先生たちがブツブツブツ…(令和4年度)

命を守るために。

2022年11月21日 17時34分

こんにちは、村瀬です。

夜中の荒天とは打って変わって、

昼中は穏やかな天候でしたね。

清々しい秋空が広がっていたにも関わらず、

相野山小学校には、雷が落ちました。

他でもない、村瀬が落としたのです。

 

本日は避難訓練でした。

その様子が、

相野山小の子どもたちらしくない、

集中を欠いたものに感じました。

そこで、久しぶりに、

声を荒げ、全力で、

思いの丈(たけ)をぶつけたのです。

普段のぼけ~っとした村瀬との違いに、

怯えていた子も見受けられ、申し訳なかったですが、

真剣に叱りました。

 

担任のときもそうでしたが、

避難訓練を行うときは、

「鬼になる」と宣言しています。

他でもない、「命を守る」ためだからです。

事が起きたとき、

本心としては、

一人ひとりに手を差し伸べ、助けてあげたいところですが、

現実には到底不可能です。

そばに大人がいなくても、

自分の命を自分で守れるようにするために、

繰り返し繰り返し訓練を行っています。

 

少しの行動の違いが、命運を左右するということは、

痛々しく刻まれた震災の歴史が証明しています。

いいかげんに訓練を行うことは、

意味がないどころか、

いざというとき、マイナスに作用してしまうように思います。

ですので、

今回のような集中を欠く様子を見かけると、

「鬼」になって叱るのです。

 

急にマックスの声を出し続けたおかげで、

のどが「とび」ました。

声がしゃがれております。

しかし、もしも、

私たち教職員が、

自分たちの命を守るために真剣なんだと、一人でも感じ、

行動が変わっていったのなら、

本望です。

 

ご家庭でもぜひ、

今日の訓練の様子を聞いてみてください。

そして、もしものとき、

命を守るためにどういう行動をとるべきか、

話し合ってみることをお勧めします。

 

今回は、まじめぶつぶつで申し訳ありません。

次回は、ほのぼのぶつぶつを記せるといいなあ。

 

それでは、また。

私がやりました。

2022年11月17日 17時01分

こんにちは、村瀬です。

11月も半分が過ぎました。

それなのに、

さむがりの村瀬さえ、

上着の下は半そでシャツ、

という状態です。

例年より、

短パン・半そでボーイ&ガールも多い気がします。

6年担任のS先生もその仲間です。

季節感を大切にしてほしいものです。

 

前回のぶつぶつで、

ラミネーターの「なかばやしくん」が旅立ったことをお伝えしましたが、

本日、新しい仲間、

「あいりすちゃん」

がやって参りました。

早速ばんばん酷使されていたようですが、

みんなで大切に使って、

長生きしてもらいたいものです。

 

今朝の話です。

1年生のM先生が村瀬のところにやってきました。

そして、

「なかばやしくんをダメにしたのは、

私かもしれません。ごめんなさい」

と、謝辞を伝えてこられたのです。

聞けば、ここ数日、たくさん使用したから、

とのことでした。

しかし、どの教職員も、

バンバン使いまくっていた(もちろん、必要に応じてですが)ので、

M先生が責められることでは全くもってありません。

「M先生のせいなんかじゃありやせんぜ。

なんなら、あっしのせいでございやす」

と、言葉を返したのですが、

申し訳なさそうにしておられました。

そんなM先生の正直さに感動さえ覚えたのでした。

 

考えてみれば、なかばやしくんの先代、「おーろらさん」が永眠したときも、

2年担任のH先生が、

「あたしがやりました」

と、正直に自首してきました。

昨日も、あいあい学級のA先生が、

「あたい、靴箱の扉を壊しました」

と、自首してきました。

ついでに、4年生のA先生も、

「わらわは、名札をなくしました」

と、自首してきました。

(このケースは違うかもしれません。)

 

正直者が大勢いるのは、職員室に限りません。

子どもたちも同様です。

「村瀬、ごめんなさい。

木の枝折っちゃった」

先日、低学年の少年が謝罪しに来ました。

「きみは正直者だね。

将来大統領になれるよ」

と、叱らずにエールを送りました。

どうやら、

アメリカ初代大統領ワシントンの逸話を知らない少年は、

「お、おぅ」

と、微妙な反応で立ち去っていきました。

他にも、

ボールを破裂させてしまった子、

掲示物を破ってしまった子

掃除道具を壊してしまった子、

様々な正直者たちがやってきます。

そんな子たちに、村瀬を含め、

多くの先生方は、叱りません。

もちろん理由が理由であれば、叱ることもありますが、

それでも、まずは正直であったことを認めるようにしています。

 

村瀬が中学生で、国語の授業を受けていたときの話です。

その日、定期テストが返却され、

全体で答えを確認する時間となりました。

国語科担当のN先生が解説をしているとき、

村瀬は鼻をほじりながらぼーっと自分の解答を眺めていると、

不意に気づきました。

(この答え、違うじゃん!)

ご存じのように、中学校の定期テストの結果は、

進路に大きな影響を与えます(きっと、今の中学校よりも)。

1点、2点の違いで…ということだって考えられます。

誤って正解とされている問題の配点は大きなものでした。

鼻をほじっているどころではなく、

ただでさえ微(かす)かにしか聞こえて(聞いて)いなかった、

N先生の声は完全に遮断されました。

ザ・葛藤の時間です。

「天使の村瀬」と「悪魔の村瀬」が起き上がってきます。

天村「村瀬、正直に申し出るべきだよ。

   次のテストで頑張ればいいじゃない」

村瀬「うん…そうだよね…」

悪村「ばか言うんじゃない!

   黙ってれば誰にも分からないぜ。

   だいたい村瀬が次のテスト、

   頑張れるわけないじゃないか!」

村瀬「ごもっとも!」

天村「村瀬、目を覚まして!

悪魔に心を売るんじゃないよ。

   ズルばかりしてたら、くせになっちゃうよ!」

村瀬「ううぅ…」

悪村「何を今さら!

   ズルはお前の専売特許じゃないか!

   みんなから村瀬ズルしげって呼ばれてるんだぞ!」

村瀬「え? そうなの?」

そんな三人のやりとりが授業中永遠に繰り返されました。

挙動不審な姿に、

きっと隣に座っていた女子は怯(おび)えていたと思います。

 

結局、申し出ることなく、授業は終わりました。

いつもなら、大いにはしゃいで、

放課など(何なら授業中も)を過ごしていたのですが、

どうにも、もやもやした気分が晴れません。

もやもやもやもや、部活の時間まで過ごしてしまいました。

 

「天使の村瀬」と「悪魔の村瀬」の対決は、

1:9の割合で後者が勝利を収めるのですが、

その日はどういうわけか、

天使の村瀬が心にしがみついて離れませんでした。

そして、とうとう、「悪魔の村瀬」が根負けしたのでした。

 

部活後、村瀬は職員室に走り、

N先生にその旨を伝えました。

N先生は何も言わず、村瀬の回答用紙を手に取ると、

記された点に斜線を入れ、正しい点数を記入しました。

そしてその下に、

「心=100点」

と、大きく書いてくれたのでした。

その文字を見たとたん、村瀬のもやもやはすっきり晴れました。

そしてそのときの光景は、

相変わらずしぶとく生き続ける「悪魔の村瀬」との戦いにおいて、

一つの大きな武器になり、盾ともなっているのです。

 

身の保身のために、

隠したりごまかしたりしていると、

いつかの村瀬のように、心を曇らせてしまいます。

そしてそれは、日々の生活をも苦しくさせてしまうのでしょう。

そうならぬよう、

相野山小の子どもたちらしく、

いつまでも澄んだ心あってほしいし、

M先生やH先生、A先生たちのように、

見本となれる大人でありたいと思うのです。

 

長くなり、申し訳ありません。

ところでどなたか、

A先生の名札、知りませんか?

 

それでは、また。

45周年なんですよ。

2022年11月15日 17時38分

こんにちは、村瀬です。

本日も晴天です。

そんな中ですが、本日、

本校で大活躍していた、

ラミネーターの「なかばやしくん」が、

永眠いたしました。

ラミネーターの使用頻度は、

学校などの教育機関がぶっちぎりで高いのではないでしょうか。

なかばやしくんも、

酷使に酷使を重ねられる劣悪な労働環境に耐え、

今日までがんばってくれました。

彼との思い出を振り返り、泣きながら、

赤い字が書かれた袋に包んであげました。

ありがとう、さようなら、

なかばやしくん。

 

そんなことはさておき、

昨日、本校は、

「開校45周年」を記念して、

航空写真を撮影しました。

 

通常ですと、「〇〇周年」を迎えた年には、

「〇〇周年記念運動会」ですとか、

「〇〇周年記念学習発表会」ですとか、

銘(めい)を打って大々的にアピールするところですが、

本校ではここにきて突然周知することになりました。

それは、本校が慎ましく謙虚がゆえ、

と言いたいところですが、

現実は異なります。

 

校長先生、教頭先生と3人で談笑していたときのことです。

村「南小学校って50周年らしいですね」

校「うちはまだまだ先だね」

教「40周年はいつだった?」

村「村瀬が6年担任してたときです」

校「そうなんだ」

教「じゃあ45周年はいつだろう?」

村「もうすぐじゃないですか?」

校「来年くらいじゃない?」

教「でも、そういえば、昨年の卒業式、

 『第44回』じゃなかったですっけ?」

村「え?」

校「ってことは…」

その後大慌てで、

学校の沿革史(歴史書)まで引っ張り出して、

3人で調査したところ、

今年度が45周年であることが判明したのです。

 

それが今から3週間ほど前、

10月の終わりのことでした。

運動会はもちろん、

学習発表会もプログラムが印刷済みでしたので、

「45周年記念」なんて銘打つことなんて、

土台無理な話だったのです。

 

しかし、

せっかくの節目の年だ、何かせねば、

ということで、急きょ予定に組まれたのが、

今回の航空写真だったわけです。

わずか3週間足らずで実現させたのは、

他ならぬ教頭先生の交渉術だったのだと思います。

 

晴天の下、

無事に撮影が終わりました。

(校長ぶろぐ「児童の活動」に写真があります。

 ぜひ、ご覧くださいませ。)

みんなで描いたのは、

最近しれっと、

相野山小学校公式キャラクターになった、

「あいことやまお」

ところでみなさん、

その作者、知ってますか?

ふふふふふ。

 

それでは、また。

540台。

2022年11月13日 14時41分

こんにちは、村瀬です。

本日は自宅にてぶつぶつしております。

気が付けば、家族が出掛けておりました。

そんなときには、村瀬はいじけながら散歩するのが通例ですが、

本日は久しぶりの雨天。

それも叶わぬので、

好物の甘い炭酸水を飲みながら、ぶつぶつしております。

 

さて、先回は竹の山小学校の研究発表会について触れました。

本日は、予告した通り、村瀬がよほど暇なので、

発表会での村瀬の振る舞いについてご報告させていただきます。

初めに宣言しておきますが、

極めてどうでもいい話なので、

村瀬くらいよほど暇ではない限り、

ここで引き返すことを忠告しておきます。

 

先回も触れたように、

発表会には県内から大勢の先生方がお越しになります。

そこで、仲間の晴れ舞台を助けるために、

市内の小中学校からそれぞれ2人ずつ、

助っ人(すけっと)として駆けつけたわけです。

相野山小学校からは、Y先生と村瀬が向かいました。

事前に仕事が割り振られており、

Y先生は来賓の接待を担当することになっていました。

村瀬に対する普段の言動からすると、不適任に感じるのですが、

悔しいかな、やるときはやるのが、Y先生です。

来客を笑顔と丁寧な言葉で迎えるなど、

そつなく役割をこなしたようです。

仕事を割り振ったであろう竹の山小学校のB先生とN先生は、

適材適所の見事な采配だったと思います。

 

一方村瀬に与えられた仕事は、

「交通整理」です。

ほとんどの先生方は車で来校される予定でしたので、

それをうまく誘導することは、とても重要な役割です。

10名ほどの仲間たちと共に、その任務に当たります。

教頭先生に借りた、

反射材がバンバンに仕込まれたオレンジ色のベストを身にまとい、

案内板(竹の山小と→が書かれたもの)を握りしめ、

いざ出陣です。

村瀬が向かう場所は、

竹の山小学校の運動場(当日の駐車場)入口から、

徒歩20秒の大通り。

その場所に立って、案内板を掲げ、

「こっちに曲がると、学校に着くよ!」と示すことが、

村瀬の使命です。

 

ところで、事前に、

それぞれの立ち位置を仲間たちと確認し合ったのですが、

「ほとんどの車、こっちから来て、

 K先生の場所で曲がるよね?」

「反対側から来ても、

 Y先生のいる道からも来れるよね?」

「ということは、村瀬のいる場所、

 あんまり意味ないんじゃねえ?」

「ということは、村瀬、

 いらないんじゃねえ?」

という心無い言葉が飛び交いました。

「そんなことないもん!

 一番大事な場所だもん!」

と、反論しようとも思いましたが、

(見ておれよ、皆の者。

 当日、誰よりも巧みに誘導して、

 度肝を抜かせてやる!)

と、心に誓い、

微笑を残すという大人の対応をした村瀬なのでした。

 

そんな熱意をもって持ち場につき、

村瀬は高らかに案内板を掲げます。

運転手が見やすいように、

車道と歩道のギリギリのラインに立ち、

さらには安心感を与えるように、

微笑みを浮かべるという、

「おもてなし」の精神をも持ち合わせながら、

任務を遂行(すいこう)し続けます。

ところが、

村瀬の案内に従って曲がる車が全然現れません。

「これは、案内板の高さが悪いのか?

 いや、微笑みが足りないからか?」

と、試行錯誤しながら誘導をするのですが、

結果がついてきません。

なかなかの交通量で、

運転手の多くは村瀬を一瞥(いちべつ)するのですが、

次々に通過していきます。

その目は、

「変な格好をしたヒッチハイカーなのか?」

と、言わんばかりの好奇に満ちたものでした。

 

ようやく1台曲がってくれたと思ったら、

またしばらく好奇の目に晒(さら)される時間が続きます。

片や、すぐそばの入口では、

H先生たちが声を上げながら必死で誘導しています。

運動場には砂ぼこりを浴びながら懸命に誘導している、

先生たちの姿が見えます。

 

そのとき、村瀬は思いました。

「あっちの仕事、ぼく、できないや」

ここでもB先生&N先生の采配が見事的中したわけです。

ナイス、適材適所。

そう感慨を抱いたのでした。

 

あまりのゆとりに、

行き交(か)う車を数えてみました。

540台まで数えて、飽きたのでやめました。

また、通りがかったおばあちゃんと、

ば「あんた何しとるの? 学校でなんかあるんか?」

村「そうだよ。発表会があるだよ。

 よかったらおばあちゃんも来る?」

ば「行くわけないがね」

なんて談笑までしました。

 

何はともあれ、

仲間たちの活躍により、

大きなトラブルもなく、無事に案内が終わりました。

疲労困憊(こんぱい)の仲間たちから、

冷(さ)めた視線が送られていた気はしましたが。

村瀬は助っ人としての役割を見事に果たしませんでしたが、

研究発表会は大成功に終わり、めでたし、めでたし、でした。

 

ただ一つ、気になっていることがあります。

来校者のみなさんは会の終わりに、

アンケートを記入していたと思うのですが、

そちらに、「トイレ」に関するクレームがなかったか、ということです。

と、いうのも、

村瀬は数人の先生方から、

「トイレはどこですか?」

と、尋ねられたのですが、

なんとなくの記憶を頼りに、

「たぶん、あっちの方にあったかと思います」

と、適当に案内してしまったのです。

その後、

実はすぐそばにトイレがあった、という事実が発覚しました。

もしも、

「変な男に遠方のトイレを案内された」

といった苦情があった場合は、

全て村瀬の仕業です。

竹の山小学校の先生方、その際は深く謝罪いたします。

 

あまりにも暇すぎて、

どうでもよすぎることをロングぶつぶつしてしまいました。

でも、事前に引き返すよう忠告しておいたので、

このことについては、苦情は受け付けませんし、

謝罪もいたしません。

 

それでは、また。

仲間の学校の話。

2022年11月11日 13時57分

こんにちは、村瀬です。

学習発表会が終わり、

ほっと一息の相野山小学校です。

それに加えて、気候の良さや週末ということも手伝ってか、

子どもたちの表情も柔和(にゅうわ)な気がします。

一方村瀬は、

まだキリっとした表情のままでいます。

この後、出張が控えているからです。

今週3日目の「スーツデー」となっております。

6年生の女子たちに、

「村瀬、珍しいね」

「村瀬、いつもくたびれたジャージなのにね」

「村瀬、また雨が降るよ」

と、口々に好き放題言われました。

 

さて、本校ではここで取り上げられるような大した事件もなく、

平和な雰囲気が漂っておりますので、

今日は他校の話を唐突にぶつぶつしたいと思います。

 

スーツデーの初日であった9日、

校長先生とY先生と共に、

竹の山小学校へと馳せ参じました。

本校が平和過ぎるので遊びに行った、

というわけではなく、

『研究発表会』が開催されたからであります。

竹の山小学校では、2年間にわたり、

「学習指導」についての研究が全校体制で取り組まれておりました。

9日は、その集大成ともいうべき一日だったのです。

その成果を見ようと、

県内の広い地域から先生方が押し寄せることが予想され、

村瀬とY先生は、お客様の歓待のお手伝いに向かったわけです。

 

まずもって、竹の山小が取り組んできた研究について触れますが、

極めて端的にいうと、

素晴らし過ぎるものだった、と心から感じました。

授業の様子を観察させていただくことができたのですが、

担任の先生方の工夫(この部分を研究されていたのです)により、

担任と子どもたちだけでなく、

子どもたち同士が積極的に交流を深めながら授業が進むなど、

みんなが生き生きと授業に参加する姿が見られました。

どの学級も雰囲気が良かったのは、

子どもたちが楽しく、

また、安心して授業に取り組むことができているからと思います。

「どの学級も」というところから、

竹の山小学校の先生と子どもたちの関係性の良さや、

先生方のチームワークの素晴らしさを感じます。

校舎内外の美しさと併せて、

そのこともまた、大変憧れを抱くものでした。

 

いえ、何も、相野山小学校のそれが悪い、とは言ってませんよ。

むしろ良い、と、手前味噌ながら、思ってますけどね。

でも時折、村瀬への対応がねえ…。

(自業自得、という声が飛び交うこと必定ですが。)

あと、校舎はもう、ねえ…。

相野山の子が竹の山に足を運んだら、

その違いに腰を抜かし、

後に、暴動が起きてしまうかもしれませんねえ。

まあ、来年度トイレがきれいになるから、

それで我慢しましょうね。

 

と、話は大きく脱線してしまいましたが、

なにはともあれ、私たち相野山小の教員にとっても、

極めて学びの深い時間となりました。

今回披露していただいた成果を、

本校の教育活動にも少しでも生かしていこうと考えています。

竹の山小の先生方(たぶん誰も見てないでしょうが)、

2年間本当にお疲れさまでした。

これからも、日進市の子どもたちのため、

市内の仲間として、共に奮闘しましょう。

 

さて、次回の(または、書くことがなくて暇なときの)ぶつぶつは、

今回の研究発表会での、

村瀬の獅子奮迅(ししふんじん)の活躍ぶりを披露してみようかと思います。

請(こ)わない、ご期待!

 

それでは、また。

素晴らし過ぎる。

2022年11月10日 17時20分

こんにちは、村瀬です。

おだやかな日々が続いております。

昼中、半そでで過ごすことも多いですが、

暦の上ではすでに「冬」です。

予報では来週から気温が低下するようですが、

急激なダウンは、

ただでさえぼろ雑巾のような村瀬の身体に堪(こた)えますので、

戦々恐々としているところです。

 

さて、本校では本日、

「学習発表会」が開催されました。

どの学年もそれぞれのカラーを大いに生かし、

色とりどりの発表を見せてくれました。

(近いうちに、校長ぶろぐ「児童の活動」で紹介されるでしょう。)

 

保護者のみなさんにも楽しんでいただけたのではないかと考えますが、

いかがでしたでしょうか?

たくさんのビデオカメラが稼働しておりましたが、

お子様はちゃんと映っていたでしょうか?

いつかの村瀬のように、

ピントがボケ続け、誰が誰やら分からない映像を撮影し、

あとでこっぴどく叱られた父親がいないことを心から願っております。

 

村瀬はリハーサルで一通り見ていたのですが、

どの学年もより良くなった発表を、本日披露してくれました。

素晴らし過ぎると思います。

発表会後、

多くの子どもたちが村瀬のもとにやってきて、

「村瀬、どうだった?」

と、尋(たず)ねてきましたので、

「いやあ、よかったよ。素晴らしかった」

と返答しました。

なかには、その答えに対し、

「言われなくても、分かってるよ」

と、突き返してくれた無礼な少年もいましたが、

にこにこの笑顔だったので許してあげました。

何はともあれ、

とても素敵な学習発表会になったのでした。

 

保護者のみなさんには、

徒歩でのご来校等、数々の制約やお願いを聞き入れていただきました。

子どもたちの発表に負けぬほど、

みなさんのマナーも素晴らしかったです。

発表会は、

舞台に立つ者だけでなく、

舞台を見る者と一緒に創るものなのだろうなと、

強く感じる時間となりました。

本当にありがとうございました。

どうかご家庭で、

名俳優、名歌手、名ナレーターたちを、

ヨシヨシナデナデしながら(村瀬が我が子に行うとすぐに払いのけられますが)、

べた褒めしていただけましたら、幸いです。

 

それでは、また。

ブン、ブン、ブン。

2022年11月2日 18時05分

こんばんは、村瀬です。

先程も書きましたが、

本日はお日柄(ひがら)もよかったので、

もうひとぶつぶつ。

 

お日柄がよすぎて、

ハチさんがたくさん来校しました。

それも、室内に。

 

まずは第2理科室で、

ハチさんがたくさん飛んでいるとの報告を受けました。

むやみに命を奪ってはならぬと教えを受けておりますので、

左手にタモ(虫取り網)を、右手に念のためやっつけるスプレーを手に、

理科室に向かいます。

途中、3年生に、

子「村瀬、そんな恰好で戦いにいくの?」

と、聞かれたので、

村「ああ、心配ないさ。

 心がきれいな人は刺されないからさ」

と、答えたところ、

子「じゃあ、村瀬、真っ先に刺されるじゃん」

と、返されました。

タモで追いかけまわしてやろうかと思いましたが、

気を取り直し、現場へ向かいます。

 

確かにそこでは、

5、6匹のアシナガバチさんが楽しそうに飛んでいます。

夏休みの少年のように、

タモを振り回して次々捕まえ、外に放ちます。

「なかなか、うまいじゃん」

思わず自画自賛してしまうほど、

手際よく捕まえられました。

すると、

「村瀬、図書室にもいるよ!」

と、声がかかりました。

図書室へ向かうと、

そこにも確かにアシナガバチさんが。

そいつも捕まえて放つと、

「村瀬、家庭科室にもいる!」

「あと、第1音楽室も!」

と、次々に声が飛んできました。

 

家庭科室に向かうと、

3年のM先生がすでに参戦してくれていて、

もうハチさんが退場した後でした。

第1音楽室に向かうと、

4年のD先生も参戦してくれていました。

が、D先生。

明らかに怯えており、

へっぴり腰でスプレーを発射しまくっていたのです。

ハチさんの姿がない場所にも、なぜか発射。

部屋中、ハチさんの嫌いなミントの香りが漂っています。

聞けばD先生、

虫が大いに苦手だそうで、

子どもたちのために仕方なく戦っているそうです。

村瀬は鼻で笑いながら、

見つけたハチにタモで突進していきます。

そして捕まえた、と思ったら、

D先生が村瀬の背後からスプレーを発射したではありませんか。

まるで、役立たずの村瀬も一緒に駆除してやろう、

というD先生の気持ちが透(す)けて見られる出来事でした。

 

とにもかくにも、

どうにかすべてのハチさんを退場させたのですが、

不思議なのは、

全室、窓が締まっており、外から侵入できる状況ではなかったことです。

ひょっとして、通気口かどこかに巣があって、

そこから、こんにちは、ってことか?

だとしたら、どうやって巣を取り除くんだ?

疑問と恐怖で頭に占領されながら、

そっと教室の戸を閉めた村瀬なのでした。

 

どうか、休み明け、

教室がハチさんたちに占拠されていませんように。

 

それでは、また。

リハーサル。

2022年11月2日 17時29分

こんにちは、村瀬です。

昨日の天候とは一転、

大変おだやかで過ごしやすい気候ですね。

昨日は卒業アルバムに載せる部活動の写真を撮影する日でした。

雨天のせいでサッカー部は撮れず。

そういえば、

前回のアルバム写真撮影の日も雨。

ということは、

担任であり、サッカー部顧問のS先生が、雨男に違いない。

「ちょっとみんな聞いて。

 S先生、雨男らしいよ」

と、吹聴(ふいちょう)して回る、

ここのところの元雨男、村瀬です。

 

さて、気が付けば、もう11月です。

今月の相野山小学校の一大イベントと言えば、

何といっても、「学習発表会」です。

今日はそのリハーサルの日でした。

今年度は、

全校児童が集まり、多くの観客の前で披露する形で行われたのでした。

(校長ぶろぐ「児童の活動」もご覧くださいませ。)

 

全校児童の前で発表を見せるのは、

3年ぶりのことです。

ガチガチに緊張して、

セリフはカミカミ、振り付けもコチコチになるだろうと予想していました。

ところがどっこい、

みんな堂々と名俳優、名歌手、名ナレーターへと変身しておりました。

どの学年も、

今日が本番でも大丈夫じゃないか、と感じさせる仕上がりでした。

まるで総合監督のように偉そうにふんぞり返りながら、

まるで何もやっていない村瀬は後ろから見ておりましたが、

子どもたち、すごいよなあ。

先生たちも、すごいよなあ。

と、始終心を動かされる時間となったのでした。

 

観客だった子どもたちは、

大いに笑ったり、リズムをとったりして、

発表を盛り上げてくれました。

また、素晴らしい演技を見た後は、

「すごいすごい!」

と言葉を残し、

自分もそうなろうと決意している子がたくさんいました。

観客が大勢いる、

ということは、

見られる側にとっても、

見る側にとっても、

大変意義深いものだと感じます。

 

ぜひ、保護者の皆様も、

時にはカメラから視線を上げて、

目から雫(しずく)をこぼし、

声を上げて笑い、

身体を揺らしてリズムをとって、

素晴らしい演技には、

大きな拍手を奏でていただけたら、

と、願っています。

どうぞ本番を、お楽しみに。

 

それでは、また。

風太(ふうた)くん。

2022年10月26日 14時47分

こんにちは、村瀬です。

朝は今年一番の冷え込みでした。

ペラペラのものから、

ちょっと厚手の掛布団にようやく替えていただき、

命拾いした父権喪失(ふけんそうしつ)中の村瀬です。

 

今現在は、とても過ごしやすい陽気です。

さきほど、掃除の時間から昼放課にかけて、

落ち葉清掃に励んでおりました。

昨年汗だくになって竹ぼうきで掃き散らかしていた村瀬を、

哀(あわ)れに思った事務のRさんが購入してくれた、

「風太くん」(ブロワー・送風機)が大活躍です。

 

ぶうぉんぶうぉんしていると、

1年生の女の子がそばにやってきました。

少女「村瀬、何してるの?」

村瀬「落ち葉を集めているのだよ」

少女「その機械なーに?」

村瀬「これかい?

これは『風太くん』といってね、

風を吹かせてくれる村瀬の友達さ」

少女「ふーん。ちょっとやってみてー」

村瀬はうなずいて、スイッチを握ります。

ぶうぉーーーんと、強力な風が飛び出します。

少女「わーーー、すごーーーい!」

村瀬「はっはっは。すごいだろ?」

少女「ほしーーい!」

村瀬「おうちも落ち葉がいっぱいなのかい?」

少女「ううん。

ここにさ、液をつけたらさ、

シャボン玉がたくさんできるよ」

村瀬「天才かよ!!」

子どもの発想、

素敵ですよね。

村瀬「サンタさんにお願いしてみたら?」

と、提案してみたら、

少女「うーん。いいかもしれない」

と、まんざらでもない返答でした。

12月25日、彼女の枕元に、

ブロワーが置いてあることを願ってやみません。

 

少しして、今度は4年生の男子二人組がやってきます。

A「村瀬、落ち葉飛ばしてるの?」

村瀬「ああそうさ、偉いだろ?」

B「前はほうきで掃いてたじゃん」

A「わあ、手ぬいてるんだー」

村瀬「な、なにを言う!」

B「おばあちゃんが

『若いうちは楽しないで買ってでも苦労しなさい』って言ってたよ」

村瀬「う…。

しかし、しかしだよ、きみたち、

この膨大な緑に囲まれた校内の落ち葉を、

ほうきでハキハキしていたら、

どれくらい苦しいか分かるかね?

身体は汗だらけ、手はマメだらけになるのだよ。

この『風太くん』は、

それを不憫(ふびん)に思った天使のRさんが、

厳しい財政の中、

どうにか予算をかき集めてくださった、

尊い宝物なのだよ。

それにね、楽っていうが、

これだってなかなか難しいものなのだよ。

こうやって引き金を引くだろ。

この力加減で、風の強さが変わるのだよ。

この加減が難しくてね、

例えばあそこを地点Aとする。

これくらい握れば、地点Aの半分ほどしか落ち葉は飛ばない。

だからといって、

このように力を入れすぎると、

地点Aを通り越してしまうんだ。

その微妙な力加減を習得するまで、

どれほど汗と血が流れたことか。

さあ、ごらん。

きみたちにこの一年で村瀬が身に付けた奥義『思ったところまで落ち葉を吹きとばーす』を披露しよう。

えい!!

ほら見たまえ。

地点Aに見事落ち着いたであろう。

分かったか、君たち、

これでも、手を抜いてるとか楽をしてるとかいうかね?」

   

振り返るとそこには誰もいませんでした。

というように、

今日もおだやかな相野山小学校なのでしたとさ。

 

それでは、また。

ボールを必死で。

2022年10月25日 14時13分

こんにちは、村瀬です。

朝の冷え込みが厳しくなってきましたね。

それでも日中はまだ過ごしやすい気候。

それどころか、暑くなりすぎて、

寒暖差に健康を害す人が増えています。

元気だけが取り柄(え)の我が子まーがれっと(通称)も、

久しぶりに体調を崩してしまいました。

教員というより保護者として、

ばたばたしていた今日この頃の村瀬です。

村瀬自身は常時ボロボロですので、現状維持です。

みなさん、どうぞご自愛を。

 

さて、先週末の土曜日、

市内の球技大会が行われました。

サッカー部、バスケットボール部の子どもたちが、

大活躍する一日でした。

写真付きで校長ぶろぐ「児童の活動」にて紹介されておりますので、

素敵な姿をぜひぜひご覧くださいませ。

 

それにしても、両部活とも、

観客の胸が熱くなるような、

素晴らしい試合を見せてくれました。

村瀬はカメラマンの役割を担っていたのですが、

しばしば手が止まり、見入ってしまいました。

 

ボールを必死で追いかける子どもたちを見る度、

「少年村瀬」のことが脳裏に浮かびます。

彼もまた、サッカー部に所属し、

大会にも参加させてもらいました。

かつては日進市、長久手町(市)、東郷町が参加する、

「愛知郡日進市球技大会(郡球)」と呼ばれる、

トーナメント方式の大会でした。

総合運動公園が会場だったと記憶します。

現在と違うところはたくさんありますが、

中でも平日の授業時間中に行われていたことは、

驚くべきことなのかもしれません。

大会に参加しない級友が教室で勉強している中、

運動場でサッカーの練習をして出発するのです。

(勝ち抜けば2日間も!)

ちょっとした優越感に浸っていた少年村瀬です。

 

1点差で負けていた試合終了間際、

友達が放ったフリーキックがゴールに突き刺さったこと。

左ウイングというポジションだった、

(今はもうほとんど聞かないですね。左前のオフェンダーです。)

少年村瀬がボールを持ったとき、

監督のT先生(現南小学校長)がベンチから飛ばす、

「お前しかいない!」という絶叫を背にドリブルで駆け上がったこと。

少年村瀬はふがいないプレーの連続でしたが

仲間の活躍で優勝することができ、

スタンドからみんなで校歌を歌ったこと。

優勝盾を掲げたときのずしりとくる重さ。

優勝祝いにみんなで行ったラーメン屋さん。

監督の短すぎるエンジ色の短パン。

今からもう30年程前のことですが、

試合の光景を、いくつも思い返すことができます。

 

今回全力を尽くした子どもたちも、

時が過ぎ去ってもきっと、

ボールを必死で追いかける少年少女に出会えば、

そのときの光景が目に浮かぶことでしょう。

 

サッカー部、バスケットボール部のみなさん、

素晴らしい時間をありがとう。

きっと村瀬だけではなく、

心を動かされた人は大勢いたと思います。

ぜひこれからも、

何かに熱中できる少年少女であってくださいね。

 

さて、それでは今から、

少年村瀬の監督であったT先生の下へ、

出張に出かけて参ります。

 

それでは、また。

おったまげたこと。

2022年10月20日 13時10分

こんにちは、村瀬です。

秋晴れです。

大好きなキンモクセイの香りが、

駐車場や緑の森に漂っており、

幸せな気分です。

思わずマスクをとって、

クンクン、いや、フゴフゴしています。

鼻に詰めておきたいという願望も生じますが、

世間体(せけんてい)が気になるので我慢します。

 

朝方、冷え込みがきつくなってきたので、

子どもたちの服装も、「長そで率」が高くなってきました。

職員も同様ですが、

教頭先生だけ、朝から晩まで半そでです。

元気で何よりです。

 

今朝の職員室の話です。

養護教諭のK先生が、

校務補助員のYさんに話しかけます。

KYさん、それって自分で作った服じゃないの?」

Y「ええ、まあ…」

村瀬を含め、

そばで話を聞いていた先生方の手が止まります。

数秒、それぞれがお二人のやりとりを反芻(はんすう)します。

そしてほぼ同時に、

「自分で作った???!!!」

と、声を上げました。

見れば、既製品のような素敵なお召し物です。

「いやいやいやいや!」

「そんなバカな!」

「ありえない!」

「売れるじゃん!」

口々に(お下品な)言葉が飛び交います。

奥ゆかしいYさんは、何もおっしゃいませんが、

村瀬なら、

「ねえこれ見てよ!

自分で作ったんだよ!

すげーと思わない?

売り物みたいじゃない?

ほら、もっと褒めたたえなよ!」

なんて、自分から発信するに違いありません。

 

しかし、ご承知の通り、

村瀬にそんな技量、あるわけありません。

かつて、学習発表会のためだったかなんだったか忘れましたが、

子ども用のズボンを作るよう命ぜられ、

村瀬なりに布とミシンと懸命に向き合ったことがあります。

結果的に完成したものは、

ウエスト部分が二つに分かれている、

どう頑張ってもおマタの付け根までしか足が入らないズボンでした。

どういう仕上がりか、想像できますか?

おマタの付け根部分から股上部分(ファスナーがあるところ)を、

きっぱりと縫い上げ、左右を分断していたのです。

その仕上がりをみた学年主任から、

その後永遠に、

裁縫関係の仕事を頼まれなかったことは言うまでもありません。

 

そんな村瀬ですので、

Yさんの技量には、おったまげるばかりです。

 

今日は、もう一つおったまげたことがあります。

5年生のAさんの話です。

「令和4年度防火作品展」

において、Aさんの描いたポスターが、なんと、

「愛知県知事賞」

を受賞したのです!

なんとまあ、デザインの素晴らしいこと。

村瀬が逆立ちしても、ジャイアントスイングされても、

ひらめかないし、描けない素敵な作品です。

これが、おそらく12月には、

県内全ての学校に(その他公共施設にもたくさん)配られ、掲示されるのです。

学校名と、Aさんの名前入りで!

大変な名誉ですね。

 

そういえば、

村瀬も小学校2年生のときに

「交通安全ポスター」が評価されたことがあります。

村瀬の描く絵を知っている人々は口をそろえて、

「うそつけ」

と罵(ののし)るに決まっていますが、事実なのです。

 

ある日、担任のN先生が放課にやってきて、

「村瀬、おめでとう!

交通安全ポスターの代表に選ばれたよ。

でもね、ポスターの中に、

『こうつうあんぜん』って言葉を入れないといけないんだって。

ここに、クレヨンで書いて」

と告げました。

受賞なんてしたことのない「坊や村瀬」は、

喜び勇んで指示通り、ポスターの中に言葉を書きます。

できたよとN先生に見せると、

「あー・・・うん、ありがとう…」

と、渋い表情と歯切れの悪い言葉を残して立ち去りました。

 

後日、朝会で表彰式が行われました。

坊や村瀬は、心臓の高鳴りが抑えられません。

いよいよ「交通安全ポスター」の受賞者の名前が呼ばれます。

心臓がのど元まで出かかっています。

しかし、そこで響いたのは、

全く違う名前だったのです。

あまりの衝撃に、おそらく2分程心停止していたと思います。

ショックすぎるあまり、N先生に問いただすことができなかったのですが、

今となっては分かります。

絵に記した文字が、

あまりにひどかったからだろうと。

その傷を引きずりながら大人になってしまった村瀬です。

今でも絵や字がお粗末(そまつ)なのは、

N先生のせいだ、ということにしておきます。

 

なんて、どうでもいい思い出を長々とぶつぶつし続けてしまいました。

とにかく、

AさんやYさんにはぜひ、自信をもってもらい、

素敵な作品をどんどん生み出してほしいいなあと願っている、

村瀬なのです。

 

それでは、また。

出会い。

2022年10月14日 16時57分

こんにちは、村瀬です。

先ほど、

体育館の裏を掃除しに出かけたら、

お客さんがいました。

 

たぬきと、出会いました。

たぶん、

どんぐり、食べてました。

しばらく、見つめ合いました。

とりあえず、

「ルールルルルルルル」

って、言ってみました。

言った後、

これは、きつねだった、と思いました。

たぬきは、きょとんとしていました。

写真、とりました。

たぬきは、カメラ目線で映ってくれました。

仲間を呼ぼうと、

職員室に電話してみました。

そしたら、山へ帰っていきました。

電話がつながっていることも知らずに、

たぬきに手を振っていました。

職員室では、

いたずら電話がかかってきたと、騒ぎになっていましたとさ。

 

昨日は、イタチ。

今日は、たぬき。

来週は、イノシシに出会うでしょうか?

相野山。

自然豊かで、素敵ですね。

 

それでは、また。

ラッキー。

2022年10月13日 18時12分

こんにちは、村瀬です。

今朝、学校の駐車場で、

イタチを見ました。

時折ゴミ集積場を荒らす問題児ですが、

なんだか、ラッキー、と思いました。

 

今日はきっと、いいことあるぞ、

と、ワクワクしていたのですが、

一向にありません。

何事もないまま、

なかよしタイムを迎えると、

事務のRさんがやってきました。

R「村瀬、今業者さんが遊具の点検に来ましたよ」

村「ああ、そういえば、今日はそんな日でしたね」

R「私、叱られましたよ」

村「え?」

R「逆上がりの補助器具、

 ずっとだめって指摘してるのに、

まだ使ってるのかって」

村「はっ!」

R「そんな学校はうちだけだって」

村「ひっ!」

R「それと、砂場前のサッカーゴール、

 傾きすぎだって」

村「ふへっ!」

R「私、村瀬の代わりに謝っておきましたから」

村「ほっ…」

というわけで、

良い出来事が待っていたどころか、

とんでもない悲報が飛び込んできたのでした。

 

確かに以前より、

鉄棒の「逆上がり補助器具」(蹴り上がって回る気分を味わえるやつ)が、

指摘を受けていたことは存じていました。

本来なら買い換えてあげたいところですが、

安い買い物ではありません(むしろ、高い!)ので、

なかなか難しいのが現実です。

業者さんに修理を頼もうかと問い合わせたところ、

これまた高い…。

 

ということで、

村瀬の全力を尽くして修理にあたりました。

村瀬的には、どうにか形になったかなと思ったのですが、

今回のこの指摘。

あわてて現場を見に行けば、

修理前の形に戻っているではないですか!

考えてみれば、

修理した日以来、

再び見に行くことがありませんでした。

あきらかに、村瀬の不手際です。

猛省です。

無駄に叱られてしまったRさんにも顔向けできません。

ただただ、猛省です。

 

村瀬の技量ではもうどうしようもないことが分かりましたので、

不具合が生じている補助器具は撤去しました。

せめて、サッカーゴールの傾きを正そうと、

昼前からスコップと一輪車をお供にえっちらおっちら。

巨大な樹の根が作業をさえぎり、

心が折れそうになりましたが、

叱られたRさんの悲しい顔を思い出し、

自分を奮い立たせました。

「村瀬、砂遊び、楽しそうだね」

途中、体育をしていた4年生に声を掛けられました。

「え、まあね・・・」

「村瀬、サッカーの試合するから、邪魔だよ」

放課には無邪気な3年生に指摘をされました。

「お、おぅ・・・ごめんね・・・」

そんな声や飛び回る蚊にめげず、

作業を続けました。

 

「今頃どこにいるかなあ」

修学旅行中の6年生の顔がふわふわ頭に浮かびます。

「国宝、いくつ見つけられたかなあ」

社会の授業に『国宝探し』という課題を与えました。

きっとちゃんと取り組んでいることでしょう。

「無事に帰ってくるといいなあ」

肉体のしんどさを紛(まぎ)らわすためか、ぶつぶつが止まりません。

そして、ふと、思いました。

「ちょっとまてよ。

京都や奈良には確かに、国宝がたくさんある。

だけど、本当の国宝って、

子どもたちのことだよな」

突然浮かんだ素敵な言葉に、思わず身震いをしてしまいます。

これ、今度の社会の時間に言おっかな。

と、思いましたが、

きっと言葉を放った瞬間に、

失笑がクラスを包み、

なんだったら鉛筆やら消しゴムやらが投げつけられそうなので、

ここでのみ、ぶつぶつすることにしました。

せっかくだからもう一度。

「本当の国宝って、子どもたちのことだよな」

(みなさんどうぞ、各所で使って広めてください。)

 

そんな「国宝」が、

とてもきれいな夕焼けの中、

先程無事に帰ってきました。

その顔から、充実した時間になったことがうかがえます。

(「児童の活動」ページもぜひご覧ください。)

こんなラッキーが最後にあるなんて、

イタチを見てよかったなとしみじみ思う、

村瀬なのでした。

 

それでは、また。

お留守番。

2022年10月12日 15時35分

こんにちは、村瀬です。

おだやかな秋の空が広がっています。

気温も高すぎず、低すぎず、

大変過ごしやすい気候ですね。

 

そんな素敵な気候の中、

本日は6年生が奈良に向けて出発していきました。

修学旅行です。

絶好の日和(ひより)となって何よりです。

「やっぱり、いい天気になったよねえ」

と、今回引率する隣の席のY先生がいやらしく言ってきます。

他の引率者の先生方も、深くうなずいている気がします。

そうです。

「雨男」との呼び声高い村瀬は今回、

それが理由か定かではありませんが、

留守を預かる身となったのです。

「村瀬が引率をしないから」

という枕詞(まくらことば)が先のせりふには潜んでいます。

 

相野山小学校に来て、

今年で7年目を迎えた村瀬ですが、

そのうち4回も修学旅行へ付き添うことができました。

昨年度まで3年連続で足を運んでおりましたので、

久しぶりのお留守番は、

なんだか不思議な気分です。

 

引率者なら少しはましな格好をしているのですが、

今日はいつも通りのよれよれジャージの佇(たたず)まい。

その姿を見たあるお母様が、

「村瀬、そんな恰好でいくの?!」

と、驚かれました。

今年はついていかない旨を説明すると、

「ああ、そうなの。だから天気いいんだ」

との言葉。

噂というのはつくづく恐ろしいものですね。

 

修学旅行の引率者には、

万が一に備えて養護教諭K先生が含まれています。

ということは、旅行中、

学校は養護教諭不在の形になります。

ということは、誰かが代役を務めなければなりません。

それが、そう、

村瀬&教頭先生なのです。

「つばをつけとけば治る」

と言われて育った二人です。

こわいですね~。おそろしいですね~。

 

とにかく二人で子どもたちの無事を祈るわけですが、

祈った矢先の朝の登校中に、

さっそく転倒してしまった子どもが現れました。

途中、手の痛みを訴える子どもも現れました。

さらに、カッターで指を切る大人も現れました。

いずれも教頭先生が対応してくださいました(大人はセルフ対応です)が、

ずっと緊張感が漂う二人です。

と、思ったら、

先程教頭先生が出張に出られましたので、

ますます緊張感がみなぎる村瀬です。

 

保護者のみなさん、

どうぞお子様が家に帰られましたら、

いつだってケガしちゃだめだけど、

明日は特にケガしちゃだめよ、

と、お伝えください。

 

ところで現在、

6年生は、東大寺におります。

先程まで、5年生と「ズーム」でつなぎ、

現場から生中継で東大寺を紹介するという、

最先端の体験活動を行いました。

(後ほど「児童の活動」で、

その様子が確認できるかと思います。)

 

どうかこの2日間、

6年生にとって忘れられない時間となりますように。

そしてこの2日間、

相野山小学校は平々凡々(へいへいぼんぼん)の、

おだやかな時間が流れますように。

 

それでは、また。

最近の若い者。

2022年10月7日 10時34分

こんにちは、村瀬です。

昨日から急激に気温が下がり、

その変化と、

ここのところ続く肉体労働で、

身体がいうことをききません。

「老化」の二文字が頭をよぎります。

 

さて、

本日は「就学時検診」が行われます。

来年度の1年生の顔が見られる幸せな時間です。

村瀬もくたびれたジャージと顔を、ひと時更衣室に置き、

ちゃんとした服装と笑顔で迎えたいと思います。

 

もう一つ、

本日は、「教育実習」の最終日です。

ぶつぶつしたつもりでいたのですが、

振り返ると全くの勘違いでした。

「老化」の二文字が頭をよぎります。

 

現在、実習生のO先生は、

配属された5年1組でパーティーをしているようです。

担任のY先生と子どもたちが、

こっそりと、せっせせっせと準備しておりました。

幸せな時間ですね。

 

O先生は4週間過ごしていましたが、

すでに本校の教員であるかのように、

様々な場面で活躍しておりました。

何より子どもたちと積極的に関わろうとする姿勢が素晴らしく、

放課はいつも引っ張りだこで、男女問わず大人気でした。

子どもたちが帰ると教材研究に励み、

少しでも実のある授業をしてあげようと遅くまで頑張っていました。

授業ごとに、担任のY先生だけでなく、

様々な先生に指導を仰ぎ、

次の授業ではよりよくなっている、

という、右肩上がりの成長曲線を描いたのでした。

 

こんな村瀬にも度々アドバイスを求めてくれました。

村瀬も先生らしく、

「あの発問だが、あれは〇〇だったよね。

だから、〇〇と指示するべきだったのではないかね?

それと授業の流れだがね、

これこれ、こうしたほうが良いのではないかね?」

なんて言葉を残してあげたかったのですが、

「あの~、ほれ、あれだよ、あれ。

ほら、あのときさ、なんて言ったっけ?

ほらほら、あの場面だよ~」

と、直前に見ていた授業内容すらあやふやになり、

ろくなアドバイスができない日々でした。

村瀬に関しては、

見事な右肩下がりの「老化曲線」を描いているようです。

 

老化が進んだ証拠の一つとして、

「最近の若い者は…」

という言葉が使われるようになるそうです。

なんでも「ソクラテス」が生きている時代からの、

世界共通の現象だそうで、

この言葉の裏には、

「理解できない」「これで大丈夫なのか」

なんて嘆きや不満が潜んでいる場合が多い気がします。

 

でも、O先生を見ていて、こう感じます。

「最近の若い者は、なんて立派なんだろう」

 

本校は教育実習生だけではなく、

「学生サポーター」や「学校体験活動生」として、

4人の大学生が来てくれています。

その4人を見ていても、

「最近の若い者は、なんて立派なんだろう」

と、素直に感じます。

自分の時間を削って、

子どもたちのために時間を費やす「利他」の心に、

頭が下がりっぱなしです。

「我欲(がよく)」のみで動いていた、

過去の(いや、今も?)自分をぶってやりたくなります。

 

昨日の打合せの時間、

O先生は教職員に対して、

感謝の言葉をくださると同時に、

「必ず先生になる」

という決意表明をしてくれました。

ぜひこの地区で、

子どもたちのために力を尽くす日がくることを、

私たち相野山小学校の教職員一同は、願ってやみません。

 

村瀬も、

「最近の老いた者は…」

と陰口をたたかれぬように、

O先生や、

相野山小学校に来てくれる学生さんたちのように、

「利他」の心を少しは育もうと、

老体にむちを打つ所存でございます。

 

それでは、また。