覚えていないのかね?」

二人「まったく」

まあ、そんなものですよね。

でも、二人の記憶の中に、

ふふっと口元を緩ませることのできる種を植え付けることに成功していたのだと思うと、

なんだか心がポッとなった村瀬です。

訪ねてきてくれた2人のMさん、

それぞれの夢に向かって、

あわてず、のんびり、進んでくださいね。

応援しています。

 

話は変わって、昨日の朝のことです。

2年がーるが村瀬のもとに来て言いました。

「村瀬、○○、今日も休みなんだって。

 大丈夫かなあ。元気出ないのかなあ」

それはそれは、実にかなしそうな顔で。

心から心配していることが伝わってきます。

「きっともうすぐ元気になるよ。

 学校来たら、いろいろ助けてあげてね」

そう村瀬が言うと、

「うん、私、こまらないように助けてあげるね」

と、任せんしゃいと言わんばかりの顔になり、

走り去っていきました。

ああ、なんとやさしい子なのだろう、

と、心がポッとなりました。

 

再び話は変わって、昨日の昼のことです。

本校オフィシャルぶろぐ「今日のオレンジキッズ」に記しましたが、

昨日は研修会参加のため、他校から多くのお客様がやってきました。

それを迎え入れるため、村瀬も準備していたのですが、

会場となる場所を5年生の子どもたちが掃除しておりました。

「気持ちよく迎えられるようにしなきゃ」

と、5年がーるがつぶやき、みんなそれに同調するかのように、

実に熱心に清掃活動に取り組んでくれました。

ああ、なんと気遣いができる子たちなのだろう、

と、再び心がポッとなりました。

 

三度(みたび)話が変わって、本日のことです。

1年ガール(だと思います)が、

東小のアイドル、うさぎの「むぎ」様に話しかけていました。

「むぎちゃん、寒くない?

 私の服、貸してあげようか?」

ああ、なんと献身的な子なのだろう、

と、三度心がポッとなりました。

 

そうか!

こうしてほっこりとした出来事を拾い集めて、

どうにか暖(だん)を取っていけば、

きっとこの極寒(ごっかん)の冬だって乗り切れる!

そんな希望を子どもたちからもらっている、

ここのところの村瀬なのです。

 

それでは、また。

熱。

2026年1月22日 17時07分

こんにちは、村瀬です。

「最強・最長寒波」とやらが襲来(しゅうらい)する影響で、

昨日から一段と冷え込みが厳しくなっていますね。

北日本を中心に、

暴風雪に見舞われている地域が多くある様子です。

交通機関や生活に支障が出ているニュースを目にすると、

科学技術がずいぶんと進んだ現代においても、

自然の猛威には勝てないんだよなあと、しみじみ思う村瀬です。

寒波による被害が少しでも軽くなることを願ってやみません。

 

ところで、ここのところ、

いつも以上に各所を傷(いた)めている村瀬です。

腰がひーこらいう状態で、

左手首は曲げると痛みが走り、

あごが開きづらく、

目も見えづらい、

なんて症状が、村瀬に襲来しています。

「村瀬、それは、老化というんだよ」

と、先日ズバリと指摘を受けました。

「そんなことあるわけがない!

 寒さじゃ、この寒さのせいじゃ!

 最強寒波め!」

と、言い返したかったところですが、

否定できない自分がいました。

寄る年波には勝てないんだよなあと、しみじみ思う村瀬です。

 

「勝てない」つながりで、

一昨日、新聞で、

ある「生成AI」が、

大学入試のための「共通テスト」において9科目で満点の結果を出した、

との記事を目にしました。

15科目でも、97%の得点率だったそうです。

彼ら「生成AI」の成長振りには、おったまげる日々です。

すでに私たち人間のほとんどは、

知識的な面ではとても勝てない現状ですね。

 

おそらくは、もう彼らの力を無視して、

世界を回していくことはできなくなっていくのでしょう。

今後、彼らをどう生かしていくのか。

それが私たちの共通の課題になっていくのだろうと考えます。

ただ、「AI」と敵対するのではなく、

「友達」でありたいなとは個人的に思います。

 

何を聞いても、

瞬時にそれらしい回答を示してくる「AI」。

となると、

知識を身に付けさせることも一つの大事な役割である、

私たち「教師」は、

果たしてこの先、「必要不可欠」といえる存在でいられるのだろうか、

という恐ろしい疑問が浮かびます。

子どもたちに質問されても、

長い時間をかけて、とんちんかんな回答を示す、

AI」の真逆に位置している村瀬は、

わなわな震えてしまいます。

 

もちろん、

「必要じゃい!」

と、胸を張って叫びたいので、

その根拠をいろいろと探しているこの頃の「逆AI」村瀬ですが、

その一つを、先日見つけることができた気がします。

 

本校オフィシャルぶろぐ「今日のオレンジキッズ」に記しましたが、

先週金曜日に、「米野木お馬頭(まんと)保存会」の皆さんが、

3年生のために出前授業に来てくださいました。

また、今週火曜日には、

「戦争体験を聞く会」が開催され、

6年生のために「語り部(べ)」のNさんに来ていただきました。

授業の関係で、

村瀬は全てを目にすることはできなかったのですが、

保存会の皆さんと語り部のNさん、

共通して感じたものがありました。

 

それは「熱(ねつ)」です。

保存会の皆さんは、「お馬頭」を次世代につないでいくため、

Nさんは、戦争のない平和な世の中を創り上げていくため、

「熱」をもって、

子どもたちに想(おも)いを伝えてくれました。

そしてその「熱」は、

多くの子どもたちにしっかりと伝わっているように感じます。

 

AI」は確かに圧倒的な知識を誇ります。

それを活用すれば、素早く情報を手にすることができるかもしれない。

しかし、そこには、

人から人へと伝わる「熱」は介在(かいざい)しません。

「熱」はやがて、原動力となり、行動へと変わっていく。

そういうものだと信じます。

私たち教員は、

「熱」をもって子どもたちに伝えることができる立場にいます。

それも、知識だけに限らず、想いを含め、多様なことを。

それは、「教師」は必要である、

という大きな理由の一つにならないでしょうか。

ただ、そうだとしたら、

私たちはそのことを忘れずに、

「熱」をもって子どもたちと日々接していく、

という使命感を忘れてはいけない、とも感じます。

 

自分自身の存在意義にもつながるため、

村瀬、熱くなり、長くなってしまいました。

ごめんなさいね。

 

さて、このぶつぶつ、

「生成AI」に読ませたらどんな感想を示してくるでしょうか。

「我々だって、熱を伝えられます。その方法は・・・」

「そもそも熱というものはいささか抽象(ちゅうしょう)的であり・・・」

なんて、冷静に反論されるかもしれませんし、

「この文章、実にしょーもないですね」

「こんなことに熱を入れるくらいならば、

 もっと子どもたちに役立つことに熱を入れるべきでは」

なんて、的確に分析されるかもしれません。

そんなことになったら、

最強寒波以上の寒気に襲われそうなので、

読ませるのを控えようと思う、

「逆AI」村瀬なのです。

 

それでは、また。

二十歳の集い。

2026年1月14日 12時16分

こんにちは、村瀬です。

3連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。

積雪も見られるなど、天気は荒れ模様で、

身を縮めて生活していた村瀬です。

おかげで肩こりと腰痛を悪化させてしまいました。

 

ところで、この3連休の中日(なかび)に、

日進市では「二十歳の集い」が開催されました。

市内のいたる所で、

美しい振り袖(そで)や袴(はかま)、

新調されたスーツなどに身を包んだ、

素敵でまぶしい人々が見られたことでしょう。

 

その集いに、村瀬、招待していただきました。

年度によって違うようですが、

通常は中学3年時の担任陣のみを招待するところ、

実行委員の皆さんが、

小学校6年時の担任にも声を掛けてくれたのです。

 

式は前後半に分けられており、

日進中、東中は前半、

西中、北中は後半となっておりました。

当時村瀬は、おとなりのA小学校に勤務しておりましたので、

前半に参加させていただきました。

ちなみに、本校校務主任のY先生は、

当時、西中にて、3年生の学年主任を務めており、

後半の部に来賓として招かれておりました。

式のしおりには、

Y先生の心温まる祝辞も掲載されておりました。

 

村瀬が会場である市民会館に足を踏み入れると、

わーきゃーわーきゃーにぎやかな雰囲気でした。

式が始まる前、

何人かの卒業生が、声を掛けてくれました。

「村瀬、私誰だか分かる?」

と、振り袖姿の卒業生3人組に質問されました。

そう尋(たず)ねられるだろうと予想していた村瀬は、

来場前、

卒業アルバムを熟読して予習をするという行動をとっておりました。

はっはっは、

想定の範囲を出られぬとは、まだまだよのう、

と内心にやりとしていました。

が、実際顔を見て、

その変貌(へんぼう)ぶりにびっくり。

誰一人、答えられませんでした。

「化粧したら、ずるいよ」

と、こぼす村瀬でした。

それでも、その後、

11人中、7人の名前を言い当てたのですから、

まずまずの成績だったのではないでしょうか。

特に男子は、全員正解しました。

 

いざ式が始まると、

瞬時に厳(おごそ)かな雰囲気となり、

誰もが二十歳にふさわしい立派な態度で臨む姿に変わりました。

ああ、立派に成長しているんだなあと、

思わず胸が熱くなりました。

式中、二十歳を祝して、

様々な起業からお祝いの品が贈られていることが紹介されると、

一斉に紙袋を漁(あさ)り、中身を確認して喜ぶ姿が見られました。

ああ、変わってないんだなあと、

思わず口元が緩(ゆる)みました。

 

式後、実行委員の皆さんが考えたイベントが行われ、

数多くの恩師からメッセージが送られました。

村瀬も、一緒に学年を組んでいた先生とビデオレターを準備して、

お祝いの言葉とともに、

「いつかの我々を支えるために、

ちゃんと年金を支払いましょう」

という、極めて社会科教員にふさわしく、

かつ、極めて打算的なメッセージを送らせていただきました。

各方面からヤジが飛ぶかと思いましたが、

笑い声が響いたのでよかったです。

 

大変な盛り上がりを見せた恩師からのメッセージでしたが、

来賓の方からの祝辞を含め、

「今日を迎えることができて」

という言葉が何度か二十歳のみなさんに伝えられました。

その続きは、

「幸せなこと」「喜ばしいこと」

という前向きな言葉が入るのですが、

村瀬も全面的に賛同します。

 

彼らが生きてきた20年近い歳月は、

決して平坦な道ではなかったでしょう。

彼らには、中学3年という大きな節目において、

コロナ禍に巻き込まれてしまった歴史があります。

学校生活に限らず、

誰にも山があり、谷もあったはずです。

本人だけでなく、

家族をはじめ、その周りにも変化はあるものです。

それらを乗り越えて、

この会に参加できている、

それは「当たり前」のことではなく、

大げさかもしれませんが、

「奇跡」と呼んでも差し支えないのかもしれません。

 

はるか昔、

村瀬も同じように主役として「成人式」に参加しました。

その際に、

一緒に参加できなかった友人がいました。

若くして、逝去(せいきょ)したためです。

 

また、直接担任をしていたわけではありませんが、

関わった学年の教え子の中にも、

二十歳を待たずして、旅立った子もいました。

 

さらには、我が子や教え子が、

二十歳の節目を迎えたときを

ともに祝福することが叶わなかった方もいます。

 

「今日を迎えること」ができたことを祝う言葉が響く度、

それらの方々の顔が浮かびました。

思ったような道のりを歩んで来られなかったとしても、

現在進行形で苦しみを抱えていたとしても、

今日、ここにいられるということは、

本人にとっても、

それを見届けられた周りの人々も、

実に幸せなことなんだなと改めて感じます。

 

最後になりましたが、

二十歳を迎えられたみなさん、

おめでとうございます。

この先もきっと、

いろいろなことが待ち受けているでしょうが、

あなたが、ただ、そこにいる、

それだけで、誰かを幸せにしているものです。

どうか、行けるところまで、

その歩みを進めてほしいなと願います。

もちろん、時折、のんびりしながらね。

先生たちは、

ずっとあなたを、

応援していますよ。

 

それでは、また。

明けました。

2026年1月8日 17時21分

明けましておめでとうございます、村瀬です。

新年の挨拶が遅くなり申し訳ありませんが、

2026年、令和8年、午年がスタートしました。

「おはよー!」「おめでとー!」「今年もよろしく!」「あけおめ!」「ことよろ!」

と、昨日の朝、職員室前で子どもたちを出迎えていましたら、

思いの外(ほか)元気な声で、

様々な言葉をいただきました。

もちろん、中には、

「なぜ学校が再開してしまったんだ!

 もう少し家にいさせてくれー!」

と、足取り重く、恨(うら)めしそうに教室へ向かう、

村瀬タイプの子どももおりましたが。

とにかく、全員が無事年を越し、スタートが切れたことを、

心よりうれしく思います。

 

昨日や今日の様子から、

短い期間ではありましたが、

冬休みにしっかりと充電できた子どもが多いようで、

安心しました。

ご家族の皆さんも、

少しは心安らぐ時間を過ごすことができましたでしょうか。

そうだとしたら、幸いです。

 

村瀬の冬休みは、毎年恒例といっていいほど、

薄暗い日々が続いておりました。

まず、冬休み早々に、ちゃんと体調を崩しました。

クリスマスには七面鳥やチキンを食べてパーティー、

なんてわけはなく、

おかゆをすする父村瀬。

息子まいける(通称)は、

露骨にいやな顔をしておりました。

「父上から感冒(かぜ)をうつされるわけにはいきませぬ。

拙者(せっしゃ)、ちと外へ行くでござる。

これにて、ごめん」

といいながら、家族の誰よりも冬休みを満喫していた、

確か「受験生」のはずの、まいけるなのでした。

 

ところでみなさん、

初夢はご覧になられましたか。

村瀬はめずらしく、明確に覚えております。

それは、学校の夢でした。

とある学級で、給食を食べておりました。

とある少年と、余った「さばの銀紙焼き」を取り合っておりました。

「こどもに譲(ゆず)れよなー」

と、周りの子どもたちがはやし立てておりました。

「いやじゃいやじゃ、わしが食べるんじゃ!」

と、なぜか村瀬、猛烈に駄々(だだ)をこねておりました。

「じゃあ『あっち向いてホイ』できめようぜ」

と、少年が言いました。

「望むところじゃ!」

と、村瀬は返しました。

「じゃんけんほい!」

村瀬、負けました。

「あっち向いて、ホイ」

村瀬、右を向きました。

少年、右を指しました。

村瀬、負けました。

子どもたち、ワールドシリーズなみの大騒ぎです。

「やかましー! 静かにするのじゃー!」

と、なぜか村瀬、激怒しました。

そこで、目を覚ましました。

村瀬、首を右に曲げた状態でうつぶせの体勢でした。

そして、気付きました。

首を寝違えていることに。

左を向くと激痛が走る状態で、

新年を迎えました。

どうやら重度の寝違いのようで、

現在もピキピキ痛みます。

今日、「あっち向いてホイ」の対戦相手を見かけ、

思わず抗議に向こうところでしたが、

ぐっとこらえた大人の村瀬です。

 

こんな村瀬に比べたら、

穏やかでしあわせな日々を過ごせた方は、

多かったのではないでしょうか。

もしも同じようにさみしいエピソードをおもちでしたら、

ぜひ教えてください。

お互いの傷をなめ合おうではありませんか!

 

といった感じで、

今年も幸先(さいさき)よく、どうでもいいことを、

ぶつぶつすることができました。

これも幸せなことですね。

 

さて、最後になりましたが、

本年も、東小学校を何卒よろしくお願いいたします。

ついでに、

お付き合いする余裕がありましたら、

こんな感じで今年もどうでもよいことを垂れ流す所存でありますので、

このぶつぶつもよろしくお願い申し上げまする。

 

それでは、また。

2学期しゅーりょー。

2025年12月23日 10時40分

こんにちは、村瀬です。

どうにかこうにか、終業式を迎えることができました。

心からほっとしている、

というのが偽(いつわ)らざる心境です。

 

ご承知の通り、

本校は人手不足まっただ中でございます。

村瀬に加え、校務主任のY先生も担任業務に励んでおります。

そんな状況にもかかわらず、

比較的平和な雰囲気のまま2学期を終えることができました。

 

どうしてそれが可能だったか。

これはまず、

子どもたちの頑張りが大きかったと痛切に感じます。

特に、一時的に担任が代わった学級の子どもたちは、

それまで通り実に落ち着いて、

いえ、自分たちでよりよい状態にして担任の帰りを待とうと、

日々過ごしている様子が見られました。

Y先生も村瀬も、どれだけ助けてもらったことか。

子どもたちとともに、そのように成長させてくれていた、

担任の先生方にも感謝しております。

 

次に、保護者の皆さんの支えがあったからです。

普段の学校生活や行事などにご協力いただいただいただけでなく、

学校側の事情で、

保護者会の日程が変更となったり、

学級閉鎖の措置を取らざるをえなくなったりと、

ご家庭にとって大変負担が大きい状況が生まれても、

ぐっと堪(こら)えてご理解いただきました。

本当にありがとうございました。

 

さらには、今学期も、

PTA役員や読み聞かせボランティア、学習支援ボランティアの皆様、

日進市教育委員会をはじめとする市役所の皆様、

交通指導員や見守りボランティアの皆様、

給食センターや社会福祉協議会の皆様、

日進市図書館や消防署の皆様などなど、

挙げればきりがありませんが、

多くの方々に学校を支えていただきました。

この支援も平和な環境を維持することにつながったことに、

違いありません。

誠にありがとうございました。

 

もう一つ、

これは身内の話で恐縮ですが、

本校教職員のチームワークも大きな救いとなりました。

進んで「補欠」に入ってくれた先生方、

代わりに役目を担(にな)ってくれた先生方、

そっとフォローをしてくださっていた先生方、

そんな先生方ばかりだったので、

どうにかここに辿り着けたのだと思います。

 

3学期も、この状況は続いていきます。

私たちもこのチームワークを生かして、

どうにか乗り越えていきたいと思います。

皆様方にも、今学期同様、

他でもない、東小学校の子どもたちのため、

お力を貸していただけますと幸いです。

 

さて、2学期だけでなく、

今年もいよいよ終わりを迎えます。

年末年始、

各ご家庭が心安まる時間を過ごせるといいなと願っております。

ちなみに村瀬家ですが、

現在全員が体調を崩しており、

冬休み、絶好のスタートを切りそうな予感です。

なんだか、昨年と同じ気配です(過去ぶつぶつ参照)。

ははははははは。はあ・・・。

 

とにもかくにも、みなさん、

よいお年をお過ごしください。

そして2026年、

再び笑顔でお会いできることを祈っています。

 

あ、そうだ、

もう一つ感謝を。

日々の忙しさの合間をぬって、

このどーでもいいページをご覧いただいたレアな皆様、

今学期もどうにかぶつぶつし続けることができました。

担任の代行をしながら、

「こんなことをしている暇があったら、

 教材研究を深めた方がよいのではないか?

 はたまた、積まれた書類を処理した方がよいのではないか?」

という村瀬にしては実に的を射た疑問が浮かびましたが、

「村瀬、お母さんが読んでるって」

「村瀬、おばあちゃんが楽しみにしてるって」

「村瀬、私読んでるよ。

 ほんとにどーでもいい話だね」

なんて嬉しいお言葉が時折耳に入ってくるものですから、

なんとこさ、ぶつぶつし続けることができました。

おかげさまです。

どうもありがとうございました。

しかし、どーでもいいページだけ続けて、

オフィシャルぶろぐ「今日のオレンジキッズ」

をおろそかにするのもなんだか違うと思いましたので、

そっちも踏ん張って毎日更新し続けてみました。

村瀬にしては、頑張ったかと思います。

今度お会いしたら、

「村瀬のくせに、よくやった」

と、お年玉代わりに褒めていただいても構いませんよ。

「もっと違うことを頑張った方がいいよ」

といった真っ当なご意見には、

耳を塞(ふさ)がせていただきます。

(本人が一番理解しています。)

 

と、最後までどーでもいい話にお付き合いいただいたそこのあなたに、

年末年始、たくさんの福が訪れることを願って、

口を閉じたいと思います。

 

それでは、また。

高い壁。

2025年12月18日 16時43分

こんにちは、村瀬です。

朝晩の冷え込みが厳しいこの頃ですね。

そんな中、

星を見上げるのがここのところの日課となっています。

一番好きな「オリオン座」が輝いております。

白い息を浮かべながら星々を眺め、

なんだかロマンチックな自分に酔いしれつつ、

鼻水を垂(た)らしている冬の村瀬です。

 

さて、先日、

オフィシャルぶろぐ「今日のオレンジキッズ」で記しましたが、

現在4年生は、総合的な学習の時間のまとめ学習として、

「新聞切り抜きコンクール」の作品制作に励んでいます。

今日もその時間があったわけですが、

〆切り間際ということで、

どのグループも集中して、

新聞を読んで記事を分類したり、

考察を加えながら感想をまとめたり、

見栄(みば)えもよくするために飾りつけたりしておりました。

作業をしていた体育館のフロアのいたるところで、

実に真剣な眼差(まなざ)し光っていました。

見ていると、なんだか嬉しい気持ちになってきます。

子ども、大人を問わず、

物事に真剣に向き合っている姿は、

実に素敵なものです。

学校という場所で働くことのしあわせな点の一つに、

そんな姿にたくさん出会うことができる、

ということが挙げられるのではないでしょうか。

 

さて、そんな「新聞切り抜きコンクール」ですが、

本校にはスペシャリストが存在します。

4年担任であり、今年度から本校に赴任したM先生です。

M先生は、前任校でも長年このコンクールに取り組み、

何組もの受賞作品の誕生に関わってきました。

昨年度に至っては、

なんと応募作品全部が受賞するという快挙を果たしました。

受賞することはおまけにせよ、

調べたことをどうやって分類するとよいのか、

何を意識しながらまとめるとよいのか、

見る側が分かりやすい内容にするには何に気を付けるべきか、など、

この取組における子どもたちの理解を深めるための手立てを、

十分つかんでいらっしゃいます。

そのため、

総合的な学習において身に付けてほしい様々な力を、

4年生の多くが高めることができています。

 

完成〆切まで残り数日となりました。

しかし、現状として、完成しているグループは、

まだ3割程度しかありません。

それは、最終関門として、

「M先生チェック」が待ち受けているからです。

M先生は、妥協(だきょう)を決して許しません。

少しのミスも見逃さず、

何か綻(ほころ)びがあれば、突き返されます。

子どもたちにしてみれば、

とんでもなく高い壁が、

最後にそびえ立っているように感じることでしょう。

 

M先生の大きな目的は、

学習の目標を達成することにとどまりません。

ただし、それは、

「応募作品を受賞させる」

ということではありません。

物事に「真剣」に取り組むことの大切や尊さを、

その身をもって体験させること、なのだと思います。

 

M先生は、

書かれている文章の誤字脱字、

使用する新聞やイラストの配置だけでなく、

課題に臨む姿勢にもしっかりと目を光らせます。

間違っていると思うことに対しては、

はっきりと叱責する場面もあります。

子どもたちにしてみれば、

大変厳しく感じていることでしょう。

 

当然のことですが、

子どもたちの成長を促す上で、

何か障害を乗り越えたとき、

その努力や結果を大いに認め、

自信をつけさせることはとても大事なことです。

自信を重ね、次のステップに挑戦する。

その循環を生むために、

ステップを小さく設定する、ということも、

成長につながる有効な方法だと考えます。

 

しかしその一方で、個人的には思うのです。

容易に越えることができず苦しんだり、

うまくいかずにつまずいたりする経験も、

成長の過程ではすごく大切なことではないか、と。

 

ところで先日、国語の授業で、

登場人物の性格について話し合う場面がありました。

その中で、まずいことをした子どもをよく叱(しか)る「先生」の性格を、

「やさしい人」

と答える子どもがいました。

どうしてかと問うと、

「相手のことを考えていないと叱らないから」

という答えが返ってきました。

その意見に、多くの子がうなずきました。

ああ、よく分かってくれてるんだなあ、

と、少し安心した村瀬です。

 

というのは、

私たち教員は、「叱る」ということを、

覚悟をもって行っているからです。

煙たがられようが、うっとーしーと思われようが、

その子のこれからのことを考えて、

私たちは叱ります。

将来のことなんて考えず、目をつむってやり過ごす、

ということも可能です。

そしてその方が、うんと楽なのです。

叱るとか突き放すって、しんどいです。

親御様ならどなたも、

きっと深くうなずいてくれるのではないでしょうか。

 

そんなしんどい役割を、

M先生は進んで担ってくれています。

子どもたちの成長を真剣に考え、

彼ら前に大きく立ちはだかってくれています。

子どもたちもそれを分かっているから、

ふてくされることなく、

何度突き返されても、

めげずにトライを続けます。

立派だなあと、しみじみ感じ入る村瀬です。

 

そして、とうとう、その壁を乗り越え、

合格をもらったとき。

あるグループは雄叫(おたけ)びをあげ、

あるグループはハイタッチを交わし、

あるグループはみんなで抱き合っていました。

そんな歓喜の姿を目にして、

きっと、真剣に取り組むことの意義もつかみ取ってくれたのではないかなと思い、

一緒に嬉しさを噛みしめていた村瀬なのです。

 

長くなってしまいました。

それでは最後に、村瀬自身が応援歌としている歌の歌詞を紹介して、

ぶつぶつを閉じたいと思います。

 

『高ければ高い壁の方が

 登った時 気持ちいいもんな』

 

それでは、また。

継続の力。

2025年12月10日 17時41分

こんにちは、村瀬です。

昨日、オフィシャルぶろぐ「今日のオレンジキッズ」に記しましたように、

本校、ただいま保護者会期間中です。

お忙しい中ご来校いただいています保護者の皆さん、

どうもありがとうございます。

ところで、我が子まいける&まーがれっと(通称)の保護者会は、

いつなのでしょう?

相変わらず、蚊帳(かや)の外に父村瀬です。

 

さて、前回ぶつぶつしたように、

現在村瀬は担任代行としてバタバタしております。

あっという間に一週間が経過しましたが、

どうにか学級の機能は維持(いじ)することができていると思います。

それもこれも、クラスの子どもたちのおかげです。

社会科出身村瀬のハチャメチャな国語やら理科やらも、

なんとか村瀬の思いをくみ取り、

活動したり発言したりしてくれています。

体育では鉄棒をしたのですが、

「いいか、この手を蹴るつもりで、

 思い切って回ってくるのだ!」

と、鉄棒上に手を掲げながら声掛けをすると、

へし折ってやろうという気持ちを増大させながら、

思い切って回転し、

見事に逆上がりができるようになった子どもが3人もいました。

大きな喜びと恐ろしさを感じたのでした。

そんなこんなで、日々を過ごしている、

担任代行村瀬です。

 

そんなこんなで、

子どもたちのおかげで担任ライフをエンジョイしている村瀬ですが、

一方で授業準備等に時間を割かなければならない都合で、

ここのところおろそかになってしまっていることがあります。

それは、「朝のあいさつ」です。

職員室の前に立ち、

あいさつをしながら子どもたちと交流することで、

エネルギーを吸収することを日課としているのですが、

それができない日が増えてしまっています。

今朝は、理科の実験の準備をしていたら、

子どもたちは全員登校を完了させておりました。

「村瀬、今日いなかったね」

「村瀬、昨日もいなかったじゃん」

なんて、声を掛けてくれる子どもたちがいるのは、

とても嬉しいことですが、

できないことに、さみしさと申し訳なさを感じています。

 

ところで、本校にはもう一人、

朝、あいさつをしながら子どもたちを迎えている先生がおります。

時折いない村瀬と違って、

ほぼ毎日、かかさず、です。

それは、5年担任のI先生です。

外ではありませんが、5年生の下駄箱のそばで、

いつも穏やかな笑顔で子どもたちを迎えてくれています。

今年だけではありません。

昨年も、一昨年もだったと記憶しています。

身内を讃(たた)えるのは恐縮(きょうしゅく)ですが、

本当に素晴らしいことだと感じています。

きっとその穏やかなあいさつにほっとして教室へ向かう子どもも、

多くいることと思います。

 

あいさつの大切さは、

ここで並べるまでもないことです。

事ある度に子どもたちにも伝えています。

一人でも多く、少しでも大きく、

あいさつできるようになってほしいと願います。

そのためには、

あいさつの機会を増やすことが一番です。

きっとI先生も、

その大切さを十分理解し、

継続しているのではないかと推測します。

 

月曜日、

初めてあいさつを返してくれた1年生に出会いました。

入学してから半年以上の時間が経過しているわけですが、

きっとその子にとっては、

とても勇気のいることだったのでしょう。

小さな声でしたが、

とても胸に響くあいさつでした。

続けてきてよかったと、

心から思う瞬間です。

 

「継続は力なり」

その言葉を噛みしめて、

I先生とともに、

あいさつができる子を増やせるよう、

これからもできるだけ、子どもたちを迎えたいと思う、

村瀬なのです。

明日は、職員室の前、立つぞー。おー。

 

それでは、また。

久しぶりに。

2025年12月4日 17時23分

こんばんは、村瀬です。

寒い!

本日の気候は、この一言に尽きますね。

もうちょっと、なだらかな変化で、

身体を寒さに慣らしたいところですよね。

 

さて、唐突(とうとつ)にぶつぶつしますが、

村瀬、本日より、

担任に就任いたしました。

ありがとうございます。

(すでに保護者のみなさんにはお伝えしておりますが。)

 

担任の役割をもって教壇に立つのは、

実に6(7?)年振りのことです。

一時的とはいえ、

子どもたちや保護者のみなさんの心配を膨らませてはならぬ。

そう考え、若干緊張気味で今日を迎えました。

 

ひょっとしたら、

朝、教室に入ったとき、

「帰れ」コールが巻き起こったり、

鉛筆や消しゴムを投げられたりするかもしれない。

そんな不安を抱えながら教室に迎いましたが、

子どもたちはとてもあたたかい雰囲気で迎えてくれました。

 

現在村瀬は、

「外国語」の授業を受け持っています。

本職は社会科ですけれども。

しかし今日からしばらくの間は、

国語や理科、図画工作といった教科も教えなければなりません。

本職は社会科ですけれども。

 

かつて村瀬学級から卒業した人々なら、

村瀬が担任すると聞けば、

一様に「おい、大丈夫か?」という反応を示すに違いありません。

なぜなら、

自他共に認める、

「脱線(だっせん)王」

だったからです。

いや、現役といっても差し支(つか)えないでしょう。

気が付けば学習内容とは関係ない話が始まり、

そのまま終着する、という授業がどれほどあったことか。

子どもたちの中にも、

いかにレールを切り替えて脱線させるか、

ということに執念を燃やしていた者が少なくありません。

そして彼らのレール操作に、簡単に翻弄(ほんろう)され、

しっかりと脱線していく村瀬でした。

 

しかし今回は、一時的にバトンを渡された身です。

再びバトンを戻す日のために、

しっかりと学習を進めねばなりません。

また、ひどい授業をして学習内容が身に付かないまま、

バトンを渡すことも許されません。

そこで、

「脱線を控(ひか)えること」

「少しでも分かりやすい授業をすること」

という2つの目標を抱え、今日の授業に臨みました。

本日は理科があったので、

前日には予備実験まで行う力の入れようです。

 

その結果、

ちゃんと失敗しました。

 

1時間目の理科から、ちゃんと道を踏み外し、

気が付けば、

かつて村瀬が東小学校で担任をしていた頃の思い出話に。

村瀬がいかにひどいニックネームを付けてきたか。

北館がいかに恐ろしい場所であるか。

など、生きていく上で全く役に立たない話が展開されました。

 

授業自体も、理解しづらいだろうな、

と、深く自省する展開でした。

おまけに、久しぶりに一日中声を使ったおかげで、

声帯を痛めたのでしょうか、

へんてこりんな声へと変化を遂(と)げました。

 

それでも、

子どもたちは一日中あたたかく、

分かりにくい授業であっても、

ずっと集中して学習に取り組んでくれました。

そして、何より嬉しかったのは、

たくさんの笑顔を見られたこと。

そして、村瀬自身も、

一緒にたくさん笑えたことです。

 

こどもたちのあたたかさと笑顔。

それに触れることができたんだから、

まあ、いいか。

担任の心配をよそに、

そうやって勝手に納得しようとしている、

放課後の村瀬なのです。

 

それでは、また。

自然に触れて。

2025年11月27日 16時02分

こんにちは、村瀬です。

今日は思っていたよりも陽射しが届き、

穏やかな日中となっております。

 

さて、「県民の日学校ホリデー」を含めると、

子どもたちにとっては四連休となったわけですが、

充実した休みとなったでしょうか。

村瀬家はいつも通り、

父親を(ないがし)ろにするような毎日が過ぎていきました。

「学校ホリデー」にいたっては、

せっかく休みを取ったのに(教職員は出勤日なのですよ)、

家には誰もおらず、

いつも通り独(ひと)りで過ごすことに。

それならば、たまりにたまった仕事を片付けに学校に向かおうかと、

ほんの一瞬迷いましたが、

結局そのままお休みにしました。

 

平日に休むことなんてめったにないぞ。

よし、特別なことをやろう。

そう思案したはいいものの、名案は思いつかず、

最終的に、「病院」という、

ちょっと悲しい結論になりました。

 

歯科、内科、整形外科などなど、

行くべき「科」は数多くありますが、

今回は「眼科」をチョイスです。

結果、あまり芳(かんば)しくない状態と分かり、

ショック!

思いの外、診察が早く終わったので、

今度は「耳鼻咽喉科」に足を運びます。

結果、あまり芳(かんば)しくない状態と分かり、

再びショック!

そんな村瀬の学校ホリデーでした。

 

それ以外にも、

うまくいかないことや思うに任せぬことが立て続けに起こっており、

ため息が深くなり、地球温暖化を促進してしまっている、

近頃の村瀬です。

こんなときは、

『禍福は糾える縄の如し』

(かふくはあざなえるなわのごとし)

『人間万事塞翁が馬』

(にんげんばんじさいおうがうま)

といった言葉を唱えるようにしています。

(意味が気になる方はどうぞお調べくださいませ。)

 

しかし、それらの言葉の意味を信じようとしても、

なかなかうまく飲み込めず、

気持ちが浮かばないこともあるものです。

連休明けの村瀬はそんな状態でした。

それでも、務(つと)めを果たさねばと、

重い身体と浮かばぬ心を引きずって、

玄関のドアを開けました。

すると驚いたことに、

空に大きな虹が架(か)かっているではありませんか。

しばらく見つめていると、

「よし!」

という気分に変化したのでした。

 

今朝についても、

厚くかった雲の隙間から太陽が顔を覗(のぞ)かせ、

光の柱を地上に降らせている光景を目にしました。

(海外では「天使のはしご」と呼ぶらしいです。かっこいい!)

そのときにも、

「よし!」

という気分に変換させることができました。

 

ところで、

おふぃしゃるブログ「今日のオレンジキッズ」にも記しましたが、

東小の名所「遊歩園」が久しぶりに開放されています。

今日の大放課、村瀬も足を運び、

子どもたちの様子を見ていました。

「村瀬、この木さわってみて。すべすべだよ」

「村瀬、この落ち葉すべるから気を付けて」

「村瀬、ここにキノコあるよ。食べてみて」

なんて、子どもたちに声をかけられ、

遊歩園ではしゃいでいるうちに、

なんだか気持ちが軽やかになってきたのでした。

 

そんな体験が重なり、今、痛切に思うのです。

「自然を感じるって大切だな」と。

 

忙(せわ)しない毎日で、

生活も視界(しかい)も狭(せま)くなりがちの世の中です。

時には空を見上げ、

時には地面を見つめ、

時には草花に触れ、

時には風に身を委(ゆだ)ねる。

そんな時間が、誰の心身にとっても、

きっと大切なのではないかな、

なんてことを感じています。

現在、村瀬状態におちいっていらっしゃる方がいたら、

少し立ち止まり、

自然に触れてはいかがでしょうか。

村瀬も今週末、

どこかの森林に出没しようかと検討しております。

 

東小の子どもたちが落ち着いて学校生活を送ることができているのは、

各家庭からのあたたかく力強い支援があるからに違いありません。

それに加えて、

「自然豊かな環境にある」

ということも、

一つの要因になっているのではないかな。

すっかり色づいてきた、

運動場の南に背の順で並ぶプラタナスの木々を眺めながら、

そんなことを考えている、村瀬です。

 

それでは、また。

味。

2025年11月20日 15時59分

こんにちは、村瀬です。

今週に入り、ガクンと気温が低下しましたね。

それと同時に、世間と同じように、

東小学校でも、インフルエンザの広がりを見せ始めております。

近隣には、学級閉鎖の措置をとっている学校もあります。

蔓延を防ぐために、

手洗い、うがい、換気をいつも以上に奨励しております。

できる限り窓も開けておりますので、

廊下の寒いことったら。

外以上に冷たさを感じる気もします。

 

しかし、そんな廊下で、

あたたかさを感じることもできます。

それは、現在、

図化工作で描かれた絵が、

多くの学年で掲示されているためです。

おかげで、

鳥肌を立て、ガクガクブルブル震えながら、

一方で、心はポッとあたためられるという、

身体の内外で矛盾が生じる現象がおきています。

 

話は変わりますが、先日5年ガールに、

「村瀬、一つだけ何かよくできるとしたら、何にする?」

と、問われました。

村「何かをよくできるとは、どういうことだね?」

ガ「だから、苦手なことをなくすとか」

村「なるほど。

  苦手なことをなくせるとしたら、か・・・。

  うむ・・・。

  一週間待ってはくれぬか?」

ガ「なんで?」

村「あまりにも、多すぎるゆえ・・・」

ガ「やっぱり」

なんて、やりとりの後、ガールはあきれて去っていきました。

 

「うーん、何にしようかな」

その後、村瀬は考え続けます。

職員室で腕を組み、うーんうーんと熟考(じゅっこう)していると、

「村瀬、大丈夫? 何か困ってる?」

と、校長先生から声を掛けられましたが、

あまりにもくだらないことで真剣になっていることを悟られぬよう、

「令和8年度の予定について、少し」

と、ごまかしました。

 

さらに考え続けて、時計を進めます。

うーんうーんと熟考中、職員室の予定表が目に入ります。

そして、今日の出張欄に、自分の名前が記されていることに気付きます。

「はっ!」

あわてて更衣室に駆け込み、ちゃんとした格好に着替えます。

よれよれジャージを脱ぎ捨て、

ズボンをはき、白いシャツに袖を通します。

そこにK先生が「お疲れ様です」と入ってきて、

着替え始めました。

少し言葉を交わした後、「お先です」とK先生が出ていきます。

シャツのボタンを掛け終え、次はネクタイです。

そこにI先生が「お疲れ様です」と入ってきて、

着替え始めました。

少し言葉を交わした後、「お先です」とI先生がでていきます。

村瀬は、まだネクタイを締め終えていません。

「はっ!」

村瀬はそこで気付きました。

もしも1つ苦手なことを改善できるなら、

「不器用さ」

にしようと。

 

2人が着替え終わっても、村瀬はまだ完了していない、

なんてことは、日常的な話です。

自他とも認める不器用な村瀬は、

ボタンを掛けるのが苦手です。

社会人になって20年以上が経過していますが、

ネクタイがちょうどよい長さに一発でおさまることは希(まれ)です。

大概(たいがい)は、前後どちらかが長くなってしまい、

二度、三度と締め直すことになります。

一発できれいに結べたときは、ラッキーデーに認定しています。

 

もちろん、他にも不器用さに翻弄(ほんろう)されることがたくさんあります。

その筆頭は「字」でしょう。

バランスよく書く、ということが相変わらずうまくいきません。

それにつながってくることだと思いますが、

まっすぐ線を描くということも苦手です。

定規を当てても、うまくいかないことがあります。

当然ながら、

まっすぐ切る、とか、円を描く、とか、

そういったことも、しっかり苦手です。

村瀬だってね、その改善のために多少は努力してきたんですよ。

でも、なかなか結果がともなわないのです。

そのこともまた、不器用な証拠ですね。

 

そういったことから、少年村瀬が特に苦手だった教科は、

「書写」「図画工作」「技術」「家庭科」あたりです。

理由が大変、分かりやすいですね。

図画工作の時間に、

自分がイメージしたものと、

完成した作品が一致することは皆無でした。

「はみ出さずに塗(ぬ)りなさい」

「線に沿って切りなさい」

と言われ、そう意識を保って臨んでいるのに、

しっかりとはみ出したり、

線の内外ジグザグに切ったりしてしまう村瀬。

先生を何度も唖然(あぜん)とさせてきましたが、

自分でも何度も呆然(ぼうぜん)としたものでした。

 

図画工作の時間が憂鬱(ゆううつ)でしかたなかった少年村瀬ですが、

その意識に変化が表れたのは、中学校に入学し、

「美術」に名称が変わった頃でした。

中学生村瀬は生意気にも思春期に差し掛かり、

一丁前に羞恥心(しゅうちしん)を増大させており、

ひどい仕上がりの作品を周りに見られることが、

心の底からいやでした。

友達に馬鹿(ばか)にされることを恐(おそ)れていたのだと思います。

 

とある絵画の授業でのことです。

予想通り、自分のイメージとかけ離れた作品が完成してしまいました。

作品提出の際、

村瀬は担当のI先生に、

「先生、またへたくそになったわ」

と、投げやりな言葉をこぼしました。

それに対して、I先生はこんな言葉を返してくれました。

「『雑な作品』や『気持ちがこもってない作品』はあると思う。

 自分に『合う作品』、『合わない作品』もあると思う。 

でも、先生は世の中に、『へたくそな作品』なんてないと思う。

 自分はへたくそだなんて思わずに、

他の人とも比べないで、

村瀬は村瀬にしかつくれない、

村瀬の「味」がある作品をつくればいいんだよ」

「村瀬味なんて、気持ちわるー」

と、茶化(ちゃか)してI先生から離れた村瀬ですが、

内心はとても響き、ほっとした気持ちになったことを、

30年以上経った現在も明確に覚えています。

I先生の言葉のおかげで、

技能が上がったわけではありませんが、

作品制作に対する向き合い方は確実に変化したのでした。

中学生村瀬は最後まで伝えられませんでしたが、

I先生には今でも心から感謝しています。

 

そんなことを、

廊下にずらりと並ぶ子どもたちの作品を、

震えて見ながら思い出していました。

ひょっとしたら寒さからではなく、

それぞれの「味」への感動からくる震えなのかもしれません。

間もなく保護者会です。

ご来校の折には、

誰と比べるのではなく、

ご自身のお子様の「味」を噛みしめていただけましたら幸いです。

あ、あたたかい格好で、ぜひ。

 

それでは、また。

2つの運動会。

2025年11月11日 16時54分

こんにちは、村瀬です。

今日は11月11日です。

「1」が4つ並ぶ、なんだか縁起がいい日ですね。

今朝は、一人の低学年ボーイをつかまえて、

「今日は『犬の日』って知ってた?」

と、問いますと、

「どうして?」

と、尋ねられましたので、

「ワンワンワンワン」

と、その由来を鳴き声で示したところ、

ボーイはさわやかに無視して、その場を離れていきました。

2月22日もめげずにトライしたいと思います。

 

さて、そんなことはさておき、

先週土曜日に開催された運動会、いかがでしたか?

村瀬的には、今年度もとてもよかったです。

子どもたちの輝きがあり、

保護者のみなさんのあたたかさがあり、

そんな素敵な雰囲気が運動場いっぱいに広がっていて、

そこに身を置けることの幸せを、

今年も特等席(本部)で噛みしめておりました。

 

多くの方にお越しいただき、直接目にしていただきましたので、

こちらで詳細をぶつぶつするのは控えます。

代わりに、

運動会の裏側で巻き起こっていた騒動について、

ぶつぶつしたいと思います。

とはいうものの、この騒動、

ただただ村瀬の個人的な物語でありますし、

ダラダラと長くなるに違いないので、

お忙しい方は、引き返すなら今のうちですよ。

 

まず、正直に申し上げますと、

村瀬、東小学校の運動会に、

途中までしか参加しておりません。

もちろん、最後までいたかったというのが本音ですが、

やむにやまれぬ事情で、

撤退をよぎなくされたのでございます。

 

その事情とは、

「運動会」への参加です。

なんと、

我が娘まーがれっと(通称)の運動会が、

重なってしまったのです。

運動会の「はしご」は初めての経験でした。

 

本部にいる立場上、迷いましたが、

まーがれっとは今年卒業で、最後の運動会です。

東小運動会における村瀬の重要度の低さと、

家庭での村瀬の立ち位置を熟知している校長先生や教頭先生から、

「いてもいなくても変わらないんだから、

行かないなんてありえないわ!」

との力強い言葉をいただき、

村瀬は迷いを振り切り、途中から向かうことを決意したのでした。

 

運動会前日、その旨をまーがれっとに伝える父村瀬です。

父「喜べ、まーがれっとよ!

  そなたの運動会に向かう許可が下りたぞ!」

ま「はあ、それはそれは・・・」

父「して、父はどのあたりで見ればよいのじゃ?」

ま「こちらの地図をご覧くだされ。

  このあたりがよろしいかと・・・」

父「ほうほう、ここであるな。

  最後の運動会、そなたの雄姿を、

  ばっちり撮影してしんぜよう。

  大船に乗った気持ちで舞うがよい!

  かっかっか」

素直に喜ばないまーがれっとでしたが、

父村瀬は撮影ポジションを頭に焼き付けたのでした。

 

当日のことです。

本部にてノリノリで楽しんでいる父村瀬のもとに、

相方から連絡が入りました。

『競技が巻き(前倒し)で進んでおるゆえ、

 速やかに来るべし』

その言葉を見て、

各方面にお詫びを入れつつ、あわてて学校を後にします。

『どれぐらい巻いておるのじゃ?』

学校を出発する前問いかけた言葉に対し、

相方からの反応はありません。

わざわざこんなことを伝えたということは、

相当前倒しで進んでいるのではないか。

焦る父村瀬は、車を(法定速度内で)ぶっ飛ばし、

まずは自宅に向かいます。

家についても、なんら音沙汰はありません。

これは、まさか、すでに・・・。

父村瀬は、車を飛び出し、着替えることもなく駆け出しました。

その速度は、2年生くらいまでの徒競走なら、

どうにか1位を取れるほどの猛スピードです。

 

道中、これまでの運動会の思い出が頭を巡ります。

学年全員が同じような格好をしていたため、

ずっと違う子を撮影していた年もありました。

体調不良のあまり、めまいに敗(やぶ)れ、

ずっと地面を撮影していた年もありました。

知り合いの方に偶然出会い、

話し込んでいるうちに競技が終わっていた年もありました。

最後の運動会までやらかしてしまったら、

ただでさえわずかしか残っていない父の威厳や居場所が、

木っ端微塵(こっぱみじん)に吹き飛ぶこと必定(ひつじょう)です。

間に合わない、なんて選択肢はありえません。

 

全ての体力を使い果たし、どうにか会場にたどり着き、

繰り広げられている演技を確認します。

終わっているどころか、始まってもいないし、

なんなら予定より遅くプログラムが進行しているではありませんか。

「おのれ、謀(はか)ったな、相方!」

尋常(じんじょう)じゃない速度で心拍を刻みながら、

(心の中で)絶叫する父村瀬。

その後、しばらくして、

『時刻が調整されたゆえ、

安心されたし』

という連絡が相方から入ったのでした。

 

もう仕方がないので、

マーガレット以外の学年の演目を見始める父村瀬。

ああ、この学校の運動会も盛り上がって素晴らしいなあ。

ささくれ立った心が癒されていきます。

そんな中、そばの児童席に座っていた少年たちが、

村瀬を見てくすくす笑っているではありませんか。

見たことのない少年です。知り合いではありません。

知らぬ顔しながら少年たちのやりとりに聞き耳を立てます。

少1「あれ、何?」

少2「気持ち悪いオジサンだ」

少3「『ヒガシ』って書いてあるよ。

   ここ東じゃないのにね」

その言葉を聞き、ハッとして目を下に落としました。

 

本校のオフィシャルぶろぐ「今日のオレンジキッズ」でも紹介しましたが、

東小学校では今年度も、運動会を盛り上げるために、

4年担任F先生デザインの学校Tシャツを制作しました。

今年度は3種類のデザイン展開だったわけですが、

「村瀬は東小愛が強いから、これにしなよ」

と、F先生に勧(すす)められるがまま、

本校正門の横に鎮座している石像をモチーフにした、

「鈴木先生(石像になった方)」Tシャツをチョイスしたのでした。

ご覧いただければ分かりますが(「運動会」ぶろぐ一番下の写真参照)、

鈴木先生を知らない人が見れば、わけのわからないデザインです。

村瀬だって多少の羞恥心(しゅうちしん)を持ち合わせておりますので、

上着をはおり、ジッパーを上げ、

Tシャツを隠すようにしてまーがれっとの運動会に足を運んだのです。

が、走ってきた途中に下がったのか、

息苦しくて、無意識で下げたのかわかりませんが、

気が付けば、ジッパーが全開となり、

鈴木先生も全開となっているではありませんか。

「おのれ、謀ったな、F先生!」

あわててジッパーを上げ、その場から去りながら、

(心の中で)絶叫する父村瀬。

その後、学校にてF先生を理不尽に説教したのでした。

 

なんにせよ、

まーがれっとの出場する種目には間に合いました。

そして、予定した場所のポジション取りにも成功します。

いろいろあったけど、まあ、これでよし。

ささくれ立った心をどうにか落ち着かせ、

携帯を取り出し、撮影準備にかかります。

入場の合図とともに、5・6年生が運動場に流れこみます。

まーがれっとを探す、父村瀬。

ところが、見当たりません。

きょろきょろきょろきょろ目をフル回転させ、

ようやく見つけました。

はるか、遠方に。

指示された場所とは真逆の場所に。

「おのれ、謀ったな、まーがれっと!」

近場のお子様を熱心に撮影する父母に囲まれながら、

(心の中で)絶叫する父村瀬。

撮影は諦(あきら)め、

目を凝(こ)らしてまーがれっとを見る父村瀬。

おかげで、運動会での最後の姿を、

脳裏に焼き付けることに成功しました。

ちなみに、相方は、

すぐそばでの撮影に成功していたのでした。

めでたし、めでたし。

 

というわけで、

長々とぶつぶつしてしまいましたが、

事前に予告したので、今回は謝罪しません。

 

あまりにも中身がないぶつぶつになので、

最後にこれだけは伝えておこうと思います。

 

運動会って、いいよね。

 

それでは、また。

スポーツの秋。

2025年11月6日 13時39分

こんにちは、村瀬です。

気が付けば、11月に突入しておりました。

肌寒いと感じる時間が大幅に増えましたね。

どうやら風邪をちょうだいしたようで、

久しぶりにマスクをつけて登校している村瀬です。

 

ところで、11月は、3連休という絶好のスタートでした。

いかがお過ごしだったでしょうか。

村瀬は、

「スポーツの秋」

を満喫しておりました。

とはいっても、

観戦専門です。

主に、2つのスポーツに熱中しておりました。

 

1つは、「ワールドシリーズ」です。

村瀬と同じように、

胸を熱くした方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

メディアで連日取り上げられておりますので、詳細は省きますが、

漫画以上のハチャメチャなストーリーで完結しましたね。

伝説となるであろう第7戦(最終戦)の当日、

村瀬は法要に出掛けておりました。

移動時間などにチラチラと状況を確認していたんですが、

どうにも敗色(オオタニさんがいるチーム)が色濃い様子です。

まあ、しょうがないよねえ、よく頑張ったよねえ、

と、心の中で労(ねぎら)い、おとなしくしておりました。

 

法要が終わり、最後に食事をとっていると、

携帯に連絡が入っていることに気付きます。

見ると、この試合に関する情報がならんでいます。

「同点ホームラン!」

「山本!」

なんて、気になるフレーズがずらり。

静かな食事会場の中、こっそりと中継をオン。

そこには、前日先発した山本がマウンドに立っていました。

「わーーー!」

と、思わずうなってしまい、会場中の注目を受け、

相方に叱られた村瀬です。

その後、勝ち越しのホームランを、

息子まいける(通称)と確認し、

二人で「わーーー!」と叫び、

再び相方に叱られた父子です。

 

最終回、会場を後にせねばならなくなります。

運転手である父は、中継を見られません。

「よいか、まいける。

 そなたが実況して、

 状況を事細かに伝えるのじゃ」

まいけるに依頼すると、

「御意(ぎょい)」

との返事があり、携帯を渡します。

ところがまいける、

「打たれた」「やばい」「ピンチ」「送った」「ファーボール」

などと、時折単語をつぶやくだけ。

自分だけが大いに楽しみ、

実況の「じ」の字も果たしてくれません。

歴史的フィナーレも、

「あ、

勝った」

で、締めくくる始末でした。

仕方なく、帰宅後、

様々なテレビのスポーツ番組やネットの世界をサーフィンし、

その偉業を祝っていた父村瀬でした。

 

2つ目は、「サッカー」です。

とはいっても、代表選やプロではなく、

部活動の試合です。

2日にサッカー部最後の交流試合が行われました。

本校オフィシャルぶろぐ「今日のオレンジキッズ」にも記しましたが、

これにて、サッカー部の活動に幕が下りることとなりました。

かつて、東小サッカー部の顧問をやらせていただいただけでなく、

一人のサッカー少年として部活動に汗をかいていた村瀬ですので、

寂(さみ)しさも一入(ひとしお)でした。

子どもたちのプレーを見ながら、

いろんな思い出がよみがえってきました。

 

4年生の入部した当初、ボールには触らせてもらえず、

とにかく校庭の周りを走らされたこと。

(昭和的指導ですね。)

初めて買ってもらった、

青いサッカーボール。

(へたっぴだったので、ボールだけ目立っていました。)

デザインが気に入り過ぎて、

1cm以上大きいサイズなのに買ってしまったスパイク。

(当然、ボールと一緒によく飛んでいきました。)

大した活躍はできなかったけど、

大会で任された「左ウイング」というポジション。

(左利(き)きでなかったら、おそらく出場できていないでしょう。)

優勝を収め、

祝勝会としてみんなで食べたラーメンの味。

(許されていた時代でした。)

 

顧問としての思い出も、もちろんたくさんです。

むしろ、そちらの方が多いのかもしれません。

特に、東小学校にて「郡市球技大会」で優勝させてもらったことは、

輝かしい思い出です。

でも、一番の嬉しかった記憶は、

大会で結果を残せたことより、大会中に起きた出来事です。

 

K小学校で顧問をしていたときの話です。

一進一退の攻防が続き、

PK戦に突入したことがありました。

ご存じのようにPK戦は、大変シビアな戦いです。

2人目まで、両チーム、シュートが決まりました。

相手チームの3人目の順番です。

ボールが、枠の外へと飛んでいきました。

こちらが一歩リードです。

そんな状況ですが、ピッチやベンチにいた選手は、

喜びを外に表しませんでした。

応援席から一瞬歓声が起きましたが、

それもすぐに静まりました。

相手チームの4人目が同じようにシュートを外したときは、

応援席からも、一切歓声が起きませんでした。

 

「失敗は誰だってする。

それに、望んで失敗する人なんて誰もいない。

 失敗を責めたり喜んだりするのではなく、

いいプレーをみんなで称(たた)える。

そんなチームを目指そう」

技術的な面に関しては、

素人(しろうと)に毛が生えた程度の指導力しか有しておりませんでしたが、

心の成長につながることに関しては、

妥協せず、しっかりと行っていきたい。

村瀬のくせに生意気ですが、

そんなことを考えながら顧問をしておりました。

上の言葉は、そんな村瀬がよく伝えていた言葉です。

 

「喜んじゃだめだよ。

 シュートを外したのは、

相手の失敗なんだから」

保護者から歓声が上がったとき、

一人の部員がそのように大きな声で止めたのだと、

応援席にいた当時のM校長先生から試合後に伝えられました。

「大人が学ばせてもらいました」

との言葉もいただきました。

その子は、3年間懸命に努力をしましたが、

ベンチ入りを果たせなかった少年でした。

ああ、ちゃんと伝わっていたんだなあと、

その話を聞き、

試合結果以上に感動し、

今でも一番の思い出として大事にしている村瀬です。

 

さて、

部活動を引き受けている顧問のほとんどは、

技術より心を育もうと考えているに違いないでしょう。

きっと現在の東小サッカー部、バスケットボール部でも、

変わらないと思います。

両部活動とも、今月で一区切りとなりますが、

子どもたちにはぜひ、

その「心」を忘れずに、

次のステップへと向かってほしいなと願います。

 

ついつい熱くなり、長くなってしまいました。

ごめんなさい。

 

それでは、また。

草刈りダービー。

2025年10月30日 14時04分

こんにちは、村瀬です。

穏やかな気候が続いております。

現在は6年生が運動会の練習に励んでおります。

2週間を切り、各学年仕上げの段階を迎えつつあります。

疲労も蓄積されているはずですが、

元気はつらつとした子どもが多く、驚かされます。

当然ですが、指導者である各学年の担任陣も、計画や準備に追われ、

絵に描いたようなあわただしい日々を過ごしています。

こちら側の疲労の蓄積は、手に取るように分かります。

 

こんな村瀬ですら、ちゃんと疲労しています。

どれくらいのレベルか、というと、以下の通りです。

 

先日、病院で健康診断を受けました。

その際、受付で検尿用のカップを渡され、

村瀬はその任務を完遂(かんすい)するため、

お手洗いへと向かいました。

そして、用を足し終えました。

空のカップを手に持ったまま。

呆然(ぼうぜん)としながら、受付に戻り、

その旨を伝えたところ、

「相当、お疲れですね」

との言葉をいただきました。

 

と、いうレベルです。

伝わりましたでしょうか。

 

そんなことはさておき、

とにもかくにも素敵な運動会にしようと、

全校が力を合わせて努力しております。

その輪の中に入らねばと、

にわかに焦(あせ)る村瀬です。

 

さて、何をしたら、

役に立てるだろうか。

職員室からぼーっと外を見ていると、

思いつきました。

そうだ、草を刈ろう!

 

オフィシャルぶろぐ「今日のオレンジキッズ」に記したように、

本校では「草取りダービー」という、

全校で除草作業に取り組むイベントが実施されました。

35分間で集められた草の量は、

ごみ袋、なんと150袋以上。

収集車がパンパンになってしまうほどの量でした。

子どもたちの努力に、惜(お)しみない拍手を送りたいと思います。

 

しかし、さすがは自然豊かな東小学校です。

150袋を越える量の草たちがいなくなったはずなのに、

それをあざ笑うかのように風に揺れる緑が、まだまだたくさんいます。

そういえば、出張と重なり、

「草取りダービー」に参加できませんでした。

その負(お)い目を払拭(ふっしょく)するためにも、

「ひとり草取りダービー」の開催じゃい!

ということで、倉庫に走り、

相棒の「たみおくん2号」(草刈りましーん)を手に、

運動場へ飛び出しました。

 

久しぶりの出動に「たみおくん2号」は絶好調で、

草さんたちをバリバリ刈り散らかしていきます。

朝から始め、気が付けば2時間目が終わっていました。

大放課中は危険なため、たみおくんを休憩させて、

プールそばのフェンスに絡(から)まったツタを手で取る作業に切り替えます。

そこに、虫かごをもった1年ボーイ3人が近寄ってきました。

子「村瀬、何してるの?」

村「草を刈っていたんだよ。

ほら、きれいになったでしょ?」

子「ぼくたちが取った草の方がたくさんだよ」

村「お、おう。まあ、そうだな」

子「なんでそんなことしてんの?」

村「先生はさ、『草取りダービー』に参加できなかったのだよ。

  だから今日『一人草取りダービー』をやっているのだよ」

子「村瀬、だめだよ。

  草取ってないじゃん」

村「え?」

子「草刈ってるだけだよ。

  ぼくたちみたいに取ってないよ」

村「あ・・・」

子「村瀬、ずるいよ」

村「お、おう・・・ごめん・・・

  じゃあ、『一人草刈りダービー』にするよ・・・」

子「それならいいよ」

村「ありがとう・・・」

1年生らしからぬ、大変的確な指摘をちょうだいし、

立ち尽くす村瀬。

するとボーイたちが、

「手伝ってあげるよ」

と、からまったツタを取り除いたり、

そばにある草を抜いたりしてくれました。

これぞ、まさに『アメとムチ』!

「これで『草取りダービー』だね」

と、粋(いき)な言葉までボーイから飛び出し、

その優しさとあたたかさに号泣した村瀬です。

 

ボーイたちは放課の終わり、

「がんばってねー」

と、労(ねぎら)いの言葉を残し、

運動会の練習へと向かっていきました。

その姿を横目に見ながら元気をもらい、

目標とした場所をすべて刈ることができました。

それでもまだまだモサモサはありますが、

お客様をお迎えする環境に向けて、一歩前進、でしょうか。

 

その一方で、さらなる疲労が身体にズシリと。

二日経過しましたが、未(いま)だ全身が悲鳴をあげており、

昭和に生産されたロボットのように、

ガチガチの動きしかできません。

それでも、達成感と触れた優しさにより、

心の疲労は軽減した、村瀬です。

 

それでは、また。