こんにちは、村瀬です。
相野山小の周りの緑からは、夏休みらしく、
遠慮のないセミの声が響いてきます。
夏休みらしいといえば、
職員室の雰囲気も、授業日とは違い、
なんだかのんびりとしています。
先生たちの顔も、どこか穏やかです。
いつもなら勤務開始時間の随分前から、
せっせせっせと動き回っている先生方も、
ギリギリの時間に顔を出す人が増えます。
村瀬もご多分に漏れず、
危うく遅刻しそうになるほどのんびりと朝を過ごし、
穏やかに、というか、ぼーっと、
何度もあくびをかましながら、職員室に座っております。
しかしこれは、普段と変わりないのかもしれません。
今は忙しくて手が回らないから、と言いつつ、
後回しにしてきた仕事がうず高く積まれている状態ですが、
もちろん、すぐに着手できるような人間ではありません。
しかし、学校に来た以上は何かせねば、という思いはありますので、
周りにやる気のなさを悟られぬよう、
眉間にしわを寄せ、
いかにも難しい課題に取り組んでいると思わせながら、
最もどうでもいい仕事であろうぶつぶつを、
こうして書き始めたわけでございます。
さて、先週の21、22日の話です。
何度も記してきましたように、
5年生の野外活動が行われました。
村瀬も一緒に参加しておりましたが、
今回から数回に分けてご紹介したいと思います。
と言いましても、
子どもたちの様子については、
「児童の活動」のページに写真付きで、
教頭先生により即日更新していただきました。
ですので、こちらでは、
村瀬視点の極めてどうでもいい思い出が連なります。
お暇な方以外、どうぞここらでページを閉じてくださいませ。
そんなわけで、今回は初日の話を。
今年度も昨年度と同様、
村瀬は荷物運搬車のドライバーとして、
バスには乗せてもらえず、
日進市の公用車で追走することとなりました。
昨年度は、出発早々信号でバスと引き離され、
さらにはバスが謎のルートを進んで行ったために、
初めからドキドキのスタートとなりました。
(詳しくは令和3年度ぶつぶつをご覧ください。)
しかし今年度は、
分かりやすいルートを進んでくれたおかげで、
なんなく高速のインターにたどり着けたのでした。
ただ、順調に行くことができないのが、村瀬です。
今年度は出発直後、
あることを忘れていたことに気づき、慌てることになりました。
トイレに行き忘れていたのです。
何人もの子どもたちに、
「トイレ行ったか? ちゃんと行ったか?」
と、偉そうに声を掛けていた当の本人が、
すっかり忘れてしまったのです。
実は膀胱(ぼうこう)が若干膨らんだ状態で出発したので、
インターに着くころには、緊張感が漂う状況でした。
さらにそこで、思わぬ連絡がもたらされます。
予定していた最初のトイレ休憩のパーキングエリアが、
火災のため閉鎖しているというではありませんか!
一体どれほどの確率でそんなことが起こるのでしょう。
笑えてきましたが、身体を揺らすと膀胱も揺れ、
余計に危険が増します。
急きょ休憩場所となったサービスエリアまでは、
予定していた場所プラス10分以上です。
眠気を吹き飛ばすための「独(ひと)りカラオケ大会」も、
開催している状況ではありません。
そんなことしなくても、
眠気に襲われることもありません。
なるほど、膀胱をぱんぱんにしておけば、
居眠り運転の危険性は低くなるのか。
なんて余計なことを考えながらも、
どうにかサービスエリアに到着することができました。
そして、子どもたちよりも早くトイレに駆け込み、
事なきを得たのでした。
そして、その後は何事もなく、
こだまの森に到着しました。
ということで、この続きは、
次回に持ち越しです。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今日は終業式。
一つの節目を迎えることができました。
とはいうものの、
本校は明日から野外活動です。
ですので、
ほっと一息つきたいところですが、
5年生の子どもたちと引率者の先生方は、
そんなわけにはいきません。
今年度も、
村瀬もその仲間にどうにか入れてもらえました。
「雨連れてくるといけないから、
村瀬は別行動ね」
と学年主任のY先生に言われたので、
今年も日進市から公用車を借りて、
村瀬はその車で移動することとなります。
バスレクには参加できないので、
大量の荷物に囲まれながら、
昨年度同様、
「独りカラオケ大会」で盛り上がりたいと考えております。
市役所の方も、
ボロボロの村瀬の身体を気遣って、
長距離ドライブ(片道3時間程かかります)に耐えうるよう、
比較的乗り心地の良い車を用意してくださいました。
なんと今年の車はカーナビ付き!
ありがたい限りです。
野外活動の思い出は、
夏休みのどこかでまたぶつぶつしたいと思います。
それにしても、
終業式が大切な節目であることにかわりありません。
今日だけではなく、
昨日も一つの節目を迎える出来事がありました。
例の感染対策の一環として、
日進市から校内の消毒・清掃業務のために、
長い間、業者の方をお一人派遣していただいておりました。
本校では、
昨年度より、Tさんが担当してくださり、
主にトイレ清掃に励んでいただいておりました。
Tさんは、どんなに暑くても、どんなに寒くても、
日々懸命に掃除に励んでくださっていました。
その努力もあって、
悪臭で名高い相野山小のトイレでしたが、
随分とましになり、
子どもたちも鼻をつままず利用できるようになったのです。
人柄も大変優しく、やわらかい方だったので、
子どもたちからも気軽に声を掛けておりました。
「この学校にくると元気がもらえる。
子どもたちもいい子ばかりだし、
こんないい環境で仕事させてもらえるなんて、
私は本当にしあわせだ」
と、Tさんはいつもそう言葉をくれました。
その派遣業務が、
今学期をもって終了となったのです。
本校としては、大変残念なことではありますが、
様々な事情がありますので、仕方がないのかな、
とも感じております。
昨日は、
Tさんが子どもたちと会える、最後の日でした。
そこで、急ではあったのですが、
高学年の下校のときに、子どもたちの前に立っていただき、
子どもたちから感謝を伝える時間を設けました。
最後にTさんから子どもたちにこんな言葉をもらいました。
「みなさんは私にいつもありがとうを伝えてくれます。
とっても嬉しいです。
だから今日は、おうちに帰ったら、
お母さんやお父さんにもありがとうを伝えてくださいね。
お母さんやお父さんも、
見えないところで、
みんなのためにいつも一生懸命、
いろんなことをがんばってくれています。
だからみんなはこうやって元気に過ごせているんですよ。
私にいつも声を掛けてくれた優しいみなさんなら、
きっと言えますよね」
相野山小学校のために、
「縁(えん)の下」から支え続けてくださった、
Tさんからの言葉ですので、
大変心に響きました。
きっと子どもたちにもしっかり伝わったのではないかと感じます。
保護者のみなさんやTさんに限らず、
この1学期も、
数限りない陰ながらのサポートがあったからこそ、
終業式を迎えられたのだと確信しています。
まさに、「お陰様」で、今日を迎えることができました。
心より感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
いよいよ夏休みに突入です。
世の中の情勢が大変憂慮される状況ではありますが、
少しでも素敵な時間をご家族で過ごせるよう、
教職員一同、願っております。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
昨日とは打って変わっての天候です。
明日以降はまた、
打って変わっての天候となる予報ですね。
梅雨が終わったとアナウンスされていましたが、
見直されるかもしれないと、
昨日予報士の方がおっしゃっておりました。
どちらにせよ、
大きな災害にはつながらないでほしいと願います。
今日は1年生が水遊び、
あいあい学級が、総合運動公園のプールへでかけました。
この気候のおかげで、
とても気持ちよく遊べた模様です。
総合運動公園のプールはガラガラだったらしく、
貸し切りに近い形で楽しめたようです。
帰ってきたあいあいさんの子どもたちに、
「むらせーまん(村瀬はそう呼ばれています)が来なくてよかった」
と言われました。なぜかと問い返すと、
「だって、雨連れてくるでしょ」
と回答がありました。
相変わらずの扱いです。
ところで、
雨がたっぷりと降り、
陽もたっぷりと降り注いでいるおかげで、
花壇の野菜や花たちも、
すくすく、いや、ぐんぐん、いや、もりもり、育っております。
ということは、
花壇外の草花たちも、です。
6月の美化作業で、
きれいさっぱり整えていただいた姿はいずこへ、
花壇と同様、
すくすく、いや、ぐんぐん、いや、もじゃもじゃ、生い茂っております。
外に出て、そんな光景を見る度に心が痛みます。
「まさおくん」「たみよちゃん」(草刈ましーん)と戯(たわむ)れられなくなり、
もうすぐ2か月になろうとしています。
相変わらず、右手の二本の指に大きく負荷をかけると、
「ふんぎゃあ」と悶絶してしまいます。
そんな村瀬を見るに見かねたY先生が、
「たみよちゃん」を手に取り、
畑周りの草たちをさっぱりさせてくれました。
この暑い中、です。
普段は人の不幸を悪魔のように笑うY先生ですが、
時折、とんでもなく優しいのです。
誰の心にも、仏様はいらっしゃるのですね。
今日は後光がさしておりましたので、
思わず合掌してしまいました。
遅々として完治しない指に、
日々ため息をついておりますが、
今日は進展が見られました。
本日は給食でラーメンが出たのですが、
なんと、箸で食べられたのです。
怪我を負ってからずっと、
スプーンを使って食事してきました。
その苦行からとうとう解放されたのです。
思い返せば、怪我をしたての頃、
愚かな村瀬は何を思ったかラーメン屋さんに行き、
出されたどんぶりの前で愕然(がくぜん)としたのでした。
れんげを使って麺をどうにかひっかけ、口へ運ぶという、
斬新な食べ方を披露して店員さんを唖然とさせたことを、
懐かしく思います。
食事さえ苦痛だった日々を考えれば、
とても大きな進歩です。
麺を箸でつかみ、高らかに持ち上げたところ、
職員室で(ぱらぱらと)歓声が上がったのでした。
さて、気が付けば終業式まで、
残り一週間となっております。
学校に通う日は、
今日を除いてわずかに4日です(5年生をのぞく)。
1学期もいよいよフィナーレを迎えますが、
この期間は、長く感じたのか、短く感じたのか、
きっと子どもによって感想は異なるでしょう。
長く感じた子は、
きっと苦しい思いやしんどい出来事があったのだと思います。
それでも、ちゃんと節目にたどり着こうとしています。
つらさやかなしさ、苦しさを抱えながらも、
一歩一歩、前に進み続けたということです。
それだけで、十分すぎるほど、素晴らしいことでしょう。
全力で褒めたたえたいと思います。
そして、そんなマイナスの感情も、
村瀬の指が少しずつ回復していくように、
日々をどうにか過ごしていけば、
やがては小さくなっていき、
いずれプラスに転じる日がやってくる。
そう信じてほしいと願います。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
また梅雨?
といった天候が続いております。
暑さが多少控えめになってくれたり、
ダムの貯水率が上がったりと、
いいこともあるのですが、
猛烈な雨や雷は勘弁してほしいものです。
さて本日は、
「交通安全教室」が行われました。
愛知県警の「あゆみ」
という交通安全を啓発するチームの方に来校いただき、
夏休み前の子どもたちにしっかりとご指導を賜(たまわ)りました。
大変分かりやすい内容で、
さすが警察! と感じさせる時間となりました。
(詳細は校長ぶろぐ「児童の活動」をご覧くださいませ。)
それにしても、警察の方々は、
私たちが安全に生活を送ることができるよう、
様々な場所で力を尽くしてくださっています。
朝も夜もなく、
常に緊張感をもって任務に当たらなければならないなんて、
常に弛緩(しかん/ゆるんでいること・たるんでいること)し続けている村瀬は、
想像するだけで、疲労困憊(こんぱい)です。
余談ですが、
我が娘まーがれっと(通称)は、
「警察24時」的な番組が大好きで、
見る度に興奮しています。
テレビを見ながら、
「すごい」「かっこいい」「すてき」なんて称賛を繰り返すので、
「父も警察官になろうかな」
と提案してみたところ、
「絶対無理」「どう考えても無理」「ありえない」「逆に捕まるよ」なんて、
罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせられました。
無理に決まっていることは、自覚しておりますが。
危機管理能力や洞察(どうさつ)力などの、
警察官に必須であろうものは、
どれだけ探しても、
村瀬からは見つからないものばかりです。
さらに余談ですが、
「職務質問」(いわゆるショクシツです)
を何度かされたことがあります。
一番最初に「ショクシツ」されたときのことは、
鮮明に覚えています。
あれは、村瀬が教育実習生として、
中学校に通っていたときのことです。
その日は翌日の授業準備のために、
深夜1時まで学校で作業していました。
(今ではありえない話です。
村瀬と一緒に学校に残ってくださっていた、
T先生に今更ながら謝罪と感謝です。)
深夜、帰路に就くため、
ほぼ誰もいない道路を、
妙に高いテンションで自転車をこぎまくっていました。
下り坂に差し掛かると、
足を八の字に思い切り広げ、
声こそ上げませんでしたが、
心の中で「ひゃっほー!」と叫びながら下っていきます。
なぜか、満面の笑みを浮かべながら、です。
坂を下り切ったところで、
1台の車が横切り、すぐに停まりました。
赤色灯を消していた、パトカーでした。
警察官が2人出てきました。
「お兄さん、お兄さん、ちょっと止まってー」
村瀬は青ざめながら止まります。
「お兄さん、ちょっと自転車降りてねえ」
おとなしく指示に従います。
「お兄さん、なんだか楽しそうだけど、何してたの?」
笑いながら疾走していたのを見られていたようです。
「いや、教育実習の帰りでございます」
「こんな時間まで? ほんとー?」
「ええ、そこの中学校で。
T先生も一緒でしたよ」
警察官が知るはずもない先生の名前を挙げて、
疑惑を晴らそうとします。
「まあいいや。
とりあえずさ、この機械に、
息吹きかけてみて」
謎の陽気さは、
アルコールが引き起こしていると考えたのでしょう。
飲酒を疑われているようです。
自転車でも飲酒運転の対象ですから、
重い罪となります。
もちろん、一滴も飲んでおりませんので、
反応するはずないのですが、
びびってしまい、吐く息が乏しくなってしまいました。
「もっとしっかり吐いて!」
夜中の路上で叱られてしまいました。
もう一度しっかり息を吐きましたが、
当然反応しません。
それでようやく疑いが晴れました。
「ごめんねー、疲れてるときに」
「いえいえ、
お二人こそ、ご苦労様です!」
「車少ないけど、
スピード出し過ぎないようにね」
「はい、ありがとうございます!」
「それでは気を付けて、村瀬くん」
そう言い残し、パトカーは去っていきました。
ん? 最後、村瀬って言ったぞ?
一度も自己紹介してないぞ?
警察は、全国民の名前を把握しているのか?
なんと恐るべき組織だ!
翌日、
興奮しながらT先生に昨晩の出来事を報告します。
「T先生、
どうやら警察は、
全国民の名前を掌握しているようであります!」
T先生は答えます。
「あんぽんたんか、お前は。
どうせ自転車に名前書いてあるんだろ。
それ見て言っただけだろうが。
そんなことも分からないんじゃ、
警察にも先生にもなれんぞ」
そう返答され、
返す言葉もない、実習生村瀬なのでした。
と、長々とぶつぶつしましたが、
私は一体何が伝えたかったのでしょうか。
完全に見失ってしまいましたが、
とりあえず、
「あゆみ」をはじめ、
私たちが安全に暮らすため、
日々奮闘されている警察関係者の皆様に、
感謝を捧げたいと思います。
いつもありがとうございます。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
本日は七夕ですね。
現在は晴れ渡っています(17時現在)。
予報ではこの後、雨。
うそつけーと思うくらい、夕日がきれいですが、
織姫様と彦星様は、
今年も雲の上でひっそりデートを楽しめるのでしょうか。
本校ではどの学年も、
七夕の飾りつけが行われています。
子どもたちの願いがたくさんゆらゆら揺れております。
村瀬の願いは、
「早く右手の指がよくなりますように」
が、第1候補です。
次に、
「早く左目がよくなりますように」
で、その次が、
「明日の健康診断で何も引っかかりませんように」
と、続きます。
一方で、子どもたちの短冊をのぞくと、
「家族が元気でありますように」
とか、
「世界が平和でありますように」
とか、
「みんながしあわせでありますように」
なんて願いがたくさん見受けられます。
極めて利己(りこ)的な願いばかり並べていた自分を、
ただただ恥ずかしく思いました。
ということで、
第1候補は改めまして、
「相野山っ子みんなの願いが叶いますように」
とすることにしました。
デートをのぞかない代わりに、
願いをたくさん叶えてくれるとありがたいですね。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
予報通りの雨が続いております。
恵の雨になるといいですが、
台風まできてしまいました。
被害なく、通り過ぎてもらいたいものです。
さて、気が付けば、7月に入っております。
そして、気が付けば、夏休みまでの登校日も、
今日を除いて10日となっております。
子どもたちにも、勤続(?)疲労があるでしょうし、
暑さによる疲弊(ひへい)もあるでしょうが、
最も楽しみな期間が迫っているからか、
やけっぱちになっているからか分かりませんが、
元気に過ごしている子が多いように見受けられます。
学期末を迎えて、
殊(こと)にあわただしいのが、5年生です。
彼らだけ、
夏休みまで残り12日。
他の学年より2日多いのは、
野外活動が控えているためです。
その準備のため、
子どもたちも、担任陣も、
フル回転の毎日です。
キャンプファイヤーでトーチトワリングを披露する有志は、
長い休み時間を全て使って練習し続けています。
各委員会でもすっかり中心となって、学校のために活動しています。
朝には学校を活気づけようと、
職員室や昇降口の前に並んで、
挨拶をしながら仲間を出迎えています。
担任のY先生・N先生は、
子どもたちが野外活動にとって素晴らしい時間となるように、
日々遅くまで下準備に励んでくれています。
現在の5年生はみんな、
「誰かのために」
という想いをもって行動しているように強く感じます。
誰かを楽しませるため。
誰かを助けるため。
誰かを元気づけるため。
誰かを喜ばせるため。
そんな尊い行動を見ると、
自然と尊敬の感情が生じてきます。
それはきっと、村瀬だけではないと思います。
他の先生方もそうでしょうし、
子どもたちの多くも感じ取っていることでしょう。
村瀬も5年生を見習って、
誰かのために何かをしよう。
そうだなあ、
もうそろそろ、
草刈らないとなあ。
そう思い立ち、
超久しぶりに農機具庫へ向かいます。
村「やあ、まさおくん、たみよちゃん」(草刈マシーンたちです。)
ま「オオ、ムラセジャナイカ」
た「ナンダカタイヘンダッタミタイネ」
村「まあ、やばかったね」
ま「モウダイジョウブナノカ?」
村「ああ、今日からまた、バリバリいくぜ」
た「マア、タノモシイ!」
一通りの(一方的な)会話の後、
まさおくんを持ち上げようとします。
「うぎゃあ!!」
傷を負った右手にしっかり痛みが走ります。
ま「ダメジャン」
村「いやあ、まさおくんはちょっと重たいから。
きっとたみよちゃんなら・・・」
そう言って、たみよちゃんを持ち上げようとします。
「うぎゃあ!!」
再びしっかり痛みが走ります。
た「マルデ、ダメジャン」
指の治りの遅さに、
悲しみと老化を感じつつ、
農機具庫をとぼとぼ後にします。
そして、他の仕事を探すのですが、
指を使うことばかり!!
ということで、
せめて誰かのために尽力している5年生に、
心から感謝とエールを送ろうと思う、
村瀬なのです。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
予報通りの天候ですね。
アスファルトの上に立つと、
卵を落とせば目玉焼きができるんじゃないかしら、
と感じさせられる程です。
そんななか、
子どもたちは下校していきましたが、
無事にたどり着けたのか、案じております。
午前中のことです。
えげつないほどの暑さに負けず、
6年生は体育の授業を行っておりました。
鉄棒のテストのようです。
不幸中の幸いですが、
大半の鉄棒は日陰の中にあり、
棒の部分を手にしても、
やけどすることはないようです。
テスト終了後、
6年生はまだ外にいます。
暑いからさっさと部屋に戻ればいいのに、
と、思っていたのですが、
子どもたちはなんだか嬉しそうです。
それもそのはず、
水遊びが始まったのです。
村瀬は参加していないのですが、
取材に向かった校長先生の話では、
水鉄砲で撃ち合う、
という、かわいらしいものではなく、
たらいやらバケツやらで、
豪快にぶちまけ合っていた、
とのことでした。
最終的には、
校長先生も標的となり、
目に涙を浮かべ、
びっしょびしょになって職員室に帰ってきたのでした。
校長先生を集中的に狙った、
6年生の男子何人かは、
ひょっとしたら卒業させてもらえないかもしれません。
担任のS先生の指示だった、
という噂も飛び交っておりますので、
そちらにも重い処分が下るのかもしれません。
しかし、まあ、
さぞ気持ちよかっただろうなあと思います。
村瀬も参加したかったなあとも考えましたが、
おそらく、
分かりづらい授業を繰り返すという日頃の恨みがありますゆえ、
集中砲火は間違いなく、
校長先生レベルで収まらず、
風呂上りレベルの仕上がりになったでしょう。
ですので、
びっしょびしょの校長先生を爆笑することで、
満足することにしました。
なんて、
人の不幸を笑う者には、
ちゃんと災いが降りかかるものです。
先程、昇降口に設置してあるミストシャワーの修理を行っていたところ、
シャワーが暴発し、
ミストどころか滝のような水に打たれ、
背中から下半身にかけてびっしょびしょになりました。
そんなわけで、
立ちながらぶつぶつしている村瀬なのです。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
なんと、梅雨明けしましたね。
そして、思い切り、暑いですね。
いや、もう、
「熱い」といったほうがしっくりするかもしれません。
子どもたちに、
「村瀬がちゃんと働かないから、
梅雨明けしちゃったんだ」
「村瀬がちゃんと働かないから、
こんなに暑いんだ」
と、なじられております。
誰が広めたのか(おそらく隣席のY先生)、
子どもたちの間にも、
「村瀬雨男」説が流布(るふ)しているようです。
しかも、
「村瀬がしっかり働こうとすると雨」説まで、
伝わっている様子です。
右手が機能しなくなり、早や一か月が経過しております。
おかげでしっかりどころかほとんど稼働していません。
そんな村瀬に、梅雨前線もあきれてさっさと過ぎ去り、
代わりに働けと発破(はっぱ)をかけるため熱気がやってきた、
と、捉えられても仕方のない状況です。
なので、
「ごめん…」
と返すしか術(すべ)のない現在です。
それにしても、の気候です。
ただ、もう「異常気象」と呼ばなくてよい気もします。
これが日本の夏の「通常気象」になっている感があります。
近い将来、
「今日は30度か。
すごく涼しいなあ」
なんて感じる日がやってきてしまうのかもしれません。
今週はやむなく、運動部を中止する運びとなりました。
また、休み時間の過ごし方や体育の授業等についても、
制限をかけて学校生活を送っております。
元気な声が消え、ただただ陽炎(かげろう)が揺れる運動場は、
やはりさみしいものですが、
「命」には代えられません。
運動部に所属する子どもたちのご家庭には、
急な変更となってしまい、大変申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
どうぞご容赦ください。
どうでもいい話ですが、
昨日は炎天下の中、出張にでかけました。
他校の先生方と学校外で乗り合わせて会場に向かいます。
集合場所から全員が村瀬カーに乗車します。
呼吸さえしんどい外の空気でしたので、
さすがに待たせるわけにはいかず、
予定より早めに出発しようと校舎を後にします。
駐車場を歩いている途中、
丸められたティッシュを目にします。
「気づいたら自分のものではなくても、
無視して通り過ぎるでない!」
と、日頃子どもたちに口やかましく言っていますので、
素通りするわけにもいきません。
ティッシュをひょいと拾い上げました。
すると、手にぐにゃりとした感触が残ります。
こ、これは…!!
手のひらを返すと予想した通りの物、
「ガム」がそこにはありました。
おまけに、この暑さで、
どろんどろんに、指にへばりついています。
「もう!!」
誰もいない駐車場に村瀬の声がむなしく響きます。
手洗い場に向かい、こすり落とそうとするのですが、
右手がうまく使えないのでなかなかきれいになりません。
挙句には、巻いたガーゼまでガムがついてしまいました。
「もう!!」
手洗い場にも村瀬の声がむなしく響きます。
どうにかこうにかきれいになった頃には、
集合時間まで残りわずか。
あわてて出発しましたが、
しっかりと遅刻していました。
炎天下の中待っていた3人の先生方は、
白目を向いておられました。
「もう!!」
と、絶叫が響くところでしたが、
お三方とも心が広く、
村瀬の愚かさを十分理解しておられるので、
苦笑いで許してくださったのでした。
I先生、B先生、K先生、
大変申し訳ありませんでした。
それはさておき、
こんな状況ですので、
現在どの教室でもエアコンが稼働しております。
ただ、現在は、
理科室や図工室などの特別教室の一部は、
まだエアコンが設置されておりません。
図工担当のE先生が汗だくになって(子どもたちも)、
指導や作品作りをしている姿を見ると、
心が痛みます。
また、用務員のTさんや給食配膳員のKさんも、
スポットクーラー一つのみをライフラインにして、
暑い配膳室で子どもたちのために奮闘している姿を見ても、
心が痛みます。
そんな痛みを、
日進市の学校教育課さんや教育総務課さんも理解し、
市役所の中で現場の悲鳴を訴え、奮闘してくださった結果、
それらの部屋全てにエアコンを設置していただくこととなったのです。
もう、感謝しかありません。
お礼にゼリーでも配りたい気持ちです。
本当にありがとうございます。
今週を乗り切れば、
来週は「梅雨の戻り」となりそうな予報です。
残り数日、様々な工夫で教育を止めず、
相野山小学校みんなで元気に乗り切りたいものです。
ご家庭の方でも、
子どもたちの様子に十分留意していただければと思います。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
ご無沙汰しておりました。
諸事情で少しの間ぶつぶつを控えておりましたが、
その間ずっと、梅雨らしい日々が続いておりました。
その結果、
案の定、
キノコバエに悩まされる毎日でした。
今日は久しぶりに長い時間青空を仰ぐことができました。
とても暑いですが、どこかほっとした気持ちにもなります。
ところで、
村瀬が右手でピースサインを示し、
世界平和を祈るようになってから、
明日で一か月が経過します。
つい先日、診察に行ってきましたが、
お医者様は、
「うーーーーーん」とつぶやき、
「まだ時間、
かかるだろうねえ」とおっしゃられました。
見るからにそうだろうなあ、
とは思っていたのですが、
いざそれが正式に認められると、
やはり、ため息がこぼれます。
いやまてよ。
実は、見た目に騙されているだけで、
思ったよりも治ってきているんじゃないか。
浮かんできた疑惑を胸に、
今朝、
試しに電動のこぎりで竹を切ってみました。
いつもは右手で引き金を引くのですが、
それはあまりにも無謀なので、
左手でマシーンを操ります。
右手で竹を抑えていたのですが、
小刻みな振動には、小刻みな痛みが、
大きな振動には、大きな痛みが、
ちゃんと指に走りました。
お医者様を疑った自分の愚かさや、
先行きの見えない不安に、
また一つ、大きなため息です。
休み時間、
うなだれながら歩いていると、
同じようにうつむきがちな少年と出会いました。
村「どうした少年。
浮かない顔をして」
少「ああ、村瀬か。
ここのところ悲しいことが多くて」
村「奇遇だな。先生もだよ。
何かあったのかい?」
少「今日はさ…
昨日はさ…
日曜なんてさ…」
と、急きょ廊下の片隅で教育相談が行われました。
村「なるほどな、
そりゃしんどいわな。
先生も指がなかなか治らないんだよね」
少「村瀬も大変だな。
でも前より、指の動きよさそうじゃん」
村「そうだな。前よりはね」
少「前よりいいなら、いいじゃん」
村「そうだな。
きみもさ、今が一番底なんだよ。
底を蹴ったら
いいこともちゃんと待ってるよ」
少「そうかな」
村「そうだよ」
そんな感じの会話が繰り広げられました。
そして、
村「じゃあ、心の深呼吸しようぜ」
少「なんだよそれ」
村「ため息のことさ」
少「なんだよそれ」
というやりとりをしたあと、
最後は一緒にため息をつき、
笑ってお別れしました。
そうだよなあ。
1ヶ月前よりは、良くなってるんだよなあ。
痛みもひいてきているし、
中指の具合はかなり改善されてきたし、
まあ、良しとしようか。
誰の道のりにも、
時には思うに任せぬことが起こることでしょう。
悲しいこと、腹が立つこと、しんどいこと、
塞ぎこんでしまいたくなることがあるものです。
けれども、
梅雨空が続く日々の中でも、
陽射しが降り注いでいる今日があるように、
たとえゆっくりであっても、どうにか前に進んでいけば、
やがては明るい出来事に出会えるのだと信じたいと思います。
一体どちらが慰められたのか分からない臨時教育相談でしたが、
そんなことを考えさせてくれた少年に、心から感謝をしている、
村瀬なのでした。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
ずいぶんと暑くなってきましたね。
教室のエアコンはまだほとんど動いていない様子ですが、
そろそろフル稼働の季節になってきそうです。
職員室もまだ動かしておりませんが、
季節感なく、年中半そでの教頭先生が、
意識を失いそうになったら、
スイッチを入れたいと思います。
今日は、
2年生が初めてプールに出掛けたくらいで、
特筆すべきことはなく、
平和な日常が流れております。
そこで、
6月に入り、
チーム相野山に加わった、
校務補助員Yさんについてご紹介したいと思います。
(すでに、6月1日付の校長ぶろぐ「児童の活動」でも紹介済みですが。)
Yさんのお仕事は多岐(たき)にわたります。
時に、事務のRさんと共に事務処理に励み、
時に、スクールサポーターのSさんと一緒に、
プリントや配付物の印刷に勤(いそし)み、
時に、担任から依頼された掲示物を作ります。
さらには、職員室の整理整頓、
インターホンや電話の応対など、
日常的な業務を次から次へとこなしていきます。
Yさんは、
とても美しい字を書く方です。
伝言メモでさらさらと書いた字のきれいさに、
卒倒しそうになりました。
書写コンクールに応募すれば、
特選レベルのメモ書きです。
村瀬のメモは、
自分でも読めず、
「これ、なんて書いたと思います?」
と、周りの先生に聞くこともしばしばです。
先程は、
右指の負傷のため、
いまだ書くことが困難な村瀬に代わり、
宛名書きを依頼しました。
すると例のごとく、
美しい字が並んでおります。
きっと郵便局員さんも、
読みやすいことでしょう。
さらには受け取り手も、
「村瀬はなんて美しい字を書く人なんだ。
きっと、知的で真摯な方に違いない」
と勘違いし、
実際に会ってみてがっかり、
という状況に陥ることでしょう。
とにもかくにも、
相野山小学校に来ていただいて以来、
各所で大活躍しているYさんです。
村瀬の8倍は働いていらっしゃいます。
すでになくてはならない人材となっております。
本当に、感謝、感謝です。
そういえば、Yさん。
ピアノも弾けるともうかがっております。
いつか演奏会を開催したいと勝手に思います。
村瀬もYさんの字に触発されて、
「ボールペン字講座」でも習おうかしら、
ついでに「ピアノ」も習おうかしら、
と考えております。
あ、まだ、指使えないや。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
陽射しは強くありませんが、
じめじめした一日ですね。
相野山小学校(北新・五色園地区も?)名物、
「キノコバエ」の大量発生が起きそうな、
嫌な予感がしております。
さて、今朝のことです。
本日は野外活動の説明会がありましたので、
その準備にいそいそと励んでおりました。
そこに、事務職員のRさんと教頭先生がやってきました。
R「村瀬、ひまですか?」
村「いやいや、
見たらわかるでしょう。
珍くこうして働い…」
R「ああ、よかった。ひまで。
実はですね…」
村「話、聞いてます?
ほら、こうしてプロジェクターを…」
教「いいから黙って聞きなさい」
村「はい…」
教「今日6年生が校外学習でしょ。
S先生一人で引率は大変だから、
ひまな村瀬もついていきなさい」
村「いや、だからひまじゃ…」
R「行くの? 行かないの?」
村「行かせていただきます…」
ということで、
子どもたちは不思議そうな顔をしていましたが、
しれっとバスの乗り込み、
急きょ6年生の校外学習に付き添うことになりました。
内心では、
「ラッキー!」
と、思っていました。
久しぶりに「岩崎城」へ足を運べるのですから。
日進市民のみなさん、
岩崎城の歴史をご存じでしょうか?
特に、
「小牧・長久手の戦い」
において繰り広げられた戦いについて、
ご承知でしょうか。
その話をここで書き始めると、
興奮してきてしまい、
とんでもなく長いぶつぶつになる予感がしますので、
ぐっと我慢します。
でも、ちょっとだけご紹介しますと、
当時、
留守番役を任せられていた、
若干16歳の丹羽氏重(にわうじしげ)が守る徳川方の岩崎城に、
秘密裏(り)に作戦を実行していた、
豊臣方の池田恒興(いけだつねおき)率いる7000名近い軍勢が攻め込みました。
丹羽軍は300名近くの兵しかおりませんでしたが、
文字通り、「必死」の抵抗により(最終的には全滅してしまいました)、
城を落とすまでに多くの時間が費やされたがために、
豊臣方の作戦は失敗し、
結果、後の長久手の戦いにて徳川方が勝利を手にすることとなったのです。
もしも、
たやすく城を落とされ、
豊臣方が描いたとおりに作戦が遂行されていたのなら、
歴史は大きく変わっていたに違いありません。
ひょっとしたら江戸時代はなかったかもしれませんし、
今でもみんなちょんまげをつけて歩いていたのかもしれません。
それくらい、大きなターニングポイントとなった、
「岩崎城の戦い」なのです。
日進市はもっと大々的にアピールすべきだ、と、
以前、南小学校のT校長が熱く語っておりましたが、
村瀬も異存はございません。
岩崎城の方々も、
かわいらしい「ゆるキャラ」【にわさきくん】を作製したり、
「岩崎城刀劇隊」という組織を結成して、
「殺陣」(たて)を披露したりイベントを催したりして、
宣伝活動に励んでいらっしゃるようですが、
ぜひそれらを継続して、岩崎城の価値を広め、
日進市の宝としていただきたいものです。
と、ちょっとだけのつもりが、
案の定長めの脱線になってしまいました。
話を戻しますと、
6年生はそんな岩崎城を、
1時間半ほど、
すみずみまで見学しておりました。
子どもたちの手には、
おなじみ「探検バック」ではなく、
タブレットがありました。
最先端の道具を使って、
実に手際よくさくさくと、
遥か昔の出来事をまとめていく子どもたち。
その技量の高さに、
紙にメモしまくり(させまくり)世代の村瀬は、
口をあんぐりしてしまいました。
同時に、
過去と未来の邂逅(かいこう)を目にしているようで、
なんだか不思議な気分にもなりました。
「過去と未来の邂逅」なんて、
村瀬らしからぬ、
かっこいい表現をかましてしまったので、
なんだか恥ずかしくなってしまいました。
逃げるように話を閉じたいと思います。
あとは、校長ぶろぐ「児童の活動」をご覧くださいませ。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
今日もどんよりとした空模様です。
村瀬の心も同様です。
昨日、例の関係(過去ぶつぶつ参照)で通院しました。
「右手ピース」を続けて3週間。
もうそろそろやめようかなと考えていたのですが、
医師から、
「最低あと3週間はかかるんじゃない?
安静にしておかないと延びるけど」
と、爽やかに告げられました。
村瀬のピースサインによる平和を願う活動は、
もうしばらく続きそうです。
そんな、どんより村瀬を、
慰(なぐさ)めてくれる存在がいくつかあります。
その一つが、
相野山小の草花たちです。
いつもなら村瀬のライバルとして存在していますが、
戦えない現在、
一歩引いて彼らを見てみると、
先日のPTA主催「美化活動」にて、
きれいに整えられたこともあってだと思いますが、
なんとも美しく感じます。
これほどまでに豊かな緑に囲まれている学校は、
なかなかないのではないでしょうか。
きっと子どもたちも、
知らず知らずのうちに癒されているようにも思います
踏んでも刈ってもやがてはまたモサモサとしてくる、
彼らの強さやしなやかさを見習いたい。
そう尊敬の念を抱く次第です。
さらに、花壇や昇降口に続くアスファルトの上でも、
現在、様々な植物が輝いています。
おなじみの1年生のアサガオをはじめ、
2年生やあいあい学級が育てている、
キュウリやミニトマト、ナスやオクラといった野菜たちが、
緑を濃くしています。
3年生や6年生がホウセンカを、
4年生はヘチマを順調に成長させています。
職員室前の花壇に毎年自生する「大葉」も、
収穫できそうなほど、葉を茂らせています。
校長室前の花壇には、
ヒマワリがすくすくと育ち、
さらには、ラベンダーが芽吹きそうな様子です。
毎年のように、
収穫したり鑑賞したりして、
子どもたちが楽しむことができるよう、
力を尽くしてくださる先生方がおられます。
度々紹介している、
村瀬の緑の師匠、E先生、S先生です。
この2人の力なくして、
これほど充実した環境は維持できないと確信します。
E先生、S先生に加えて、
Kさん(元・用務員さん、現・給食補助員さん)や、
Tさん(限・用務員さん)がこまめに手入れをしてくれていることも、
大きな要因となっています。
村瀬は、
草花を慈(いつく)しみ、愛情を注いでくださるみなさんを、
「お花部」
と、勝手に命名し、崇(あが)めております。
その「お花部」に、
今年度、強力な新人が加入しました。
養護教諭のK先生です。
K先生はご自宅でも多種多様の草花を育てられ、
毎週、いや、毎日のように、
学校に持ってきてくださり、
校長室や職員室、
玄関やトイレなどに飾ってくださいます。
今日も、村瀬史上初めて見たサイズの、
大輪(たいりん)のアジサイをお持ちいただきました。
S先生やE先生もずっと以前から同じように、
職場に花を飾ってくださっておりますので、
相野山小学校は、
外だけでなく、内側も華やかな状況なのです。
そこかしこに飾られる花を見ながら、ふっと一息つき、
少し回復して、次の仕事に向かう。
そんな先生方が村瀬以外にもきっといると思います。
そんな小さな「やさしさ」を飾ってくださる、
「お花部」のみなさんの思いやりを、
心から尊敬しております。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
いよいよ梅雨入りとなりそうですね。
じめじめとした日々が続くのは、
気持ちが萎(な)えてしまいがちですが、
田畑の作物や湿地の生き物、
それに、村瀬にとっては、
恵みとなる季節です。
「なんで雨降らすんだよ」
と、村瀬が無駄に責められたときに、
「梅雨だし。
ぼくのせいじゃないし」
と、堂々と返せるからです。
梅雨、最高ですね。
しかし、長雨が続くと、
災害に発展してしまう恐れがあります。
さすがにそれは避けたいところです。
ほどほどにお願いしますよ、
と、祈りを捧げてもいます。
そんな雨降りのなか、
本日は3つの学年のプール指導日となっております。
例年ですと、
今日のような天候では、
間違いなく中止となっていたところですが、
今年は躊躇(ちゅうちょ)なく実施の運びとなります。
ご存じのように、
水泳指導が学校ではなく、
外部の団体に助けていただく形となったからです。
先週の金曜日が初めての実施となったわけですが、
一番初めに行った1年生やあいあい学級の子どもたちからは、
大変好評の声が上がっておりました。
2台のバスに乗り、スイミングスクール「C」さんに向かいます。
それだけで、ちょっとした遠足気分になれます。
現地には、きれいな更衣室や見学場所が用意されております。
プールはなんと、屋内! さらには温水!
指導も、「C」さん専属のインストラクターの皆様が、
中心となり行ってくださいます。
プロの指導のおかげで、
子どもたちの技能は高まりやすく、
私たち教員も指導方法が学べる、
大変充実した時間となっているようです。
こんな素敵な環境で水泳の学習を行うことができるなんて、
相野山小の子どもたちは、
どれだけしあわせなことなのでしょう。
村瀬自身が子どもだった頃のことを思い返すと、
あまりの雲泥の差に、笑えてきます。
昭和世代のみなさん、
「消毒槽(しょうどくそう)」という場所、ありませんでしたか?
塩素入りの水が満ちた場所に、
おへその高さまで浸って、何十秒か数えさせられました。
その水の冷たいことったら!
それを抜けると、次は、
「地獄のシャワー」です。
現在はほとんどの学校が、
「温水シャワー」となっているようです。
当時のシャワーは「地獄」の名の通り、
その水の冷たいことったら!
頭をゴシゴシし、どうにかくぐり抜けたときには、
半数以上のくちびるが、紫色へと変色していました。
これでようやくプールに入れるのですが、
その水の冷たいことったら!
そして、汚いことったら!
(これは村瀬の通っていた小学校だけの話かもしれません。
周辺が樹木で囲まれており、
落ち葉などですぐ汚くなっていたのでございます。)
さらには、昭和式スパルタ指導がさく裂します。
「とりあえず、クロールで25m10本」
「先生、ぼく、全然泳げません!」
「泳いでるうちに泳げるようになる!」
村瀬の友人に言い放ったS先生の迷言と、
「はい!」
と、素直に従って、
プールに飛び込んでいった友人の姿が、
今でもくっきりと脳裏に焼き付いています。
(結局、泳げないままでしたが…)
とにもかくにも、
3年ぶりの水泳指導です。
それができるだけで喜ばしいことなのです。
何を隠そう、相野山小学校、
プールの側面やプールサイドにひびが入っていたり、
ろ過機が壊れていたり、給湯器も壊れていたりと、
下手したら今年度もできなかった状況でした。
3年間も水泳指導ができないことは、
子どもたちにとって、大きなマイナスになってしまう。
そこで、
「どーにかしてくだせー! おねげーしますだー!」
と、全教職員で懸命にお願いし続けたところ、
日進市様が聞き入れてくださり、
本来は何年か先に予定されていた外部委託を前倒しして、
今年度からの運営にしていただいたのでした。
感謝、感謝、感謝でございます。
回数としてはわずかかもしれませんが、
子どもたちには、その感謝も忘れずに、
大変恵まれた環境の中で、
少しでも水に慣れ、
少しでも技能を高め、
少しでも楽しい時間にしてほしいと思います。
そのために、私たち教員も、
「C」さんの力をお借りしながら、
しっかりと支援していきたいと考えております。
って、村瀬、
一度くらい、一緒に連れていってもらえるのかな。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
週の初め、
どんよりとした気持ちでスタートを切ることが通例の村瀬ですが、
今朝は、さわやかな気分で学校生活を始めることができました。
と、いいますのも、
11日(土)に、
PTA主催の「校内美化作業」が大々的に行われ、
校内の至る所を気持ちの良い環境に整えてもらったからなのです。
詳細は教頭ぶろぐ「PTA・地域の活動」に掲載されております。
ぜひぜひ、ぜひぜひご覧ください。
飼育小屋付近、畑周り、プール周辺、緑の森、土手などなど、
本来なら、
村瀬が処理すべき場所の数々を、
今回も多くの天使たちによって、
きれいにしてもらいました。
さらには、
職人のAさんには、
高所作業車まで準備していただき、
中庭の樹木を剪定し、整えていただきました。
さらのさらには、
運動場や歩道横の側溝(そっこう)も、
子どもたちを含めた多くの善人たちによって、
たいへんすっきりとした状態に変わりました。
朝、校内を巡視しながら、
多くの善意に触れることで、
村瀬の心のこびりついたひどい汚れが、
次々に洗い落とされた気持ちになりました。
おいおい村瀬、
お前は土曜日、何もしなかったのかよ。
という声が飛んできそうですのでお答えします。
村瀬は当日、
そんな善意に甘えて、
病院へ向かわせていただきました。
そして、
傷を負ってから3週間近く経ち、
ようやく次のステップへと、
治療を進める運びとなったのであります。
それもこれも、
土曜日終結してくださった、
みな様方のおかげでございます。
本来なら議員への立候補者のように、
お一人お一人、
目を見て両手でがっちりと握手をし、
感謝を述べるべきところではありますが、
あいにく右手がやられておりますので、
ちょっとやめさせていただいて、
失礼ながら、こんなページからですが、御礼申し上げます。
善良なボランティアのみなさま、
今年度も子どもたちのために
安全な環境作りにご協力いただき、
心より感謝申し上げます。
2学期の美化作業までには、
どうにか治療を完了し、
ご一緒に動き回りたい所存でございます。
本当にありがとうございました。
それでは、また。
こんにちは、村瀬です。
晴れていたと思ったら、
パラパラと雨が降ってくる、
不思議な午前中の天気でした。
たまたま村瀬が運動場を歩いていたときにその現象に遭遇し、
「おお、『きつねの嫁入り』かのう」
と、空を見上げていたところ、
同じタイミングで、
4年生が理科の学習のために外へと出てきました。
すると、担任のA先生が、
「ほら見て。
あそこで村瀬が歩いてるでしょ。
だから雨が降ってるんだよ」
と、わざわざ子どもたちに説明していました。
そのせいで、
「村瀬、部屋に入れ」
「運動場から出ていけ」
というコールが巻き起こり、
泣く泣く職員室に戻らされてしまいました。
ただ、歩いているだけで雨を降らすレベルまで、
「雨男」としての力を高めていると認識されているようです。
風評被害とは恐ろしいものですね。
まあ、校舎内に入ったら、やみましたけどね。
さて、本日は、
「体力テスト」が開催されました。
全ての競技ではありませんが、
ソフトボール投げ、反復横跳び、立ち幅跳びなどの種目が、
多くの学年で一斉に行われました。
そのため、昨日は、全教員でテストの準備を行いました。
ソフトボール投げの測定ラインをかき終わった後、
教育実習生さん、4年担任のD先生、6年担任のS先生が、
デモンストレーションで測定を行いました。
この3人、
「ハンドボール」の経験者とのことです。
これだけ教員の少ない学校で、
それほど競技人口の多くないスポーツの経験者が集まるとは、
なかなか稀有(けう)なことだと思います。
それにしても、さすが、3人とも強肩をお持ちで、
軽々と60m近くボールを投げておりました。
先生方から歓声が上がります。
そんな中、あいあい学級の担任、M先生、A先生から、
M「村瀬、お前もやってみろよ」
A「やーいやーい、やってみろよ」
と、言葉が飛んできました。
顔はにやにやしています。
おそらく二人は、
村瀬が10mほどしか投げられず、
3人とのギャップで一笑い起こさせてやろうと企んだに違いありません。
なんとおぞましい思考なのでしょう。
しかし、こんな村瀬ですが、
実はちょっとだけ、野球をかじっておりました。
ですので、体力テストの中で、
ソフトボール投げは、どちらかと言えば、得意な方でした。
それに最近も、
我が子「まいける」(通称)と時折キャッチボールをしているのです。
もちろん、3人のようには遠くまで飛ばせないでしょうが、
馬鹿にされない程度の距離は出せるのではないかと考えました。
「おうおう、やってやろうでないかい!」
と、頭に血を昇らせたまま、測定場所に向かう途中、
不意に右手が目に入りました。
そこで立ち止まり、思案します。
右手は使えぬが、スポーツは左が主体だから、投げられる。
(村瀬は元々左利きなのです。)
しかし、ここのところ、災難が続いている。
先々週は右手の指。
先週は右の歯。(ひそかに痛めておりました。)
となると、今週もあるかもしれぬ。
投げた瞬間に、左肩を脱臼? ありうる。
踏ん張った右足のアキレス腱が断裂? ありうる。
これ以上故障箇所が増えてしまったら、
こんどこそ、本当にお払い箱になってしまう!
昇った血が一気に急降下し、我に返りました。
M先生、A先生に、
「まあまあ、今日のところは、
若い3人に花を持たせてやろうではありませんか」
と、大人な言葉を言い残して、
泣く泣く職員室に引き上げたのでした。
ところで、スポーツテスト中の子どもたちは、
どの種目にも全力で取り組んでおりました。
もちろん、
得手不得手(えてふえて)は誰にだってあるでしょうが、
大切なのは、挑戦する気持ちと、
「去年の自分」を超えようと努力をすることだと思います。
精一杯ボールを遠くへ飛ばそうと踏ん張る子どもたちを、
測定しながら応援していた、村瀬なのです。
それでは、また。