こんにちは、村瀬です。
今日もよく降りますね。
最近は、
「村瀬が張り切ると雨が降る」
と、もっぱら話題になっています(過去ぶつぶつ参照)。
昨日は1時間目に、
ちょっと竹を切りにいったら、
そのときだけ、
強めにザーーーっと。
運動場で体育をしていたY先生に、
白い目で見られました。
今日は、
今年度初めてのクラブ活動。
村瀬の担当は、「外遊びクラブ」です。
「よし、やるぞー!」
と気合を入れたら、
朝からザーーーっと。
楽しい毎日です。
さて、
雨が降ると残念なことは多々ありますが、
子どもたちにとって、
長い休み時間、外に行けない、
ということは、とても苦しいことのようです。
暑いときや寒いとき、
大人は内にこもりたいと願う人が多いでしょうが、
子どもたちは気候に関係なく、
なんなら雨もお構いなしに、
外で走り回りたいと思う子が多いでしょう。
振り返れば、村瀬もそうだった気がします。
ただ走り回るだけで楽しかった日々。
一体、あのエネルギーはどこへ行ってしまったのか。
そんなことを考えて哀愁(あいしゅう)を漂わせています。
雨だからといって、
子どもたちのエネルギーが失われるわけではありません。
走り回ってみたり、鬼ごっこをしてみたりと、
運動場でやっていることを、
校舎内でもやってやろうとたくらむ面々も見かけます。
当然、大変危険で、大怪我にもつながりますので、
我々はご指導をさせてもらいます。
雨の日は、トランプや将棋、オセロといった、
ちょっとして遊具を使うことを許可しております。
それに興じる子たちもおりますし、
読書やお絵かきなど、
静かに時間を過ごす子も大勢います。
そんななか、
本日のふれあいタイム(昼放課)、
大歓声が響き渡りました。
1年生の大群(15人程)が
校長室に押し寄せてきたのです。
きゃぴきゃぴした若々しい子どもたちの、
悲鳴に近い歓声が職員室に響き渡ります。
これは一体どうしたことだ?
雨の鬱憤(うっぷん)が子どもたちをそうさせたのか?
ひょっとして、校長室を乗っ取ろうとしているのか?
その上で、自分たちの要求を通そうということか?
彼らの要求はなんだ?
雨の日も外で遊ばせろ、という訴えか?
まさか、雨男を辞めさせろ、という願いか?
1年生にしてそんなことを考えるとは、なかなかやるな。
いや、そんなことより、校長先生の救出だ!
ということで、数人の先生で、
校長室のドアを開いて、中の様子を覗きます。
すると、来客用のソファーに座っている、
満面の笑みを浮かべた1年生たち。
そして、その群衆に埋もれた、
校長先生がいらっしゃいました。
その顔は、
元気な孫たちを無理やり押し付けられ、
数時間経過した後の祖母のような、
憔悴(しょうすい)しきったものでした。
村瀬たちは、そっとドアを閉めたのでした。
後から話を聞くと、
1年生は突然校長室に来たのではなく、
約束をした上で招かれたようでした。
そんな感じで、
教員と子どもたちの距離が近い相野山小学校です。
保護者の皆さまとも同じように近い距離になり、
子どもたちを見守られたらな、と思っています。
どうぞいつでも、
遠慮なくお越しくださいませ。
さて、
そろそろクラブの時間です。
「外遊びクラブ」、
一体どこで何をやりましょうか・・・。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
先ほど校外学習から帰ってまいりました。
ちゃんと、びしょ濡れでね・・・。
さすがにね、
我ながら驚嘆していますよ。
こうも見事に、雨を降らすとはね。
おまけに、かなり強めにね。
さらには、鳴(な)りやまないカミナリまでね。
その上ですよ、
予定より早く切り上げて、
学校に到着したのですが、
バスから降りたとたんに、
雨がやみ、日差しまで差したんですよ。
ここまでくると、
すごくないですか?
降らせたことを、
責めるよりも、
ほめるべきですよ。
それなのに、職員室に戻ったとたん、
誰もかれもが、
「ほんと、降らすよねえ」
と、冷笑を浮かべるんですよ。
まったく、
世知辛(せちがら)い職員一同です。
これでも、
予定よりは遅めに雨が降り始めたんです。
それはきっと、
連れて行った4年生のてるてる坊主のおかげでしょう。
なので、
森の中で行った体験活動(フォトフレーム作り)は、
無事に行うことができました。
「さつきとメイの家」に向かう途中から降りだしたわけですが、
施設の方が傘を貸してくれたり、
危険なのでと、予定時間より長く家の中にいさせてくれたりと、
雨の冷たさの中で、
人の温かさに触れることができました。
まったく、
本校の職員にも見習ってほしいものです。
(改善してほしいのは、村瀬に対しての態度のみですが。)
それに、
もっと温かかったのは、
保護者の皆さんの子どもたちに対する接し方や、
子どもたちの笑顔です。
普段のご家庭の様子が垣間見えるようでした。
とても素敵な時間になったように感じます。
昨年度は、
校外に出て活動できる時間が、
それまでに比べるとぐっと少なくなってしまいました。
今年度もすでに、
いくつか中止せざるをえなかった校外学習があります。
どこの学年も以前と同じように、
楽しみながら学習する機会が戻ってくればいい。
子どもたちの笑顔を見ながら、
心からそう感じました。
そしてそのときは、できるだけ良い天候だといいなあ、
なんてことを、
マックロクロスケが描かれている、
借してもらった傘のなかで願っていた村瀬なのです。
ご参加いただいた保護者の皆様、
心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
それなのに、
雨を降らせてごめんなさい・・・。
それでは、また。
おはようございます、村瀬です。
めずらしく、
朝からぶつぶつさせていただいております。
本日はタイトルの通り、
お出掛けしてきます。
待ちに待ちに待ちにまった、
あいあい学級の校外学習の日なのです。
緊急事態宣言の発出により、
2度も見送られた機会が、
ようやく本日、実現できそうです。
行先は、モリコロパーク。
それも、あの、「さつきとメイの家」です。
昨年度末から、
子どもたちの笑顔を思い浮かべ、
担任のE先生が企画してくださっておりました。
多くの保護者のみなさんにもご参加いただいております。
感謝感謝です。
それにちゃっかり、
便乗してついていく、村瀬(と校長先生)なのです。
せめて素敵な笑顔の写真をたくさん撮れるよう、
カメラを持っていくことにします。
しかし、
ワクワクするその一方で、
またしても懸念する事態が。
早朝の職員室で、
「雨、降りそうだね」
と、冷たい目をしたE先生が、
村瀬に向かって言葉を投げつけてきました。
「ゲリラ豪雨になるんじゃない?」
と、1年生のA先生が笑っておられました。
ははは、先生方、
そんなわけがあるまい。
明け方、ちゃんと天気予報をチェックしてきたのだ。
全部「雲」マーク。降水確率も高くなかった。
出掛けるにはちょうどいい気候と、喜んでいたのだ。
まあ、でも、念のためと、
村瀬はこっそり、
天気予報をチェックしてみます。
うそだろ?!
10時から14時まで、「傘」マーク!!!
校外学習タイムまるまる、「傘」マーク!!!
避難訓練の悪夢の再来?!
そんなわけで、
村瀬はこっそり、
運動会前、4年生が製作して、
見事に太陽を連れてきた、
職員室のてるてる坊主さんをリュックにしのばせております。
さて、どんな一日になるでしょう?
帰ってきたら、またご報告をいたします。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
日射しはありませんが、じめじめしていますね。
この季節になると、
極小のハエが大量に発生するのが、
相野山小に名物になっております。
昨年度、PTAのHさんとIさんに、そんな話をしたところ、
学校だけではなく、
相野山地区全般に発生する連中だということを教わりました。
そして、「キノコバエ」という名前だということも教わりました。
Hさんは、それならば、ということで、
PTA通信の名前を「キノコバエ」にしようとおっしゃっていましたが、
どうやら却下されたようですね。
そんなことはさておき、
緑がいきいきとする季節でもあります。
花壇や鉢、畑に植えられた作物たちも、
かなり順調に生育しております。
すでに野菜を持ち帰った学年(2年生?)もあるようです。
各自が責任をもって水やりをしているようですし、
村瀬のお師匠、E先生、S先生、
それに、用務員のKさんが日々手入れをしてくださっています。
その功績は計り知れません。
植え込みや雑草さんたちも、
先々週に行った美化作業による、
ぷろふぇっしょなるたちのご尽力のおかげで、
すっかりきれいになりました。
てなわけで、
村瀬は先週、
そんな方々の優しさに甘えきって、
外での作業をほとんどせず、
屋内に閉じこもり、
たまりにたまった事務仕事に勤(いそ)しんでいたのでございます。
今週、
久しぶりに、恐る恐る校庭の様子を見回ってみると、
案の定、すでに復活を遂げている草木の姿をたくさん目にしました。
予想していたこととはいえ、
「ぶへぇーー」と、ため息がでます。
しかし、ほかっておくわけにはいきません。
先週ぶつぶつした通り、
環境の乱れはこころの乱れにつながります。
サボってなまけていた、重い身体にむち打って、
本日は、刈り込みバサミを手に立ち向かいます。
ちょきちょきちょきちょきしていると、
つくづく思うのです。
職人さんたちのすごさや、
協力してもらえることのありがたさを。
そして何より、
植物の強さ、
命のたくましさを。
ああ、こんな風に生きたいものだなあ、なんてことを、
灰色のポロシャツをアスファルト色に変えながら、
植え込みの中でもがいていた、村瀬なのでした。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今日は梅雨らしい空模様でしたね。
農家のみなさんには惠の雨となるのでしょうか。
これで少し、
暑さもおさまってくれると嬉しいのですが、
どうもそれほど、下がらないようです。
さらに、
じめじめと湿気がまとわりつく季節です。
あまり気分がよろしくないですね。
さて、先日の12日(土)、
毎年恒例の、
PTA主催「校内美化作業」が行われました。
今年度も、
PTAだけでなく、
北新グリーンクラブのみなさん、
五色園自治会のみなさん、
それに、
子どもたちまで参加してくれました。
その数、
なんと70人越え!!
さすが相野山小学区でございます。
何度参加しても、感動を覚えます。
ご参加いただきました皆様、
心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!
(詳細は、
おそらく近日中に教頭先生が更新なさる、
「PTA・地域の活動」ページをご覧下さいませ。)
ところで、
「ブロークン・ウィンドウ理論」
という、かっこいい言葉はご存じですか?
日本語では、
「割れ窓理論」
という、ちょっとかっこわるい言葉に訳されるそうです。
詳しい内容は、
ネットに溢れかえる専門家の皆さんにお任せしますが、
村瀬流に意訳してみると、
「荒れた環境は、心さえも簡単に荒れさせる」
といったところでしょうか。
教室内が散らかっていると、
子どもたちの行動もどこか乱れている、
ということはよくあることです。
「まあ、いいや」
という気持ちが生じやすくなるのでしょう。
行動を整えたいなら、
環境を整える。
担任をしていたころは、
よくこの理論について、
子どもたちに話をして、
身の回りの整頓に取り組ませたものです。
教室内に限らず、
学校全体も同じでしょう。
様々な物がそこら辺に投げ出され、
草木もぼーぼーな環境だとしたら、
きっと子どもたちの行動も、
どこか投げやりになってしまいがちな気がします。
そうならないように、
環境整備に努めてはいるのですが、
元々だらしなく、テキトーな人間ですから、
整頓力も低い村瀬です。
その上、相手は、
緑がモリモリで、
老朽化した物がバリバリの学校です。
なかなか思うように整わない現状に、
赤面の至りであります。
そんな状況ですので
今回の美化作業に携わってくださった皆様は、
「救いの神」
としか、言いようがありません。
そしてきっと、
村瀬にとってだけではなく、
子どもたちの心にとっても、
「救いの神」
となっているのだと思います。
すっかりきれいにしていただいた、
飼育小屋や校庭、
側溝(そっこう)を見回りながら、
神々に手を合わせていた村瀬なのです。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今週は暑い日が続きました。
明日からは少し気温が落ち着き、
梅雨らしい空模様になるようです。
草花にとっては、待ちに待った気候なのでしょうね。
これだけ急激に暑くなると、
体調も崩しやすくなります。
今日はお休みした子もちらほらおりました。
土日もゆっくりと休んでほしいなと思います。
そんな欠席連絡を、
今朝は何本か電話で受けていたのですが、
突然、のどの調子が悪くなり、
「お``は``よ``う``こ``さ``い``ま``す``。
あ``い``の``や``ま``し``ょ``う``か``っ``こ``う``、
む``ら``せ``て``す``」
なんて、
某有名プロレスラーのようなダミ声で応対してしまいました。
「お``た``い``し``に``し``て``く``た``さ``い``ね``」
と、最後にお伝えすると、
「先生こそお大事に」
と優しい声を掛けていただきました。
ありがたいですね。
さらに違う保護者の方には、
「おはようございます」
と言わずに、
「おはよう」
などと馴れ馴れしくごあいさつしてしまい、
大変ご無礼をはたらいてしまいました。
それでも笑って許していただきました。
ありがたいですね。
という感じで、失敗続きの村瀬でしたが、
今日学校では、
「わくわく読み聞かせ会」というイベントが行われました。
そちらについては、
校長先生のぶろぐ(児童の活動)にお任せします。
もう一つ、本日は、
「教育実習最終日」
の日でもありました。
2週間、I先生は、実習生にもかかわらず、
フル回転で相野山小学校を支えてくれました。
途中、運動会もあり、
その際も運動場整備に大活躍しておりました。
ぱっと見ると、
子どもたちが緊張感を覚える見た目なのですが、
とても心優しく、おもしろい方なので、
すぐに大勢の子どもたちに囲まれておりました。
給食補助のHさんやS先生などは、
「お坊さんかと思った」
と、最終日にもかかわらず口にしておられましたが、
内面からにじみ出る人柄がそう言わせたのか、
外見がそう言わせたのかはわかりません。
「先生、明日からも来てよ」
「いなくなっちゃうのいやだなあ」
など、I先生に多くの惜しむ声が掛けられておりました。
全校への挨拶は、
残念ながらテレビを通して行われたのですが、
各教室で拍手や歓声が上がったそうです。
この2週間の努力が、形になったのだと思います。
I先生。
2週間ありがとうございました。
そのおおらかさや熱心さを、
どうぞこれからも大切にしてください。
ぜひまたどこかで一緒に働けると嬉しいと、
子どもたちだけではなく、
私たち教職員も思っています。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
もう、すっかり、夏ですね。
外に出ることを躊躇(ちゅうちょ)してしまいます。
子どもたちは長い休み時間になると、
元気いっぱい外へ飛び出して行きますが。
そんな中、
本日は体力テストがありました(校長ぶろぐ「児童の活動」参照)。
村瀬は室内から「がんばれー」と応援していたい、
そう願っていましたが、
しっかりと運動場の「ソフトボール投げ」の指導を命じられました。
ところで、
現在の体力テスト、
どんな種目があるかご存じですか?
ざざっと並べますと、
50m走、ソフトボール投げ、反復横跳び、立ち幅跳び、
20mシャトルラン、上体起こし、握力、長座体前屈、
以上8種目が行われています。
さて、保護者のみなさん、
小・中学生の頃、
どの種目を行った経験がありますでしょうか?
ひょっとして、
全て一緒だった方、
いらっしゃいますか?
そんな方は、
きっとお若いのでしょうね・・・。
平成11年から始まった測定方法だそうです。
つまり、経験されたほとんどの方は、平成生まれ・・・。
50m走、ソフトボール投げ、反復横跳び、
握力あたりはやったなあ、
と思われている方、
おめでとうございます。
きっと、「村瀬世代」です。
それに加えて、
垂直跳び(指先にチョークの粉をつけて、パンッと板をたたきませんでした?)
踏み台昇降運動(途中で脈を見失ってあせったことありませんでした?)
伏臥(ふくが)上体そらし(急激に海老反(えびぞ)りをして腰を痛めませんでした?)
斜め懸垂(けんすい)(三角定規をもってきてチェックする先生いませんでした?)
などなど、
行った経験があるなら、
間違いなく、「村瀬世代」です。
(ひょっとしたら、村瀬世代よりも、
過去にさかのぼる人もいるかもしれませんが・・・)
「ジグザグドリブルとかなかったっけ?」
「あったあった! あと、跳び越しくぐりとか!」
「ジャンプしてくぐって、ジャンプしてくぐってのやつね」
「おー、なつかしー!」
給食の時間、その話題で職員室は盛り上がりました。
平成生まれの養護教諭のM先生や事務職員のSさんは、
「なにそれ~、なんか~、ダサいんですけど~」
と言わんばかりの冷めた目で、
騒ぐオジサン・オバサンたちを見ておりました。
そんなことはさておき、
子どもたちは、暑さに負けず、全力で取り組んでおりました。
自粛を余儀なくされて、
外で動き回ることさえ制約を受けているご時世です。
おそらく、
全国的に各種目の平均記録は下降することが予測されます。
が、
驚くべき記録をたたき出していた子どももおりました。
一方で、あまり良い記録が残らなかった子どももおります。
運動が得意な子、不得意な子、
人それぞれですが、
その子なりに精一杯がんばれたのなら、
それで良しとしましょう。
そんなことを考えながら、
弧(こ)を描くソフトボールを目で追っていた、村瀬なのでした。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
すっかり「マスク焼け」してしまいました。
4年生の「テルテル坊主パワー」が炸裂して、
前週の天気予報が嘘のように、
すこぶるよい天候の中、
運動会を無事に挙行することができました。
もしも楽しんでいただけたのであれば、
子どもたちも教職員も幸いでございます。
(校長ぶろぐ(児童の活動)に、
ほんの一部ではありますが、
写真が載せられております。
ぜひご覧くださいね。)
今年度は、
子ども1人に対して、観覧できるのは1人、
という制限の中での開催でした。
さらには、
子どもたちと保護者の皆様の接触を極力減らすため、
限られた区域での観覧を強(し)いておりました。
大変心苦しい限りでしたが、
そんな状況でも皆様、
しっかりとルールを守ってくださいました。
区域を外れてご覧になっていた方に声をかけたときも、
「村瀬のくせに生意気だぞ」
なんて誰も口にすることなく、
謝罪と共にご移動していただきました。
観戦マナーもさることながら、
全ての演目が終了した後(演目中もありました)、
片付けを手伝ってくださった方が大勢いました。
お願いしたわけではなく、
ごく自然に、
次々と手際良く片付けていただきました。
これぞ、相野山小の光景!
そんなことを考えながら、
村瀬は誰よりも手を抜いて、
保護者のみなさんの働きを眺めておりました。
昨日までの準備、
当日の演技や応援、
最後の片付けなど、
子どもたちも、
置かれた状況を飲み込み、
その中で精一杯努力し、
マナーを守り、
自ら進んで働いていました。
その姿は、保護者のみなさまと重なります。
「大人の姿を見て子どもは育つ」
と言われますが、
まさにその通りだと感じます。
どうぞこれからも変わらずに、
周りのことを思いやり、
誰かのために行動できる、
そんな素敵な姿を見せ続けていただければと願います。
最後になりましたが、
受付等のボランティアを、
率先して引き受けてくださいました、
PTAの皆様に心から感謝申し上げます。
その協力なくして、
今年度の運動会の成功はありませんでした。
本当にありがとうございました。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今日は日射しが厳しいですね。
走り回る子どもたちの顔は真っ赤です。
熱中症には十分気をつけたいところです。
そんな天候の中、
市内の小学校では、
運動会が挙行されているところもあります。
今週は4校での開催が予定されていて、
本校もその一つであるのは周知の通りです。
保護者の皆様には、
いろいろとご協力を願うことばかりで、
心苦しいところですが、
会を楽しい思い出にするために、
どうぞお力添えをいただきたく思います。
さて、学校側は、
お客様を迎える準備が着々と進んでいます。
子どもたちの練習も熱を帯びております。
見に来てくれる方々を元気にしたい。
そんな思いを感じます。
当日、少しでも感じ取ってもらえたら幸いです。
村瀬と「まさおくん」(草刈りましーん)も、
一通り暴れ終えました。
もうすでに、再生しかかっておりますが…。
5年生の子どもに、
「先生、最近、草刈りしかしてないね」
という言葉をいただき、
すでに職種が替わってしまったように感じるこの頃です。
子どもたちに先生と認識されなくなってきていること、
それと同じくらい、懸念していることがあります。
それは、
運動会当日の天候です。
梅雨時期だから特に、なのでしょうか、
週間天気予報は、刻々と変化しています。
先週の時点では、
絶望感に打ちひしがれていましたが、
現在、
「晴れのち雨」。
まだまだ微妙な感じですが、
光が差し込んできた感があります。
何度も延期させたり、
その時間だけ本降りにさせたりした避難訓練のせいで、
すっかり「雨男」のレッテルを貼られた村瀬です。
隣のY先生は、
「運動会中は、職員室で待機してたら?
いや、それも心配だから、
むしろ、休んだら?」
と、悪魔のようにガハガハ笑いながら、
心ない言葉を投げつけてきます。
Y先生の奥では、
校長も教頭もにやにやしています。
村瀬は奥歯を噛みしめ、
こぼれ落ちそうなものを懸命にとどめる日々です。
しかしそんな村瀬にも心強い仲間がいます。
4年生が作ってくれた、
大量のテルテル坊主たちです。
職員室にも1体連れてきてあります。
きっと彼らが、
雨雲を遠ざけてくれるでしょう。
それに、そうだ!
今回は村瀬が中心の担当者じゃないもん。
もし降ったら、
T先生が雨男なんだ!
と、前向き(?)に捉えながら、
運動会を楽しみにしている、
村瀬なのでした。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
いよいよ運動会がせまってきました。
運動場では毎時間のように、
子どもたちが熱心に練習に励む姿が見られます。
対策をしっかりととりながら、
みんなが楽しめる会になるよう、
学校全体が動いております。
制約が大変多い中ですが、ぜひお楽しみに。
さて、
お客様を迎えるにあたって、
村瀬も「おもてなし」の気持ちで、
連日「まさおくん」(草刈りましーん)と暴れております。
ここのところなぜだか「まさおくん」の調子がよく、
「たみよちゃん」の出番が少なくなっております。
彼は、困難であればあるほど、
やる気を出し、力を発揮するタイプなのかも知れません。
村瀬も見習わなきゃと思う次第(しだい)です。
ご存じのように、
相野山小学校の敷地は、
草が刈りたい放題です。
一通り終えたら、元に戻っている、
ということが、当たり前であります。
ようやく今日で主要部分を終えたのですが、
最初に刈り取ったところは、
しっかり背を伸ばしております。
心が折れそうになりますが、
安全な環境のため、
めげずにブンブンしております。
(へびさんが優雅に散歩していましたし、
はちさんも物件を探している様子です。)
そんな中、
今日は心強い助っ人に来ていただきました。
「あるく日進」という施設の皆様です。
この施設は、
障がいを抱えた方々の就労を支援しており、
年に2回ほど、
相野山小学校にも来ていただき、学校のために働いてくださいます。
大変ありがたい限りです。
このご時世ですので、来ていただけるか心配しておりましたが、
今年度も無事にお越しいただきました。
そして、中庭の除草作業や片付けにご尽力いただきました。
粗(あら)い仕事の「まさおくん」たちでは難しい、
温室の中まで、手作業で草刈りをしてくださいました。
感謝、感謝です。
こういった、
「陰(かげ)ながら」の仕事や役割が、
世の中にはたくさん存在します。
たとえ一つ一つが大きなものでなくても、
歯車のようにそれらが噛み合って、
「日常」が回っているように感じます。
そう考えれば、
どんな仕事も、
どんな役割も、
どんな存在も、
尊(とおと)いものといえるのでしょう。
すっかりきれいになった中庭を見ながら、
子どもたちにそう考えられるようになってほしいなと願う、
村瀬なのでした。
「あるく日進」のみなさん、
今日は本当にありがとうございました。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今日はひどい天候ですね。
通勤中、
久しぶりに、ワイパーに本気を出させました。
それでも視界は乏しく、危険を感じました。
大きな被害が発生しないことを願うばかりです。
さて、
今週火曜日の給食後の話です。
とあるクラスが食器を運ぼうとしていたときに、
束になったスプーンが落下して、廊下に散乱しました。
それを目にした、給食委員の6年生が、
一目散に駆けつけて、片付けを手伝い始めました。
同日、清掃時間の話。
低学年の子がほうきでほこりを集めていました。
が、取り切れておらず、
あちらこちらにほこりが残っています。
それを見ていたのか、
5年生(たぶん)の子が、
何も言わずに残っていたそれを、
ほうきで回収していきました。
小さなことかもしれませんが、
なんだかとても素敵な光景でした。
誰かの失敗や足りない部分を、
そっとサポートしたり補完したり。
まさにそれは、
「思いやり」
というものなのでしょう。
相野山小では、
毎日のようにそんな姿が見られます。
見る度に、
こころがぽっと、
あたたかくなります。
ところで次は、
村瀬の話。
今週もいつも通り、やらかして、
派手にご迷惑をお掛けしました。
「どうしていつもきみは、こうなのかねえ。
ちゃんと確認しなきゃだめだろ」
と、自分を嘆きながら、
ひとりその処理にあたっておりました。
すると、背後から、声がかかりました。
「あなた、何ひとりでやってるのよ」
振り返って驚きます。
「こ、こ、校長先生!」
そこには、普段のきれいな格好とは違う、
ジャージ姿の校長先生が立っておりました。
校長「私も手伝うわ」
村瀬「そ、そんな、そんなことさせられ…」
と、話していると、またしても声が響きます。
「へいへい、ひとりで勝手にやってるんじゃねえよ!」
「きょ、きょ、教頭先生!」
いつも通りのポロシャツ姿で、
教頭先生がやってきました。
教頭「オレにもやらせな!」
村瀬「そ、そんな、そんなことさせ…」
と、話していると、またもや声が轟(とどろ)きます。
「どうして声をかけないのさ!」
「わ、わ、Y先生!」
いつも通りのジャージ姿で、
Y先生が駆けつけてきました。
Y 「あたいにも道具、よこしな!」
村瀬「そ、そんな、そんなこ…」
さらには、村瀬の後始末担当と化している、
用務員のKさんまでやってきました。
K 「はいはい、いつものことですね」
村瀬「そ、そんな…」
校長「みんなでやれば、早いでしょ!」
教頭「そうさ、お前の失敗は、オレの失敗だぜ!」
Y 「あたいたち、仲間じゃないのさ!」
K 「あなたの尻ぬぐい、慣れてますから!」
村瀬「み、み、みんなーーー!」
青春ドラマさながらの展開に号泣する村瀬の目には、
先輩方から後光が差しているように見えました。
2日間にも渡る4人の尽力により、
どうにか処理を終えることができました。
(作業の詳細は避けますが、
教頭先生が転倒して下半身がずぶ濡れになり、
貸してあげるとの村瀬のやさしい申し出を断って、
コンビニへ下着を買いに走ったことだけは、
ご報告させていただきます。)
このように、
子どもたちだけではなく、
相野山小の教職員の中にも、
お互いをカバーし合う「思いやり」が、
しっかりと存在しています。
手前みそになりますが、
とてもあたたかい雰囲気だと感じています。
子どもたちにも教職員にもある、
そのあたたかさが、
相野山小学校全体を包み続け、
伝統としてつながっていくといいなと、
切に願っています。
子どもたちや先輩方のように、
時には誰かをそっと助けられるようになりたいと考えている、
助けられてばかりの村瀬なのでした。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
梅雨の気配を感じる天気予報ですね。
今週は、
1年生があさがおの種を、
2年生が野菜の苗を植えておりました。
あさがおの種まきの際には、
多くのボランティアの方にお越しいただきました。
(詳細は校長ぶろぐ「児童の活動」をご覧くださいませ。)
誠にありがとうございました。
その他の学年花壇や畑も、
作物を育てる準備が着々と進んでおります。
やはり、命が萌(も)える、初夏ですね。
村瀬VS草との本格的な格闘も、
しばらく前からすでに幕を開けております。
今週は校内にいるよりも、外にいる時間の方が、
子どもと接するよりも、草花と戯(たわむ)れる時間の方が、
長かったような気もします。
昨日、
草刈り用ユニフォームを着たまま職員室に行ったら、
「お疲れ様です。どうもありがとうございます。」
と、さわやかに、かつ、よそよそしくあいさつをされました。
少しの間を空けて、
「なんだ村瀬じゃん!
業者さんかと思った!
あいさつして損した」
との言葉をいただきました。
数分後、外をうろうろしていると、
3人組の子どもたちがやってきました。
A「きれいにしてくれて、ありがとうございます!」
と、声を掛けられました。
素晴らしいなあ、と感心していたら、
B「あれ? どっかで見たことある気がする」
C「気のせいじゃない?」
とのやりとりが始まりました。
いたたまれなくなり、
「あの、村瀬なんですけど…」
と、自分から伝えてみましたが、
半信半疑の顔で通り過ぎて行きました。
自分の職業を見失いかけているこの頃です。
さてさて、
自然の豊かさは、相野山小の自慢です。
花も草もそのままにしておきたいところですが、
子どもたちに危害を加える生き物が繁殖しては困ります。
心を鬼にして、
「まさおくん」と「たみよちゃん」(草刈りましーん)と共に、
戦っているわけです。
村瀬もレベルが上がったのでしょうか、
昨年度に比べれば、
効率よく作業することができているように感じております。
繁殖シーズン前に、
ある程度刈っておいたことも功を奏したのかもしれません。
ただ、一番効果的なのは、
我が師匠のお三方(用務員のKさん、S先生、E先生)が、
草抜きなどをこまめに行ってくださっていることに違いありません。
どうせまた生えるしな、どうせまた伸びるしな、
という思いは、日々浮かんできます。
しかし、大きくなってしまったあとでは、
刈るのも抜くのも大変です。
昨年度、この身をもって痛感したことです。
この話は、
自然環境の整備だけにあてはまることではありません。
日々の暮らしで生じる様々な問題も、
同じように思います。
学校生活をはじめ、
集団の中で過ごせば、
当然摩擦(まさつ)が増えて、問題は起こりやすいでしょう。
学校の場合、
その問題が大きくならないうちに、
言い換えれば、
問題の「芽」が小さなうちに摘(つ)むことが、
私たち教員の大切な務めだと考えております。
そのために、積極的に子どもたちと関わりながら、
日々変化を確かめるように努力しています。
ご存じのように、
相野山小学校は市内、
いや、近隣市町の中でも、
最も子どもの数が少ない学校です。
そのため、
様々な制約が受けることもあるのですが、
こと生徒指導の面に関しては、
子どもに目が行き届きやすいという、
大きな利点があります。
しかし、
必ずしも全てが見渡せるわけではありません。
大変心苦しい話なのですが、
気付かないうちに問題が膨らんでしまっている、
といったことも起きてしまうのが実情です。
子どもが一度(ひとたび)学校を離れれば、
残念なことに、
私たちはその様子を目にすることができません。
そんなとき、頼みの綱となるのは、
保護者の皆さんや地域の方々の目です。
小さな変化でも構いません。
少し気になることでも構いません。
子どもたちのために、
学校へどんどん情報をいただけると、
私たちは大変心強く思います。
たとえそれが、
「杞憂(きゆう)」に終わる出来事だったとしても、
それはそれで、
いいことだとも言えますから。
できるだけ多くの目で見守り、
問題が小さな芽のうちに摘み取る。
そんな学校であり、地域であったら、
誰にとってもうれしい環境といえるのではないでしょうか。
そのようなことを、
草にまみれながら考えていた村瀬なのでした。
長くなりました。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今日はまさに、「五月(さつき)晴れ」ですね。
空がまぶしいです。
予想では気温も25℃を超えると聞きました。
「夏日」と呼ばれるそうですが、
タイミング良く、
本日は「立夏(りっか)」。
暦の上でも今日から「夏」だそうです。
子どもたちの半袖率もぐぐっと高くなったようです。
連休中、ぐっとこらえる時間が多かったためか、
休み時間はいつも以上に多くの子どもたちが、
外を走り回っておりました。
多くの生き物が謳歌(おうか)する季節です。
虫かごを持った少年少女たちが、
観察池や畑周辺で目を輝かせておりました。
長い休み明けは、子どもたちの様子が気になります。
どの先生方も、子どもたちの顔色をよく観察します。
当然ですが、
頭も心も通常営業となっていない子どもも見かけられます。
それでも、学校に足を運んでくれた。
それだけで十分立派だと、個人的には考えております。
当然ですが、
村瀬自身も、開店休業状態です。
それでも、学校に来られた。
ということで、自分を褒めてあげたいと思います。
おー、えらいえらい。
さて、そんなぼーっとした村瀬を目覚めさせるハプニングが、
朝一から発生しました。
鳥さんが、
窓ガラスを突き破ってしまったのです。
普段は誰も通らない場所の窓でしたので、
けが人はいませんでしたが、
鳥さんを助けることはできませんでした。
(埋葬させていただきました。)
かなりの勢いで衝突したのでしょう。
ガラスが広範囲にわたって散らばっており、
校長先生とY先生に手伝ってもらいながら、
朝から大掃除さながらのガラス除去作業が行われました。
連休ですっかり身体がなまっていたので、
よい運動にはなりました。
本校は明日まで家庭訪問週間です。
午後、いつもよりゆとりのある子どもたちは、
うれしそうに帰っておりました。
遊ぶことは大いに結構です。
が、
ぼーっとし過ぎて、
鳥さんのように、
大きな事故に巻き込まれないことを、
切に願っております。
交通安全、感染症に対する安全等、
十分に留意するよう、
お子様へのお声掛けをよろしくお願いしますね。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
昨日の荒天とは打って変わっての天気ですね。
連休の谷間の本日ですが、
子どもたちより大人たち(教職員)のほうが、
どこか上の空だったのは気のせいでしょうか。
本校では今日から家庭訪問期間です。
子どもたちは4時間授業で帰って行きましたが、
担任の先生方は、ここから緊張感の漂う時間です。
それでも、
現在は希望制となったため、
随分と数も少なくなり、
ゆとりをもって回れるようになったのではないでしょうか?
かつて、4日間で40軒を巡ったことがありますが、
へっとへとになった記憶があります。
現在、担任ではない村瀬は、
午後、こうしてのほほんとぶつぶつしているわけですが、
この後は、萌(も)え盛る草木たちと戯(たわむ)れようと思います。
草木たちと戯れるで思いましたが、
先日の草刈りの折、
飛んできた石のせいでしょうか、
気がつけば腕時計の表面が割れておりました。
蜘蛛の巣柄になって、とても見にくいです。
さいわい、カバーガラスを装着していたので、
まだよかったですが。
ちなみに村瀬は腕時計など、
装飾品を身体に身に付けることが苦手です。
どうにも気になってしまい、
そわそわしてしまうからです。
なので、お恥ずかしながら、
つい最近まで、
腕時計を所持していませんでした。
「あんたもう四十過ぎたんだから、
時計ぐらいしなさいよ」
などと、奥方をはじめ、
何人かの知人から同じようなことを言われましたので、
現在しぶしぶつけているわけです。
それにしても、
腕時計は色々な種類がありますね。
値段もピンからキリまであって、
一体どれがいいんだか、さっぱり分かりませんでした。
調べるのもだんだん面倒になってきて、
なんか便利そう、という短絡的な考えで、
思い切って、
柄にもなく、
身分不相応であろう、
ハイテクなヤツにしてみたのです。
案の定、ですが、
使いこなせていません。
それどころか、
AIアシスタントの「S」という女性が、
中に住んでいらっしゃるそうで、
時折突然しゃべり始め、困っています。
随分と話がそれてしまいました。
今日は、
授業中大変恐ろしいことがありましたので、
連日になりますがぶつぶつさせてもらうことにしたのです。
それは、
6年生の算数でのことでした。
村瀬はTT(ティームティーチングの略です)の相棒として、
授業に参加しております。
いつも担任の先生の授業を見ながら、
「なるほど、そうやって教えればよかったのか!
ごめんよ、卒業生たち!」
と、子どもたちと一緒に日々学ばせていただいています。
ところが今日は、
ひどくぼーっとしていることがばれたのか、
担任のH先生がいきなり、
「村瀬、あんた、説明してみなさいよ」
と、攻撃を仕掛けてきたのです。
超文系人間の村瀬です。
算数は(も)大の苦手ですが、
子どもたちがいる手前、
「できません」
と言うことができませんでした。
仕方なく前に移動し、
震える指で、
黒板を使って説明していきます。
今年の6年生も、
とてもやさしい子どもたちです。
分かりづらいで有名な村瀬の説明を、
「アルカイックスマイル」(仏様の微笑み)を浮かべ、
うなずきながら聞いてくれているではないですか。
しどろもどろになりながらも、
どうにか説明を終え、
最後の決めぜりふを放ちます。
「みなさま、分かりましたか?」
とてもやさしい子どもたちです。
ここでも「アルカイックスマイル」で、
うなずいてくれました。
が、そのときです。
静寂を破って、声が響きました。
「スミマセン。ヨク、ワカリマセン」
声の主は、
子どもたちではなく、
H先生でもなく、
村瀬の腕時計、
AIアシスタント「S」でした。
おぬし、聞いておったのか?
なんという絶妙なタイミングで、
なんという適切な言葉を話すのだ!
人の言葉を理解して評価したり、
誰かの気持ちを読み取って代弁したりするなんて、
AIの進化はここまできたのかと、
恐怖に恐れおののく村瀬。
それをよそに、
大笑いする、
子どもたちとH先生。
連休の谷間の素敵な思い出になりましたとさ。
ということで、
健康で安全でおだやかな連休を。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
予報通り、雨が降ってきましたね。
用務員のKさんやS先生、E先生たちの協力により、
昨日、花壇の花のお引っ越し作業を完了しましたが、
新しい環境に根付くためには、
ちょうどいい天候です。
お三方の美的センスのおかげで、
花壇の一画が観光農場レベルの花畑になっております。
ぜひ、ご覧いただきたいところです。
ここのところ連日、
外の作業に長い時間勤(いそ)しんでおりました。
身体は見事にカチカチのボロボロです。
今朝は竹ぼうきを掃きまくり、
指の皮がめくれるという惨劇に見舞われました。
昨日は草を抜きまくり、
謎の虫に刺されるという惨劇に見舞われました。
そんな村瀬にも、惠の雨かもしれません。
様々な作業を外で繰り広げているわけですが、
一番時間を割いているのは、
やはり、「草刈り」でしょう。
今年度もいよいよ、
野草たちとの戦いのシーズンが幕を開けました。
草刈りといえば、
相棒の「まさおくん」(草刈りましーん)の出番です。
が、過去ぶつぶつで書いたように、
すっかりご老体の「まさおくん」です。
あまり調子がよくなく、
時折うんともすんとも言わなくなったり、
時折謎の暴走を起こしてしたりしてしまいます。
そんな中、
新しい仲間「たみよちゃん」(草刈りましーん)がやってきました。
混合燃料でバリバリ動く「まさおくん」と違い、
充電バッテリーで動く「たみよちゃん」。
初めて動かして見たところ、
とても静かで驚きました。
「まさおくん」は猛烈な音を立てるので、
耳栓代わりのイヤホンから流れる音楽に合わせて熱唱しても、
周りにばれずに済むのですが、
「たみよちゃん」の場合、
速攻でばれて赤っ恥をかくことになりそうです。
また、バッテリーが二つありますので、
一方が稼働中にもう、一方を充電しておけば、
エンドレスで動き続けることができます。
村瀬にとって、
それがいいことなのか悪いことなのか判断が難しいですが。
「たみよちゃん、あなたすごくお利口ね。
これから末永くよろしくね」
と、農機具庫で「たみよちゃん」に声を掛け、なでなでしていたら、
ガコンと背後で音がしました。
「まさおくん」が台から落下しているではありませんか。
これは、きっと、ふてくされている。
人の世界も物の世界も、
「やきもち」は大変だなあと苦笑いを浮かべます。
仕方なく、「まさおくん」に声を掛けます。
「そんなすねるなよ。だってお前、疲れてるんだろ。
だからたみよちゃんに来てもらったんじゃないか」
「オレダッテマダヤレル」
(まさおくんの声。村瀬にはときどき聞こえます。)
「いや、なかなか動かなかったり、途中で止まったりするだろ」
「ダイジョウブ。チョットムシノイドコロガワルカッタダケ」
「ほんとかよ」
「タメシテミロヨ」
村瀬はしぶしぶ、「まさおくん」の言うことを聞いてあげます。
すると、
ウォーーーーン、と一発でエンジンがかかるではありませんか。
突然の絶好調モードに、
村瀬は再び草むらへと飛び出しました。
巻き散らかる草の中で、
どうして「まさおくん」が急に元気になったのだろうと、
考えました。
そして、ひらめきました。
ははーん。
「たみよちゃん」にいいところを見せたくて、
張り切ってるんだな。
人の世界も物の世界も、
「恋」の力は偉大だなあと感心しながら、
「まさおくん」と戯(たわむ)れていた、
村瀬なのでした。
それでは、また。